論文 - 川﨑 信治
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An ependymin-related blue carotenoprotein decorates marine blue sponge 査読あり 国際誌
Shinji Kawasaki , Takayuki Kaneko, Tomomi Asano, Takashi Maoka, Shinichi Takaichi, and Yasuhito Shomura
Journal of Biological Chemistry 299 ( 9 ) 105110 2023年07月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌） 出版者・発行元：American Society for Biochemistry and Molecular Biology
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Symbiosis of Carpenter Bees with Uncharacterized Lactic Acid Bacteria Showing NAD Auxotrophy 査読あり 国際誌
Microbiology Spectrum 11 ( 4 ) 00782-23 2023年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌） 出版者・発行元：American Society of Microbiology
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Algal Research 70 ( 102982 ) 2023年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
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Distribution of the Water-Soluble Astaxanthin Binding Carotenoprotein (AstaP) in Scenedesmaceae 査読あり 国際誌
Hiroki Toyoshima, Ami Miyata, Risako Yoshida, Taichiro Ishige, Shinichi Takaichi, Shinji Kawasaki
Marine Drugs 19 ( 349 ) 2021年06月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
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Shinji Kawasaki, Keita Yamazaki, Tohya Nishikata, Taichiro Ishige, Hiroki Toyoshima & Ami Miyata
Communications biology 3 ( 490 ) 2020年09月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
沖縄の溜め池から単離した真核の微細藻類（Scenedesmus sp. Oki-4N）から、強光防御に関与する複数の新奇色素タンパク質（オレンジ色のアスタキサンチンをピンクに変色し、かつ水溶化するタンパク質）を同定し、その分子生物学的な特徴と活性酸素消去活性について報告した。
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Hiroki Toyoshima, Shinichi Takaichi, Shinji Kawasaki
Algal Research 50 101988 2020年07月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
極限環境を生き抜く新種の微細藻類Coelastrella astaxanthina Ki-4は、植物では報告例の無い日焼け防止機構を保持していた。そのユニークな強光防御メカニズムの全容解明を目的として、光合成反応の解析と色素タンパク質の発現機構について報告した。
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Shinji Kawasaki, Risako Yoshida, Kiichi Ohkoshi, Hiroki Toyoshima
Phycological Research in press 2020年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
真夏のアスファルトから単離した真核の微細藻類Ki-4は、極限環境下で生命力を維持し、強光防御に関与するアスタキサンチンを水溶性にするタンパク質を生産する特徴を持つ。本藻類は遺伝学的に既知種とは異なる特徴を持つことが判明し、新種： Coelastrella astaxanthinaと命名した。
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O2-inducible H2O2-forming NADPH oxidase is responsible for the hyper O2 sensitivity of Bifidobacterium longum subsp. infantis. 査読あり 国際誌
K.Tanaka, T.Satoh, J.Kitahara, S.Uno, I.Nomura, Y.Kano, T.Suzuki , Y.Niimura, S.Kawasaki.
Scientific Reports 16 ( 10750 ) 1 - 10 2018年07月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ビフィズス菌は酸素（O2）があると生きられない嫌気性菌である。ビフィズス菌の中でも特に高いO2感受性を示す乳児腸管に生息するBifidobacterium infantisにおいて、酵素の精製と遺伝子ノックアウト技術を用いて、O2感受性を引き起こす原因酵素を同定した。
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Lactobacillus metriopterae sp. nov., a novel lactic acid bacterium isolated from the gut of grasshopper Metrioptera engelhardti. 査読あり 国際誌
M.Chiba, T.Itabashi, K.Hirai, M.Sakamoto, M.Ohkuma, T.Ishige, S.Kawasaki
International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology 68 1484 - 1489 2018年05月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
花とミツバチなど訪花昆虫に生息する微生物生態について研究を進めた結果、草原に生息する昆虫（ヒメギス）の腸管から新種の嫌気性乳酸菌が発見された。既知種との16S rDNA相同性が96％台と低く、かつ近縁種にはない形態的な特徴（黄色の菌体色）を有していたことから、新種 Lactobacillus metriopteraeを提唱した。メタゲノム解析の結果、本細菌はヒメギス腸管細菌叢の18～78%を占める最優占種であることが判明した。
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微細藻類が生産するアスタキサンチンを水溶化するタンパク質の化粧品素材としての開発
川崎信治
Cosmetology 26 8 - 11 2018年
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（大学，研究機関等紀要）
極限環境から単離した微細藻類が光酸化ストレス下で大量に生産する水溶性のアスタキサンチン結合タンパク質（AstaP）の商業利用を目的とした大量生産法と抗酸化活性の評価について。
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A novel astaxanthin-binding photooxidative stress inducible aqueous carotenoprotein from a eukaryotic microalga isolated from asphalt in midsummer. 査読あり
Kawasaki S, Mizuguchi K, Sato M, Kono T, Shimizu H.
Plant and Cell Physiology 54 1027 - 1040 2013年07月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
真夏のアスファルト表面から単離した微細藻類から、植物界で初めてとなるアスタキサンチンを結合する水溶性のタンパク質を同定した。酵素反応解析の結果、100℃に熱処理後も１重項酸素消去活性を有する耐熱性タンパク質であることが判明した。
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Purification and characterization of oxygen-inducible haem catalase from oxygen-tolerant Bifidobacterium asteroides. 査読あり
Hayashi K, Maekawa I, Tanaka K, Ijyuin S, Shiwa Y, Suzuki I, Niimura Y, Kawasaki S.
Microbiology 159 ( 1 ) 89 - 95 2013年01月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
プロバイオティクス菌として乳幼児の健康に有用な効果をおよぼす嫌気性菌のビフィズス菌は、主要な抗酸化酵素であるカタラーゼを保持しないためO2に感受性を示すと考えられている。一方、ミツバチから単離されたビフィズス菌は高いO2耐性を示し、カタラーゼ活性が検出される。本論文ではカタラーゼの精製と機能同定を行い、カタラーゼの存在性が証明された。
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Chloroplast NADPH-Dependent Thioredoxin Reductase from Chlorella vulgaris Alleviates Environmental Stresses in Yeast Together with 2-Cys Peroxiredoxin. 査読あり
Machida T, Ishibashi A, Kirino A, Sato J, Kawasaki S, Niimura Y, Honjoh K, Miyamoto T.
Plos one 7 ( e45988 ) 2012年07月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
クロレラは、食用にも用いられる産業上の利用価値が高い微細藻類として一般に知られている。本論文では、クロレラにおいてこれまでに同定されていなかった新規な抗酸化酵素を同定した。そのクローニングと精製、および機能性解明を行うにあたり、解析に関する技術的な協力を行った。
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Lactobacillus ozensis sp. nov., a novel lactic acid bacteria isolated from mountain flower. 査読あり
Kawasaki, S, K. Kurosawa, M. Miyazaki, M. Sakamoto, M. Ohkuma, Y. Niimura.
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 61 2435 - 2438 2011年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
尾瀬に生息する植物の花から新種の嫌気性乳酸菌を発見し、尾瀬固有の嫌気性乳酸菌としてLactobacillus ozensisと命名した。他菌種との相違性を解析し、生態系において本微生物が花に生息する意義の考察を行った。
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Lactobacillus floricola sp. nov., a novel lactic acid bacteria isolated from mountain flowers in Japan. 査読あり
Kawasaki, S, K. Kurosawa, M. Miyazaki, C. Yagi, Y. Kitajima, S. Tanaka, T. Irisawa, S. Okada, M. Sakamoto, M. Ohkuma, Y. Niimura.
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 61 1356 - 1359 2011年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
山野湿原に生息する複数種の植物の花から、新種の乳酸菌が発見され、花に生息する嫌気性乳酸菌としてLactobacillus floricolaと命名した。他菌種との相違性を解析し、生態系において本微生物が花に生息する意義に関して考察した。
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Synechocystis ferredoxin-NADP(+) oxidoreductase is capable of functioning as ferric reductase and of driving the Fenton reaction in the absence or presence of free flavin. 査読あり
Sato J, Takeda K, Nishiyama R, Watanabe T, Abo M, Yoshimura E, Nakagawa J, Abe A, Kawasaki S, Niimura Y.
Biometals 24 311 - 321 2011年01月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
微細藻類のラン藻は、環境中の鉄を還元する酵素活性を保持していた。これまでに報告例のない酵素反応であったことから、鉄還元酵素の活性を指標として精製を行い、酵素反応の解析を行った。
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Escherichia coli ferredoxin-NADP+ reductase and oxygen-insensitive nitroreductase are capable of functioning as ferric reductase and of driving the Fenton reaction.
Takeda K, Sato J, Goto K, Fujita T, Watanabe T, Abo M, Yoshimura E, Nakagawa J, Abe A, Kawasaki S, Niimura Y.
Biometals 23 727 - 737 2010年05月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
大腸菌は鉄を還元する酵素活性を有していた。本活性はこれまでに報告例のない酵素反応であったことから、その活性を指標として精製を行い、精製された酵素はFNRとnitroreductaseと同定された。精製酵素の鉄還元酵素としての反応解析を行った。
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Crystal structure of NADH:rubredoxin oxidoreductase from Clostridium acetobutylicum: a key component of the dioxygen scavenging system in obligatory anaerobes. 査読あり
Nishikawa K, Shomura Y, Kawasaki S, Niimura Y, Higuchi Y.
Proteins 78 ( 4 ) 1066 - 1070 2010年05月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
絶対嫌気性菌のClostridium acetobutylicum（アセトンブタノール発酵菌）で新規に同定されたO2代謝の中心的役割を担う酵素(NRFA)の結晶解析と構造解析を行った。結晶解析にあたり多量の酵素が必要であったことから、その精製に関する技術的な指導や精製酵素の提供を行った。
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Chlorella vulgaris aldehyde reductase is capable of functioning as ferric reductase and of driving the fenton reaction in the presence of free flavin.
Sato J, Takeda K, Nishiyama R, Fusayama K, Arai T, Sato T, Watanabe T, Abe A, Nakagawa J, Kawasaki S, Niimura Y.
Biosci Biotechnol Biochem. 74 854 - 857 2010年04月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
本論文では、食用にも用いられる産業上の利用価値が高い微細藻類として一般に知られているクロレラにおいて発見された新規な活性酸素生成酵素反応に関して解析を行った。本反応は鉄還元酵素反応中にフラビン化合物が共存することにより発生する反応であり、毒性の高いヒドロキシラジカルを生じる。その酵素反応の解析を行った。
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Crystallization and preliminary X-ray analysis of NADH:rubredoxin oxidoreductase from Clostridium acetobutylicum. 査読あり
Nishikawa, K., Y. Shomura, S. Kawasaki, Y. Niimura and Y. Higuchi.
Acta. Crystallogr. 66 23 - 25 2010年01月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
絶対嫌気性菌のClostridium acetobutylicum（アセトンブタノール発酵菌）で同定されたO2代謝の中心的役割を担う酵素(NRFA)の精製と結晶化条件の確立を行った。結晶解析には多量でかつ純度の高い精製酵素が必要であり、精製酵素の提供や精製に関する技術的な指導を行った。
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b-type dihydroorotate dehydrogenase is purified as a H2O2-forming NADH oxidase from Bifidobacterium bifidum.
Kawasaki S, Satoh T, Todoroki M, Niimura Y.
Applied and Environmental Microbiology. (2009) ( 75 ) 629 - 636 2009年02月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ビフィズス菌は酸素があると生育が阻害される嫌気性菌である。ビフィズス菌の代表種である B. bifidum から酸素感受性の原因となる酵素活性の検出に成功し、その精製を行った。精製酵素を用いた酵素反応の反応機構解析を行い、本酵素が酸素と反応し活性酸素種を生成する酵素であることが判明し、酸素感受性の原因酵素として同定した。
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O2 and reactive oxygen species detoxification complex, composed of O2-responsive NADH:rubredoxin oxidoreductase-flavoprotein A2-desulfoferrodoxin operon enzymes, rubperoxin, and rubredoxin, in Clostridium acetobutylicum.
Kawasaki S, Sakai Y, Takahashi T, Suzuki I, Niimura Y.
Applied and Environmental Microbiology. (2009) ( 75 ) 1021 - 1029 2009年02月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
絶対嫌気性菌は酸素毒性に対する防御能力が無いため、酸素に対して致死的な生物だと思われていた。本論文では、アセトンブタノール発酵など発酵工業の分野で活躍する絶対嫌気性菌のClostridium acetobutylicumを用いて本菌の酸素に対する生理応答機構の解析を行った。その結果、酸素と活性酸素を複合酵素反応で消去する優秀な酵素系を同定し、その複合酵素反応の機能解析を行った。酵素反応機構解析の結果、本酵素系は好気性菌の持つ防御系に匹敵する優秀なパラメータを示したことから、絶対嫌気性菌は酸素に対して致死的な弱い微生物ではないことを証明した。
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Oxygen and ROS scavenging enzymes in obligatory anaerobes
S. Kawasaki, Y Sakai, W. Yusuke, M Ono, Y Niimura
Flavins and Flavoproteins (2008) 565 - 570 2008年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（国際会議プロシーディングス）
偏性嫌気性菌に存在した優秀な酸素・活性酸素消去酵素系の同定と生理解析に関して、過去の研究事例と比較し、酵素反応機構の相違点、酵素の種類、および酸素感受性に関する比較を行った。
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Effect of CO2 on colony development by Bifidobacterium species.
Kawasaki S, Nagasaku M, Mimura T, Katashima H, Ijyuin S, Satoh T, Niimura Y.
Applied and Environmental Microbiology 2007 ( 73 ) 7796 - 7798 2007年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
プロバイオティクス菌として産業上の有用菌として一般にも広く認知されているビフィズス菌の生育には、生育環境にCO2（二酸化炭素）の存在が必須であることを発見した。また種々の培養法を用いてCO2のO2耐性に与える影響を解析した結果、ビフィズス菌は嫌気性菌にもかかわらず、微量のO2がCO2の代替成分として機能しうることを発見した。
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An O2-inducible rubrerythrin-like protein, rubperoxin, is functional as a H2O2 reductase in an obligatory anaerobe Clostridium acetobutylicum.
Shinji Kawasaki, Masaki Ono, Yusuke Watamura, Yu Sakai, Takumi Satoh, Toshiaki Arai, Junichi Satoh, Youichi Niimura
FEBS Letter (2007) ( 581 ) 2460 - 2464 2007年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
絶対嫌気性菌 Clostridium acetobutylicum から、これまでに発見されたことのない新規な酸素応答蛋白質を発見した。その酵素反応解析を行ったところ、活性酸素種であるH2O2を瞬時に消去する優秀な酵素活性を示したことから、新規な抗酸化酵素として同定し、Rubperoxinと命名した。
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嫌気性菌に特有の抗酸化酵素
川崎 信治
日本生物工学会誌 2007年01月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
古くから活性酸素防御能力に乏しいと考えられてきた嫌気性菌に、優秀な抗酸化酵素、酸素応答系の存在が明らかとなってきた。代表的な絶対嫌気性菌であるClostridium属における新規な複合酵素系による抗酸化作用、ならびに代表的なプロバイオティクス菌であるビフィズス菌の酸素による生育阻害に関与する分子機構について詳述した。
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Response of the Microaerophilic Bifidobacterium Species, B. boum and B. thermophilum, to Oxygen.
Kawasaki S, Mimura T、Satoh T、Takeda K、Niimura Y
Applied and Environmental Microbiology （2006） 72 2006年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
プロバイオティクス菌である嫌気性菌のビフィズス菌が酸素存在下で生育できない原因は自ら過酸化水素を生産することが原因であることを、培養法、および抗酸化酵素活性の測定を通じて明らかにした。また酸素下で良好に生育する微好気性ビフィズス菌を発見し、その生理解析を行った。
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Adaptive responses to oxygen stress in obligatory anaerobe, C. acetobutylicum and C. aminovalericum.
Kawasaki S, Watamura Y、Ono M、Watanabe T、Takeda K、Niimura Y
Applied and Environmental Microbiology 71 2005年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
代表的な絶対嫌気性菌であるクロストリジウム属細菌は、遺伝子レベルで酸素に応答する優秀な分子応答機構を有していた。各種遺伝子発現解析を行い、その証明を行った。また抗酸化酵素活性の測定を行い、その酵素活性レベルでの遺伝子発現との相関性を明らかにした。
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Identification of oxygen metabolic systems in Clostridium.
Kawasaki S, Ishikura Jun、Chiba Daisuke、Niimura youichi
Flavins and Flavoproteins 2005 2005年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（国際会議プロシーディングス）
絶対嫌気性菌のクロストリジウム細菌が酸素代謝能力を有すること、および分子生物学的な手法により本菌が優秀な酸素応答機構を有することの証明を行い、分子レベルから得られた研究結果について過去の研究事例と比較し詳述した。
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Identification of O2-induced peptides in an obligatory anaerobe, Clostridium acetobutylicum.
Kawasaki S, Ishikura J、Watamura Y、Niimura Y
FEBS Letters ( 571 ) 2004年07月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
絶対嫌気性菌Clostridium属を代表するC.acetobutylicumが低酸素濃度下で生育が可能なことを明らかにした。またプロテオーム解析を行い、酸素に応答する抗酸化タンパク質を発見し、その同定と遺伝子発現レベルで酸素に応答して発現誘導されることを明らかにした。
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Purification and characterization of an H2O-forming NADH oxidase from Clostridium aminovalericum: existence of an oxygen-detoxifying enzyme in an obligate anaerobic bacteria
Kawasaki S, Ishikura J、Chiba D、Nishino T、Niimura Y
Arch Microbiol 2004 181 ( 4 ) 2004年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
絶対嫌気性菌のClostridium属細菌から酸素代謝酵素であるNADH oxidaseの精製に成功し、その同定を行い、かつ酵素反応解析を行い酸素存在下での機能性に関して考察した。
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Distribution of Prx-linked hydroperoxide reductase activity among microorganisms.
Takeda K、Nishiyama Y、Yoda K、Watanabe T、Nimura Matsune K、Mura K、Tokue C、Katoh T、Niimura Y
Biosci Biotechnol Biochem 2004 2004年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Prx タンパク質が関与する過酸化物分解反応の生物種間における分布とその機能に関して、種々の生物、およびこれまでその分布と活性が不明であった光合成微生物に関しても解析と同定を試みた。
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Citrulline and DRIP-1 protein （ArgE Homolog）in drought tolerance of wild watermelon
Yokota A、Kawasaki S, Iwano M、Nakamura C、Miyake C、Akashi K
Annals of Botany（London） 2002 ( 89 ) 2002年07月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ボツワナ原産の野生スイカは高度の乾燥ストレス耐性能を有していた。乾燥ストレスを付与した際に発現する誘導蛋白質の同定と機能、および電子顕微鏡レベルからの局在生解析、ならびに発現機構、及びその寄与に関する考察を行った。
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Isolation of candidate genes for tolerance of abiotic stresses
Bohnert HJ、Kawasaki S, Michaelowski C、Wang H、Ozturk N、Deyholos M、Galbraith Dv
Rice Genetics IV IRRI ( 4 ) 2001年09月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（国際会議プロシーディングス）
インディカ米の塩ストレス耐性機構をマイクロアレー技術により解析した。インディカ米の塩感受性株と塩耐性株を用いて、それぞれに塩ストレスを付与し、得られた転写産物を用いてマイクロアレー解析を行った結果、塩耐性に寄与する複数の遺伝子の同定に成功した。その同定と機能に関して詳述した。
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Gene expression profiles during the initial phase of salt stress in rice（Oryza sativa LL．）
Kawasaki S, Chris Borchert、Michael Deyholos、Hong Wang、David Galbraith、Hans J Bohnert
Plant Cell 2001 13 2001年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
塩耐性能を有するインディカ米Pokkaliの転写産物を収集し、遺伝子チップの作製を行い、マイクロアレー解析技術を用いて塩耐性種と塩感受性種の転写産物の発現パターン解析を行った。塩ストレス耐性プログラムの同定，及び塩ストレスに寄与する新規遺伝子の発見を行い、塩耐性の分子メカニズムに関する解明を行った。
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A Hydrogen Peroxide-forming NADH oxidase Belonging to the Peroxiredoxin Oxidoreductase Famly. Existence and physiologicai Role in Bacteria
Nishiyaｍa Y、V Massey、Takeda K、Sato J、Kawasaki S、Watanabe T、Niimura Y
Journal of Bacteriology ( 183 ) 2001年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Amphibacillus xylanus NADH oxidaseはAhpCタンパクと協同して過酸化物を分解する。この酵素系の一般微生物における存在を明らかにし，その代謝的側面を考察した。Nishiyaｍa Y、V Massey、Takeda K、Sato J、Watanabe T、Niimura Y
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A genomics approach towards salt stress tolerance
H J Bohnert、R A Bressan、R Burnap、J C Cushman、D Galbraith、P M Hasegawa、Kawasaki S, Koiwa H、J-K Zhu
Plant Physiology and Biochemistry 2001 ( 39 ) 2001年03月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
微生物と植物の食塩耐性機構の解析をESTライブラリーの転写産物組成とマイクロアレー技術を用いて比較解析を行った。
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Responses of wild Watermelonto drought stress：Accumulation of an ArgE homologue and citrulline in leaves during water deficits
Kawasaki S, Miyake C、Kohchi T、Fujii S、Uchida M、Yokota A
Plant and Cell Physiology ( 41 ) 2000年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
乾燥耐性能を有するボツワナ原産の野生スイカの光合成解析と、乾燥誘導蛋白質の同定、および高度に誘導されるDRIP-1蛋白質の遺伝子単離と、シトルリン蓄積の発見。
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Cataloging stress inducible genes and pathways leading to stress tolerance
Bohnert HJ、Fisher R、Kawasaki S, Michalowski C、Wang H、Yale J、Zepeda G
Molecular approaches for the genetic improvement of cereals for stable production in water-limited environments CIMMYT press 1999年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
マイクロアレー解析による植物の塩ストレス耐性機構の解析について、その解析技術、解析方法、ならびに解析結果について詳述した。
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Effect of oxygen on growth of Clostridium butyricum（type Species of the genus Clostridium), and the distribution of enzymes for oxygen and for active oxygenspecies in Clostridia
Kawasaki S, Nakagawa T、Nishiyama Y、Y Benno、Uchimura T、Komagata K、Kozaki M、Niimura Y
Jounal of Fermentation and Bioengineering 1998 ( 86 ) 1998年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
絶対嫌気性菌であるClostridium属細菌の酸素毒性防御酵素の分布解析と、その代表種Clostridium butyricumにおける酸素吸収活性とNADH oxidase活性との相関性、および生理解析。
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脱窒菌Pseudomonas aeruginosaの脱窒遺伝子群中のnitrite reductaseとhemedl合成領域に関する研究
川崎 信治
東京大学 1997年03月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（その他学術会議資料等）
硝酸呼吸鎖（脱窒反応）を構成する酵素群をコードする遺伝子群が10kbのオペロン構造を形成し、酸素の有無と亜硝酸の有無で協奏的に発現制御されるメカニズムを明らかにした。
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Gene cluster of dissimilatorynitrite reductase（nir）from Pseudomonas aeruginosa：sequencing and identification of the locus for heme d1biosynthesis.
Kawasaki S, Arai Hiroyuki、lgarashi Yasuo、Kodama Tohru
Journal of Bacteriology 179 1997年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Pseudomonas aeruginosaの脱窒遺伝子群の機能解析。脱窒反応の鍵酵素であるnitrite reductase遺伝子とその補欠分子であるhemed1の生合成に関与する遺伝子がオペロン構造を有していることを明らかにし,その生理解析を行った。
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Amphibacillus xylanus NADH oxidase/Alkyl Hydro peroxide Reductase Flavo protein
Y. Niimura，K. Ohnishi，Y. Nishiyama，S. Kawasaki，T. Miyaji，H. takeshi and V. Massey
Flavins and Flavoproteins 1996 1997年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（国際会議プロシーディングス）
Amphibacillus xylanus NADH oxidaseは，NADH oxidaseとしての機能の他にalkyl hydroperoxide reductas活性を有する。この反応機構について解析した。
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Arrangement and transcriptional regulation of the denitrification genes in Pseudomonas aeruginosa
Arai H、Kawasaki S、Igarashi Y、Kodama T
Molecular Biology of Pseudomonods 1996年08月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
脱窒菌Pseudomonas aeruginosaの硝酸呼吸に関与する遺伝子群の単離、同定を行い、その酵素発現と機能解析について詳述した。
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Sequencing and characterization of the downstream region of the genes encoding nitrite reductase and cytochrome c-551（nirＳＭ）from Pseudomonas aeruginosa:identification of the genenessesary for biosynthesis of heme d1
Kawasaki S, Arai Hiroyuki、Igarashi Yasuo、Kodama Tohru
Gene 167 1996年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Pseudomonas aeruginosaの脱窒遺伝子群の解析とその機能解析。nitrite reductaseの補欠分子であるheme d1生合成に不可欠な遺伝子の単離と解析を行った。