講演・口頭発表等 - 伊藤 晋作
-
ストリゴラクトン受容・シグナル伝達におけるD14の機能とその分子メカニズムの解析
中村 英光、薛 友林、宮川 拓也、侯 峰、秦 慧民、福井 康祐、石 玄、伊藤 晋作、戸塚 直哉、宮内 裕美子、浅野 敦子、田之倉 優、浅見 忠男
植物化学調節学会第48回大会 2013年10月
開催年月日: 2013年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:新潟大学
D14の触媒部位に変異を導入した D14H297A は SL 結合能を保持していたものの、SL 分解活性が失われており、D14-SLR1 複合体形成能も失わ れていた。また、D14-SL 複合体の結晶構造解析の結果、反応産物である水酸化 D 環(D-OH)が D14 と複 合体を形成していることが見出され、D-OH は、触媒部位から少し離れたリガンド結合ポケットの入口に蓋 をする形で位置し、幾つかの芳香族アミノ酸残基に囲まれていた。変異型 D14F245A タンパク質は SL 分解活性能を保持していたが、Y2H における SLR1 との複合体 形成能は失われていた
-
ストリゴラクトンシグナル因子D14とDELLAタンパク質の相互作用の解析
吉澤 真人、中村 英光、Park Seung-Hyun、伊藤 晋作、福井 康祐、伊藤 瑛海、上田 貴志、浅見 忠男
植物化学調節学会第48回大会 2013年10月
開催年月日: 2013年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:新潟大学
ストリゴラクトンシグナル伝達因子とジベレリンシグナル伝達因子の間のタンパク質相互作用に着目し、その解析を行った。その結果D14はストリゴラクトン依存的にSLR1と結合し、その結合ドメインは[S/T/V][LHR1][VHIID]のどれかであることが明らかとなった。
-
イネの分げつにおけるストリゴラクトンとジベレリンのクロストークの解析
山上 大智、伊藤 晋作、浅見 忠男
植物化学調節学会第48回大会 2013年10月
開催年月日: 2013年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:新潟大学
ストリゴラクトンは枝分かれを抑制する植物ホルモンであり、イネにおいては分げつの生長を負に制御している。ジベレリンは種子発芽や茎の伸長、花芽形成など植物の様々な成長過程を制御する植物ホルモンだが、ジベレリンが枝分かれに関与する結果も報告されている。そこでイネの分げつ生長におけるストリゴラクトンとジベレリンの相互作用について解析を行った。
-
ミヤコグサにおけるグリシノエクレピンA応答遺伝子の探索
細井 昂人、今井 美咲、佐々木 康幸、矢嶋 俊介、浅見 忠男、伊藤 晋作
植物化学調節学会第48回大会 2013年10月
開催年月日: 2013年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:新潟大学
ミヤコグサを用いてダイズシストセンチュウ孵化促進物質であるグリシノエクレピンA応答遺伝子の解析を行った。その結果、複数の応答遺伝子を取得することが出来た。それらの遺伝子の中には、フラ
-
シロイヌナズナにおけるストリゴラクトン応答遺伝子の解析
伊藤 賢、細井 昂人、今井 美咲、佐々木 康幸、矢嶋 俊介、浅見 忠男、伊藤 晋作
植物化学調節学会第48回大会 2013年10月
開催年月日: 2013年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:新潟大学
シロイヌナズナにおけるストリゴラクトン応答遺伝子の解析を行った。ストリゴラクトン生合成変異体と野生型株での遺伝子発現の差異を検討した結果、リン酸応答遺伝子の発現が変化していたことから、ストリゴラクトン生合成変異体ではリン酸応答が変化している可能性が示唆された。
-
マメゾウムシの同族異種間の認識に関わる成分の解析
中根 権人、福田 一人、篠塚絢美、田島 昌典、下村 健二、佐々木 康幸、大澤 貫寿、伊藤 晋作、矢嶋 俊介
日本農薬学会第38回大会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:筑波大学
マメゾウムシはアズキ、ササゲ等豆類に卵を産みつけ食害する貯穀害虫である。これまでに揮発性の性誘引フェロモンに関して研究を行い、種間で性誘引フェロモンの構造が異なるにも関わらず、狭空間では異種雌雄関わらず交尾行動を起こすことが知られている。そこで、マメゾウムシにおける性フェロモンと種間認識の関係を明らかにするため、構造未同定である雄体表中に存在する交尾行動を誘発する物質の構造解析を試みた。
-
枝分かれ抑制におけるストリゴラクトンとジベレリンのクロストーク
中村 英光、伊藤 瑛海、Park Seung-Hyun、伊藤 晋作、福井 康祐、吉澤 真人、侯 峰、石 玄、宮川 拓也、上田 貴志、田之倉 優、浅見 忠男
日本農芸化学会2013年度大会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東北大学
ストリゴラクトン受容体候補であるD14タンパク質はジベレリン受容体GID1タンパク質と同じα/β-hydrolaseファミリーに属するタンパク質であるため、ジベレリン受容機構と同様にストリゴラクトン依存的にD14と結合するタンパク質が存在すると仮定し、スクリーニングを行った結果、ジベレリン情報伝達に関与するSLR1がストリゴラクトン依存的にD14と結合することが明らかとなった。
-
ストリゴラクトン生合成阻害剤を利用した稲の枝分かれ抑制変異体の探索
山上 大智、福井 康祐、伊藤 晋作、中村 英光、市川 裕章、羽方 誠、浅見 忠男
日本農芸化学会2013年度大会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東北大学
これまでに開発したストリゴラクトン生合成阻害剤TIS13を用いてイネの第二分げつ伸長を抑制する変異体をイネFOXラインよりスクリーニングした。その結果、複数の候補ラインを得ることが出来た。
-
植物病原菌に対するgallic acid誘導体の抗真菌効果
中川 泰伯、伊藤 晋作、佐々木 康幸、矢嶋 俊介
日本農芸化学会2013年度大会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東北大学
植物病原菌に対するgallic acid誘導体の効果を検討した。使用した4菌種に対してgallic acid誘導体は炭素鎖が長くなる程強い抗真菌活性を示した。また、その阻害メカニズムを検討した結果、酸素消費を抑制している可能性が考えられた。
-
シロイヌナズナにおけるリン酸欠乏とストリゴラクトンの関係
伊藤 晋作、野副 朋子、石毛 太一郎、志波 優、今井 美咲、中西 啓仁、西澤 直子、浅見 忠男、矢嶋 俊介
日本農芸化学会2013年度大会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東北大学
植物ホルモンであるストリゴラクトンシグナルとリン酸欠乏応答反応の関連性の解析を行った。シロイヌナズナにストリゴラクトンを処理することで根毛伸長、アントシアニンの蓄積、酸性フォスファターゼの分泌が促進され、植物生長の阻害が観察された。これらの反応はリン酸欠乏応答と類似の反応であり、リン酸欠乏条件下においてストリゴラクトン欠損変異体では以上の形質発現が抑制されていたこと、RNAseq解析よりストリゴラクトン欠損変異体においてリン酸欠乏応答遺伝子の発現が変化していたことからストリゴラクトンはリン酸欠乏のシグナル因子として作用している可能性が明らかとなった。
-
シロイヌナズナのリン酸欠乏応答におけるストリゴラクトンの影響
伊藤 晋作、野副 朋子、中西 啓仁、西澤 直子、矢嶋 俊介、浅見 忠男
植物化学調節学会第47回大会 2012年10月
開催年月日: 2012年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:山形大学
植物ホルモンであるストリゴラクトンシグナルとリン酸欠乏応答反応の関連性の解析を行った。シロイヌナズナにストリゴラクトンを処理することで根毛伸長、アントシアニンの蓄積、酸性フォスファターゼの分泌が促進され、植物生長の阻害が観察された。これらの反応はリン酸欠乏応答と類似の反応であり、リン酸欠乏条件下においてストリゴラクトン欠損変異体では以上の形質発現が抑制されていたことからストリゴラクトンはリン酸欠乏下において重要な役割を担っている可能性が示唆された。
-
ストリゴラクトン生合成阻害剤を用いた変異体の探索
山上 大智、福井 康祐、伊藤 晋作、中村 英光、羽方 誠、市川 裕章、浅見 忠男
植物化学調節学会第47回大会 2012年10月
開催年月日: 2012年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:山形大学
これまでに開発したストリゴラクトン生合成阻害剤TIS13を用いてイネの第二分げつ伸長を抑制する変異体をイネFOXラインよりスクリーニングした。その結果、複数の候補ラインを得ることが出来た。
-
新奇IAA制御剤の探索
白井 郁也、早瀬 大貴、伊藤 晋作、北畑 信隆、根岸 直希、河岡 明義、浅見 忠男
植物化学調節学会第47回大会 2012年10月
開催年月日: 2012年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:山形大学
Eucalyptus globulus を用いたフェノタイプスクリーニングを行った。スクリーニングの結果、E.globulus の難発根系統の発根 率を上昇させる化合物のひとつとして MA65 が選抜された。これはシロイヌナズナにおいてもオーキシン 様活性が見られたが、矮化作用も見られた。そのため、さらに高活性・高選択性の化合物の創製を目指して、構造展開を行った。続いてオーキシン活性阻害化合物の探索をするため、シロイヌナズナにおけるフェノタイプスクリーニン グも行った。その結果、オーキシン活性を阻害する化合物として MPCA を見出した。
-
ストリゴラクトン生合成阻害剤の植物に対する効果
伊藤 晋作、戸塚 直哉、梅原 三貴久、花田 篤志、山口 信次郎、浅見 忠男
日本農芸化学会2012年度大会 2012年03月
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大学
ストリゴラクトン生合成阻害剤の効果を、イネ、ミヤコグサ、ソルガム、シロイヌナズナにおいて検討した。ストリゴラクトン生合成阻害剤TIS108はイネ、ミヤコグサ、ソルガムにおいてストリゴラクトン内生量を減少させた。シロイヌナズナにおいてはストリゴラクトンを検出できなかったが、ストリゴラクトン欠乏時に発現量が上昇するストリゴラクトン生合成遺伝子の発現量が上昇していたことからシロイヌナズナにおいてもTIS108はストリゴラクトン生合成を様々な植物で阻害可能であることが明らかとなった。
-
新奇トリアゾール系発根促進剤の探索と機能解析
白井 郁也、福井 康祐、伊藤 晋作、北畑 信隆、根岸 直希、河岡 明義、浅見 忠男
日本農芸化学会2012年度大会 2012年03月
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大学
Eucalyptus globulus を用いたフェノタイプスクリーニングを行った。スクリーニングの結果、E.globulus の難発根系統の発根 率を上昇させる化合物のひとつとして MA65 が選抜された。これはシロイヌナズナにおいてもオーキシン 様活性が見られたが、矮化作用も見られた。そのため、さらに高活性・高選択性の化合物の創製を目指して、構造展開を行った。
-
新規ストリゴラクトンミミックDebranoneの創製研究
福井 康祐、伊藤 晋作、浅見 忠男
日本農芸化学会2012年度大会 2012年03月
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大学
ストリゴラクトン生合成変異体d10変異体の第二分けつ伸長を抑制する化合物をスクリーニングした結果、CPMFを得た。CPMFを構造展開した結果、4-bromo-debranoneが最も強い活性を示し、ストリゴラクトン生合成変異体であるd10変異体の第二分げつ伸長は抑制するが、ストリゴラクトン情報伝達変異体であるd3及びd14変異体の第二分げつ伸長は抑制しないことから、4-bromo-debranoneはストリゴラクトンミミックとして作用する可能性が明らかとなった。
-
Gibberellin regulates strigolactone biosynthesis. 国際会議
Ito S, Umehara M, Hanada A, Yoshida S, Kyozuka J, Ueguchi-Tanaka M, Matsuoka M, Shirasu K, Yamaguchi S, Asami T.
11th World Congress on Parasitic Plants 2011年06月
開催年月日: 2011年06月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:MartinaFranca/Italy
ストリゴラクトンの生合成を制御する因子を探索した結果、ジベレリンがストリゴラクトン生合成を負に制御することが明らかとなった。この制御メカニズムはジベレリン情報伝達因子であるSLR1タンパク質が関与し、ストリゴラクトン生合成遺伝子の発現量を制御することが明らかとなった。加えてジベレリン処理した植物に根寄生雑草を接種したところ、有意に寄生率が低下していた。以上の結果からストリゴラクトンはジベレリンによって生合成を制御されていることが明らかとなった。
-
新奇作物増収剤開発(1):特異的ストリゴラクトン生合成阻害剤の創製
伊藤晋作, 梅原三貴久, 花田篤志, 増口潔, 森昌樹, 山口信次郎, 浅見忠男
日本農芸化学会2011年度大会発表要旨集 2011年03月
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大学
ストリゴラクトン生合成阻害剤のイネに対する効果を検討した。ストリゴラクトン内生量を定量した結果、TIS108が非常に強いストリゴラクトン内生量抑制活性を有することが明らかとなった。加えていくつかのストリゴラクトン生合成阻害剤ではイネの分げつを促進し、バイオマスの増加を示すことが明らかとなった。
-
新規ストリゴラクトン生合成阻害剤の探索
伊藤晋作, 梅原三貴久, 花田篤志, 早瀬大貴, 森昌樹, 山口信次郎, 浅見忠男
日本農薬学会第36回大会発表要旨集 2011年03月
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:玉川大学
新たなストリゴラクトン生合成阻害剤を見いだすために、農薬等として使用されているトリアゾール基を有する化合物群からストリゴラクトン内生量を減少させることの出来る化合物をスクリーニングした。その結果、テブコナゾールをストリゴラクトン生合成阻害剤のリード化合物として得ることが出来た。テブコナゾールを構造展開した結果、より強力なストリゴラクトン生合成阻害剤を見いだすことが出来た。
-
Strigolactone biosynthesis inhibitors regulate parasitic weed germination 国際会議
Ito S, Kitahata N, Umehara M, Hanada A, Ueno K, Mashiguchi K, Yoneyama K, Kyozuka J, Mori M, Yamaguchi S, Asami T
20th International Conference on Plant Growth Substances 2010年06月
開催年月日: 2010年06月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Tarragona/Spain
ストリゴラクトン生合成阻害剤を見いだすためにストリゴラクトン欠損様形質を誘導する化合物のスクリーニングを行い、得られた化合物についてストリゴラクトン生合成阻害活性やその副作用を検討することで根寄生植物の発芽を阻害するストリゴラクトン生合成阻害剤の探索を行った。