Papers - SUZUNO Hiroko
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高地栽培バナナの風味に関する成分の特性 Reviewed
鈴野弘子、石田裕
日本食品科学工学会誌 52 ( 10 ) 479 - 484 2005.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
標高の異なる土地で栽培された3種類のバナナの風味に関する成分を比較検討し、高地栽培バナナの風味の良さを成分の面から明らかにした。
479-484 -
サツマイモ(Ipomoea batatas Poiret)葉はラットの血糖上昇を抑制する Reviewed
石田裕、古庄律、鈴野弘子、山本祐司、印南敏、田所忠弘
日本食生活学会誌 15 ( 2 ) 111 - 117 2004.09
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
サツマイモ葉に含まれる食物繊維のラットにおける血糖上昇抑制作用について検討したところ、血糖値そのものの一過的な抑制だけではなく生体応答への負荷を軽減させる可能性が見出された。その抑制作用の主たる有効成分は水溶性食物繊維であり、成分分析の結果から酸性多糖と推測された。
pp.111~117 -
サツマイモ葉凍結乾燥粉末配合パンの製パン性と品質 Reviewed
鈴野弘子、石田裕、印南敏、前川昭男、田所忠弘
日本食生活学会誌 15 ( 1 ) 29 - 34 2004.06
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
サツマイモ葉の有効利用の可能性を検討する目的で,この乾燥粉末をパンに添加し、その製パン性と品質について実験を行った結果、製パン性、品質に得に問題はなく、サツマイモ葉凍結乾燥粉末の添加によってパンの機能性を向上させる可能性が示唆された。
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サツマイモ葉乾燥粉末配合クッキーの品質と嗜好特性および保存安定性 Reviewed
石田裕、鈴野弘子、印南敏、前川昭男、田所忠弘
日本食品保蔵科学会誌 29 ( 2 ) 75 - 81 2003.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
サツマイモ葉乾燥粉末をクッキーに添加し、品質と保存安定性について実験を行ったところ、品質、保存安定性ともモロヘイヤ乾燥粉末添加クッキーと顕著な差はなく、サツマイモ葉乾燥粉末は、モロヘイヤ葉乾燥粉末の代替ともなり得るなど新規の食品素材として期待がもたれた。
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Nutritive evaluation on chemical components of leaves, stalks and stems of sweet potatoes(Ipomoea batatas poir) Reviewed International journal
H.Ishida、H.Suzuno、N.Sugiyama、S.Innami、T.Tadokoro、A.Maekawa
Food Chemistry 68 359 - 367 2000.02
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
For the effective use of leaves, stalks and stems of two kinds of sweet potatoes, we determined their chemical components and evaluated their nutritive values.Some parts of this plant, which are not usually used, were found to be rich in nutritive and functional components.
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愛玉子多糖のゲル化特性に関する研究(博士論文)
鈴野 弘子
東京農業大学 1998.01
Language:Japanese Publishing type:Thesis (other)
博士論文としてまとめたもの
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Molecular characteristics of water-soluble polysaccharide extracted from jelly fig (Ficus awkeotsang Makino)seeds Reviewed
H.Suzuno、S.Kinugasa、H.Nakahara、A.Kawabata
Biosci. Biotech. Biochem. 61 ( 9 ) 1491 - 1494 1997.09
Authorship:Lead author Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
愛玉子痩果から得られた水溶性多糖の重量平均分子量 (MW)と慣性半径(RG)を光散乱法によって測定した。愛玉子多糖のMWは84~130×104、RGは240~450nmでありLMペクチン、HMペクチンに比べて大きい値を示した。 MW∝RGの指数αは0.37を示し、この多糖の分子鎖の広がりは、ランダムコイルより収縮し、球状に近くなっていることを認めた。
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学校給食における野菜使用の現状 Reviewed
鈴野弘子、杉山法子、三好恵真子、澤山茂、川戸喜美枝、川端晶子
栄養学雑誌 53 ( 5 ) 335 - 340 1995.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
全国3,420件の学校給食献立を解析し、学校給食における野菜使用の現状について調査した。緑黄色野菜の出現頻度は、にんじんが3,726回で最も多く、その他の野菜ではたまねぎ、いも類ではじゃがいも、きのこ類では生しいたけであった。学校給食では、にんじん、たまねぎなどの限られた種類の野菜が繰り返し使用されていることが認められた。また、学校給食におけるビタミンAおよびビタミンCの摂取は、野菜が大きく寄与していた。
pp.335~340 -
学校給食献立における献立構成要素及び料理内容の考察 Reviewed
鈴野弘子、杉山法子、三好恵真子、相川りゑ子、澤山茂、川戸喜美枝、川端晶子
栄養学雑誌 53 ( 2 ) 119 - 126 1995.04
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
学校給食3,420件の献立構成および料理内容について要 素技術連関解析を用いて解析した。献立構成要素は、主食、主菜、副菜からなる献立が14.4%で最も多かった。 主食の出現頻度では、米飯料理がパン料理を上回っていた。主菜は肉料理が最も多く、ついで魚、豆、卵の順であった。また、献立中に季節的特徴が認められた。食品の共出現頻度は、たまねぎ―にんじんが多く、連関度は 0.4115であった。
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愛玉子水溶性多糖ゲルの脆弱性 Reviewed
鈴野弘子、沈富美、澤山茂、川端晶子
日本家政学会誌 45 ( 12 ) 1089 - 1094 1994.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
愛玉子水溶性多糖ゲルの脆弱性について検討した。水溶性多糖溶液の分子量分布のピークは、保存時間が増加するに従い低分子側に移動することを認めた。また、この多糖は、広い分子量分布を示した。愛玉子ゲルのCryo― SEM観察の結果、長時間保存ゲルのネットワーク構造は、 短時間保存ゲルより粗な構造であることが示された。 凍結―解凍後の愛玉子ゲルの離漿率は、LMペクチンゲルに比べて顕著に高かった。
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野菜の官能特性の評価 Reviewed
杉山法子、鈴野弘子、三好恵真子、澤山茂、川端晶子
日本調理科学会誌 26 ( 4 ) 315 - 326 1993.11
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
学生90名を対象に野菜ついてイメージ調査を行った。健康・栄養に関する項目ではビタミンが多くイメージされ、つづいて食物繊維、低エネルギー、ミネラルの順であった。加熱による嗜好特性のイメージ変化は、テクスチャー、香り、味に認められた。官能検査のテクスチャーに関する評価では、加熱野菜は生野菜に比べ、やわらかさで高い評価を得た。この因子分析では、生野菜の第1因子は味、加熱野菜はテクスチャーであった。
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愛玉子ゲルのテクスチャープロフィル Reviewed
鈴野弘子、澤山茂、川端晶子
日本家政学会誌 43 ( 6 ) 525 - 531 1992.06
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
愛玉子ゲルのテクスチャープロフィルを明らかにした。 機器測定では、愛玉子ゲルは凝集性と破断ひずみの値が大きく、ステップワイズ分析の結果、愛玉子ゲルはLMペクチンゲルと類似していることが認められた。官能検査では、愛玉子ゲルは、硬く、こしがあり、口どけが悪いとが示され、判別分析の結果、愛玉子ゲルはLMペクチンゲルと近似したテクスチャープロフィルを持っていることが示された。
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愛玉子水溶性多糖ゾルおよびゲルのレオロジー的性質 Reviewed
鈴野弘子、内堀佳子、澤山茂、川端晶子
日本家政学会誌 2 ( 12 ) 1043 - 1050 1991.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
愛玉子子実の形態学的観察と愛玉子から調製した水溶性多糖ゾルおよびゲルのレオロジー的性質を検討した。SEM観察では愛玉子子実の表面にペクチン様多糖の層が認められた。愛玉子ゾルは、pH3で最高粘度を示した。静的粘弾性測定では、愛玉子ゲルは6要素模型で解析され弾力率および粘性率の値は、保存時間が長くなるに従い減少傾向を示した。動的粘弾性の貯蔵弾性率と損失弾性率は、それぞれ1~102N/m2であった。
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愛玉子水抽出液のゲル化挙動とゲル形成に関与する成分 Reviewed
鈴野弘子、内堀佳子、川端晶子
日本家政学会誌 42 ( 4 ) 339 - 346 1991.04
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
愛玉子水抽出液のゲル化挙動を観察し、その成分を測定した。抽出液にはペクチンエステラーゼ活性が認められた。抽出物の主成分はガラクチュロン酸であり、グルコース、アラビノース、キシロースも検出されたが、ラムノースをほとんど含まないことからその分子はねじれのない直鎖であると考えられた。また、抽出液の乾燥試料中には5%前後の無機元素を含み、そのうちK+53.1~66.7%、Ca++が21.3~31.5%であった。
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「愛玉子水溶性多糖の構成成分及びレオロジー的性質に関する研究(修士論文)」
鈴野 弘子
東京農業大学 1990.03
Language:Japanese Publishing type:Thesis (other)
愛玉子ゲルは他のゲル化剤とは異なり、特異なゲル化挙動を示すことがいくつかの物性測定により明らかとなった。また、その構成成分はガラクチュロン酸であるが中性糖にラムノースを含まないため、分子は直鎖状であることを認めた。ゲル化機構は、子実に多量に含まれているカリウムの存在下での凝集と、ペクチンエステラーゼの作用により脱メチル化され内在するカルシウムによってもゲル化が進行することを示唆した。