論文 - 野村 こう
-
Factors influencing efficient production of transgenic rabbits
Hiroshi Murakami, Tatsuya Fujimura, Koh Nomura, Hiroshi Imai
Theriogenology, 57 2002年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
効率的にトランスジェニック動物を生産する方法として、導入遺伝子の構造が胚の生存に重要であることを明らかにした。またウサギの場合、代理母の月齢は6～17ヶ月齢が18ヶ月齢以降の動物に比較し良好で、ドナーとレシピエントを同一個体としても効率よく産仔がえられることを明らかにした。
-
Genetic relationships among Indonesian native cattle
SUTOPO, K.NOMURA, Y.SUGIMOTO, T.AMANO
The journal of animal genetics, 29 2001年03月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
インドネシア在来牛のジャワ、マズラ、フィリアルオンゴールとバリ牛の血液蛋白多型支配遺伝子解析から、バリ牛は世界2大家畜牛系統とは明らかに異なる第3の牛系統であり、インドネシアの在来牛はゼブー系牛とバリ牛との様々な割合での雑種として成立したことを明らかにした。
-
PCR-RFLP analysis of goat class II DRB gene shows extensive polymorphism
Toyoyuki TAKADA,Yoshiaki KIIKAWA,KohNOMURA,Hiromichi YONEKAWA,and TakashiAMANO
東京農業大学農学集報 43 1998年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（大学，研究機関等紀要）
家畜ヤギとその野生原種と考えられるベゾアーのMHCクラスIIDRBの解析からこの領域の多型は品種、系統間にまたがってランダムに存在し、かっ野生原種のもつ多型を受け継いでいることを明らかにした。
-
血液蛋白型支配遺伝子からみた和牛3品種5集団の遺伝的関連性
趙昌イェン、印牧美佐生、野村こう、天野卓
東京農業大学農学集報 42 1998年03月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（大学，研究機関等紀要）
黒毛和種2集団、褐毛和種2集団および日本短角の血液蛋白型支配遺伝子の構成を明らかにした。すなわち上記和牛間の遺伝的関連性は黒毛和種2集団間が最も近く、ついで褐毛の2集団、日本短角という関係にあり、さらに家畜牛における和牛の位置はゼブー系牛よりヨーロッパ系牛に近いものであった。
-
Production of transgenic mouse carrying human luteinizing hormone βsubunit gene under the control of rabbit βcasein promoter
Koh NOMURA,Hiroshi MURAKAMI,and HiroshiIMAI
The journal of animal genetics, 25 1997年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ウサギβカゼインプロモーターとヒトLHβサブユニット遺伝子の融合遺伝子を構築し、4系統のトランスジユニックマウスを作製した。雌の乳中に標的遺伝子産物を確認後、外来遺伝子の生体内での組織特異的発現を調査したところ、乳腺以外に生殖腺、脳、胸腺、唾液腺での発現を確認した。さらに内因性のβカゼインが脳を除くこれらの臓器に発現していることを初めて見いだした。
-
Analyses on goat and sheep red cell antigens by 32 kinds of monoclonal antibodies
KazuhitoKUROGI,Toshiyuki AKIMOTO,KohNOMURA,and Takashi AMANO
The journal of animal genetics, 25 1997年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
緬山羊赤血球型抗原に対する32種のモノクローナル抗体を確立した。24種はヤギの赤血球を免疫して得られ、うち11種がメンヨウ赤血球に交叉反応した。またウシ血液型のA2をとらえる抗体も得られた。メンヨウ赤血球の免疫により得た8種の抗体のえち5種がヤギ赤血球に交叉反応した。これらの抗体を用いて8集団のヤギおよび2集団のメンヨウの計5百頭金の血液型を調査し、緬山羊はその集団により保持する赤血球抗原が大きく異なることを見いだした。
-
Production and specificities of monoclonal antibodies to horse bloodgroup antigens
KUROGI,K.,K.NOMURA,H.GAWAHARA,I.MITSUI,N.MIURA,Y.NATSUNO,M.YOKOHAMA,Y.SUZUKI,T.AMANO
The journal of equine science, 8 1997年07月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
馬赤血球型抗原に対する17種のモノクローナル抗体を確立した。これらの抗体の特異性を国際比較同定試験で確認し、Aシステム、Pシステム、およびCシステムに属する抗原をとらえていることを明らかにするとともに、試薬として実用できることを証明した。次にこれら抗体を使用し、馬の血液型抗原に遺伝性と考えられる個体や品種による量的差異が存在することを明らかにした。
-
Immuno-chemical analysis of bovine red blood cell F1 antigen
Koh NOMURA,Etsuko MORI,Takashi AMANO,andTsuneatsu MORI
The journal of animal genetics, 23 1995年03月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ウシの血液型F1抗原は異種動物に免疫した際、最も認識されやすく、ドーセージ反応を示し、さらにウシ亜科に広く分布する興味深い抗原である。本研究では著者が作製した抗Fモノクローナル抗体を使用し、F1抗原の免疫化学的性状を明らかにした。F1の抗原活性は340および300キロダルトンの糖タンパク質に認められ、シアリダーゼ処理により完全に失活した。さらにF1とは対立形質であるとされているV2ホモザイゴス血球にもこのF1活性を持つ2つの糖タンパク質が少量存在することを明らかにした。このことからF1抗原は全てのウシ個体の赤血球膜上に基本的に存在する因子である可能性が示唆された。
Koh NOMURA,Etsuko MORI,Takashi AMANO,andTsuneatsu MORI -
Studies of mammal ianimplantation invitro: Effects ofcytokine frommixture lymphocyte reaction of murine trophoblast cell and establishment of its cell line
Tsuneatsu MORI,Yukiko KlKKAWA,Koh NOMURA,Mika KANAYA,Shoichi TANAKA,Hideya OHASHI,and Tadashi SUDO
Journal of reproduction and development, 38 1992年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
混合リンパ球反応(MLR)上清がトロホブラストセルの増殖を促すことを明らかにした。有効成分を知る目的でMLR上清を解析したところ、トロホブラストセル増殖に有効と考えられるIL-3/GM-CSF,M-CSFといったCSFファミリー因子の濃度が顕著に上昇していた。そこでリコンビナントビトIL-3/GM-CSF及びM-CSFを添加したところ、M-CSFが強い増殖能を示した。さらにトロホブラストセルの初代培養にMLR上清を添加し続けることにより、株化に成功した。これらの結果によりウマなどにもみられる習慣性流産の治療として異個体のリンパ球接種が有効であるという事実の機構が明確になった。
Tsuneatsu MORI,Yukiko KlKKAWA,Koh NOMURA,Mika KANAYA,Shoichi TANAKA,Hideya OHASHI,and Tadashi SUDO -
Production and characterization of monoclonal antibodies to bovine blood group antigens
KohNOMURA,Takashi AMANO,KazueTANAKA,MisaoKANEMaki,and Tsutomu HOHDATSU
Animal science and technology, 62 1991年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
60株、33種の特異性を示すウシ血液型判定用モノクローナル抗体産生株を確立した。抗体の特異性をホルスタイン種、黒毛和種、褐毛和種および韓牛の合計2000頭以上の血球ならびに国際比較同定試験において同定したところこれらの抗体はウシ血液型システムのＡ,B,C、F,SおよびZに属する抗原を認識し、これまでに異種免疫で得ることができるとされている全ての抗体を網羅していることが明らかになった。このなかには抗-A2、-Fc、-Z1のようにドーセージ試薬となるもの、同一システム内の2つの因子に共通するエピトープをとらえるもの、ウシ亜科に広く分布する抗原をとらえるもの等が含まれており、作製した抗体はウシの血液型判定用のみならずシステム内亜型解析並びに種分化解析に有用な試薬であると判断した。
KohNOMURA,Takashi AMANO,KazueTANAKA,MisaoKANEMaki,and Tsutomu HOHDATSU