講演・口頭発表等 - 町田 怜子
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自然保護助成基金成果報告書,第25号 国際会議
町田怜子・阿部美香・小島周作・松野愛子・中澤里奈・増山信晃・土肥健太郎
2015年09月 自然保護助成基金
開催年月日: 2015年09月 - 2016年03月
記述言語:日本語
本研究では、景観、生物多様性からみた南阿蘇地域らしい農村景観保全のあり方を示し、地域住民や地域に関わる様々な主体と保全活動を展開させるために、計画論と活動論の二つの研究課題を設けた。その結果、計画論からみた研究課題では、自然環境保全や景観の既存施策を分析し、南阿蘇村らしい農村景観保全の枠組みを提言した。活動論からみた研究課題は、生物多様性や景観の価値を再認識する環境教育活動を保護者、NPO、小学校等と連携し実施した。
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南阿蘇地域における小学校と保護者、大学が連携し、「地域のくらし」に着目した草原学習プログラム開発に関する研究
町田怜子・千葉あさ美他
日本野外教育学会 2015年06月 日本野外教育学会
開催年月日: 2015年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:阿蘇
地域の暮らしや文化を学ぶためには、子ども達を取り巻く小学校、保護者、地域との連携が必要不可欠である。そこで、本研究では、地域の暮らしに着目した「草原学習プログラム」を保護者、小学校、大学の連携により企画・実施し、その効果と課題を明らかにした。
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阿蘇くじゅう国立公園指定時おける観光からみた評価
町田怜子
日本レジャー・レクリエーション学会第44回学会大会 2014年12月 日本レジャー・レクリエーション学会
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:立教大学
本研究では、阿蘇くじゅう国立公園指定時に期待されていた観光の価値を文献調査から検証し、今後の阿蘇地域における国立公園としての観光の役割、位置付けを考察した。
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水と空気の循環に配慮した自然再生工法に関する研究-(ポスター発表部門研究奨励賞会長賞)-
橋本和枝・町田怜子・麻生恵
日本レジャー・レクリエーション学会第44回全国大会 2014年12月 日本
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:立教大学
地表部と地下を含めた水と空気の循環に配慮した自然再生工法をヒアリング調査及び現地調査により検証した。
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石川県三井町の農村景観の変遷に関する研究-(ポスター発表部門研究奨励賞理事長賞)
風間咲気・中澤里奈・山口善貴・下嶋聖・町田怜子・栗田和弥・麻生恵
日本レジャー・レクリエーション学会第44回全国大会 2014年12月 日本
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:立教大学
本研究は、2006年に東京農業大学で実施した景観調査の追跡調査を実施し、9年間の三井町における景観の変遷を明らかにした。その結果、アテ林を中心とした農村景観の基本構造は大きく変化していないことが明らかとなった。一方で2007年の能登地震により、土蔵が破損し、多くの土蔵が取り壊されている事が明らかとなった。
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中山間地域の景観に関する地元住民及び外来者の景観認識特性に関する研究ー愛知県豊田市椿立自治区を事例としてー
中村駆・町田怜子・麻生恵
日本レジャー・レクリエーション学会第44回全国大会 2014年12月 日本レジャー・レクリエーション学会
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:立教大学
本研究では、地域住民と外来者が共同でより良い農村景観を守り育てていくために、外来者からの景観評価と景観構造との関係性を明らかにした。
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地域住民の吉田口登山道における文化的資源の認識に関する研究
町田怜子・山中麻衣・麻生恵
日本造園学会関東支部大会 2014年11月 日本造園学会関東支部大会
開催年月日: 2014年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:山梨大学
本研究では,山梨県富士吉田市及び富士河口湖町周辺の住民を対象に富士山の世界遺産登録に関する認識や,富士山の吉田口登山道における文化的資源の認識について,ある一定の傾向を得ることができた。吉田口登山道の文化資源に関する認識については,北口本宮富士浅間神社や中の茶屋など,現在施設として利用できる対象地の認知度は高いことが明らかとなった。そして,文化資源の保護対策としては,文化資源を再興し本来の信仰登山に利用した方が良いと認識している地域住民が半数程占めることが示唆できた。
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平塚市吉沢地区で展開されてきた地域づくりに対する活動参画主体の意識構造の変化 国際会議
小島周作・田中伸彦・町田怜子・服部勉・麻生恵
日本レジャー・レクリエーション学会第48回学会大会 2013年11月
開催年月日: 2013年11月
記述言語:中国語 会議種別:口頭発表(一般)
レジャー・レクリエーション研究第86号 p126
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阿蘇地域における景観体験の改善に関する研究~草原景観を対象として~
三浦南・麻生恵・町田怜子・下嶋聖
日本レジャー・レクリエーション学会第43回学会大会 2013年11月 日本レジャー・レクリエーション学会
開催年月日: 2013年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東北福祉大学
本研究では、草原景観の改善を図るため、阿蘇らしい草原景観の草原の保全・再生が望まれる場所の優先順位を導き、段階的に草原再生のための景観管理を実施するため、GISにより、自然環境要因では植生分布、法令指定区域では国立公園地種区分、森林所有者形態、保安林指定状況を明らかにした。そして、スケッチ描画法による眺望を阻害している人工林の立地特性を把握した。
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Conservation of culturally valuable grassland landscapes in the ASO KUJU National Park in cooperation with diverse related organizations 国際会議
Reiko Machida
第1回アジア国立公園会議 2013年11月 The First Asia Parks Congress
開催年月日: 2013年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
The Aso Kuju National Park in Kumamoto Prefecture is characterized by its vast and beautiful grassland landscapes owing to controlled management by human. Magnificent grassland landscapes based on unique volcanic landforms are the decisive factors of the designation as National Park. Unlike other national parks based on untouched wilderness, those grasslands have been maintained by local farmers’ agricultural activities such as controlled burning, mowing and pasturage. With the decline of livestock industry and increasing elder population, however, the grasslands presently impose difficulty in management, causing the degrade of scenic quality. Therefore, it is a primary issue for this national park to carry out grassland conservation with agreement and collaboration with local residents and NGOs. This study firstly categorizes the landscape and cultural values of grassland landscapes in Aso Kuju National Park, and secondly focuses on the specific grassland conservation activities conducted in collaboration between the Ministry of Environment and local residents and NGOs.
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阿蘇くじゅう国立公園阿蘇地域における草原再生と森林整備による景観管理の現状と課題
町田怜子・下嶋聖・粕川玉青・中村駆・麻生恵
平成25年度日本造園学会関東支部大会 2013年10月 公益社団法人日本造園学会関東支部
開催年月日: 2013年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
本研究では,阿蘇地域におけるスギ・ヒノキ林を対象とした草原再生事業と,景観面からみたスギ・ヒノキ林の森林整備の現状を把握した。また、スギ・ヒノキ林を対象とした草原再生事業は,草原景観の質の向上だけが事業目的ではなく,維持管理の省力化や草原生態系の回復等,阿蘇の二次草原に関する社会的要請や、多面的価値が事業として位置づけられていることがわかった。
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風景地保護協定制度に対する認識と課題 ~阿蘇国立公園を事例として~
町田 怜子, 佐藤 天音
第133回日本森林学会大会 2022年03月 日本森林学会
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
少子高齢化・人口減少社会を迎え、地域の自然環境の管理の担い手不足が課題となっている。2002年に創設された「風景地保護協定制度」では、国立・国定公園の草原をはじめとした里地里山の二次的な自然風景地で土地所有者が十分な管理を担うことが困難な場合に、環境大臣または地方公共団体もしくは「公園管理団体」が土地所有者と「風景地保護協定」を締結することで、土地所有者の代わりに自然風景地の管理を行うことができることとなった。この協定制度は土地所有者に対し税制上優遇等のメリットがあるにもかかわらず、今現在(令和3年ン12月17日現在)風景地保護協定の認可状況は阿蘇くじゅう国立公園の(公財)阿蘇グリーンストックを含む全国で2団体に留まっている。そこで、本研究では阿蘇くじゅう国立公園阿蘇地域の牧野組合と行政(農政局)に対し、風景地保護協定の認知や締結に向けた課題についてアンケート調査を実施した。