講演・口頭発表等 - 町田 怜子
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地域の福祉力を高める農福連携の相互学習
町田 怜子・中本 英里・宇良 千秋・ サカール 祥子・青柳 慶一・大室 健治
2022年実践総合農学会個別研究発表 2022年07月 実践総合農学会
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
当事者が自らの福祉を向上させるという視点に重きを置いた、ウェルビーイングとしての福祉という考え方が注目されている。このような自ら幸せになるウェルビーイングとしての福祉を実現するためには、特定の福祉施設とその利用者という閉じられた関係での「助ける」「助けられる」という固定した関係性ではなく、特定地域に存在する様々なアクターが「互いの個性を相互に学び合い、共に成長を図る」流動的な関係性(オープンダイアローグ)を地域の福祉力として構築していく必要があると考える。報告者らが提唱する、地域の福祉力を高める農福連携の相互学習の理論(以下、農福学習)では、まず何らかの福祉活動に関わるモノ(作物等)やそれらの栽培・加工方法・文化などのコトがあり,このモノやコトを媒介物として、例えば障害者や高齢者という「自己」と農業者や福祉施設職員などの「他者」が特定の「場所」と「時間」での共体験を通じて相互に学び合う、というフレームワーク1)を仮説的に設けている。本研究では、農福学習の理論的フレームワークの適用性について具体事例から考察する。
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視覚障害者が体験可能な農作業工程に関する研究
池内 風香・藤川 智紀・高畑 健・ 入江 彰昭・茂木 もも子・宮林 茂幸・町田 怜子 ☨(優秀研究発表学生部門)
2022年実践総合農学会個別研究発表 2022年07月 実践総合農学会
記述言語:日本語
障害者の農業参加が国内外で促進されているなかで,視覚障害者の活動事例数は少ない。その背景として,農作業には視力を必要とする作業工程が多く含まれることに加えて,歩行環境や農機具の使用等は視覚障害者にとって危険性が高いと判断されやすいことがある。一方,視覚障害者を対象とした屋外の活動では,感覚の活用や指導方法の考案等の支援が実施される例がみられる。そのため,農作業体験においても視覚障害者が参加可能になり得ると考える。
そこで本研究では,視覚障害者である著者(視力:左0,右0.01)が葉根菜類の栽培を通じた当事者研究により,感覚の活用や支援によって体験可能となる農作業,ならびに農作業の危険性を調査し,視覚障害者による農作業体験の可能性を考察した。 -
風景地保護協定制度に対する認識と課題 ~阿蘇国立公園を事例として~
町田 怜子, 佐藤 天音
第133回日本森林学会大会 2022年03月 日本森林学会
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
少子高齢化・人口減少社会を迎え、地域の自然環境の管理の担い手不足が課題となっている。2002年に創設された「風景地保護協定制度」では、国立・国定公園の草原をはじめとした里地里山の二次的な自然風景地で土地所有者が十分な管理を担うことが困難な場合に、環境大臣または地方公共団体もしくは「公園管理団体」が土地所有者と「風景地保護協定」を締結することで、土地所有者の代わりに自然風景地の管理を行うことができることとなった。この協定制度は土地所有者に対し税制上優遇等のメリットがあるにもかかわらず、今現在(令和3年ン12月17日現在)風景地保護協定の認可状況は阿蘇くじゅう国立公園の(公財)阿蘇グリーンストックを含む全国で2団体に留まっている。そこで、本研究では阿蘇くじゅう国立公園阿蘇地域の牧野組合と行政(農政局)に対し、風景地保護協定の認知や締結に向けた課題についてアンケート調査を実施した。
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Volunteer activities for semi-natural grassland conservation in Japan and the impact of COVID-19 on these activities 国際会議
Reiko Machida, Tetsuya Aiko, Masanori Take , Hajime Matsushima Yasusi Shoji , Naoyuki Mikami, Yozo Mitarai
10th International Conference on Monitoring and Management of Visitors in Recreational and Protected Areas 2021年08月 10th International Conference on Monitoring and Management of Visitors in Recreational and Protected Areas
開催年月日: 2021年08月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:オンライン開催(zoom)
This study was conducted a questionnaire survey with 486 grassland conservation volunteers in Aso in September 2020. The questions were related to the COVID-19 safety measures and the volunteers’ intentions to continue the grassland conservation activities.
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農業経営別にみる農福連携の就労時期と農作業に関する研究 国際会議
町田怜子・小林修己・サカール(吉田)祥子・入江彰昭・宮林茂幸
2021年実践総合農学会個別研究報告 2021年07月 実践総合農学会
開催年月日: 2021年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:オンライン開催(zoom)
本研究では、農業法人、家族経営の農家、福祉活動に農業を取り入れている任意団体(以下:任意団体)別に、農業経営規模、農福連携を実施している時期と作業内容、農地環境を明らかにし、農作物別にみる農福連携の可能性について就労時期や農作業内容を明らかにした。その結果、通年での障害雇用の機会を創出できる農作物種の検討と作業工程開発が重要であると考えられた。
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都道府県緑の少年団連盟による「緑の少年団」に対する支援施策実態調査 国際会議
町田怜子,木俣知大,矢島万理,入江彰昭
第132回日本森林学会 2021年03月
開催年月日: 2021年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
「緑の少年団」は、昭和44年(1969)に提唱された緑の活動を中心にした自主的団体である。「緑の少年団」は、学校単位で結成される「学校団」と、地域単位で保護者や地域住民等により構成される「地域団」に分類される。設立当初は、わが国の緑化運動の展開や拡大造林推進などの政策的背景もあって、これまでに約3,300団が結成された。今日は、環境教育推進の動向から、学校や地域コミュニティの中で、森林環境教育活動の中核を担う役割が期待される。しかし、林業の衰退や少子化や子どもの繁忙化(塾・習い事等)に加えて、教育課程改革や教員の働き方改革に伴い団員減少や団数の大幅な減少となっている。そこで、本報告では、都道府県緑の少年団連盟にアンケート調査を行い、「緑の少年団」の実態や課題、先駆的事例を調査した。その結果、統廃合に伴う退団傾向は顕著であり、市町村が連携した「緑の少年団」の継続支援が求められていた。また、学校教育での課外活動の実施は今後さらに困難になることが想定され、「学校団」の持続的な運営のためには、「学校団」と「地域団」を一体化し、森林・林業分野の教科横断性を活かした「緑の少年団」の活動内容と教育課程(教科、特別活動)との連携関係の明示が挙げられた。
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都道府県における森林環境教育等の支援施策状況と課題 国際会議
町田怜子,木俣知大,矢島万理,入江彰昭
関東森林学会2020年大会 2020年10月
開催年月日: 2020年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究は2019年に都道府県の林業行政へのアンケート調査を行い、2004年と2016年のアンケート結果との比較から都道府県における森林環境教育の動向を明らかにした。その結果、都道府県における森林環境教育は、一般会計等も予算化される等、財源が多様化しながら推進されていた。その一方で、森林環境教育を推進するための職員研修は、実践数や参加者の少なさ等が依然、課題となっている。また、第三者による出前授業等の支援策は促進されており、森林環境教育等の指導者と学校とのマッチング支援が課題として考えられた。「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」を意識した教材作成・プログラム開発」では、「体験学習法」の開発が進んでいたが、「調べ学習」や「問題解決学習」のプログラム整備が課題として挙げられた。
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The Reconstruction Assistance from Kumamoto Earthquake by the Grassland Conservation Volunteers in the Aso National Park 招待あり 国際会議
Reiko MACHIDA,Junya MACHIDA
Jpgu-Agu Joint Meeting 2020 2020年07月
開催年月日: 2020年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
This study analyzed the recovery efforts of the grassland conservation volunteers in a chronological order using the following time frames. The time to secure survival (10 days after the disaster), the time to secure living conditions (one month after the disaster), the time to secure livelihood (three months from the time of the disaster), and the time until the resumption of business activities.
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阿蘇地域における世界農業遺産の景観的価値を支える景観構造とその施策 国際会議
町田怜子、松野愛子、大津愛梨、麻生恵
日本観光研究学会全国大会論文集 2019年12月
開催年月日: 2019年12月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、南阿蘇村を研究対象地とし、カルデラ地形を骨格とした「阿蘇の大スケールの景観」と水田や建造物等によって形成されている「南阿蘇村の中小スケールの景観」に分類し、景観面からみた遺産価値に影響を及ぼす改変行為と、遺産価値を支える景観施策を考察した。その結果、阿蘇の「大スケール」の景観は複合的な景観施策の枠組みとなっていた。「南阿蘇村の中小スケールの景観」の保全は、法施行時期の問題や都道府県の対象事業によって土地利用変更は行為規制の対象外となる場合もあり、既存の景観施策では対応しきれていなことを確認できた。
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The Globally Important Agricultural Heritage of Aso from the perspective of landscape and its supporting systems 国際会議
REIKO MACHIDA, AIKO MATSUNO,ERI OOTSU, MEGUMI ASO
Japan Geoscience Union (Jpgu)2019 2019年05月 Japan Geoscience Union (Jpgu
開催年月日: 2019年05月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:千葉幕張メッセ
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里山資源を活用し日常保育への展開を考慮した幼児対象の環境教育プログラムの開発 国際会議
町田怜子、長瀬貴洋、多治見友里、小菅直枝、麻生恵
日本レジャー・レクリエーション学会第48回学会大会 2018年11月
開催年月日: 2018年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
レジャー・レクリエーション研究第48号(2018)P126
本研究では、幼児を対象に、里山の農地、竹林、雑木林ごとの里山資源を活かし、且つ、日常の園内保育活動への展開を考慮した環境教育プログラムを開発した。その結果、竹林を対象にした環境教育プログラムでは、箸などの里山資源の利用や生活習慣に関する教育効果が見られた。雑木林を対象にした環境教育プログラムでは、日常保育でも記憶力やコミュニケーション能力等での教育効果がみられた。 -
平塚市吉沢地区で展開されてきた地域づくりに対する活動参画主体の意識構造の変化 国際会議
小島周作・田中伸彦・町田怜子・服部勉・麻生恵
日本レジャー・レクリエーション学会第48回学会大会 2018年11月
開催年月日: 2018年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
p126
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The History of Disasters and The Local Myths and Customs of Disaster Prevention at Aso National Park 招待あり 国際会議
Reiko Machida
Jpgu2018 2018年05月 Jpgu2018
開催年月日: 2018年05月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:幕張メッセ
In this research, literature survey and interviews were conducted about theDisaster History and local myths in Aso.
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熊本地震発生から一年経過した阿蘇地域における創造的復興
町田怜子
2017年12月 日本観光研究学会
開催年月日: 2017年12月
記述言語:中国語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:金沢星稜大学
本研究では、熊本地震から1年が経過し、阿蘇地域の観光の現状把握と創造的復興の取組を考察した。その結果、阿蘇地域における観光客の推移は、熊本地震後からは増加傾向がみられるが、国内の観光客数は熊本地震前の増加水準には至っていなかった。一方で海外からの個人客数は増加しインバウンド需要が高まっていた。阿蘇地域の創造的復興は、熊本地震発生直後は、既存組織の活動領域を活かした緊急支援が行われた。そして、熊本地震発生から半年が経過すると、観光ツアーや防災活動等の復興活動へと展開していた。また、地域住民発案の創造的復興の取り組みが移住者のきっかけとなり、創造的復興が地域コミュニティ再生へと展開していた。
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東京農業大学収穫祭における野菜等即売店の意義ー野菜等の購入理由についてのアンケート調査結果からー
町田怜子・吉川純平・風間咲紀・山本亮・麻生恵
実践総合農学会第12地方大会(輪島市) 2017年11月
開催年月日: 2017年11月
記述言語:中国語 会議種別:口頭発表(一般)
本報では、収穫祭の野菜即売店での購入者に対してアンケート調査を実施し、野菜等の購入理由について分析・考察した。購入者は「商品自体への興味・関心」が最も多く、「学生との対話の影響」も購入理由として多いことが明らかとなった。地域との連携が推進され、活発化する中で、購入者である消費者(都市民)が、地域の生業や文化に対する理解を深めながら地域生産物の購入を楽しめる収穫祭即売店は、購入者と生産地(生産者)のつながり、都市と農山村地域と交流を深める機会として意義あるものといえ、収穫祭の企画運営への期待もより一層高まると考えられる。
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The Disaster prevention education and toursm resources for reconstruction at Aso National Park 招待あり 国際会議
Reiko Machida
Asia Pacific Confernce 2017年11月
開催年月日: 2017年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
Aso National Park suffered many recent natural disasters such as the Kumamoto earthquake (April 2016), the northern Kyushu torrential rain (July 2012), and the eruptions of Mt. Aso (September 2015, October 2016). In Aso National Park, grasslands maintained by people's activities since ancient times, such as burning, grazing and planting grass, have become a tourist attraction. During disasters, local communities brought together by the grassland maintenance and management activities helped the local residents to survive. Also, the Aso village where the damage was greatest in the Kumamoto earthquake also hosts the custom of ancestors interpreting nature, such as "Gods split the mountains enabling humans to start paddy field cultivation". In this research, literature survey and interviews conducted into the knowledge and customs born from coexistence with volcanoes and nature in the Aso area were used to evaluate materials for disaster prevention education and tourism resources for reconstruction.
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阿蘇国立公園の震災復興手段としての草原再生と観光への展開
町田怜子、原智美、金子晶、市川実柊
第31回日本観光研究学会全国大会 2016年12月 日本観光研究学会全国大会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:江戸川大学
本研究は、2016年4月に発生した熊本地震による阿蘇国立公園における観光の現状や阿蘇のシンボルである草原景観の被災状況を調査した。その結果、熊本地震以降の阿蘇地域における観光の被災状況は、地震による直接的被害は地区毎に程度が大きく異なった。また、地域住民やボランティアが草原保全再生の重要性を認識している草原景観は、土砂移動や亀裂分布による被害が確認された。そのため、草原維持管理で培われてきた地域内外の交流や共助活動を基盤に、観光ネットワークによる支援システムの構築が喫緊の課題と考える。
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水系からみた山梨県富士吉田市上吉田の御師町の特性
吉田めぐみ、小林昭裕、町田怜子
第31回日本観光研究学会全国大会 2016年12月 日本観光研究学会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
2013年、「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」が世界文化遺産として登録され、国内外の来訪者が増加した。富士山と観光客の関わり方として、富士山頂を目指す登山形態だけではなく、来訪者が富士山裾野の文化的資源や地域資源にふれながら、富士山の環境保全にも貢献できる新たな観光形態が必要とされている。富士吉田市上吉田の御師町は、富士信仰の歴史を今に伝える富士山裾野の重要な観光資源であり、今後の観光利用を考える上で、御師町の特性を明確にすることが必要である。本研究は、富士山信仰の中でも重要な要素である富士吉田市における水資源に着目し、上吉田御師町の特性を明らかにした。
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富士山北麓の宗教的文化資源に対するランドスケープ的アプローチ
小林昭裕,町田怜子
第31回日本観光研究学会全国大会 2016年12月 日本観光研究学会全国大会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
文化遺産に対して地域社会がどのような解釈を共有しうるのかを,地史的視点と歴史的視点,自然立地的特性を加味したランドスケープ的視点から場所の履歴を紐解くことで,その糸口解明について検討した。既存資料をもとにランドスケープ的視点から,当時の人々の関心や自然への宗教的意味合いをもとに文化資源の解釈を再構成すると,そこには地域社会が自然の恩恵を享受しつつ,災いを払拭する様々な仕組みが,各時代の社会要請に応じて積層した履歴を見ることができた。複数の資産を対象に場所の履歴を紐解くことで得た文脈を紬合わせることが,文化資源に対する地域社会の解釈を共有する論議の糸口になると考えられる。
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新潟県巻機山における高山植生復元活動の変遷と推進のあり方
飯酒盃奈々・町田怜子・麻生恵
日本レジャー・レクリエーション学会第46回全国大会 2016年11月 日本レジャー・レクリエーション学会
開催年月日: 2016年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:早稲田大学
本研究では、巻機山の植生復元活動の作業内容や関係団体の活動の変遷を明らかにし、山岳地における植生復元の組織のあり方を考察した。その結果、準備期(1976~1978年)、植生復元模索期(1979~1990年)、ボランティア拡大期(1991年~1995年)、県事業との作業連携・分担期(1996~2006年)、植生復元拡大期(1999~2012年)、アフターケア期(2011~2013年)の6つの転換期が明らかとなった。従って、植生復元後もモニタリング活動が継続されるよう考慮した中~長期的な事業計画を立てる必要があり、その為には継続的に活動が行える信頼関係で繋がる安定した組織の体制づくりが重要である。