職名 |
教授 |
研究室住所 |
東京都世田谷区桜丘1-1-1 |
連絡先 |
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外部リンク |
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川﨑 信治 (カワサキ シンジ) KAWASAKI Shinji 教授 |
出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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東京大学 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士後期課程 修了
- 1997年03月
国名:日本国
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東京農業大学 農学研究科 農芸化学専攻 博士前期課程 修了
- 1994年03月
国名:日本国
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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東京農業大学 応用生物科学部 バイオサイエンス学科 講師
2001年04月 - 2007年03月
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東京農業大学 応用生物科学部 バイオサイエンス学科 准教授
2007年04月 - 2014年09月
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東京農業大学 応用生物科学部 バイオサイエンス学科 教授
2014年10月 - 2017年03月
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東京農業大学 生命科学部 分子微生物学科 教授
2017年04月 - 現在
学外略歴 【 表示 / 非表示 】
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アメリカ合衆国 アリゾナ大学 生物化学研究所 研究員
1999年04月 - 2001年03月
国名:アメリカ合衆国
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奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 研究員
1997年04月 - 1999年03月
国名:日本国
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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日本微生物資源学会
2022年 - 現在
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ビフィズス菌研究会
2021年 - 現在
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日本藻類学会
2016年 - 現在
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日本カロテノイド研究会
2013年04月 - 現在
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日本微生物生態学会
2010年04月 - 現在
論文 【 表示 / 非表示 】
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An ependymin-related blue carotenoprotein decorates marine blue sponge 査読あり 国際誌
Shinji Kawasaki , Takayuki Kaneko, Tomomi Asano, Takashi Maoka, Shinichi Takaichi, and Yasuhito Shomura
Journal of Biological Chemistry 299 ( 9 ) 105110 2023年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:American Society for Biochemistry and Molecular Biology
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Symbiosis of Carpenter Bees with Uncharacterized Lactic Acid Bacteria Showing NAD Auxotrophy 査読あり 国際誌
Microbiology Spectrum 11 ( 4 ) 00782-23 2023年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:American Society of Microbiology
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Algal Research 70 ( 102982 ) 2023年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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Distribution of the Water-Soluble Astaxanthin Binding Carotenoprotein (AstaP) in Scenedesmaceae 査読あり 国際誌
Hiroki Toyoshima, Ami Miyata, Risako Yoshida, Taichiro Ishige, Shinichi Takaichi, Shinji Kawasaki
Marine Drugs 19 ( 349 ) 2021年06月
担当区分:責任著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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Shinji Kawasaki, Keita Yamazaki, Tohya Nishikata, Taichiro Ishige, Hiroki Toyoshima & Ami Miyata
Communications biology 3 ( 490 ) 2020年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
沖縄の溜め池から単離した真核の微細藻類(Scenedesmus sp. Oki-4N)から、強光防御に関与する複数の新奇色素タンパク質(オレンジ色のアスタキサンチンをピンクに変色し、かつ水溶化するタンパク質)を同定し、その分子生物学的な特徴と活性酸素消去活性について報告した。
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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カロテノイドの科学
川崎信治、高市真一、豊島拓樹( 担当: 共著 , 範囲: 微細藻類から発見された水溶性のアスタキサンチン結合タンパク質 - AstaP)
シーエムシー出版 2024年03月
総ページ数:275 担当ページ:82-92 著書種別:学術書
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Stress responses of Bifidobacteria: Oxygen and bile acid as the stressors.
Shinji Kawasaki, Masamichi Watanabe, Satoru Fukiya, Atsushi Yokota( 担当: 共著)
アカデミックプレス(オックスフォード・イギリス) 2017年
総ページ数:Chapter 7 担当ページ:131-144 記述言語:英語 著書種別:学術書
書籍:The Bifidobacteria and Related Organisms(編者:Brian Woodら)の第7章を執筆した。
絶対嫌気性菌の酸素(O2)による生育阻害機構の概説、およびビフィズス菌のO2感受性とO2耐性に関与する分子機構について解説した。 -
環境と微生物の事典
川崎信治( 担当: 単著 , 範囲: 第5章 極限環境の微生物 第116項 乾燥に耐える微生物)
朝倉書店 2014年07月 ( ISBN:9784254171587 )
記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書
乾燥に耐える生物全般について概要を解説。極度の乾燥に耐える微生物の種類やその耐性能力に関する研究例の紹介。
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環境と微生物の事典
川崎信治( 担当: 単著 , 範囲: 第7章 動植物と微生物 第146項 花の蜜を吸う微生物)
朝倉書店 2014年07月 ( ISBN:9784254171587 )
記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書
花に生息する微生物に関する研究、微生物叢の特徴、共生微生物の役割について解説した。
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Lactic Acid Bacteria and Bifidobacteria
Shinji Kawasaki( 担当: 単著 , 範囲: 第6章. Title:Response of Bifidobacterium species to oxygen)
Horizon Press, United Kingdom. 2011年07月
記述言語:英語 著書種別:学術書
食品産業や健康産業において注目される腸内プロバイオティクス菌の乳酸菌とビフィズス菌に関する最新の研究状況を解説した洋書。担当章においてビフィズス菌の酸素存在下における生育阻害機構と近年の研究例を紹介した。
MISC 【 表示 / 非表示 】
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嫌気性菌の酸素適応機構: 0〜21%の様々なO2濃度における微生物生態(総説)
川﨑信治、鈴木一平、新村洋一
日本乳酸菌学会誌 24 79 - 87 2013年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本乳酸菌学会
酸素(O2)存在下で生育が阻害される嫌気性菌が自然界の様々なO2濃度に遭遇した際に発現する分子機構、および地球生態系における嫌気性菌の役割に関して解説した総説。
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嫌気性菌と酸素(総説)
川﨑信治
日本微生物生態学会誌 25 60 - 69 2010年09月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本微生物生態学会
嫌気性菌において新奇に同定されたO2と活性酸素を同時に消去する複合酵素系の同定に関してまとめた総説。
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蛋白系バイオマス資源の有価化学品への高効率変換研究開発
児玉徹、新村洋一、川﨑信治
RITE 2004年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
二酸化炭素固定化・有効利用技術等対策事業
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蛋白系バイオマス資源の有価化学品への高効率変換研究開発
児玉徹、新村洋一、川﨑信治
RITE 2003年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
二酸化炭素固定化、有効利用技術等対策事業
産業財産権 【 表示 / 非表示 】
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水溶性カロテノイド結合タンパク質及びその製造方法
川崎信治
公開番号:特開2014-131992 公開日:2014年07月
出願国:国内
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水溶性カロテノイドタンパク質及びその利用
川﨑信治
公開番号:特開2021-134145 公開日:2021年09月
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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過酷な生育環境を生き抜く微細藻類が持つユニークな光酸化ストレス防御機構の解明
2024年04月 - 現在
日本学術振興会 科学研究費 学術変革A
担当区分:研究代表者
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嫌気性菌Bifidobacterium属細菌のO2感受性メカニズムの解明
2022年04月 - 現在
科学研究費 基盤研究(C)
担当区分:研究代表者
嫌気性菌のO2感受性機構の解明を目的として、偏性嫌気性菌のクロストリジウム菌やビフィズス菌を用いて研究を行っている。これまでに高いプロバイオティクス活性を持つ乳児由来のビフィズス菌:Bifidobacterium infantisが低濃度のO2下で生育が著しく阻害されることを報告した。本菌株からO2感受性の原因となる活性酸素H2O2を生成する酵素の同定に成功し、1つの酵素反応がビフィズス菌のO2感受性を左右する可能性が推定された。本研究ではビフィズス菌のO2感受性の原因酵素を同定し、O2に高い感受性を示すが故に産業上未利用の有用菌種の育種開発に貢献することを目的とする。
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嫌気性菌Bifidobacterium属細菌のO2感受性メカニズムの解明
2019年04月 - 2022年03月
科学研究費 基盤研究(C)
川﨑信治
担当区分:研究代表者
ビフィズス菌は乳児腸内菌叢の優占種であり、高いプロバイオティクス効果を持つ。健康や医療分野での利用が期待されるが、高いO2感受性をもつが故に産業利用が困難である。申請者らはヒト由来の菌株が高いO2感受性を示し、ウシやミツバチの腸内由来の菌株が高いO2耐性能を示すことを報告して以降、両菌株の比較解析によるO2感受性メカニズムの解明を行っている。申請者らは乳児腸内菌叢の主要菌で高いO2感受性を示すB. infantisを用いて行った最新の研究で、O2感受性の原因酵素の同定に成功した。本申請では、O2感受性の原因酵素の解析を基盤とするビフィズス菌のO2感受性メカニズムの解明と、O2に高い感受性を示すが故に産業上未利用の有用菌種の育種開発に貢献することを目的とする。
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植物界で初めて発見された水溶性アスタキサンチン結合蛋白質による強光防御機構の解明
2014年04月 - 2018年03月
科学研究費 基盤研究(C)
川﨑信治
担当区分:研究代表者
真夏のアスファルトから単離した微細藻類Ki-4株から、抗酸化力の強い脂溶性のアスタキサンチンを結合する水溶性のタンパク質(AstaP)が植物界で初めて発見された。AstaPによる細胞表層を利用した生物学的に新奇な強光防御システムの解明と活性酸素防御システムの解析、ならびに生物分布の解明を目的とする。
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嫌気性細菌で発見された未知の酸素代謝機構と酸素毒性防御機構の解明
2008年04月 - 2011年03月
科学研究費 基盤研究(C)
川﨑信治
担当区分:研究代表者
絶対嫌気性菌のO2感受性機構の解明を目的とした。ブタノール発酵菌 Clostridium acetobutylicumは、O2の存在を瞬時に感知し、複数のO2応答性遺伝子を協奏的に高発現する分子機構を有していた。
ヒト腸内でプロバイオティクスとして活躍するビフィズス菌は酸素下において過酸化水素(H2O2)を生産し死滅する嫌気性菌である。ビフィズス菌の代表種B. bifidumにおいてH2O2生成に関与する原因酵素を同定した。
その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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クマバチ属に分布する未知微生物で構成されるコア腸内細菌群の単離と役割の解明
2024年04月 - 現在
IFO 公益財団法人発酵研究所 一般研究助成
担当区分:研究代表者
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微細藻類が生産するアスタキサンチンを水溶化するタンパク質の化粧品素材としての開発
2015年12月 - 2018年03月
公益財団法人コーセーコスメトロジー研究財団 コスメトロジー研究助成
川崎信治
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
極限環境に生息する微細藻類から発見されたAstaPは、脂溶性のアスタキサンチンの効力を水溶液中で発揮し、かつ大量生産が可能な機能性素材として、各種産業における有効利用が期待される。本素材の化粧品分野における有効利用法の開発を目的とする。
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過酷な生育環境から単離された微細藻類がもつ新奇な有用機能に関する研究
2014年04月 - 2016年03月
IFO 公益財団法人発酵研究所 一般研究助成
川崎信治
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
極限環境から単離した微細藻類Ki-4株において、抗酸化力の強いアスタキサンチンを水溶化するタンパク質(AstaP)が植物界で初めて同定された。そこで極限藻類がもつ研究材料としての新奇性と有用性に着目し、さらなる未知有用機能を持つ微細藻類の探索と産業上の有効利用法の開発を目的とする。
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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WATER-SOLUBLE ASTAXANTHIN-BINDING PROTEINS FOR PHOTOOXIDATIVE STRESS TOLERANCE FOUND IN EUKARYOTIC MICROALGAE 国際会議
Hiroki Toyoshima, Shinichi Takaichi, Shinji Kawasaki
第12回 国際藻類学会(開催国:チリ) 2021年03月
開催年月日: 2021年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
極限環境から単離した微細藻類に由来する他生物では報告例のない色素タンパク質の種類と光防御機構の最新情報について報告した。
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嫌気性菌と酸素:ビフィズス菌のO2適応機構 招待あり
川﨑信治
ビフィズス菌研究会設立記念第1回シンポジウム 2021年03月 ビフィズス菌研究会
開催年月日: 2021年03月
記述言語:英語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:京都大学
絶対嫌気性菌のクロストリジウム菌やビフィズス菌がO2存在下で生育を停止するメカニズムは不明である。本研究分野の世界的な進展状況を解説し、研究室での最新の研究成果について報告した。
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過酷な生育環境を生き抜く微細藻類の新奇な光酸化ストレス防御機構 招待あり
川﨑信治
第10回「機能性バイオ」ミニシンポ 2020年12月 機能性バイオ共創コンソーシアム
開催年月日: 2020年12月
記述言語:英語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:東京大学
極限環境に生息する未知な微細藻類の探索、単離藻が持つユニークな色素タンパク質によるストレス防御機構、優れた物質生産能力の産業利用の可能性について報告した。
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絶対嫌気性菌Clostridium属細菌のO2適応機構に関する研究
永塚健司、宇津智晴、田島怜、佐藤拓海、新村洋一、川崎信治
日本農芸化学会 2020年03月
開催年月日: 2020年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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花と訪花昆虫に生息する嫌気性細菌の微生物生態に関する研究
山本安里沙、鈴木大貴、森達則、石毛太一郎、佐藤拓海、川﨑信治
2019年07月 日本乳酸菌学会
開催年月日: 2019年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜大学
花と訪花昆虫に共生する新規な嫌気性の乳酸菌を主とする嫌気生態系の発見と、新種群の同定、共生のメカニズムについて報告した。
研究の魅力 【 表示 / 非表示 】
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自分で単離した微生物から、新種や未知の生命反応の発見に挑戦してみませんか。本学科では学生時代にその夢を実現することが可能です。研究室で一緒に研究しましょう。1〜2年生では特に英語の勉強に力を入れて下さい。