論文 - 野口 龍生
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The timing of fusion and chemical activation in nuclear transfer affects developmental potential of bovine embryos
S. Akagi, S. Takahashi, M. Yokota, T. Noguchi, A. Taniyama, D. Fuchimoto, Y. Izaike
Theriogenology Vol.5 No.1 252 2001年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
核移植技術における細胞融合と薬品による複合活性化のタイミングについて検討した結果、レシピエント卵子の成熟培養後、21時間後に電気刺激による細胞融合を行い、その後3時間後にカルシウムイオのフォアとシクロヘキシミドによる活性化を行った区が、その他の24時間後および27時間後細胞融合その後0~6時間後活性化処理を行った区より胚盤胞発生率が有意に高くなった。総ページ数549
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Development of embryos using bovine cumulus cells for nuclear transfer.
S. Akagi、S.Takahashi、T.Noguchi、Hasegawa、M.Shimizu、M.Hosoe,、Y.Izaike
Theriogenology Vol.53 No.1 p208 2000年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
卵丘細胞をドナー細胞として核移植に用いる場合の培養条件を検討した結果、細胞周期のG0/G1期にある細胞率は、体外培養を行わない場合(A区)89.7%、COCの成熟培養後(B区)89.5%、細胞の3日間の体外培養後(C区)76.0%および体外培養で5日間の血清飢餓培養を行った細胞(D区)90.6%であった。これらの細胞をドナーとした場合A区では、融合率、分割率、発生率および胚盤胞の細胞数で、D区との間に有意な差を生じた。総ページ数535
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日本短角種におけるウシ筋肉肥大(Double-muscling)原因遺伝子の変異の同定
鈴木暁之、野口龍生、千葉伸、田中修一
東北農業研究 ( 53 ) 109 - 110 2000年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本短角種で発生の認められているウシ筋肉肥大(DM)について、その原因遺伝子が既報のエクソン3に存在するnt821(del11)の欠失のみの変異であることが確認できた。また、原因遺伝子の一部が欠失していれば176bp、正常であれば187bpの断片長になるようにPCRプライマーを組み合わせ電気泳動により判定可能とした。この方法で判定した結果、247頭の種有牛のうち30頭でヘテロ型を示し、保因牛であることが判明した。総ページ数282
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乳質改善のためのスクリーニング検査体制整備
野口龍生、菊地正人
平成8年度岩手県家畜衛生年報 39 - 41 1997年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
乳質改善を、効率的に行うため、乳汁中細菌のスクリーニング検査を各農業協同組合畜産担当者に一任した。このことにより検査から指導までの対応が迅速になった。また、農協担当者が細菌検査を行うことにより、各管内の入室の実態を把握し、さらに培地に発育したコロニーを自らの目で確認することで、感心と意欲が向上した。また、培地を農家に見せることにより、乳質に対する理解が深まり、衛生的搾乳の意識が向上した。総ページ数138
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産後起立不能症が多発した酪農家の発生防止指導
野口龍生、菊地正人
平成7年度岩手県家畜衛生年報 48 - 50 1996年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
産後起立不能症が多発した酪農家の発生は、長期に亘る低栄養が原因であると思われ、養分充足率をDCP、TDN共に100%以上となるように指導した結果、BCSが上がり、血中総コレステロール値も正常範囲内となり、その後の発症を認めなくなった。このことによる酪農家の収益を計算すると、搾乳牛1頭当たり1日55.4円の増収が見込まれた。総ページ数146
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岩泉町における牛の肝蛭寄生状況
野口龍生、長内幸一
平成5年度岩手県家畜衛生年報 47 - 50 1994年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
岩泉町では乳用牛においても高率で肝蛭の寄生が確認された。また、ヒメモノアラガイの生息が確認され、調査対象牛の全てで稲藁の給与を受けており、さらに、未熟な堆肥を自家水田に施肥している農家で中卵検出率が高かった。乳用牛で駆虫薬投与群が非投与群より中卵検出率が高率であったが、未投与群では完熟堆肥を施肥している農家が高いためと考えられた。総ページ数155