論文 - 丹羽 光一
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Effect of nicking the C-terminal region of the Clostridium botulinum type D neurotoxin heavy chain on its toxicity and molecular properties
Suzuki, T., Kouguchi, H., ....., Niwa, K., Nishikawa, A., Lee, J.-C. and Ohyama, T.(10名)
The Protein Journal 26巻 3号 2007年06月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ボツリヌス菌が産生する毒素複合体のタンパク質には、菌自身が産生するプロテアーゼによって分子内に切れ目(nick)が生じることが知られている。本研究では、D型ボツリヌス神経毒素(BoNT)に人為的的にnickを生じさせ、このnickが1つだけだとマウスの致死率が高まるが、BoNTの神経細胞への結合部位に2つめのnickが生じるとマウスの致死率が減少することを見出した。実験指導と考察の一部を担当した。
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Expression and purification of a functional recombinant kidney bean hypocotyl acid phosphatase from methylotorophic yeast Pichia pastoris cells
Yoneyama, T., Taira, M., Suzuki, T., Nakamura, M., Niwa, K., Watanabe, T. and Ohyama, T.
Protein Expression and Purification 53巻 1号 2007年05月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
インゲン豆胚軸に、発芽時において特異的に発現する産生フォスファターゼを酵母の異種発現系を用いて大量発現することに成功した。論文作成指導担当。
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Role of non-toxic components of serotype D botulinum toxin complex in permeation through a Caco-2 cell monolayer, a model for intestinal epithelium
Niwa, K., Koyama, K., Inoue, S., Suzuki, T., Hasegawa, K., Watanabe, T., Ikeda, T. and Ohyama, T.
FEMS Immunology and Medical Microbiology 49巻 3号 2007年04月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ボツリヌス毒素複合体のどの成分が効率的な腸管からの吸収に寄与しているかを調べるために、様々な分子量の毒素のCaco-2細胞を用いて細胞への付着と透過を調べた。HA-33が細胞への効果的な付着と吸収に寄与していることが明らかとなった。論文作成担当。
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Improved arterial wall model by co-culturing vascular endothelial and smooth muscle cells
Niwa, K., Sakai, J., Watanabe, T., Ohyama, T. and Karino, T.
In Vitro Cellular & Developemental Biology-Animal 43巻 1号 2007年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
培養した血管平滑筋細胞の上に直接血管内皮細胞を播種することによって、体内環境に近い理想的な血管壁モデルを作製した。実験と論文作成の主要部分担当。
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Quantitative detection of gene expression and toxin complex produced by Clostridium botulinum serotype D strain 4947
Kouguchi, H., Suzuki, T., Hasegawa, K., ....., Niwa, K., Yoneyama, T., Kato, T. and Ohyama, T.
Journal of Microbiological Methods 67巻 3号 2006年12月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
D型ボツリヌス菌（D-4947）が産生する毒素複合体の各構成成分の転写およびタンパク発現を経時的に測定し、血球凝集成分（HA)は神経毒素(BoNT)や非毒非血球業凝集素(NTNHA)より転写・生成量が多いことを見出した。考察を担当した。
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Reactive oxygen species mediate shear stress-induced fluid-phase endocytosis in vascular endothelial cells
Niwa, K., Sakai, J., Karino, T., Aonuma, H., Watanabe, T., Ohyama, T., Inanami, O. and Kuwabara, M.
Free Radical Research 40巻 2号 2006年02月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
血管内皮細胞の液相エンドサイトーシスに関与する細胞内シグナルを調べた。シェアストレスによる液相エンドサイトーシス活性化にはNADPH oxidaseの活性化と細胞内活性酸素の増加、およびその下流で活性化されるPKCが寄与することを示した。全実験を担当。
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Four molecules of the 33 kD haemagglutinin component of Clostridium botulimum serotype C and D toxin complexes are required to aggregate erythrocytes
Mutoh, S., Suzuki, T., Hasegawa, K., ....., Niwa, K., Watanabe, T. and Ohyama, T. (9名）
Microbiology 151巻 12号 2005年12月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
C型およびD型のボツリヌス毒素複合体の形成過程の中間体を用いて、赤血球の凝集におけるHA33成分の役割を調べた。赤血球凝集が惹起するためにはHA33分子が4つ必要であることを明らかにした。考察の一部担当。
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The effect of a shear flow on the uptake of LDL and Ac-LDL by cultured vascular endothelial cells
Niwa, K. and Karino, T.
JSME Intenational Journal Series C 48巻 6号 2005年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
血管内皮細胞にシェアストレスを負荷すると、アセチル化LDLの取込みが減少すること、そしてこの減少はスカベンジャーレセプターを介したエンドサイトーシスの抑制によることを示した。全実験担当。
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Cellular growth under hydrostatic pressure using bovine aortic EC-SMC co-cultured ePTFE vascular graft
Sun, L., Niwa, K., Lin, J-Z., and Karino, T.
Journal of Zhejiang University SCIENCE 6B巻 2号 2005年06月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
血管内皮細胞と平滑筋細胞を人工血管内に共培養し、増殖におよぼす圧力の影響を調べた。圧力が100mmHgのとき最も増殖が早く、それ以上ではかえって抑制されることが分かった。細胞培養およびコラーゲンの免疫染色指導を担当。
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A basic study on sonoporation with microbubbles exposed to pulsed ultrasound
Okada, K., Kudo, N., Niwa, K. and Yamamoto, K.
Journal of Medical Ultrasonics 32巻 1号 2005年04月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
培養血管内皮細胞を用いて、超音波造影剤と超音波が生体に及ぼす影響を調べた。造影剤は、超音波照射によって物理的に破裂し、細胞膜に傷害を及ぼす可能性が示唆された。細胞培養と傷害アッセイ指導担当。
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The effects of a shear flow on the uptake of LDL and acetylated LDL by an EC monoculture and an EC-SMC coculture
Niwa, K., Kado, T., Sakai, J. and Karino, T.
Annals of Biomedical Engineering 32巻 4号 2004年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
血管内皮細胞の物質取り込み能が血流によってどのような影響を受けるか調べるために、培養血管内皮細胞に流れを与えながら実験を行った。シェアストレスは内皮細胞のLDL取込みおよびピノサイトーシスを増加させること、アセチル化LDLの取込みは逆に減少させることを明らかにした。全ての実験を担当した。
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Nirtic oxide regulates the levels of cGMP accumulation in the cricket brain
Aonuma, H. and Niwa, K.
Acta Biolgica Hungarica 55巻 1-4号 2004年04月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
コオロギ脳の情報伝達物質を調べた。コオロギの脳をNOの供与体（Nor3）で刺激すると、cGMPの増加が認められた。また哺乳類と同様のNOSがコオロギ脳に発現していることが明らかにし、哺乳類に類似した神経情報伝達機構があると推察された。ELISAによるcGMP測定とイムノブロットを担当した。
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Redox regulation of PI3K/Akt and p53 in bovine endothelial cells exposed to hydrogen peroxide
Niwa, K., Inanami O., Yamamori T., Ohta T., Hamasu T. and Kuwabara M.
Antioxidant & Redox Signaling 5巻 6号 2003年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
培養ウシ血管内皮細胞を用いて、酸化ストレスはアポトーシスシグナルだけでなく、PI3キナーゼを介した生存シグナルも同時に惹起することを見い出した。PI3キナーゼはその下流のAktを活性化することも明らかとなった。PI3キナーゼ測定以外の実験を担当した。
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Roles of protein kinase C delta in the accumulation of p53 and the induction of apoptosis in H2O2-treated bovine endothelial cells
Niwa, K., Yamamori, T., Ohta, T., Hamasu, T., Karino, T. and Kuwabara, M.
Free Radical Research 36巻 11号 2002年11月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ウシ血管内皮細胞を用いて過酸化水素によるアポトーシスの細胞内シグナルを調べた。過酸化水素がアポトーシスを引き起こすこと、その細胞内シグナルとして細胞内Ca2+とp53蛋白の増加、プロテインキナーゼC deltaが関与していることを明らかにした。ラジオアイソトープ実験以外の実験を担当した。
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Superoxide generation from human polymorphonuclear leukocytes by liposome-encapsulated hemoglobin
Abe, H., Ikebuchi, K., Niwa, K., Inanami, O., Kuwabara, M., Fujihara, M,, Hirayama, J. and Ikeda H.
Artificial cells, Blood Substitutes, & Immobilization Biotechnology 29巻 4号 2001年08月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
白血球による活性酸素産生に及ぼす人工血液LEHの影響をin vitroで検討した。LEHは白血球の活性酸素産生を弱めること、この効果はLEH作製の際にリポソームにとりこまれたSODの作用によることを明らかにした。白血球からの活性酸素産生測定担当。
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p38 MAPK and Ca2+ contribute to hydrogen peroxide-induced increase of permeability in vascular endothelial cells but ERK does not
Niwa, K., Inanami, O., Ohta, T., Ito, S., Karino, T. and Kuwabara,
Free Radical Research 35巻 5号 2001年05月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
血管内皮細胞の物質透過性に体する酸化ストレスの影響と透過性調節に寄与する細胞内シグナルをウシ血管内皮細胞を用いて検討した。過酸化水素が内皮細胞の物質透過性を亢進して物質輸送を増加させること、およびこの系に細胞内Ca2+とp38MAPキナーゼが関与していることを明らかにした。Ca2+測定以外の全実験を担当。
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FMLP-induced formation of F-actin in HL60 cells is dependent on PI3-K but not on intracellular Ca2+, PKC, ERK or p38 MAPK
Cui, Y.-D., Inanami, O., Yamamori, T., Niwa, K., Nagahata, H. and Kuwabara M.
Inflammation Research 49巻 12号 2000年01月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
白血球(HL60)が貪食を行う際の形態変化(アクチン重合)は、PI3-K の活性化によって起こり、Ca2+,PKC, ERK あるいはp38 MAPKは寄与していないことを示した。HL60細胞の細胞内Ca2+濃度変化測定を担当した。
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Acute oxidative stress modulates secretion and repetitive Ca2+ spiking in rat exocrine pancreas
Sweiry, J. H., Shibuya, I., Asada, N., Niwa, K., Doolabh, K., Habara, Y., Kanno T. and Mann, G. E.
Biochimica et Biophysica Acta 1454巻 1号 1999年01月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ラット単離膵腺房標本を用いて膵炎発症における細胞内酸化還元状態の関与を調べた。CCKによる刺激で過剰な膵液分泌が起こるときは、活性酸素が発生して細胞内カルシウム濃度が影響を受けるがミトコンドリアの酸化還元電位は影響を受けないことを示した。灌流標本作製とミトコンドリアの酸化還元電位測定を担当した。
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Effects of liposome-encapsulated hemoglobin on phorbol ester-induced superoxide production and expression of costimulatory molecules by monocytes in vitro
Fujihara, M., Ikebuch, K., Yamaguchi, M., Abe, H., Niwa, K. and Sekiguchi, S.
Artificial cells, Blood Substitutes, & Immobilization Biotechnology. 26巻 5&6号 1998年10月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
LEHの生体適合性を調べるために、白血球の活性酸素産生や細胞接着因子の発現に及ぼす影響を調べた。活性酸素産生はLEHによって減弱し、細胞接着因子の発現は逆に増強された。血液からの白血球分離を担当した。
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Inflammatory cytokine productions in whole blood modified by lipsome-encapsulated hemoglobin
Niwa, K., Ikebuchi, K., Fujihara, M., ....., Ito, T., Yamaguchi, M. and Sekiguchi, S. (8名）
Artificial cells, Blood Substitutes, & Immobilization Biotechnology 26巻 5&6号 1998年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
人工血液であるリポソーム内包型ヘモグロビン（LEH）が輸血副作用を起こす危険性を調べるために、全血培養法を用いて、白血球のサイトカイン分泌やmRNA合成に及ぼす影響を解析した。健康な血液ではLEHはサイトカインの産生は惹起しないが、LPSがサイトカインの産生を増強することが分かり、細菌感染を伴う患者への投与は禁忌であることを明らかにした。ELISAおよびノーザンブロット担当。