講演・口頭発表等 - 下井 岳
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プロテオグリカン経口投与がマウス卵巣の抗老化に及ぼす影響 ― 卵巣刺激後の誘起排卵反応から観た評価 ―
下井 岳, 島田知和, 工藤謙一, 亀山祐一
第67回 北海道生殖医学会
開催年月日: 2025年04月
会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学医学部学友会館フラテ(北海道札幌市)
プロテオグリカン(PG)は、抗老化物質としてその効果が様々な組織で確認されている。演者らはこれまで報告のなかった卵巣において、継続的なPG摂取が組織の老化を抑制する可能性を示唆した。本研究では、卵巣刺激による誘起排卵反応から観たPG摂取の卵巣老化に対する効果を評価した。その結果、PG摂取は老化による卵子成熟(卵胞発育)や排卵など卵巣機能の低下を軽減させ、正常な卵子をより多く得られる可能性が示唆された。
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マウス体外加齢卵子由来胚のレドックス制御と抗酸化能におけるmrTRX-1の効果
下井 岳, 三善正太朗, 鎌倉彩百, 如澤竜治, 亀山祐一
第65回 日本卵子学会
開催年月日: 2024年05月
会議種別:口頭発表(一般)
開催地:神戸国際会議場(兵庫県神戸市)
排卵後培養環境下で12時間以上経過したマウス体外加齢卵子では、TrxRの発現低下に伴いROSの蓄積量が増加し、TRXのレドックス制御は破綻する。しかし、培地へのマウス由来組替え体TRX-1(mrTRX-1)の添加は、卵子内のTrxR発現を促進して酸化ストレスを軽減させる。本研究では、mrTRX-1処理された体外加齢卵子に由来する初期胚を対象に、TrxR発現量とROS処理能について解析し、胚のレドックス制御に対するmrTRX-1の効果を評価した。卵子の体外加齢は受精後の初期発生過程においてTRXによるレドックス活性の低下を招くが、培地へのmrTRX-1添加によって活性低下を抑制し、胚の質を維持できる効果のあることが示唆された。
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哺乳動物卵母細胞におけるミトコンドリアの数・関連機能の種を越えた保存性に関する検討
鈴木雅子,下井 岳,和田健太,鎌倉彩百,亀山祐一
第65回 日本卵子学会
開催年月日: 2024年05月
会議種別:口頭発表(一般)
開催地:神戸国際会議場(兵庫県神戸市)
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プロテオグリカンの経口摂取がマウス卵巣の抗老化に及ぼす影響
下井 岳, 荒山佑紀, 如澤竜治, 鎌倉彩百, 工藤謙一, 亀山祐一
第66回 北海道生殖医学会 2024年02月
開催年月日: 2024年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大学臨床教育研究棟講堂(北海道札幌市)
抗炎症や細胞増殖作用を持つプロテオグリカン(PG)は、抗老化物質としてその効果が皮膚や軟骨組織で確認されているが、性腺組織に対する効果は演者らの知る限り報告がない。そこで、マウスにPGを長期間経口摂取させ卵巣の抗老化に対する効果を検証した。ガン制御因子p53や細胞周期阻害因子p21の発現低下から、PGの摂取が卵巣における細胞老化(老化細胞の蓄積)を抑制する可能性が示唆された。
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アルコール依存モデルマウス由来卵母細胞の単為発生
亀山祐一, 浅原隼風, 下井 岳, 鎌倉彩百, 如澤竜治
第66回 北海道生殖医学会 2024年02月
開催年月日: 2024年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大学臨床教育研究棟講堂(北海道札幌市)
アルコール(Alc)依存モデルマウスで、過排卵処理後の採卵成績、卵母細胞の単為発生を観察した。10または20%のAlcをICRに 30~40日間自由摂取させても、摂水、摂餌、増体重、発情周期、過排卵処理で得られた卵子の数・品質・単為発生に大きな影響はなかった。
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陰嚢の温湯・超音波曝露による一時的雄性不妊マウスモデルの開発
鎌倉彩百, 下井 岳, 如澤竜治, 亀山祐一
第66回 北海道生殖医学会 2024年02月
開催年月日: 2024年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大学臨床教育研究棟講堂(北海道札幌市)
陰嚢を超音波治療器で処置すると精子形成が阻害され、一定期間後に回復することがラットやサル類で知られている。演者は汎用理化機器の超音波破砕機でマウスの陰嚢を処置し、一時的な雄性不妊モデル作製を試みた。その結果、超音波処理の影響は、処理温度の上昇によって増強されることが示された。
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Effects of proteoglycans on the expression of apoptosis-related factors in murine embryos 国際会議
Shimoi G, Jyozawa R, Kudoh K and Kameyama Y
21st World Congress on In Vitro Fertilization 2023年11月 International Society for In Vitro Fertilization
開催年月日: 2023年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Osaka International Convention Center, Osaka, JAPAN
This study aimed to examine the effects of PGs on mitochondrial MP and expression of apoptosis regulators in murine embryos.
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Exposure to IGFBP-rP1 during the oocyte maturation process inhibits IGF-1R and AKT activity in murine MII oocytes and embryos 国際会議
Jyozawa R, Kameyama Y and Shimoi G
21st World Congress on In Vitro Fertilization 2023年11月 International Society for In Vitro Fertilization
開催年月日: 2023年11月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Osaka International Convention Center, Osaka, JAPAN
In this study, we investigated the effects of IGFBP-rP1 exposure on the maturation process of immature oocytes and the activity of IGF-1R and its downstream factors during early development.
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妊娠マウスの過排卵誘起とそれで得られた卵子の初期発生
亀山祐一, 永木 渉, 下井 岳, 如澤竜治, 和田健太
第64回 日本卵子学会
開催年月日: 2023年05月
会議種別:ポスター発表
開催地:つくば国際会議場(茨城県つくば市)
哺乳動物は一部の例外を除けば、妊娠中の排卵、受精、発生は起こらない。演者らは誤って妊娠マウスを過排卵誘起したところ、排卵とその卵子がIVFで卵割することを観察した。本研究では妊娠マウスを過排卵誘起し、排卵とIVF後の初期発生を観察した。また一部の例では妊娠の継続、産仔の発育を観察した。
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Thioredoxinはマウス体外加齢卵子の抗酸化に有効か
下井 岳, 大井七彦, 如澤 竜治, 亀山 祐一
第64回 日本卵子学会
開催年月日: 2023年05月
会議種別:ポスター発表
開催地:つくば国際会議場(茨城県つくば市)
排卵後に体外で一定時間経過した卵子に対する酸化ストレスの軽減を目的に、体外加齢卵子におけるTrxのレドックス活性を評価し、マウス由来組換えタンパク質TRX1(mrTRX-1)を用いて外因性Trxが卵子の抗酸化能に及ぼす影響について検証した。
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暑熱に暴露したマウスから回収した精巣上体尾部精子の受精能
亀山祐一, 大木崚雅, 下井 岳, 和田健太
第65回 北海道生殖医学会
開催年月日: 2023年02月
会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学医学部学友会館(北海道札幌市)
ICR マウスの雄を 35℃に 7 日間暴露し、精巣サイズ、精巣上体精子の正常性、受精能に関する指標を観察した。暑熱暴露で精巣は退縮すると同時に T 分泌が減少、精巣上体尾部の精子も形態正常性、生存性、運動性、受精能が低下し、得られた受精卵の発生率は低下することが示された。
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マウス体外加齢卵子由来胚の初期発生過程におけるCDX2発現動態
下井 岳, 如澤 竜治, 亀山 祐一
第65回 北海道生殖医学会
開催年月日: 2023年02月
会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学医学部学友会館(北海道札幌市)
受精卵の初期分化は栄養外胚葉(TE)の出現であり転写因子CDX2の発現が必須である。マウス体外加齢卵子由来胚では胚盤胞期のTE細胞数が減少するが、これはCdx2発現量の低下に起因することを報告した。マウス胚ではCDX2発現が胚盤胞期以前から認められるが、体外加齢卵子由来胚ではその発現動態は不明であるため検証した。
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老齢マウスの卵巣内におけるCXCL5濃度の検討
如澤 竜治, 古市莉奈, 亀山 祐一, 下井 岳
第65回 北海道生殖医学会
開催年月日: 2023年02月
会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学医学部学友会館(北海道札幌市)
我々は老齢マウス卵巣内でCXCL5が高発現することを半定量的に解析した。そこで、卵子老化に及ぼすCXCL5の影響を検証するため、in vitroで卵母細胞へ曝露する実験系を構築するにあたり、本研究ではマウス卵巣内におけるCXCL5濃度を測定したので報告した。
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マウス体外加齢卵子由来胚から樹立した栄養膜幹細胞の分化能
下井 岳, 石川 立, 亀山祐一
第67回 日本生殖医学会 2022年11月
開催年月日: 2022年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:パシフィコ横浜会議センター(神奈川県横浜市)
我々は、胚体外組織形成の分析ツールとして栄養膜幹(TS)細胞を体外加齢卵子(ao)由来胚から樹立し(aoTS細胞)、in vitroで胎盤前駆細胞への分化能を有することを示してきた。一方、aoTS細胞が胚内でTE分化を経て胎盤形成に寄与するかは不明である。本研究では、注入キメラ法を用いて胚内におけるaoTS細胞のTEと胎盤組織への分化能について検証した。
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卵子成熟過程におけるIGFBP-rP1はマウス卵母細胞および初期胚のIGF-1R活性を持続的に低下させる
如澤竜治, 平田 紗, 亀山祐一, 下井 岳
第67回 日本生殖医学会 2022年11月
開催年月日: 2022年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:パシフィコ横浜会議センター(神奈川県横浜市)
IGFBP-rP1は細胞老化関連分泌現象(SASP)因子の一つで、老化に伴い卵巣内で高発現する。我々はin vitroの実験系で成熟過程にIGFBP-rP1を曝露することで卵母細胞のIGF-1Rの活性が減弱し、受精後の胚でアポトーシス(Ap)が頻発することを明らかにした。卵子成熟過程のIGFBP-rP1曝露が受精を経て初期発生にまで影響することについて、本研究では初期胚におけるIGF-1Rの発現とIGF-1Rの下流にあるAp抑制シグナルの活性から検証した。
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DNPによるマウス卵母細胞におけるATP合成の減弱
亀山祐一, 石田笑子, 下井 岳, 和田健太
第63回 日本卵子学会 2022年05月
開催年月日: 2022年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:メルパルク京都(京都府京都市)
卵母細胞のmtDNAコピー数やATP含量が少ないと、受胎率の低
いことは不妊治療の臨床研究で推測されている。しかし、受精や発生に必要なそれらの閾値は、実験動物で明確に示されていない。本研究は2.4-Dinitrophenol(DNP)でマウス卵母細胞におけるATP合成の減弱を試み、受精‧初期発生に必要なATP含量の閾値について考察した。 -
卵丘細胞の存在がIGFBP-rP1に暴露されたマウス卵母細胞のIGF-1R発現に及ぼす影響
下井 岳, 如澤 竜治, 亀山 祐一
第63回 日本卵子学会 2022年05月
開催年月日: 2022年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:メルパルク京都(京都府京都市)
IGFBP-rP1は卵子成熟過程に存在することで、受精後に高頻度のアポトーシスを誘発し胚の質を低下させる。一般的にIGFBP-rP1は細胞膜上のIGF-1R活性を阻害することが知られているが、成熟過程における卵子への作用機序は不明である。本研究では、まず卵丘細胞の存在がIGFBP-rP1の卵子への作用に及ぼす影響を検証し、次に卵丘細胞や卵母細胞におけるIGF-1R発現とその活性化レベルを検証した。
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In vitroにおけるマウスMII期卵子ミトコンドリア膜電位の経時的変化
下井 岳, 石川 立, 亀山 祐一
第64回 北海道生殖医学会 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Web開催
我々は体外加齢が卵子のミトコンドリア(Mt)膜電位を低下させることを報告した。この報告で膜電位の低下は採卵後6時間から認められたが、既に下限の閾値に達していた。膜電位低下は細胞で発現するアポトーシスのトリガーで、卵子の質が低下する兆候として考えられる。Mt膜電位の低下が体外加齢のどの時点で誘起されるかを知ることは、卵子の体外操作時間を検討する上で重要である。本研究は体外加齢卵子のMt膜電位を採卵後6時間以前から経時的に測定して、膜電位の低下が起き始める時間帯を検証した。
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マウス体外加齢卵子由来胚から樹立した栄養膜幹細胞の自発的分化におけるマーカータンパク質の発現解析
石川 立, 平澤 基, 亀山祐一, 下井 岳
第66回 日本生殖医学会 2021年11月
開催年月日: 2021年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:米子コンベンションセンター(島根県米子市)
我々は体外加齢卵子由来胚からTEの性質を維持する栄養膜幹(TS)細胞を樹立した。TS細胞は培地中のFGF4を除去することで自発的に胎盤前駆細胞へ分化する。本研究では、in vitroでマウス体外加齢卵子由来胚から樹立したTS細胞の自発的分化を促し、胎盤前駆細胞のマーカータンパク質の発現を解析した。
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マウス体外加齢卵子へのプロテオグリカン処理が受精後の胚の質に及ぼす効果
下井 岳, 栗山 聡, 石川 立, 内沢秀光, 工藤謙一, 亀山祐一
第114回 日本繁殖生物学会 2021年09月
開催年月日: 2021年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Web開催
既に体外で加齢した卵子由来の受精卵に対して、初期発生過程でプロテオグリカン(PG)に暴露させることは胚の質の改善に有効であった。一方、体外加齢が進行中の卵子に対してPGの暴露が、受精後における胚の質を改善するのに有効か否かについては不明であるため検証した。
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サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンはマウス体外加齢卵子由来胚におけるアポトーシスのミトコンドリア経路を阻害する
下井 岳, 蓮見奈々子, 佟 忻, 島田 茎, 鈴木雅子, 内沢秀光, 工藤謙一, 亀山祐一
第62回 日本卵子学会 2021年05月
開催年月日: 2021年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Web開催
プロテオグリカン(PGs)がEGFR/PI3K/AKT経路による細胞生存シグナルを活性化させることで、体外加齢卵子由来胚で頻発するアポトーシス(Ap)が抑制されることを示してきた。また、体外加齢が卵子や胚のミトコンドリア(Mt)膜電位を低下させることから、胚で頻発するApはMt経路が有力であることを示唆してきた。しかし、体外加齢卵子由来胚で認められたAp抑制作用について、PGsがMt膜電位やアポトーシス制御因子の発現に及ぼす影響は明らかにされていない。そこで、本研究ではPGsによるAp抑制において、Mt膜電位やMt経路の機能分子の発現について検証した。
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プロテオグリカンがマウス体外加齢由来胚のミトコンドリア膜電位に及ぼす影響
下井 岳, 蓮見奈々子, 佟 忻, 鈴木雅子, 内沢秀光, 工藤謙一, 亀山 祐一
第62回 北海道生殖医学会 2020年02月
開催年月日: 2020年02月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大記念ホール(北海道札幌市)
排卵後の体外加齢は卵子だけでなく受精後の胚盤胞においてもミトコンドリア(Mt)膜電位を低下させる。本研究ではプロテオグリカン(PGs)がマウス体外加齢卵子由来胚においてアポトーシスのトリガーとなるMt膜電位にどのような影響を及ぼすか検証した。
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卵子ミトコンドリアDNA抽出法の検討
鈴木雅子, 島田 茎, 佟 忻, 下井 岳, 和田健太, 亀山祐一
第62回 北海道生殖医学会 2020年02月
開催年月日: 2020年02月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大学記念ホール(北海道札幌市)
卵母細胞のミトコンドリアDNAコピー数は、受精・発生能と関係があるとされている。しかし、同一種でも報告によって数倍の差があるため、定量法検討の一環として抽出法について検討した。
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マウスMII期卵子の体外加齢は受精後の初期胚割球におけるミトコンドリア膜電位を低下させる
下井 岳, 亀山 祐一
第64回 日本生殖医学会 2019年11月
開催年月日: 2019年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:神戸国際会議場(兵庫県神戸市)
本研究はアポトーシスのトリガーとなるMt膜電位に着目し、体外加齢時間に伴うMII期卵子および初期胚におけるMt膜電位の変化について検証することを目的とし、体外加齢が卵子や胚のMt膜透過性に及ぼす影響を検証した。
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IGFBP-rP1がマウス卵子の成熟・受精・初期発生に及ぼす影響
佟 忻, 井関大志, 和田健太, 亀山祐一, 下井 岳
第60回 日本卵子学会 2019年05月
開催年月日: 2019年05月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:広島国際会議場(広島県広島市)
本研究では、老化卵巣内で特に顕著な発現を示したSASP因子IGFBP-rP1にフォーカスし、卵巣内におけるIGFBP-rP1濃度を測定するとともに、in vitro実験系を用いて卵子成熟過程にIGFBP-rP1を曝露することで、受精および初期発生に及ぼす影響について検証した。
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体外加齢卵母細胞におけるミトコンドリア分布変化の細胞骨格阻害剤による抑制
亀山祐一, 小林周平, 下井 岳, 和田健太
第60回 日本卵子学会 2019年05月
開催年月日: 2019年05月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:広島国際会議場(広島県広島市)
マウス卵子の成熟・初期発生過程、体外加齢において、ミトコンドリアの融合・分裂が起こっているのかを観察し、Mfn1、Opa1、Drp1の遺伝子発現を定量した。
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マウス卵子における簡便かつ安価なミトコンドリアDNA定量法の検討
鈴木雅子, 下井 岳, 和田健太, 亀山祐一
第60回 日本卵子学会 2019年05月 広島国際会議場(広島県広島市)
開催年月日: 2019年05月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、マウス卵⼦における簡便かつ安価なミトコンドリアDNA定量法について検討した。
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体外加齢がマウスMII期卵子のコヒーシン保護機構に及ぼす影響
下井 岳, 若林理子, 佟 忻, 和田健太, 亀山祐一
第60回 日本卵子学会 2019年05月
開催年月日: 2019年05月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:広島国際会議場(広島県広島市)
本研究では、卵子の体外加齢がコヒーシン保護機構に及ぼす影響について明らかにするため、SGOおよびPP2Aの発現とREC8のリン酸化レベルの関係について検証した。
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加齢に伴うマウス卵巣内のIGFBP-rP1濃度の変化
佟 忻, 井関大志, 亀山祐一, 下井 岳
第61回 北海道生殖医学会 2019年02月
開催年月日: 2019年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:酪農学園大学(北海道江別市)
細胞老化関連分泌現象(SASP)は、老化細胞から炎症反応や発ガン誘導作用を示す分泌性タンパク質を高発現する現象である。我々は、加齢に伴う卵子老化が卵巣内で亢進するSASPに起因するという仮説のもと、老齢マウス卵巣内で複数のSASP因子が高発現することを示してきた。本研究は、特に顕著な発現増加を示したIGFBP-rP1に着目して卵巣内IGFBP-rP1濃度を測定し、加齢に伴いどのように変化するか検証した。
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体外加齢がマウスMII期卵子のミトコンドリア膜電位に及ぼす影響
下井 岳, 羽田凉穂, 佟 忻, 亀山祐一
第61回 北海道生殖医学会 2019年02月
開催年月日: 2019年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:酪農学園大学(北海道江別市)
卵子の体外加齢は受精後の初期胚においてアポトーシス(Ap)を高頻度に誘発する。ミトコンドリア(Mt)はAp発現の主要経路であり、加齢による卵子Mtの異常が報告されている事実から、体外加齢卵子由来胚におけるAp発現の有力な経路であることが示唆される。本研究ではApのトリガーとなるMt膜電位に着目し、加齢時間に伴い卵子Mt膜電位がどのように変化するのか検証した。
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動揺刺激によるオオアシトガリネズミ Sorex unguiculatus の嘔吐反応
亀山祐一, 中野雄貴, 下井 岳, 酒井一由
第24回 日本野生動物医学会大会 2018年08月
開催年月日: 2018年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、動揺刺激によるオオアシトガリネズミ Sorex unguiculatus の嘔吐反応について検証したので報告した。
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老齢マウスの卵巣における細胞老化関連分泌現象(SASP)因子の発現
佟 忻, 亀山祐一, 下井 岳
第59回 日本卵子学会 2018年05月
開催年月日: 2018年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:ソニックシティ(埼玉県さいたま市)
細胞老化関連分泌現象(SASP)は、老化細胞から炎症反応や発ガン誘導作用を示す様々な分泌性タンパク質を高発現する現象である。SASP因子は細胞老化の指標であるが、近年、個体老化との関連性を示唆する報告もある。これまでのところ、卵巣組織の老化とSASP因子との関連性を示唆した知見はほとんど得られていない。本研究では、マウスの卵巣組織におけるSASPが個体老化によって亢進されるか否か明らかにすることを目的とし、SASP因子として知られるIL-6、CXCL5、IGFBP7、PAI-1の卵巣内における発現について検証した。
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マウス卵母細胞のレスベラトロールによる体外加齢抑制作用の検証
馬場 優, 吉岡 歩, 下井 岳, 亀山祐一
第59回 日本卵子学会 2018年05月
開催年月日: 2018年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:ソニックシティ(埼玉県さいたま市)
本研究では、マウス卵母細胞のレスベラトロールによる体外加齢抑制作用について検証した。
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サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンはマウス体外加齢卵子由来胚のアポトーシスを抑制する
下井 岳, 内沢秀光, 工藤謙一, 亀山祐一
第60回 北海道生殖医学会 2018年02月
開催年月日: 2018年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学医学部学友会館(北海道札幌市)
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン(PG)はEGF様作用を持つ。我々は、PGがEGFシグナルのPI3K/AKT経路を活性化させることをマウス胚で示してきた。PI3K/AKTは細胞生存シグナルで、アポトーシス(Apo)抑制に働く。そこで、マウス体外加齢卵子由来胚で頻発するApoの抑制にPGが効果的に作用するか検証した。
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mtGFP-TgマウスにおけるTgホモ型不妊の原因解析
塩津 好恵, 下井 岳, 亀山 祐一
第60回 北海道生殖医学会 2018年02月
開催年月日: 2018年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学医学部学友会館(北海道札幌市)
C57BL/6J-Tg(CAG-Cox8/EGFP) (通称mtGFP-Tg)は、ミトコンドリアがGFPで標識されるトランスジェニックマウスである。同系統はTgホモ型で不妊とされているが、その原因が不明なため、繁殖能力に関わる表現型解析を行った。
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マウス卵子の加齢が第二減数分裂期における紡錘体チェックポイント分子機構に及ぼす影響
下井 岳, 亀山祐一
第62回 日本生殖医学会 2017年11月
開催年月日: 2017年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:海峡メッセ下関(山口県下関市)
本研究では、加齢マウス未成熟卵子をIVMして得たMII期卵子コヒーシンの発現を解析した。また、排卵後の体外加齢卵子を加齢モデルとして、コヒーシンを含む紡錘体チェックポイント(SAC)の機能分子に及ぼす影響を検証した。
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オオアシトガリネズミの行動特性:学習能力と脳の形態的特徴
亀山祐一, 新井敬裕, 下井 岳
第23回 日本野生動物医学会 2017年09月
開催年月日: 2017年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)
本研究は、オオアシトガリネズミの行動特性として学習能力と脳の形態的特徴の観点から検証した。
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Proteoglycans suppress apoptosis in mouse embryos derived from aged oocytes 国際会議
Gaku Shimoi, Misa Umetsu, Hidemitsu Uchisawa, Ken-ichi Kudoh and Yuichi Kameyama
4th World Congress of Reproductive Biology 2017年09月
開催年月日: 2017年09月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
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オオアシトガリネズミにおける雄性生殖器の特徴と性行動
亀山祐一, 村田優衣, 下井 岳
日本哺乳類学会2017年度大会 2017年09月
開催年月日: 2017年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:富山大学五福キャンパス(富山県富山市)
本研究では、オオアシトガリネズミにおける雄性生殖器の特徴と性行動について検証した。
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サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンはEGF受容体のリン酸化を介してマウス加齢胚の細胞増殖を亢進する
下井 岳, 内沢秀光, 工藤謙一, 亀山祐一
第14回 北海道実験動物研究会総会・学術集会 2017年07月
開催年月日: 2017年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学生物産業学部(北海道網走市)
本研究はプロテオグリカンがマウス初期胚の細胞増殖に及ぼす影響について、EGFシグナル伝達の観点から検証するとともに、PGが体外加齢卵子由来胚の細胞増殖能を向上させるか否かについて検証した。
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マウス体外加齢卵子由来胚から樹立した栄養膜幹細胞の特性
下井 岳, 隈本正太郎, 小竹祐太郎, 亀山祐一
第58回 日本卵子学会 2017年06月
開催年月日: 2017年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)
本研究では、体外加齢卵子由来胚から栄養膜幹細胞の樹立を試み、その細胞増殖能と栄養外胚葉の形質維持について細胞内シグナルの観点から検証した。
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マウス卵子の成熟・初期発生および体外加齢におけるミトコンドリア融合・分裂因子の発現
櫻井彩海, 吉岡 歩, 下井 岳, 亀山祐一
第58回 日本卵子学会 2017年06月
開催年月日: 2017年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)
本研究は、マウス卵子の成熟・初期発生および体外加齢におけるミトコンドリア融合・分裂因子の発現について検証した。
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マウス体外加齢卵子で遺伝子発現を相対定量するためのリファレンス遺伝子について
吉岡 歩, 小竹 祐太郎, 下井 岳, 亀山 祐一
第59回 北海道生殖医学会 2017年02月
開催年月日: 2017年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:ムトウビル(北海道札幌市)
本研究は、マウス体外加齢卵子で遺伝子発現を相対定量するためのリファレンス遺伝子について検証した。
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母体の加齢がマウス体外成熟卵子のMII期におけるコヒーシンの発現に及ぼす影響
下井 岳, 小泉智里, 小竹祐太郎, 亀山祐一
第59回 北海道生殖医学会 2017年02月
開催年月日: 2017年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:ムトウビル(北海道札幌市)
個体レベルの加齢(母体加齢)では、第1減数分裂二価染色体のコヒージョンの脆弱化が報告されているが、IVMを実施するケースでは母体加齢の影響に加えて体外加齢によるリスクも懸念される。本研究では、加齢マウスから得た未成熟卵子をIVMしたMII期卵子について、コヒーシンサブユニットのSMC1β、REC8の発現をタンパク質レベルで解析した。
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サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンがマウス初期胚の細胞増殖・分化に及ぼす影響
下井 岳, 小竹祐太郎, 内沢秀光, 工藤謙一, 亀山祐一
第109回 日本繁殖生物学会 2016年09月
開催年月日: 2016年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:麻布大学(神奈川県相模原市)
プロテオグリカン(PG)の生理機能の一つに細胞増殖促進作用が知られており、PGのC末端側にある上皮細胞成長因子(EGF)様領域がEGF受容体(EGFR)と結合することで細胞増殖の亢進が惹起されることが示唆されている。しかし、このような作用は主に培養細胞(体細胞)についてであり、初期胚における検証はほとんどない。本研究ではEGFシグナル伝達経路に着目し、PGがマウス初期胚の細胞増殖と分化に及ぼす影響について検証した。
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卵子の加齢がマウス初期胚におけるFGFR2のリン酸化を介した細胞増殖に及ぼす影響
小竹祐太郎, 諸永知保, 亀山祐一,
第109回 日本繁殖生物学会 2016年09月
開催年月日: 2016年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:麻布大学(神奈川県相模原市)
体外加齢したマウス卵子の胚盤胞期において、栄養外胚葉(TE)細胞の減少とCdx2 mRNA量の顕著な低下を明らかにしてきたが、これはFGFシグナル伝達経路の脆弱化に起因することが懸念される。本研究では、FGF4/FGFR2を介したシグナル活性の観点から卵子の加齢がTE系譜への分化に及ぼす影響について検証した。
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マウス体外加齢卵子におけるセキュリンおよびAPC/C活性化因子の発現
下井 岳, 片岡万里乃, 小竹祐太郎, 濱口朝日, 亀山祐一
第57回 日本卵子学会 2016年05月
開催年月日: 2016年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:朱鷺メッセ(新潟県新潟市)
本研究では、コヒーシン分解酵素の抑制因子であるセキュリンと、そのユビキチンリガーゼでもあるAPC/Cの活性化因子CDC20、さらにAPC/C-CDC20の結合に関与するMAD2の発現が体外加齢によってどのような影響を受けるか検証した。
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体外で加齢させたマウス卵母細胞におけるミトコンドリアの機能と動態
濱口朝日, 小竹祐太郎, 下井 岳, 亀山祐一
第57回 日本卵子学会 2016年05月
開催年月日: 2016年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:朱鷺メッセ(新潟県新潟市)
本研究では、体外で加齢させたマウス卵母細胞におけるミトコンドリアの機能と動態について詳細に検証した。
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NGSデータを用いたエミューのマイクロサテライト領域の抽出
和田健太, 内山博允, 大久保 咲, 小嶋恵理, 原 歩, 藤井裕康, 下井 岳, 相馬幸作
日本畜産学会第121回大会 2016年03月
開催年月日: 2016年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)
本研究では、NGSデータを用いたエミューのマイクロサテライト領域の抽出について検証した。
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オオアシトガリネズミの野生下及び飼育下における行動
黒田祐樹, 小森 茜, 下井 岳, 亀山祐一
第63回 日本生態学会 2016年03月
開催年月日: 2016年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:仙台国際センター(宮城県仙台市)
本研究では、今まで明らかにされてこなかったオオアシトガリネズミの野生下及び飼育下における行動について検証した。
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FGF4添加による外因性FGFシグナル活性が体外加齢卵子由来胚の栄養外胚葉への分化に及ぼす効果
小竹祐太郎, 諸永知保, 濱口朝日, 亀山祐一,
第58回 北海道生殖医学会 2016年02月
開催年月日: 2016年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学医学部学友会館(北海道札幌市)
我々は、卵子の加齢が初期胚におけるCdx2発現量の低下と着床率の低下を誘発し、初期分化能に少なからず影響することを示唆してきた。本研究ではCdx2発現やTE分化に重要なFGFに着目し、卵子の加齢が胚のFGFシグナルに及ぼす影響について検証した。
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排卵後の体外加齢がマウス卵子におけるコヒーシンサブユニットの発現に及ぼす影響
下井 岳, 小竹祐太郎, 濱口朝日, 亀山祐一
第58回 北海道生殖医学会 2016年02月
開催年月日: 2016年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学医学部学友会館(北海道札幌市)
分裂中期に機能する紡錘体チェックポイント(SAC)は姉妹染色分体の均等な分配を監視するシステムである。本研究では、SACの機能タンパク質で姉妹染色分体間の接着因子であるコヒーシンに着目し、排卵後の体外加齢がコヒーシンサブユニットの発現に及ぼす影響について検証した。
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鶏胚および幼雛におけるビタミンD依存性カルシウム輸送タンパク質の発現
下井 岳, 佐久間 優, 遊長尚貴, 亀山祐一
第108回 日本繁殖生物学会 2015年09月
開催年月日: 2015年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:宮崎大学木花キャンパス(宮崎県宮崎市)
本研究では、鶏胚および幼雛においてCa輸送タンパク質カルビンディン(CB)、Ca膜チャネルタンパク質TRPV6やそれらの発現に関与するビタミンD受容体(VDR)の発現をタンパク質レベルで解析した。
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卵殻の部分切開がエミュー胚の呼吸代謝に及ぼす影響
下井 岳, 鳥羽 茜, 和田健太, 亀山祐一, 相馬幸作
日本畜産学会第120回大会 2015年09月
開催年月日: 2015年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:酪農学園大学(北海道江別市)
孵化前診断には卵殻を一部切開して胚を操作する技術体系を伴うが、卵殻切開は胚の呼吸や孵化率の低下を招くことが懸念される。本研究では発生学的知見に乏しいエミューにおいて胚発生時の呼吸代謝のデータを集積するとともに、卵殻の部分切開が胚の呼吸代謝に及ぼす影響について検証した。
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母体の加齢がマウス卵巣内における一酸化窒素合成酵素の発現に及ぼす影響
下井 岳, 粂田千帆, 亀山祐一
第56回 日本卵子学会 2015年05月
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:栃木県総合文化センター(栃木県宇都宮市)
哺乳動物では母体の加齢に伴い卵巣の機能が低下するが、NOSの発現が加齢によってどのように変化するのかは不明である。本研究では性周期中のマウス卵巣におけるNOS2(誘導型)およびNOS3(内皮型)の発現動態を明らかにし、母体の加齢が卵巣におけるNOS発現に及ぼす影響を検証した。
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ラジオテレメトリーによるオオアシトガリネズミの行動圏調査
黒田祐樹, 大浜未南, 沖本康平, 下井 岳, 橋詰良一, 亀山祐一
第62回 日本生態学会 2015年03月
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:鹿児島大学郡元キャンパス(鹿児島県鹿児島市)
本研究では、ラジオテレメトリーを用いてオオアシトガリネズミの行動圏調査を行ったので報告した。
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オホーツクエミュー集団におけるマイクロサテライトマーカーの評価と開発
大久保 咲, 小嶋恵理, 原 歩, 相馬幸作, 下井 岳, 和田健太
日本畜産学会第119回大会 2015年03月
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:宇都宮大学峰キャンパス(栃木県宇都宮市)
本研究では、オホーツクエミュー集団におけるマイクロサテライトマーカーの評価と開発について検証した。
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マウス卵母細胞の体外加齢による発生率低下はカフェイン添加で軽減する
濱口朝日, 下井 岳, 橋詰良一, 亀山祐一
第57回 北海道生殖医学会 2015年02月
開催年月日: 2015年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌市教育文化会館(北海道札幌市)
マウス卵母細胞は体外加齢によって発生率を低下させるが、培養液へのカフェイン添加で体外加齢卵子に由来する初期胚の発生率の低下が軽減するか否か、検証した。
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Destabilization of Cohesin Rec8 Causes Aneuploidy after the Second Meiosis in Murine Postovulatory Aged Oocytes 国際会議
Gaku Shimoi, Ken-ichi Kudoh, Yuichi Kameyama, Ryoich Hashizume
41st Annual Conference of the International Embryo Transfer Society 2015年01月
開催年月日: 2015年01月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
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Fgf5の1塩基欠失変異はシリアンハムスターの雄優性的長毛を引き起こす
吉澤康博, 和田健太, 下井 岳, 亀山祐一, 福田勝洋, 橋詰良一
第37回 日本分子生物学会 2014年11月
開催年月日: 2014年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
本研究では、Fgf5の1塩基欠失変異がシリアンハムスターの雄優性的長毛を引き起こすことを発見したので報告した。
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オオアシトガリネズミの飼育個体における春機発動
沖本康平, 下井 岳, 橋詰良一, 亀山祐一
日本哺乳類学会2013年度大会 2014年09月
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都大学吉田キャンパス(京都府京都市)
本研究では、オオアシトガリネズミの飼育個体における性成熟および春機発動の時期について検証した。
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長毛シリアンハムスターに認められた毛周期における成長期の延長とFgf5の1bp欠失変異
吉澤康博, 和田健太, 下井 岳, 亀山祐一, 福田勝洋, 橋詰良一
第61回 日本実験動物学会総会 2014年05月
開催年月日: 2014年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌コンベンションセンター(北海道札幌市)
本研究では、長毛シリアンハムスターに認められた毛周期における成長期の延長とFgf5の1bp欠失変異について検証した。
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マウス体外加齢卵子における減数分裂特異的コヒーシンタンパク質REC8の発現
下井 岳, 工藤謙一, 亀山祐一, 橋詰良一
第55回 日本卵子学会 2014年05月
開催年月日: 2014年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:神戸国際会議場(兵庫県神戸市)
分裂期における染色分体間の解離は、セパレースによるコヒーシン構成タンパクの分解によって生じる。染色分体解離において最終的な役割を担うコヒーシンは複数のサブユニットからなり、その一つであるREC8は減数分裂特異的タンパク質である。本研究ではコヒーシンのセパレース認識部位でもあるREC8に着目して体外加齢卵子における発現と第2減数分裂時に誘発される卵子の染色体異数性との関連性について検証した。
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オオアシトガリネズミの飼育下における交尾と育仔
沖本康平, 下井 岳, 橋詰良一, 亀山祐一
第61回 日本生態学会 2014年03月
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場(広島県広島市)
本研究では、これまで明らかにされてこなかったオオアシトガリネズミの飼育下における交尾と育仔について観察したので報告した。
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オホーツク飼育集団のエミューにおける多型マイクロサテライトマーカーの探索
大久保 咲, 下井 岳, 相馬幸作, 和田健太
日本畜産学会第118回大会 2014年03月
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:つくば国際会議場(茨城県つくば市)
本研究では、オホーツク飼育集団のエミューにおける多型マイクロサテライトマーカーの探索を行ったので報告した。
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長毛シリアンハムスター系統の被毛形成にアンドロジェンが及ぼす影響とその原因遺伝子の探索
吉澤康博, 和田健太, 下井 岳, 亀山祐一, 福田勝洋, 橋詰良一
日本畜産学会第118回大会 2014年03月
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:つくば国際会議場(茨城県つくば市)
本研究では、長毛シリアンハムスター系統の被毛形成にアンドロジェンが及ぼす影響について検証するとともに、その原因遺伝子の探索を行ったので報告した。
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卵殻の部分切開が鶏胚の呼吸代謝と発生能に及ぼす影響
下井 岳, 桜井智野風, 亀山祐一, 橋詰良一
日本畜産学会第118回大会 2014年03月
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:つくば国際会議場(茨城県つくば市)
卵殻の部分切開はふ化率の低下を招くことから胚の発生能に及ぼす影響が少なからず懸念される。本研究では、卵殻の部分切開による鶏胚の呼吸代謝の変化と発生能への影響について検証した。
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ICSIによるマウス二精子注入卵子の初期発生過程における染色体構成
増川里美, 工藤謙一, 亀山祐一, 橋詰良一, 下井 岳
第56回 北海道生殖医学会 2014年02月
開催年月日: 2014年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学大学院獣医学研究科(北海道札幌市)
我々は3PN胚の倍数性が第1卵割期以前に決定されるという仮説を立て、ICSIを用いてマウス二精子注入卵子を作出したところ、二つの精子を注入する時間的差異が余剰精子核の前核融合への関与に影響することが示唆された。本研究では二精子注入卵子の初期発生過程における倍数性を検証するため、2細胞期と胚盤胞期で染色体分析を行った。
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オオアシトガリネズミの雌雄同居による産仔の作出
沖本康平, 下井 岳, 橋詰良一, 亀山祐一
日本哺乳類学会2013年度大会 2013年09月
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:岡山理科大学(岡山県岡山市)
本研究では、オオアシトガリネズミの雌雄同居による産仔の作出について試み、飼育下において初めて成功したので報告した。
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排卵後の体外加齢がマウス卵子の胚盤胞期におけるCdx2発現と着床能に及ぼす影響
下井 岳, 林 雅人, 工藤謙一, 亀山祐一, 橋詰良一
第106回 日本繁殖生物学会 2013年09月
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京農工大学農学部府中キャンパス(東京都府中市)
本研究は体外加齢卵子由来の胚盤胞における栄養外胚葉への分化能についてCdx2の発現から検証し、これらの胚を移植することで胚の着床能について検証した。
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鶏胚の卵殻外培養における卵黄内への乳酸カルシウム投与の効果
佐久間 優, 亀山祐一, 橋詰良一, 下井 岳
第106回 日本繁殖生物学会 2013年09月
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京農工大学農学部府中キャンパス(東京都府中市)
本研究では、卵殻を使用せず鶏胚を培養する卵殻外培養系(egg shell less; ESL)を構築し、卵黄内に直接Caの投与を行うことで卵黄内Caがどのように胚へ供給されるか検証した。
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マウス二精子受精卵における染色体構成と余剰精子の受精への関与
下井 岳, 工藤謙一, 亀山祐一, 橋詰良一
第54回 日本卵子学会 2013年05月
開催年月日: 2013年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:学術総合センター(東京都千代田区)
げっ歯類の精子には中心体が存在せず、細胞質内に点在するMTOCがCytoplasmic asterを形成して微小管ネットワークを構築する。このような卵子主導の前核融合において、複数の精子が卵細胞質内に存在する場合、どのようにして余剰精子が受精に関与し、胚の染色体構成に影響するかは不明な点が多い。本研究はICSIによって人為的に二精子受精卵を作出し、余剰精子の動態と受精への関与について検証した。
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スナネズミ胚の体外培養 -単純塩類組成培地による検討-
武隈憲佑, 下井 岳, 亀山祐一, 橋詰良一
第54回 日本卵子学会 2013年05月
開催年月日: 2013年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:学術総合センター(東京都千代田区)
本研究では、スナネズミ胚の体外培養における単純塩類組成培地について検討し、スナネズミ胚の初期発生過程における体外培養系の構築を試みたので報告した。
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マウス卵母細胞への侵入後における精子ミトコンドリアと鞭毛消失の動態
亀山祐一, 小林美智子, 下井 岳, 橋詰良一
第54回 日本卵子学会 2013年05月
開催年月日: 2013年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:学術総合センター(東京都千代田区)
本研究では、マウス卵母細胞への侵入後における精子ミトコンドリアと鞭毛消失の動態について検証した。
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排卵後に体外で加齢したマウス卵子の胚盤胞期におけるCdx2の発現
林 雅人, 下井 岳, 亀山祐一, 橋詰良一
第55回 北海道生殖医学会 2013年02月
開催年月日: 2013年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大学(北海道札幌市)
我々は、排卵後の体外加齢がマウス卵子の受精能や初期発生能に影響することを報告してきた。本研究では、体外加齢卵子に由来する受精卵の胚盤胞期における栄養外胚葉への分化能について、栄養外胚葉マーカーであるCdx2の発現から検証した。
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Repeated ovarian stimulations by exogenous gonadotropin could alter ATP content and mitochondrial distribution in mouse oocytes 国際会議
Yuichi Kameyama, Gaku Shimoi, Satoe Kubo, Ryoichi Hashizume
39th Annual Conference of the International Embryo Transfer Society 2013年01月
開催年月日: 2013年01月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Hannover congress centrum(Germany)
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Effects of postovulatory aging on the localization of microtubule organizing center and pericentriolar material in mouse oocytes 国際会議
Gaku Shimoi, Ken-ichi Kudoh, Masato Hayashi, Yuichi Kameyama, Masao Ito, Ryoichi Hashizume
4th Congress of Asia Pacific Initiative on Reproduction 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
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加齢卵子におけるMTOCおよびPCMの局在と第1卵割への影響
下井 岳, 林 雅人, 工藤謙一, 亀山祐一, 伊藤雅夫, 橋詰良一
第53回 日本哺乳動物卵子学会 2012年05月
開催年月日: 2012年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:千里ライフサイエンスセンター(大阪府豊中市)
体外での加齢時間に伴いマウス卵子のMⅡ期紡錘体の形態異常と染色体の配列異常が高頻度に誘発されることを報告した。しかし、紡錘体の形成・維持に深く関わるMTOC、PCMの細胞質局在と卵子の加齢については明らかではない。本研究は、体外加齢卵子におけるMTOCおよびPCMの局在を分析し、受精後の卵割に及ぼす影響について検証した。
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人工容器を用いた代替卵殻環境がニワトリ胚の呼吸代謝に及ぼす影響
下井 岳, 桜井智野風, 亀山祐一, 橋詰良一
日本畜産学会第115回大会 2012年03月
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋大学東山キャンパス(愛知県千種区)
ニワトリ胚の卵殻外培養において、人工容器を用いた代替卵殻環境では胚のガス交換が容器内外で円滑に行われないことが懸念される。本研究はニワトリ胚の呼吸代謝に及ぼす人工容器の影響について、胚のO2消費量(VO2)とCO2排出量(VCO2)を測定することで検証した。また、容器内のベンチレーションによって培養胚の呼吸代謝の改善を試みた。
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マウス二精子受精卵における余剰精子の動態と受精への関与
下井 岳, 林 雅人, 工藤謙一, 亀山祐一, 橋詰良一
第54回 北海道生殖医学会 2012年02月
開催年月日: 2012年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大学記念ホール(北海道札幌市)
精子中心体を持たないマウスでは、多精子受精における余剰精子が受精に関与し、胚の染色体構成に影響するかは不明な点が多い。本研究はICSIによって人為的に二精子受精卵を作出し、余剰精子の動態と受精への関与について検証した。
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マウス卵母細胞におけるATP合成阻害実験系の検討
下井 岳, 亀山祐一, 牧田翔正, 橋詰良一
第54回 北海道生殖医学会 2012年02月
開催年月日: 2012年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大学記念ホール(北海道札幌市)
本研究では、マウス卵母細胞におけるミトコンドリア機能の解析のために、ATP合成阻害薬を用いた実験系について検討した。
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Early development of in vitro aged eggs after intracytoplasmic sperm injection 国際会議
Gaku Shimoi, Masato Hayashi, Yuichi Kameyama, Ryoichi Hashizume, Ken-ichi Kudoh, Masao Ito
16th World Congress on In Vitro Fertilization 2011年09月
開催年月日: 2011年09月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
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ラット胚の体外発育に及ぼす培養液中のK、Ca、Mgイオンの影響
武隈憲佑, 下井 岳, 亀山祐一, 橋詰良一
日本畜産学会第114回大会 2011年08月
開催年月日: 2011年08月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:北里大学獣医学部十和田キャンパス(青森県十和田市)
ラット胚の体外培養系は、培養成績が低く未だに確立されていない。本研究では、ラット胚の体外発育に及ぼす培養液中のK、Ca、Mgイオンの影響について着目して検証した。
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過排卵処理がマウス卵母細胞のミトコンドリアDNAコピー数、ATP含量に及ぼす影響
亀山祐一, 下井 岳, 橋詰良一
第52回 日本哺乳動物卵子学会 2011年05月
開催年月日: 2011年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国際医療福祉大学大田原キャンパス(栃木県大田原市)
本研究では、発生工学的手法で常用される過排卵処理が、マウス卵母細胞のミトコンドリアDNAコピー数、ATP含量に及ぼす影響について検証した。
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体外での加齢がマウスの受精および初期発生に及ぼす影響 招待あり
下井 岳, 工藤謙一, 亀山祐一, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第52回 日本哺乳動物卵子学会 2011年05月
開催年月日: 2011年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
開催地:国際医療福祉大学大田原キャンパス(栃木県大田原市)
本研究は、排卵後に体外で加齢した卵子の紡錘体の形態および卵細胞質内ATP濃度について分析し、これらの卵子にIVFあるいはICSIを施行することで受精能や初期発生に及ぼす影響について検証した。
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オオアシトガリネズミのPCR法による性判別
黒田高光, 菊池文一, 小川裕子, 河原 淳, 下井 岳, 橋詰良一, 亀山祐一
第58回 日本生態学会札幌大会 2011年03月
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:札幌コンベンションセンター(北海道札幌市)
オオアシトガリネズミの性判別は外部形態からは困難であることから、本研究ではPCR法を用いた性判別について検証した。
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人工容器を用いた無卵殻培養におけるニワトリ胚の形態分析
下井 岳, 亀山祐一, 橋詰良一, 伊藤雅夫
日本家禽学会2010年度秋季大会 2010年09月
開催年月日: 2010年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:信州大学農学部(長野県伊那市)
我々は、卵白内にCaCO3を添加することにより人工容器を用いたニワトリ胚の無卵殻培養を行ったところ、ふ卵21日目までの生存が確認されたが、卵白内へのCa添加では発生後期に生じる胚の急激なCaの吸収を十分に補えないことを明らかにしてきた(日本畜産学会第112回大会)。本研究では、人工容器培養で得られたニワトリ胚の形態について、通常のふ卵によって得られた胚と比較した。
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人工容器を用いた無卵殻培養におけるニワトリ胚のカルシム代謝
下井 岳, 亀山祐一, 橋詰良一, 伊藤雅夫
日本畜産学会第112回大会 2010年03月
開催年月日: 2010年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区)
本研究は、ニワトリ卵の発生時におけるCa含有量を測定し、培養卵と比較することで、人工容器による無卵殻培養がニワトリ胚のカルシウム代謝に及ぼす影響について検証した。
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マウスの初期発生におけるミトコンドリアDNAターンオーバーの検証
亀山祐一, 大西鋭央, 下井 岳, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第27回 日本受精着床学会 2009年08月
開催年月日: 2009年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立京都国際会館(京都府京都市)
本研究では、マウスの初期発生におけるミトコンドリアDNAターンオーバーについて検証した。
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精子へのL-アルギニンの曝露が体外受精の受精率に及ぼす影響
下井 岳, 亀山祐一, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第50回 日本哺乳動物卵子学会 2009年05月
開催年月日: 2009年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:都市センターホテル(東京都千代田区)
一酸化窒素(NO)は、生体内でNO合成酵素(NOS)によりL-アルギニン(L-Arg)を基につくられる。我々は、精子にある一定量のL-Argを曝露することで、通常より短い培養時間でも高い受精率が得られることを報告した。これは、精子に存在するNOSでつくられたNOが受精能に影響していることが考えられたが、一方で培養液中に添加されたL-Arg自身の影響であることも考えられた。このことを明らかにするために、本研究では、NOS阻害剤であるNG-ニトロ-L-アルギニンメチルエステル塩酸塩(L-NAME)を用い、NOの生成系をブロックすることで検証した。
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人工容器を用いた培養がニワトリ胚の呼吸代謝に及ぼす影響
下井 岳, 藤田悠記, 亀山祐一, 橋詰良一, 伊藤雅夫
日本畜産学会第110回大会 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本大学生物資源学部(神奈川県藤沢市)
鳥類では卵殻が、胚のガス交換の役割を担っている。卵殻を使用しない人工容器の培養では発生過程のガス交換が孵化への重要な要因として挙げられる。しかし、発生時の呼吸代謝における人工容器の影響は明らかではない。本研究は、ニワトリ卵の発生過程におけるO2消費量(VO2)とCO2排出量(VCO2)を測定し、培養卵と比較することで人工容器がニワトリ胚の呼吸代謝に及ぼす影響について検証した。
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停留精巣モデルにおけるHSF-1制御下遺伝子動態と精巣細胞死との関連
蔭山剛志, 亀山祐一, 橋詰良一, 下井 岳, 伊藤雅夫
第51回 日本生殖医学会北海道地方支部会 2009年02月
開催年月日: 2009年02月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北翔大学学術情報センター『ポルト』(北海道札幌市)
精巣は精子形成過程でも多くの細胞死を経ている。さらに精巣に熱刺激を与えると体細胞で見られる熱ショック蛋白質(HSP)の細胞防御機構が見られない特異な反応を示す。我々は実験的停留精巣モデルマウスを用い、精巣での熱ショック応答を明らかにするため、熱ショック転写因子(HSF-1)制御下遺伝子と細胞死との関連について検討した。
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長期過重力負荷マウスにおけるGhおよびGhrh遺伝子発現の解析
下井 岳, 中川雅行, 亀山祐一, 桜井智野風, 橋詰良一, 岩崎賢一, 伊藤雅夫
第58回 日本宇宙航空環境医学会 2008年11月
開催年月日: 2008年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京慈恵会医科大学(東京都港区)
2G負荷環境下で20世代に亘って継代育成されたマウス(G負荷群)は、対照群と比べて体型が小型化しており、幼若期における成長ホルモン(Gh)遺伝子のmRNA量が少ない。G負荷が視床下部-下垂体系にどのような機序で影響しているかについて下垂体におけるGh 遺伝子および視床下部におけるGH放出ホルモン(Ghrh)遺伝子のmRNA量をReal-Time RT-PCR法で測定した。その結果、長期の過重力負荷が視床下部-下垂体系のGH軸に作用し、GHの産生・分泌に影響を与えていることが示唆された。
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遠心重力負荷を応用した低精子濃度でのマウス体外受精の試み
下井 岳, 亀山祐一, 橋詰良一, 工藤謙一, 伊藤雅夫
第49回 日本哺乳動物卵子学会 2008年05月
開催年月日: 2008年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)
本研究は、遠心重力負荷を用いた新しいIVF法の試みであり、低い精子濃度によって多精子受精を抑制しつつ、媒精時の遠心操作で高い正常受精率の維持が可能であるか検証した。
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マウスの第一および第二卵割におけるミトコンドリアの分配
亀山祐一, 大西鋭央, 下井 岳, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第49回 日本哺乳動物卵子学会 2008年05月
開催年月日: 2008年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)
マウスの第一および第二卵割におけるミトコンドリアの分配について検証した。
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ラット各種系統および系統間交配からから得られた1細胞期胚の培養成績の比較
橋詰良一, 下井 岳, 亀山祐一, 本間佳代, 伊藤雅夫
日本畜産学会第109回大会 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学(茨城県水戸市)
ラット各種系統および系統間交配からから得られた1細胞期胚の培養成績の比較
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リアルタイムPCRを用いた卵子ミトコンドリアDNAコピー数の定量 ~プライマーセットおよびサンプル保存期間の影響~
大西鋭央, 下井 岳, 橋詰良一, 伊藤雅夫, 亀山祐一
第50回 日本生殖医学会北海道地方支部会 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:ムトウビル(北海道札幌市)
リアルタイムPCRを用いて、マウス卵卵母細胞内のミトコンドリアDNAコピー数について定量した。
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Asymmetrical distribution of mitochondrial DNA into blastomeres of two- and four-cell mouse embryos 国際会議
Yuichi Kameyama, Gaku Shimoi, Hidehisa Ohnishi, Ryoichi Hashizume, Masao Ito
34th Annual Conference of the International Embryo Transfer Society 2008年01月
開催年月日: 2008年01月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Hyatt Regency Denver(Denver, Colorado, USA)
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マウスの骨形成に及ぼす過重力負荷の影響
成田有佑, 中川雅行, 下井 岳, 大坪 聖, 斉藤崇史, 岩崎賢一, 桜井智野風, 伊藤雅夫
第53回 日本宇宙航空環境医学 2007年11月
開催年月日: 2007年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:愛知医科大学(愛知県長久手市)
2G環境下で継代育成したマウス(G負荷群)は体長・体重が対照群よりも有意に減少することが認められた。また、この小型化に伴って骨盤や後肢の骨も小型化していた。一方、重力の影響を強く受けると考えられる頚椎幅では、G負荷群で対照群よりも有意に大きいことが示された。従って、骨の形成は部位によって重力の影響の程度が異なることが示唆された。
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2G環境下で継代育成されたマウスの成長過程における体重体脂肪量の変化
下井 岳, 中川雅行, 成田有佑, 亀山祐一, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第53回 日本宇宙航空環境医学 2007年11月
開催年月日: 2007年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:愛知医科大学(愛知県長久手市)
2G負荷環境下で23世代に亘って継代育成されたマウスの体重は正常なマウスに比べて軽い。G負荷群の摂餌量や摂水量には対照群との間に差が認められないにもかかわらず体重低下が起きていることから、G負荷によって消費エネルギーが増大し体脂肪の蓄積量が減少している事が予測される。これらのマウスについて体脂肪の抽出・定量を行ったところ、体脂肪重量および比除胃腸体重値はいずれもG負荷群が対照群に比べて有意に低値を示す事が明らかとなった。この結果は、G負荷によって運動エネルギーの消費が増大することを裏付けるものであるが、一方で、G負荷群では持久的な筋活動も増大し、蓄積脂肪がエネルギー源として利用され、体脂肪量の減少を来たしている可能性も考えられる。そこで、安静時の酸素消費量を測定したところ、G負荷群において6%前後上昇している事が認められた。
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リアルタイムPCRで測定した卵子におけるミトコンドリアDNAコピー数の信頼性
亀山祐一, 大西鋭央, 下井 岳, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第48回 日本哺乳動物卵子学会 2007年05月
開催年月日: 2007年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:アピオ甲府(山梨県甲府市)
マウスのmtDNAで複数のプライマーセットを設計し、1個の卵子から抽出したgDNAにおいて、プライマーセットによって卵子あたりのmtDNAコピー数にどのような変動があるかを評価した。
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ICSIを用いて作出したマウス2精子受精卵の染色体分析
下井 岳, 亀山祐一, 橋詰良一, 工藤謙一, 伊藤雅夫
第48回 日本哺乳動物卵子学会 2007年05月
開催年月日: 2007年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:アピオ甲府(山梨県甲府市)
IVFあるいはICSI後に得られた卵子へICSIを行うことで受精のタイミングが異なる2精子受精卵を作出し、前核期における核相観察および胚盤胞期における染色体分析から、2精子受精卵の初期発生過程における倍数性について検証した。
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長期重力負荷マウスにおける成長ホルモン遺伝子の発現動態
中川雅行, 成田有佑, 下井 岳, 大坪 聖, 岩崎賢一, 桜井智野風, 伊藤雅夫
第52回 日本宇宙航空環境医学会 2006年11月
開催年月日: 2006年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:米子市福祉保健総合センター(鳥取県米子市)
2G負荷環境下の育成マウスにおける体型の小型化について成長(GH)ホルモンに着目し、長期の過重力負荷が成長ホルモン産生に及ぼす影響についてGH遺伝子の発現量から検証した。その結果、生後55~60日齢のG-loadマウスにおいてGH遺伝子の発現量が対象区より有意に低下し、長期の過重力負荷がGH産生に影響を及ぼしていることが示唆された。
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The Approaches of Mouse and Rat ICSI by Using Spermatozoa in the Internal Female Genital Organs
Gaku Shimoi, Takashi Miyata, Yuki Fujita, Reika Soejima, Ken-ichi Kudoh, Masao Ito
2006年07月
開催年月日: 2006年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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媒精前の精子へのL-Arginine曝露が受精および初期発生に及ぼす影響
伊藤雅夫, 藤田悠記, 肌勢陽一, 下井 岳
第47回 日本哺乳動物卵子学会 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:砂防会館(東京都千代田区)
媒精前の精子をL-Arg.に曝露した後体外受精に供試することで、その後の受精能および胚発生に及ぼす影響について受精率、発育率から検証した。L-Arg.に精子を曝露することによって高い受精率、発育率を維持することが可能であり、短時間の前培養においても同等の成績が得られることが示された。
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マウスおよびラットの雌性生殖器内精子を用いたICSIの試み
下井 岳, 宮田貴士, 藤田悠記, 副島怜華, 工藤賢一, 伊藤雅夫
第47回 日本哺乳動物卵子学会 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:砂防会館(東京都千代田区)
子宮あるいは卵管狭部に貯留されまま受精に関与しなかった精子の受精能を探ることを目的とし、子宮内、卵管内貯留精子を用いてマウスおよびラット卵母細胞に卵細胞質内精子注入(ICSI)を施して、受精率、発育率からみた受精能について検証した。その結果、卵管峡部に貯留する精子の受精能は、子宮内貯留精子や体外放置精子に比べ長時間に渡って維持されていることが示された。
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ニワトリ肢芽間充織細胞の分化における過重力負荷の影響
高橋俊介, 藤田悠記, 下井 岳, 橋詰良一, 岩崎賢一, 伊藤雅夫
第51回 日本宇宙航空環境医学 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:神奈川県総合医療会館(神奈川県横浜市)
ニワトリ肢芽間充織細胞を過重力負荷環境下で培養することによって重力が細胞分化に及ぼす影響について検証した。その結果、1.5~2.0Gの過重力負荷はニワトリ肢芽間充織細胞の凝集体形成を減少させるが、軟骨組織への分化速度を促進させることが示された。
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血清中に常温保存した精巣上体尾部精子を用いたICSIによるマウス産仔の作出
宮田貴士, 藤田悠記, 下井 岳, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第23回 日本受精着床学会 2005年08月
開催年月日: 2005年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:大阪国際会議場(大阪府大阪市)
常温下での短期間の精巣上体保存におけるウシ胎児血清(FCS)の有効性を検証した。FCS中に保存した精巣上体から得られた精子を用いてICSIを行ったところ、保存10日目でも80%以上の受精率が得られ、保存7日目の精巣上体精子から産子を得ることができた。短期間の常温保存にFCSが有効であるとともに、フィールドにおける緊急的処置としても有用であることが示された。
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ICSIを用いたマウスの2精子注入卵子における前核の動態
下井 岳, 宮田貴士, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第46回 日本哺乳動物卵子学会 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:八戸地域地場産業振興センター(青森県八戸市)
多前核胚の倍数性は胚発生の初期段階で変化する可能性を示唆する報告もある。そこで本研究は、マウスの卵細胞質内精子注入(ICSI)法を用いて人為的に多精子受精卵を作出し、多前核胚における前核の動態について検証した。
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マウス体細胞クローン胚の作製に用いるドナー細胞におけるサイズ選別の有用性
下井 岳, 近藤絵理香, 橋詰良一, 伊藤雅夫
日本畜産学会第104回大会 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京大学農学部(東京都文京区)
ドナー細胞間における細胞周期の同調は、体細胞クローン胚の発育に大きく寄与することが知られている。そこで本研究は細胞サイズと細胞周期の関係に着目し、ドナー細胞のサイズがマウス体細胞クローン胚の発育に及ぼす影響を検証した。
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マウス第二卵母細胞への遠心重力負荷が受精におよぼす影響
喜多 清, 下井 岳, 谷島一嘉, 岩崎賢一, 伊藤雅夫
第50回 日本宇宙航空環境医学 2004年11月
開催年月日: 2004年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京慈恵会医科大学(東京都港区)
G負荷を施すことによって生じる受精率低下や多精子侵入誘発の原因について検証した。受精前のみG負荷した(pre-G)区においてG負荷を全く施さなかった対照区より多精子侵入率が高い値を示したことから、G負荷の影響が受精中の機序に直接作用せず、未受精卵の構造的な面に影響していることが考えられた。
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長期重力負荷マウスにおける乳腺ロングタイププロラクチン遺伝子の発現動態
佐藤廣隆, 下井 岳, 喜多 清, 岩崎賢一, 伊藤雅夫
第50回 日本宇宙航空環境医学 2004年11月
開催年月日: 2004年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京慈恵会医科大学(東京都港区)
我々は、2G負荷環境下で継代育成したマウス産仔の発育阻害が、妊娠末期における母獣のプロゲステロン減少時期の遅延によって血中プロラクチン(PRL)放出量が低下し、それに伴う泌乳量、乳腺重量の低下によって生じることを示唆してきた。しかし、PRLと乳汁産生に関与する乳腺ロングタイププロラクチン受容体(mPRL-RL)との量的な相互関係は明らかにしていない。そこで本研究では、PRLの分泌動態とmPRL-RL遺伝子の発現動態から長期重力負荷が乳汁産生に与える影響について検証した。
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マウスにおける胚操作が胚盤胞および産仔に及ぼす細胞遺伝学的影響
下井 岳, 宮田貴士, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第59回 北海道畜産学会 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:歌登グリーンパークホテル(北海道枝幸郡)
本研究では、家畜増殖やヒトの不妊治療にも広く普及しているIVFやICSI、また発生工学的手法で細胞の洗浄や観察に用いられる遠心操作がマウス胚や産仔に及ぼす影響についてDNA損傷の指標である姉妹染色分体交換(SCE)の検出を試み、細胞遺伝学的に検証した。
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遠心重力負荷によって誘発されたマウス3前核胚における発生能と染色体構成
下井 岳, 庄子丈史, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第45回 日本哺乳動物卵子学会 2004年05月
開催年月日: 2004年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:ホテル淡海(滋賀県大津市)
本報では、媒精前の卵母細胞における遠心G負荷(Pre-G)によって多精子侵入を誘発したマウス受精卵の着床前期および後期の発生能について検証した。また、多前核胚の余剰な前核の動態について検証するため第1卵割期と胚盤胞期における染色体分析を行った。
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世代を超えた長期の重力負荷がマウス骨形成に及ぼす影響
藤沢政智, 下井 岳, 喜多 清, 岩崎賢一, 金慧徳, 桜井智野風, 伊藤雅夫
第49回 日本宇宙航空環境医学 2003年11月
開催年月日: 2003年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:県民福祉プラザ(青森県青森市)
世代を超えた長期の重力負荷がマウス骨形成に及ぼす影響について検証した。
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遠心重力負荷を施した卵母細胞の体外受精胚における染色体構成の分析
下井 岳, 庄子丈史, 藤沢政智, 喜多 清, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第49回 日本宇宙航空環境医学 2003年11月
開催年月日: 2003年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:県民福祉プラザ(青森県青森市)
我々は、遠心重力負荷を施した卵母細胞を用いた体外受精で、多精子侵入が高頻度に発生することを報告した。そこで本実験では、媒精前の遠心重力負荷(Pre-3G)によって多精子侵入を誘発したマウス受精卵の発生能および胚盤胞期での染色体構成について検証した。
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長期重力負荷マウスの妊娠末期および授乳期における血中E2, P, PLの動態
伊藤雅夫, 藤沢政智, 下井 岳, 喜多 清, 柴田茂貴, 岩崎賢一
第49回 日本宇宙航空環境医学 2003年11月
開催年月日: 2003年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:県民福祉プラザ(青森県青森市)
我々は、長期の過重力負荷が生殖に及ぼす影響を明らかにするため、2G負荷環境下でマウスを継代育成し、これまでに12世代目までの育成に成功している。しかし、世代が進むにつれ、産仔の小型化や成長遅延が観察されており、哺乳期間に母獣からの乳汁を充分に摂取できていないことが考えられる。そこで、本研究では母獣の泌乳能力および乳腺発達におよぼす過重力負荷の影響について、泌乳に係るホルモン動態から検討した。
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遠心重力負荷がマウス卵子の細胞周期に及ぼす影響
庄子丈史, 下井 岳, 喜多 清, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第49回 日本宇宙航空環境医学 2003年11月
開催年月日: 2003年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:県民福祉プラザ(青森県青森市)
遠心重力負荷がマウス卵子の細胞周期に及ぼす影響について検証した。
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マウスクローン胚の発生能に及ぼす要因の検証
下井 岳, 高橋真生, 宮田貴士, 岡田浩典, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第58回 北海道畜産学会 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学生物産業学部(北海道網走市)
マウスにおいては胚性遺伝子の活性化が発生初期に起こるために、クローンの作出が困難とされてきたが、近年、核移植後の卵子の活性を遅らせる方法でクローン個体の作出に成功している。しかし、この場合においてもドナー細胞や電気融合条件等の要因がクローン胚作出の成績に影響するのが現状である。そこで本研究では、クローン胚の発生能に及ぼすドナー細胞の継代培養、細胞周期同調化の方法、ドナー細胞のサイズおよび電気融合条件について検証した。
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ICSIがマウス胚の染色体に及ぼす影響
下井 岳, 橋詰良一, 鈴木淳志, 伊藤雅夫
第44回 日本哺乳動物卵子学会 2003年05月
開催年月日: 2003年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:都市センターホテル(東京都千代田区)
本研究ではICSI操作に伴って生じる染色体の傷害の検出を目的として、SCEの検出を試み、ICSIが初期胚や産仔の染色体におよぼす細胞遺伝学的影響について検証した。
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マウス卵子の成熟・受精過程におけるカドミウム暴露が受精および初期発生におよぼす影響
下井 岳, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第73回 日本衛生学会 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:コンパルホール(大分県大分市)
発癌・催奇形性物質であるCdは、初期胚に対して直接的に作用することが知られている。我々は、排卵直前のマウスへのCd投与は、2細胞期以降の胚発生の著しい低下を引き起こすことを報告している。本報では、Cd暴露時期と胚発生阻害の関係を明らかにするため、体外成熟培養(IVM)および体外受精法(IVF)を用いて成熟期・受精期の卵母細胞にCdを暴露し、受精および胚発生に及ぼす影響について検証した。
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オホーツク海に定着する魚介類における重金属蓄積量に関する研究
喜多 清, 下井 岳, 戸崎浩嗣, 鈴木淳志, 橋詰良一, 伊藤雅夫
第73回 日本衛生学会 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:コンパルホール(大分県大分市)
魚介類は日本人にとって貴重な食糧源であり、汚染物質の蓄積量を調査することは海洋環境の現状を知る意味でも大変重要である。本大学が位置するオホーツク地域は豊富な海産資源に恵まれた漁場として知られているが、オホーツク海における重金属汚染の報告はされていない。そこでオホーツク海に定着する魚類を対象に重金属の蓄積量を調査した。
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マウスの発生・成熟過程における遠心G負荷が骨髄細胞の染色体におよぼす影響
下井 岳, 喜多 清, 大西 龍, 鈴木淳志, 伊藤雅夫
第46回 日本宇宙航空環境医学 2000年11月
開催年月日: 2000年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本海運倶楽部(東京都千代田区)
本研究は発生、成育の全過程を2G環境で経過させたマウスの骨髄細胞の染色体を検出し、G負荷環境が染色体におよぼす影響を検討した。2G環境で発生・成育したマウス骨髄細胞において、染色体数が少ない異数性核板の出現頻度が高くなることが明らかとなった。しかし、この場合における染色体構造異常は認められなかった。
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マウス胚におけるSCE(姉妹染色分体交換)検出による過排卵由来卵子、体外受精由来卵子の評価
下井 岳, 橋詰良一, 鈴木淳志, 伊藤雅夫
第44回 日本不妊学会 1999年11月
開催年月日: 1999年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:赤坂プリンスホテル(東京都千代田区)
過排卵由来卵子および体外受精由来卵子の細胞遺伝学的影響について、初期発生過程における姉妹染色分体交換(SCE)の発生頻度から検討した。体外受精処置を施した卵子においては交尾受精由来卵子と比較してSCE頻度に明らかな差が認められ、体外受精処置の卵子や胚に与える影響は大きくDNA損傷という観点から見た潜在的異常が示唆される結果であった。
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体外受精由来マウスにおける誘発SCE(姉妹染色分体交換)の発生頻度
伊藤雅夫, 高嶋俊継, 橋詰良一, 鈴木淳志, 下井 岳
第44回 日本不妊学会 1999年11月
開催年月日: 1999年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:赤坂プリンスホテル(東京都千代田区)
本研究では体外受精由来産仔のSCE発生頻度を検出するとともに、マイトマイシンCによる誘発SCEに対する感受性について交尾受精由来産仔と比較して検討した。