論文 - 徳田 宏晴
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Effect of Vibration Produced by Audible Sound on Alcohol Fermentation of Yeast. 査読あり
Hiroharu TOKUDA,Natsumi YORIKANE, Shino YOKOHATA, Norimasa KITAGAWA and Koichi SADAIE
J. of ASEV JAPAN 35 ( 2 ) 87 - 97 2024年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:American Society for Enology and Viticulture, Japan Chapter
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Simultaneous quantification of majar phenolic compounds in Sake using HPLC with ultraviolet and fluorescence detector 査読あり
Takahashi Sora, Tokuda Hiroharu and kazuoka Takayuki
Food Preservation Science 49 ( 1 ) 37 - 43 2023年01月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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Preparation of High-Optical-Purity L-Lactic Acid from DL-Lactate using Optical Isomer Preferential Lactic Acid Assimilating Microorganisms 査読あり
HOMMA Hiroto, FUNAOKA Yumi, KAZUOKA Takayuki, TOKUDA Hiroharu and NAKANISHI Kotoyoshi
Food Preservation Science 47 ( 3 ) 153 - 159 2021年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
光学異性体であるDL-乳酸を含む溶液において、L-乳酸の光学純度を高めるために有用な微生物、すなわち「D-乳酸を選択的に資化する微生物」の選択を、各種土壌や樹葉を対象として実施した。その結果、目的に適うGeotricum属菌を得ることが出来た。本菌の至適温度および至適pHはそれぞれ30℃および3.0であり、本菌を用いることで光学純度98%以上のL-乳酸を調製することが出来た。
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光学異性体選択的乳酸資化性菌を用いたDL-混合乳酸からの高光学純度L-乳酸の調製 査読あり
本間 裕人, 舩岡 侑未, 数岡 孝幸, 徳田 宏晴, 中西 載慶
日本食品保蔵科学会誌 47 ( 3 ) 153 - 159 2021年
記述言語:日本語 出版者・発行元:一般社団法人 日本食品保蔵科学会
<p> <span style="font-variant: small-caps;">dl</span>-乳酸液中から,光学異性体のどちらかを選択的に資化する乳酸資化性菌の検索を行った。まず,計89株の乳酸資化性菌を土壌,樹葉などから分離した。これらのうち6株において,培養液中の<span style="font-variant: small-caps;">d</span>-乳酸が<span style="font-variant: small-caps;">l</span>-乳酸よりも選択的に消費され,<span style="font-variant: small-caps;">l</span>-乳酸の光学純度が向上していた。これらの菌の中でもLAAM055株は,得られた<span style="font-variant: small-caps;">l</span>-乳酸の光学純度が99.14%と高く,<span style="font-variant: small-caps;">l</span>-乳酸残存率も約77.7%と高いため生物学的処理への適性が高い菌であると考えられた。そこでこのLAAM055株の同定を行ったところ,子囊菌系アナモルフ酵母の<i>Geotrichum vulgare</i>に近縁かあるいは帰属する可能性のある<i>Geotrichum</i> sp. と同定された。この<i>Geotrichum</i> sp. LAAM055株の乳酸資化におよぼす培養条件の影響を調べたところ,最適培養温度は30℃,最適pHは3.0であった。また,<span style="font-variant: small-caps;">l</span>-LAB調製時のGYP培地のグルコース濃度は2%の時において3%の時よりも効率的に高光学純度<span style="font-variant: small-caps;">l</span>-乳酸光学純度の<span style="font-variant: small-caps;">l</span>-乳酸を得ることができた。さらに,初発菌体濃度はOD<sub>660nm</sub>が16.300となるように菌体を加えた条件において最も効率的に乳酸の資化が行われた。</p>
DOI: 10.5891/jafps.47.153
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クラフトビール類の光酸化におよぼすリボフラビン濃度、抗酸化活性および着色度の影響について 査読あり
本間裕人、数岡孝幸、徳田宏晴
日本食品保蔵科学会誌 46 ( 4 ) 181 - 188 2020年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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クラフトビール類に含まれる水溶性ビタミン(ナイアシン・パントテン酸およびビオチン)について 査読あり
本間裕人・数岡孝幸・徳田宏晴
日本食品保蔵科学会 46 ( 1 ) 17 - 24 2020年04月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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Screening of basidiomycetes capable of 2-mercaptobenzothiazole removal 査読あり
Hiroharu Tokuda, Haruka Nomura, Takayuki Kazuoka, Hiroto Homma and Toru Matsui
Mushroom Science and Biotechnology 28 ( 1 ) 15 - 20 2020年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
微生物利用による生態系からの2-メルカプトベンゾチアゾール(MBT)の除去を目的として有用担子菌の検索を行ない、3種の有用菌を得た。もっともMBT除去能が高かったのはAuricularia polytricha SKB033株であり、不織布を担体として調製した固定化担子菌を用いることで、回分式のMBT除去用担子菌バイオリアクターを構築し、安定した運転(繰り返し回分処理15回・延べ運転時間360時間)を行うことが出来た。
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市販清酒の酒質-H29酒造年度市販清酒の有機酸成分分析- 査読あり
数岡孝幸、柴田日香梨、野地秀和、本間裕人、徳田宏晴
食農と環境 23 81 - 88 2019年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
標題酒の有機酸分析を行い、①精米歩合と乳酸およびコハク酸濃度との間に弱い相関があること、②精米歩合とリンゴ酸およびMA/SA値とには相関がないこと、③純米吟醸酒や純米大吟醸酒は、通常の純米酒と比較して高リンゴ酸含量かつ高MA/MS値を示すことなどの酒質特性を明らかにした。
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市販清酒の酒質 -H29酒造年度市販清酒の日本酒度、酸度、アミノ酸度と香気成分の分析- 査読あり
数岡孝幸、柴田日香梨・野地秀和、本間裕人、徳田宏晴
食農と環境 23 49 - 54 2019年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
標題酒の成分分析を行い、①精米歩合と酸度および濃淡度との間には弱い相関があるが、精米歩合と日本酒度および甘味度には相関がみられないこと、②精米歩合とカプロン酸エチル濃度との間には弱い相関があるが、精米歩合と酢酸イソアミル濃度には相関がみられないこと、をはじめとする成分特性を明らかにした。
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Ethyl-α-D-glucoside production in a bioreactor using immobilized Aspergillus kawachii N-3. 査読あり
TOKUDA Hiroharu, NISHIO Satoshi, UCHINO Masataka, TAKANO Katsumi and NAKANISHI Kotoyoshi
Food Preservation Science 44 ( 2 ) 71 - 77 2018年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エチル-α-D-グルコシドの効率的生産に適した糸状菌の検索を行い、Asp. kawachii N-3株を得ると共に、本菌の菌学的性質を明らかにした。さらに、固定化した当該菌を用いるバイオリアクターを構築し、連続法によるエチル-α-D-グルコシド生産を90日以上にわたり、安定して行えることを示した。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Preparetion of High-Optical-Purity D-Lactic Acid from DL-Lactic Acid using Optical Isomer-Preferential Lactic Acid Assimilating Microorganisms 査読あり
HOMMA Hiroto, SIZUKI Michiyo, TOKUDA Hiroharu and NAKANISHI Kotoyoshi
Food Preservation Science 44 ( 2 ) 79 - 85 2018年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
生物学的手法による、高光学純度D-乳酸の調製を目的として、L-乳酸を優先的に資化する微生物の検索を行い、Pichia manshuricaを得た。本菌を用いたDL-乳酸を含む乳酸発酵液の処理により、L-乳酸が消失し、高光学純度D-乳酸の調製が出来た。
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国内スキー場オフィシャルページでの飲食関連情報提供の実態 -食事メニューおよび地ビール等の酒類の取り扱い- 査読あり
徳田宏晴
日本スキー学会誌「スキー研究」 12 ( 1 ) 61 - 69 2015年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
全国の440か所のスキー場のオフィシャルホームページを対象として、ページの構成、掲載されている飲食関連情報の内容などについての調査を行い、その実態を明らかにすると共に、飲食を基軸としたスキー場やその周辺の地ビール業者の今後の発展に向けて、提言を行った。
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アルコール耐性アミラーゼを生産するきのこ類の検索および当該菌を用いた味醂の製造 査読あり
本間裕人、徳田宏晴、安井 文、間宮千尋、中村和夫、中西載慶
日本きのこ学会誌 23 ( 2 ) 65 - 74 2015年07月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
アルコール耐性の高いキノコ類の検索を行い、マンネンタケNBRC31863やヌメリツバタケSKB021など数株を得た。得られた菌を用いて試醸した各種味醂の風味は市販品には及ばなかったが、色調、アミノ酸や有機酸含量、あるいは抗酸化活性では市販品を上回るものもあった。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Soy sauce production using mushroom strains that produce salt tolerant protease 査読あり
Hiroto HOMMA, Hiroharu TOKUDA , Ryouta NAGASHIMA, Kazuo NAKAMURA, and Kotoyoshi NAKANISHI
Mushroom Science and Biotechnology 23 ( 1 ) 26 - 30 2015年04月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
麹菌の代替菌として、耐塩性プロテアーゼ活性を有する食用キノコ類を用いて醤油を試醸し、得られた醤油の一般成分分析および官能検査を行った。キノコを用いて製造した醤油の特徴は、還元糖含量が高いことであり、ヌメリツバタケSKB022株を用いて製造された醤油が、官能検査においても最も高い評価が得られた。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
様々なスタイルの地ビール類が有する抗酸化活性 査読あり
本間裕人、数岡孝幸、徳田宏晴、中田久保、中西載慶
日本食品保蔵科学会誌 39 ( 4 ) 189 - 198 2013年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本の地ビールの抗酸化活性について、DPPHラジカル消去能およびスーパーオキシド消去能により評価した。抗酸化能が高いビアスタイルとしてはインペリアルスタウト、IPA、ポーターなどがあったが、いずれの抗酸化活性も赤ワインのそれよりは低かった。また、抗酸化活性の要因としては、原料由来のフェノール系物質が考えられた。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
きのこ類を用いた味噌の試醸とその化学成分 査読あり
本間裕人、中村和夫、川村拓未、徳田宏晴、中西載慶
日本きのこ学会誌 21 ( 1 ) 23 - 29 2013年04月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
味噌製造において麹菌の代替菌として利用可能なきのこ類の選抜を行い、トキイロヒラタケやエノキタケなど、耐延性プロテアーゼ活性を有する有望株11種を得た。これらの菌を用いて味噌を試醸し、得られた製品の一般成分分析を行ったところ、いずれも市販品に類似の値を示した。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
電解処理バイオマスの発酵原料としての利用 査読あり
徳田宏晴、蕪山亮介、田中 勉、本間裕人、中西載慶
日本醸造学会誌 108 ( 4 ) 277 - 284 2013年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
電解法によるバイオマス(雑草およびオカラ)の前処理、および発酵原料としての電解処理バイオマスの有用性について検討を行い、以下の知見を得た。①電解処理は試料に付着の雑菌の殺菌や雑菌汚染防止に有効、、②電解法では、発酵時に用いる菌の最適pHに応じた処理が可能、③電解処理バイオマスは「アルコール・酢酸発酵」や「水素発酵」の原料として利用可能、④電解処理を行うことにより、未処理の資料を使用した場合よりも水素発酵の効率が向上する。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
日本の地ビールの品質特性とその変遷 査読あり
徳田宏晴、本間裕人、中西載慶
東京農業大学農学集報 57 ( 2 ) 126 - 137 2012年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
1999~2002年、および2008~2010年の2期にわたり、日本の地ビールの分析(成分分析および官能検査)を行い、ビアスタイル(上面濃色系・淡色系、下面濃色系・淡色系、およびオリジナルスタイル)ごとの成分特性と品質の変遷を明らかにすると共に、今後の業界の発展への提言を行った。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
中高年層消費者における各種地ビールの嗜好およびその満足度 査読あり
徳田宏晴、本間裕人、中西載慶
日本食品保蔵科学会誌 38 ( 4 ) 229 - 236 2012年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
2009年および2011年の2回にわたり、中高年者を対象として各種スタイルの地ビールに対する嗜好および満足度調査を行った。その結果、食事との相性、泡の質や持続性、価格がビール選択の際の重要因子であったが、そのすべてにおいて消費者の満足度が高いわけではなかった。また、(1)日常の飲酒量、(2)愛飲酒、(3)年齢、おおよび(4)性別の観点から傾向を探ったところ、性別により好みのビアスタイルに大きな差がみられた。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
スクロース高資化性乳酸菌Lantobacillus paracasei NBRC0765株のスクロース分解酵素の生産性と諸性質 査読あり
本間裕人、山下秀明、徳田宏晴、佐藤 壮、上野 孝、中西載慶
日本食品保蔵科学会誌 37 ( 6 ) 265 - 271 2011年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
標題菌のスクロース分解酵素は、スクロース非存在下でも生産されており、これを精製して至適温度(40℃)、至適pH(5.0)、 等電点(5.55)、基質特異性、反応速度定数、分子量(66kDa)から、オリゴ-1,6-グルコシダーゼであることを明らかにした。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
草本類培地における担子菌類の生育特性(第2報)イネ科作物残渣培地における菌糸体生長 査読あり
本間裕人、徳田宏晴、石井 彩、須田 亙、平野 繁、中西載慶
日本きのこ学会誌 18 ( 2 ) 73 - 76 2010年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
担子菌培養用培地素材としてのイネ、小麦、大麦およびライ麦の植物体残渣の利用について検討を行い、ヒラタケ科の担子菌4種およびアミガサダケにおいて良好な生育が認められることを明らかにした。また、多くの担子菌において、培地の炭素源として適用可能なものはライ麦であることも知られた。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
ナッツ類を用いたチーズ様食品の製造 査読あり
本間裕人、徳田宏晴、中西載慶
日本食品保蔵科学会誌 35 ( 4 ) 195 - 199 2009年07月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
植物性タンパク質および脂質を豊富に含み、独特の香りを有する各種ナッツ類を対象として、これに加水して圧搾することにより得られた乳液を原料に、酸・プロテアーゼ法によるチーズ製造を試み、牛乳チーズに類似のチーズ様食品が得られることを明らかにした。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Electric Pretreatment of Garbage for the Methane Production. 査読あり
Tokuda, H., Homma, H., Irie, M., Ushikubo, A. and Nakanishi, K.
Food Preservation Science 35 ( 4 ) 165 - 170 2009年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
生ゴミを原料としたバイオガス(メタン)発酵において、生ゴミを電解前処理(DC30V、24h)することにより、①生ゴミの微粒子化促進、②可溶化率向上、③雑菌数の減少が認められ、発酵性が向上することが知られた。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
草本類培地における担子菌類の生育特性(第1報)非作物草本(雑草類)培地における菌糸体生長 査読あり
本間裕人、代万里子、徳田宏晴、中西載慶
日本きのこ学会誌 16 ( 4 ) 165 - 168 2008年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
非作物草本(雑草)を用いて調製した固体培地における
担子菌の菌糸体成長について検討を行い、①担子菌の成長にはイネ科草本を用いた培地が適していること、②当該培地においてはタモギタケやヒラタケ等のヒラタケ科担子菌,およびマンネンタケ,ヤマブシタケ等のヒダナシタケ目の木材腐朽菌の生育良好であることを明らかにした。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
食用菌スギエダタケ(Strobilurus ohshimae)のラッカーゼ生産性とそれを用いた各種フェノール性色素の分解 査読あり
本間裕人、篠山浩文、天知誠吾、徳田宏晴、中西載慶、藤井貴明
日本きのこ学会誌 16 ( 2 ) 93 - 95 2008年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
標題菌のラッカーゼは「スギ木粉:米ぬか:水=10:3:30」からなる培地で高い生産性が得られることを明らかにすると共に、本酵素によりクレゾールレッドなどのフェノール系色素の脱色が可能であることを示した。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
各種農産廃棄物の加水分解におよぼす電解前処理効果 査読あり
徳田宏晴、田中美知子、本間裕人、中西載慶
日本醸造学会誌 101 ( 10 ) 769 - 775 2006年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
農産廃棄物の有効利用を目的とした加水分解において、試料を電解槽(カソード)で30Vの直流電流で処理することにより、その加水分解性が向上する事を明らかにした。また、最も電解前処理効果が認められたのは、ビートパルプであり、電解前処理の効果は、電極反応で生じたアルカリイオン水による試料の微粒子化や潜在糖の部分的可溶化であることを示した。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
通電処理装置付き糸状菌バイオリアクターによるビートパルプからの有用物質生産
德田 宏晴
平成15-17年度 科学研究補助金(基盤研究C(2))研究成果報告書 2006年05月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
ビートパルプからの有用物質生産を目的として、その前処理法としての通電処理法の有用性とメカニズムを明らかにすると共に、ビートパルプから有用糖類や抗菌物質を生産するためのバイオリアクターシステムを構築した。
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微弱通電酵素併用法による高塩食品残さの可溶化向上とメタン発酵生成物の循環利用技術の開発
長原、半谷、高崎、紅林、中西、德田 宏晴
平成15年度食品産業技術開発支援事業成果概要集(農林水産省総合食品局・食品産業企画課技術室) 2004年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題のような食品残さのの再利用を目的として、醤油粕を材料として(1)通電法による試料の前処理、(2)通電処理試料からのメタン発酵試験、を行い、前処理によって試料の可溶化率が向上すること、および処理試料からのメタン発酵が向上することを明らかにした。
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Purification and Characterization of an Extracellular Proteinase Having Milk-Clotting Activity from Enterococcus faecalis TUA2495L. 査読あり
S. Sato, H. Tokuda, T. Koizumi and K. Nakanishi
Food Sci.Technol. Res. 10 ( 1 ) 44 - 50 2004年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
凝乳酵素活性の強い未同定の乳酸菌株を検索し、これをEnterococcus faecalis TUA2495Lと同定した。また、本菌の凝乳酵素の分子量(34-36kDa)、等電点(5.4)、至適温度(50゜C)、至適pH(8~9)などを決定すると共に、本酵素が金属酵素であることやその基質特異性なども明らかにした。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
糸状菌固定化用担体としての不織布の特性と利用 査読あり
德田宏晴、中沢守、中西載慶
日本醸造学会誌 97 ( 10 ) 727 - 733 2002年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
固定化糸状菌調製担体である不織布を選定する際の指標となると考えられる担体の透湿性、吸水性、およびタンパク質吸着性を測定し、得られた固定化糸状菌の糖類分解酵素活性との関係を明らかにした。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Screenig of Lactic Acid Bacteria Having the Ability to Produce Reuterin. 査読あり
K. Nakanishi, H. Tokuda, T. Ando, M. Yajima, T. Nakajima, H. Tanaka and S. Ohmomo
Jpn. J. of Lactic Acid Bacteria 13 ( 1 ) 37 - 45 2002年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
サイレージ発酵への利用を目的として、ロイテリン様物質生産性乳酸菌の検索を行い、Lactobacillus coryniformis 394 株を得た。本菌のロイテリン様物質は乳酸菌以外の細菌、酵母および糸状菌に対して殺菌作用を有し、サイレージへの利用が可能であることが示唆された。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
枯草菌および乳酸菌の混合培養によるデンプンからのL型乳酸生産 査読あり
佐藤壮、德田宏晴、中西載慶
日本醸造学会誌 97 ( 7 ) 515 - 521 2002年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
単発酵槽式バイオリアクターを用いたデンプンからのL型乳酸発酵において、使用菌体の選択、混合培養の最適条件などの検討を行った。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
日本の地域密着型ワイナリーの現状と意識調査 査読あり
德田宏晴、北口幸弘、佐藤壮、中澤守、中西載慶
J. ASEV Jpn. 11 ( 2 ) 68 - 73 2000年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ワインブームの前後において、日本の地域密着型ワイナリーの経営実態、製造法、ブドウ栽培輸入原料使用率、環境問題への取り組みなどについて調査・分析を行うと共に、ワイン業界活性化のための提言を行った。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
日本における地ビール会社の現状と意識調査 査読あり
徳田宏晴、佐藤壮、中沢守、中西載慶
日本食品保蔵科学会誌 26 ( 1 ) 29 - 35 2000年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ビール会社約100社を対象とし、経営実態、使用原料、製造法、製品やその販売法などついてアンケート調査を行った。そのデータをもとに、日本における地ビール業界の実態や問題点などについて分析を行い、地ビール業界活性化のためのいくつかの提言をまとめた。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Xylooligosaccharides Production by Aspergillus oryzae I3 Immobilized on a Non-woven fabric. 査読あり
H. Tokuda, K. Sato and K. Nananishi
Biosci. Biotech. Biochem. 62 ( 4 ) 801 - 803 1998年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
キシロオリゴ糖の生産に適した固定化糸状菌の調製を目的として糸状菌の検索を行い、Aspergilus oryzaeに属する20種の菌体を得た。また、固定化菌体の活性安定性と加水分解時における固定化菌体の酵素生産能とは密接に関係していることを明らかにし、これを指標に上記菌体の中からAsp. oryzae I3を選択しキシランの繰り返し加水分解を行ったところ、その活性安定性は高く、安定したキシロオリゴ糖の生産が認められた。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Effect of Electric Current on Growth and Alcohol Production by Yeast Cells 査読あり
K. Nakanishi, H. Tokuda, T. Soga, T. Yoshinaga and M. Takeda
J. Ferment. Bioeng. 85 ( 2 ) 250 - 253 1998年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
培養液への通電(DC10mA又はAC100mA)により、非通電の場合に比べ菌体量およびアルコール生産速度が2~3 倍増加した。また、有機酸や香気成分の生成量にも違いが見られ、さらに電極反応によりアルコールからアセトアルデヒドや酢酸も生成された。直流電流の発酵促進は、主として電極から発生する酸素による酵母の出芽促進によると考えられたが、交流電流の場合は系が複雑でその要因を特定するには到っていない。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
気相生育固定化菌体による生デンプンの分解 査読あり
徳田宏晴、曽我貴彦、中西載慶
日本醸造学会誌 92 ( 12 ) 911 - 914 1997年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
生デンプンの分解を目的として気相生育法により、固定化Rhizopus achlamydosporusを調製した。本固定化菌体による生デンプンの分解速度はタピオカデンプン、トウモロコシデン プン、バレイショデンプンの順であった。また、加水分解は、固 定化されている酵素、菌体から離脱した酵素、菌体によ り反応中に生産された酵素によって触媒されており、このことが本固定化菌体が、水不溶性である生デンプンの分解に適している要因の1つであることが示唆された。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Hydrolysis of Xylan by Aspergillus niger Imobilized on Non-woven Fabrics 査読あり
H. Tokuda, T. Urata and K. Nakanishi
Biosci. Biotech. Biochem. 61 ( 4 ) 583 - 587 1997年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
不織布を担体として気相中で菌体の培養を行うという手法により、キシラン分解活性を有するAspergillus nigerの固定化を行った。不織布の材質は固定化菌体のキシラン分解活性および活性安定性に大きく影響した。 担体としてはシルク製不織布が最適(キシラン分解酵素 活性15U/cm3-support)であり、本固定化菌体は繰り返し反応10回、延べ反応時間450時間以上にわたり、バーチ ウッドキシランの加水分解に使用可能であった。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Acremonium cellulolyticus Y-94が生産するセルラーゼの添加がイネ科牧草サイレージの発酵品質に及ぼす影響 査読あり
大桃定洋、田中治、友田裕代、河野敏明、丹野裕、徳田宏晴、中西載慶
Grassland Science 42 ( 4 ) 369 - 371 1997年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
イネ科牧草のサイレージ調製において、アクレモニウムセルラーゼの添加による糖類の遊離、サイレージの品質改善について明らかにした。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Acremonium cellulolyticus Y-94 由来のセルラーゼ処理によるアルファルファ乾燥粉末から遊離する糖類 査読あり
友田裕代、徳田宏晴、中西載慶、大桃定洋、河野敏明、丹野裕
Grassland Science 42 ( 2 ) 159 - 162 1996年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
Acremonium cellulolyticus Y-94由来のセルラーゼをアルファルファに作用させた時の糖の遊離について検討し、サイレージ調製におけるセルラーゼの添加効果を明らかにした。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
Application of Direct Current to Protect Bioreactor against Contamination 査読あり
H. Tokuda and K. Nakanishi
Biosci. Biotech. Biochem. 59 ( 4 ) 753 - 755 1995年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
緩衝液あるいは培地中に直流電流を通電すること各種細菌の増殖抑制あるいは殺菌が可能であった。その結果をもとに雑菌汚染防止を目的とした通電型バイオリアクタ ーを構築し、固定化糸状菌によるカゼインの繰り返し加水分解を試みたところ、0.06Aの通電により雑菌汚染は 全く見られず、長期にわたる繰り返し加水分解反応が可能であった。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
甲州ワインからの多糖類の分離とその性質 査読あり
中西載慶、野崎一彦、徳田宏晴、横塚弘毅
ASEV JAPAN REPORTS (ブドウ・ワイン学アメリカ学会日本部会誌) 5 ( 1 ) 19 - 25 1994年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
甲州ブドウより製造されたワイン中の多糖含量とその性質について調べるために有効な多糖分離法を明らかにするとともに、本法によりにより分離されたワイン多糖の構成糖成分を調べた。また、同時に果汁中の多糖についても明らかにした。
担当部分:共同研究であり、抽出不可能 -
不織布を担体とした気相生育法による菌体外酵素の固定化 査読あり
徳田宏晴、佐藤誠吾、向高祐邦、高橋穣二
日本醸造学会誌 86 ( 9 ) 689 - 694 1991年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
培地を吸収させた不織布に、気相中で糸状菌を生育させることにより菌体と菌体外酵素とを容易に固定化する方法(気相生育法)を開発した。また、得られた固定化菌体は1000時間以上にわたるデンプンの加水分解反応に使用可能であることを明らかにした。
担当部分:指導教官の指導のもとで全て本人担当