講演・口頭発表等 - 桃井 尊央
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Evaluation of Mechanical Properties of Kyogi 国際会議
Sakura ISHII, Takao MOMOI, Daisuke ISHII, Tsuyoshi TAKAGI, Hiroya OHBAYASHI
The International Symposium on Wood Science and Technology 2025 (ISWST2025) 2025年03月 The Japan Wood Research Society
開催年月日: 2025年03月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
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ジブチ共和国に生育しているJuniperus proceraの年輪情報 ―枯死木から得た年輪情報のクロスデイティング―
東野寛之,桃井尊央,大林宏也
2024年度 「樹木年輪」研究会 2024年11月 樹木年輪研究会
開催年月日: 2024年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
東アフリカのジブチ(Djibouti)共和国には,北西部に標高約1500 mの山岳地帯がありJuniperus proceraを主とする「ダイの森」と呼ばれる森林地帯があるが,現地は生きたJ. proceraはわずかで枯死木の森となっている。本研究は「ダイの森」に生育していたJ. proceraの年輪情報からジブチ共和国の気候復元を行うことを目的としているが,本報告では,その前段階として倒木から採取した円板試料で年輪幅の測定を行い,年輪構造や偽年輪について報告した。
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Djibouti 共和国に生育する主要飼料樹木の肥大成長
桃井尊央,東野寛之,橘 隆一
2024年度 「樹木年輪」研究会 2024年11月 樹木年輪研究会
開催年月日: 2024年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
本報告ではDjibout 共和国のAli Sabieh 地方に生育し,家畜の飼料として利用されている樹木の肥大成長を把握することを目的とした。バンド式デンドロメーターやナイフマーキングを行って肥大成長の季節変化を測定した。その結果,3 月から9 月の間の成長は僅かである一方で,その後の9 月から3 月の間が主な肥大成長する期間であることが分かった。
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Swelling and shrinkage of the bark that affect the diurnal trunk radius variations in Cryptomeria japonica 国際会議
Takao Momoi, Chiho Okajima, Katuyoshi Kotado, Hiroya Ohbayashi
The 10th Pacific Regional Wood Anatomy Conference (The 10 th PRWAC) 2024年09月 International Association of wood Anatomists
開催年月日: 2024年09月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Asahikawa 国名:日本国
When radial increment of tree trunks is measured using a dendrometer, we can know the radial growth have seasonal changes. On the other hand, it is also known that the values of dendrometer have diurnal changes. This diurnal change is thought to occur mainly in the cambial and bark tissues. However, it is not clear how the cambial and the bark tissues swells and shrinkages.Therefore, in this report, we aimed to clarify how tissues from xylem to bark swelling and shrinkage. We collected samples containing the xylem and the bark from tree trunks, and observed under a microscope as they were swelling and shrinkage.As a result, the width of outermost annual ring and the outer bark remained almost unchanged after drying began, but the width of the inner bark shrank significantly. On the other hand, the sample swelled to their original dimensions when water was added to the shrinkage samples. Further observation at higher magnification revealed that the cells of the shrunken were mainly phloem parenchyma cells in the inner bark and cells around the cambium.
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経木の強度評価 -曲げ反発特性-
◯石井桜,大林宏也,桃井尊央 石井大輔,髙木剛
第74回日本木材学会大会(京都大会) 2024年03月 日本木材学会
開催年月日: 2024年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都 国名:日本国
経木は日本の伝統的な包装資材である。長野県は経木に使用しているアカマツを地域材としているが、その利用は減少傾向にある。さらに、プラスチック容器が主流となった近年、経木を利用する場面が減っている。そこで、プラスチック容器の代替を経木で作製し、経木の活用の幅を広げようと考えた。今までに経木の強度や破壊形態を検討し、今後、経木を成形加工する事を考慮してその特性を明らかにした。本報告では、引張試験に加えて織物及び編み物のJIS試験法に規定されている曲げ反発性試験(ループ圧縮法)を実施した。
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スギにおける樹幹径の日変化に影響を及ぼす内樹皮の膨潤収縮
◯桃井 尊央,岡嶋 千穂,古田土 克由,大林 宏也
第74回日本木材学会大会(京都大会) 2024年03月 日本木材学会
開催年月日: 2024年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都 国名:日本国
デンドロメーターを用いて樹幹径の変化を測定した場合,その測定値には形成層帯で行われる肥大成長の結果が季節変化として現れる。一方でその測定値には日変化があることも知られている。この日変化は主に内樹皮と形成層帯で生じていると考えられる。これまでにその日変化の原因となる水分が木部-内樹皮間で移動していること明らかにしてきた1)。しかしながら,内樹皮が実際にどのように膨潤・収縮しているのか観察された報告は見当たらない。
そこで本報告では木部-内樹皮間の細胞がどのように膨潤・収縮しているのかを明らかにするために,樹幹から採取した木部-形成層帯-内樹皮-外樹皮を含む試験片を膨潤・収縮させながら顕微鏡下で観察を行った。 -
東京農業大学世田谷キャンパスに生育するユーカリの肥大成長フェノロジー
桃井尊央
2023年樹木年輪研究会・木質文化財研究会合同例会 2023年11月 樹木年輪研究会,日本木材学会木質文化財研究会
開催年月日: 2023年11月
記述言語:日本語
開催地:東北大学植物園(仙台) 国名:日本国
ユーカリの自生地域は主にオーストラリアやニューギニアなど南半球であり,成長が早いことから早生樹として現地では造林が行われている。また,日本国内においても公園樹,庭木として植栽されている。東京農業大学世田谷キャンパスにも1 本のユーカリが植栽されている。夏季に樹皮が幹全体から剥がれ落ちるという年1 回のイベントはあるものの,年中緑の葉を付け同時に落葉も観察されるため,葉のフェノロジーは明瞭ではない。また木部の年輪界も不明瞭である。
そこで世田谷キャンパスに生育するユーカリの葉や樹皮,そして肥大成長のフェノロジーを観測することとした。バンド式デンドロメーターを用いた肥大成長フェノロジーについて報告した。ユーカリの肥大成長の経時変化は,日本国内で報告されている多くの樹種の肥大成長の経時変化と似ていたコブシとは大きく異なっていた。また,ユーカリにおいて直径の変化が確認できなかった6 月から直径の拡大再開までの期間が2 年間で大きく異なっていた。 -
Strength Evaluation of Kyogi 国際会議
Sakura ISHII, Hiroya OHBAYASHI, Takao MOMOI, Daisuke ISHII, Tsuyoshi TAKAGI
the 25th International Wood Machining Seminar (IWMS-25) 2023年10月 International Wood Machining Seminar
開催年月日: 2023年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Nagoya 国名:日本国
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経木の強度評価
◯石井桜,大林宏也,桃井尊央,石井大輔,高木剛
第73回日本木材学会大会(福岡大会) 2023年03月 日本木材学会
開催年月日: 2023年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:福岡 国名:日本国
経木は日本の伝統的な包装資材である。特に長野県は経木に使用されるアカマツがあり地域材に指定されているが、アカマツの利用は減少傾向にある。経木で単に包む際に割れてしまうという課題があり、さらに今後の経木の活用を増やすため強度性能を明らかにしようとした。なお、これまで経木の強度や破壊形態の報告はほとんど見当たらない。そこで、経木の強度を引張試験と曲げ試験で測定し、さらに引張試験で破断した試験片の破断面の形態観察を行った。
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接線断面から観察した仮道管の配列
◯桃井尊央,大林宏也
第73回日本木材学会大会(福岡大会) 2023年03月 日本木材学会
開催年月日: 2023年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:福岡 国名:日本国
接線断面から観察した時の仮道管の配列,位置関係を明らかにすることを目的とした。そのためラジアータパインを供試木として,接線断面切片を採取し,撮影を行った。画像上の各仮道管に沿って線を引き,仮道管の位置関係を分かりやすくした。さらに各仮道管とその仮道管に接する仮道管を抜き出し,位置関係を把握した。結果として,一つの仮道管に接している他の仮道管の数は5,6本の場合が多く,片側に限ると2~4本と接している場合が多かった。そして,その位置関係の分類分けを行った。
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作業道の路盤強化における木灰の活用
中田 美祈, 亀山 翔平, 桃井 尊央, 矢部 和弘
第134回日本森林学会大会 2023年05月 日本森林学会
開催年月日: 2023年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
我が国では木質バイオマス発電の廃棄物である木灰の処理方法が課題になっている。一方,森林施業では森林作業道が多く作設され,その路盤強化が問題となっている。道路の路盤強化では,石灰の吸水性と化学反応を利用した石灰安定処理が行われている。そこで,本研究では木灰の路盤強化剤としての活用可能性を検討した。実験には東京農業大学奥多摩演習林内の土とスギの木灰を用い,土質試験,木灰の定量分析,木灰混合土(0,2.5,5,10%)の含水比試験,一軸圧縮試験,塑性・液性限界試験を行った。</p><p>その結果,スギの木灰には,石灰安定処理において重要な酸化カルシウムが80.4%含まれていた。また,木灰混合比を増大させることにより土の含水比が3~4%低下した。一軸圧縮試験では,木灰2.5%で圧縮強度が低下し,木灰0%と比べて約37%の低下となった。木灰5%,10%では,有意差は見られなかったものの,増加傾向が見られた。長期的に養生することによる効果は,含水比変化,圧縮強度のどちらにおいても見られず,塑性指数に対する影響も見られなかった。以上のことから,現場施工において,木灰を使った含水比調整による路盤安定化が比較的短期間で期待できる。
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放射壁側から観察した仮道管の形態
石井智博、◯桃井尊央、大林宏也
第72回 日本木材学会大会(名古屋・岐阜) 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
本報告は,仮道管の形状,特に放射方向への湾曲状態を把握することを目的とした。アカマツ( Pinus densiflora )を供試樹種として解離仮道管の長さと放射径,曲がりを測定し,それらの関係を検討した。 その結果,仮道管の両端部分は中央部分よりも髄側に湾曲した様子が多く観察できた。また,9割の仮道管では放射方向への曲がりが20 µm以上であった。仮道管の曲がりと仮道管の長さや放射径,年輪幅との関係から,仮道管の両端部分が髄側に湾曲する過程を考察した。
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単一仮道管の両放射壁における有縁壁孔の分布
桃井尊央、大林宏也,Donaldson Lloyd
第72回 日本木材学会大会(名古屋・岐阜) 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
一般に,有縁壁孔の分布は 1 本の仮道管において長さ方向の中央部分で少なく,両端に向かうほど多いことが知られている。この有縁壁孔の分布について樹冠側と根側との違いを検討したが,その違いについて説明することが困難であった 1)。その問題の 1 つとして有縁壁孔の分布を 1 本の仮道管の 2 つの放射壁ごとに区別して測定することが困難であったことが挙げられた。前大会2)で,解離仮道管を共焦点レーザー顕微鏡で撮影した画像から 3D 像を再構築して観察した結果,1 本の仮道管の 2 つの放射壁での有縁壁孔の分布は不均一であったこと,仮道管の両端部分は髄側に湾曲していることを報告した。しかし,それらを組み合わせた考察はできていなかった。そこで本報告では,仮道管の向き(髄側‐樹皮側)を考慮しつつ,2 つの放射壁ごとの有縁壁孔の分布について,その傾向を検討した。
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ポリ乳酸2D・3D足場上におけるウサギ軟骨細胞の増殖・分化挙動
小原千波,桃井尊央,大林宏也,石井大輔
高分子学会 第59回高分子の水・分離に関する討論会 2021年12月
開催年月日: 2021年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
自然治癒が難しい組織に対して,組織細胞の増殖分化挙動を制御する細胞培養足場を用いて組織再生を促す再生医療の研究が注目されており,足場材には生産と使用の持続可能性および安価で生分解性・生体的剛性・生体吸収性を有するポリ乳酸(PLA)を材料に,細胞を立体的に配分できる三次元的な培養足場と二次元的な培養足場を作製し,ウサギ軟骨細胞の増殖・分化挙動に対する足場形状の影響の検討を目的とした。
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東京農業大学「食と農」の博物館収蔵の 古農機具に用いられている木材の識別(3)馬鍬 国際会議
板垣光星,桃井尊央,江口文陽,大林宏也 木村李花子,黒澤弥悦,梅室英夫,能城修一
第71回 日本木材学会大会(東京) 2021年03月
開催年月日: 2021年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
古農機具は,地域ごとに特徴ある改良を重ねており,そこから得られる情報は単に農業の発展過程を示すだけでなく,地域の生活様式を解明する貴重な民俗資料ともなっている。その資料の中には木製品も含まれるが,その樹種識別を行った報告はわずかである。本学「食と農」の博物館には約 3,600 点の古農機具が収蔵されているが,木製部材の樹種情報はほとんど記録されていない。本研究では,多数ある古農機具の中で,畜力などを動力とする馬鍬に注目した。馬鍬は主に水を張った水田の土の塊を砕く代かきと呼ばれる作業に用いられていた。その使用されている木材の樹種識別を行い,部材ごとの樹種を検討した。
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共焦点レーザー顕微鏡を用いた飽水状態の解離仮道管の観察
桃井 尊央、大林 宏也、Donaldson Lloyd
第71回 日本木材学会大会(東京) 2021年03月
開催年月日: 2021年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
前報 1)で,アカマツ仮道管における有縁壁孔の分布について樹冠側と根側との違いに着目して報告した。その際に,1 本の仮道管内の 2 つある放射壁ごとに有縁壁孔の分布を分けて測定することが困難であったこと,また,樹冠側と根側との分布の違いを説明する情報が足りなかったことなどの問題があった。そこで本報告では,より詳細に仮道管の形態および有縁壁孔の分布を観察する方法として,共焦点レーザー顕微鏡を用いて飽水状態の解離仮道管を観察する方法を検討するとともに,その結果として得られた仮道管の形態について報告する。
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ソメイヨシノにおけるコルク形成層活動の季節変化
竹内 太規,桃井 尊央,大林 宏也
第71回 日本木材学会大会(東京) 2021年03月
開催年月日: 2021年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
周皮や皮目ではじめに作られるコルク形成層は一般に表皮が存在するときに表皮または気孔より内側にある皮層細胞が脱分化することで形成されると知られている。しかし,コルク形成層で作られる細胞の形成時期や発達過程についての報告は数樹種のみである。
そこで本研究では,ソメイヨシノ(Prunus×yedoensis)から定期的に採取した試料を用いて,表皮周辺の細胞やコルク形成層の細胞を観察し,コルク形成層で作られるコルク組織とコルク皮層の細胞の形成時期と発達過程について明らかにすることを目的とした。 -
木材の組織構造が塗料の浸透におよぼす影響 -塗装面から裏面への浸透- 国際会議
黒沼 誠也,橋本早貴,桃井尊央,大林宏也
第70回日本木材学会大会(鳥取) 2020年03月
開催年月日: 2020年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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東京農業大学「食と農」の博物館収蔵の古農機具に用いられている木材の識別(2)糸車 国際会議
板垣光星,大橋悠貴子,桃井尊央,江口文陽,大林宏也,木村李花子,黒澤弥悦,梅室英夫
第70回日本木材学会大会(鳥取) 2020年03月
開催年月日: 2020年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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サクラ属樹皮の季節変化 国際会議
竹内太規,桃井尊央,大林宏也
第70回日本木材学会大会(鳥取) 2020年03月
開催年月日: 2020年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)