論文 - 水庭 千鶴子
-
放棄二次林におけるアズマネザサの刈り取りがナラ枯れに及ぼす影響
中島 宏昭, 松永 佳子, 田村 秋汰, 水庭 千鶴子, 髙橋 新平
日本緑化工学会誌 50 ( 1 ) 13 - 18 2024年08月
記述言語:日本語 出版者・発行元:日本緑化工学会
<p>長期に亘り管理放棄されてきた関東地方のクヌギ-コナラ林の林床に生育するアズマネザサを刈り取った時のナラ枯れ被害(枯死または,穿入生存木)について,2020年から2023年まで調べた。カシノナガキクイムシによる被害木は初期段階に調査対象地の林縁部から侵入・拡大したと予想され,特にコナラについては,被害発生初期は幹周が大きい個体の方が被害を受けやすい傾向を示した。調査後2~3年経過した時点では刈り取りの有無や幹周に関わらず,コナラとクヌギ両種で被害木は増加した。コナラではアズマネザサの刈り取りの影響は確認されず,短期間ではアズマネザサの刈り取りの有無が植生構造に与える影響は小さいと考えられる。</p>
DOI: 10.7211/jjsrt.50.13
-
二次林下のアズマネザサの刈り取りがタマノカンアオイ移植株の生育・繁殖に与える影響
中島 宏昭, 久野 直人, 増田 楓, 水庭 千鶴子, 亀山 慶晃
ランドスケープ研究 87 ( 5 ) 413 - 418 2024年03月
記述言語:日本語 出版者・発行元:公益社団法人 日本造園学会
DOI: 10.5632/jila.87.413
-
公園緑地から見た芝草学会
水庭 千鶴子
芝草研究 51 ( 1 ) 42 - 46 2022年10月
記述言語:日本語 出版者・発行元:日本芝草学会
-
行政サイドから見た公園緑地内の芝生地管理に期待すること
外木 秀明, 水庭 千鶴子
芝草研究 51 ( 1 ) 90 - 96 2022年10月
記述言語:日本語 出版者・発行元:日本芝草学会
-
パネルディスカッション 「公園緑地がもたらすウェルビーイング」
外木 秀明, 水庭 千鶴子
芝草研究 50 ( 2 ) 119 - 122 2022年03月
記述言語:日本語 出版者・発行元:日本芝草学会
-
公園緑地の芝生管理実態 事例報告
水庭 千鶴子
芝草研究 48 ( 2 ) 193 - 194 2020年03月
-
硫酸鉄資材施用によるコウライシバのセシウム吸収抑制についての研究
水庭千鶴子、加藤岳大
日本芝草学会 47 ( 別1 ) 45 - 46 2017年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
塩ストレス環境下におけるコウライシバ(Zoysia matrella Merr.)の生育と塩類集積緩和効果 査読あり
杉浦総一郎、田中聡、水庭千鶴子、高橋新平
芝草研究 45 ( 2 ) 2017年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
ヘデラ・ヘリックスとヘデラ型イミテーショングリーンの大気汚染物質の表面吸着特性 査読あり
町田健太,浅井俊光,水庭千鶴子
日本緑化工学会誌 42 ( 4 ) 2017年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
芝草による塩類集積低減の可能性
杉浦総一郎、田中聡、水庭千鶴子、高橋新平
第17回 自然環境復元学会 全国大会講演要旨集 17 9 - 10 2017年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
-
コウライシバ(Zoysia matrella Merr.)の地上部刈取りによる塩分除去効果
杉浦総一郎、田中聡、水庭千鶴子、高橋新平
日本造園学会関東支部大会事例・報告集 32 29 - 30 2016年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
-
ステビア土壌改良資材の塩類集積緩和効果
杉浦総一郎、田中聡、水庭千鶴子、高橋新平
日本緑化工学会誌 40 ( 1 ) 2016年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
コケ植物・シダ植物のセシウム吸収能の検証
水庭千鶴子、東口敦亮
芝草研究 44 ( 別1 ) 44 - 45 2015年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
主要芝草による放射性物質の吸収除去能に関する実験的研究 査読あり
祁 吉強,浅井俊光,水庭千鶴子,近藤三雄
芝草研究 43 ( 2 ) 168 - 171 2015年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
厚層基材吹付工による安全・安心な牧草地として再生するための除染手法の開発に関する実証実験(中間報告)
近藤三雄、水庭千鶴子、浅井俊光、茂木道教、本多竹三郎、雨貝洋、 片平芳夫
日本造園学会関東支部大会事例・研究報告集 32 92 - 93 2014年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
-
森林・植生のり面・牧草地等の急傾斜植生地の土壌保全と植生の回復 に配慮した除染手法の提案
近藤三雄・水庭千鶴子・浅井俊光・茂木道教・本多竹三郎・雨貝 洋・片平芳夫
日本造園学会関東支部事例・研究報告集 32 90 - 91 2014年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
-
効果的な緑の除染作業を進めるための「放射線量率の方向寄与率」の測定
茂木道教・水庭千鶴子・近藤三雄
日本造園学会関東支部大会事例・研究報告集 31 2013年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
芝草へのカリウム施肥による土壌中のセシウムの制御の可能性 ならびに放射性物質の蓄積部位について
高井絵里・水庭千鶴子・近藤三雄
日本造園学会関東支部大会事例・研究報告集 31 2013年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
主要緑化用芝草による放射性物質のPhytoremediation能の解明 に関する実験的研究
祁 吉強・近藤三雄・水庭千鶴子・浅井俊光
日本造園学会関東支部大会事例・研究報告集 31 2013年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
「のり面の遮染・侵食防止・植生の再生工法」の有用性の検証に 関する現場実験
近藤三雄・水庭千鶴子・浅井俊光・本多竹三郎・雨貝 洋・茂木道教
日本造園学会関東支部大会事例・研究報告集 31 2013年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
のり面等の遮染・侵食防止・植生の再生工法の提案 ―自然環境地域仕様―
近藤 三雄・水庭 千鶴子・本多竹三郎・雨貝 洋
日本造園学会関東支部大会事例・研究報告集 31 2013年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
ヘデラ(Hedera)属植物への光触媒処理による二酸化窒素除去能向上に関する研究 査読あり
相川理基,浅井俊光,水庭千鶴子,近藤三雄
芝草研究 41 ( 2 ) 144 - 148 2013年03月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
コケ植物による放射性物質䛾吸着・集積能に関する調査研究
金子亮太・水庭千鶴子・近藤三雄
日本造園学会関東支部大会事例・研究報告集 30 97 - 98 2012年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
緑の除染手法の提案と評価-これまでの成果と課題-
近藤三雄、水庭千鶴子
日本造園学会関東支部大会事例・研究報告集 30 103 - 104 2012年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
チャンバー内においたセダム類とコウライシバによる二酸化窒素除去能について 査読あり
浅井俊光、田中麻美、飯島健太郎、水庭千鶴子、近藤三雄
ランドスケープ研究 74 ( 5 ) 399 - 402 2012年03月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
公園の機能早期回復にむけた芝生地の除染工事報告 査読あり
茂木浩、水庭千鶴子、近藤三雄
芝草研究 40 ( 2 ) 148 - 154 2012年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
放射性物質で汚染された家庭の芝生の除染について -造園式芝生除染・更新工法の検証の試み- 査読あり
水庭千鶴子,茂木道教,赤堀勉,近藤三雄
芝草研究 40 ( 1 ) 43 - 46 2011年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
放射性物質で汚染された芝生地に対して、個人の家庭で除染と更新が行える方法を提案し、検証を行った。この方法では、コウライシバの芝生地の表面汚染を90%減少できることが明らかとなった。また、汚染物質は、汚染発生当時の表面のサッチに固定されていることが示唆された。
-
造園学を学ぶ大学生が体験した自然とのふれあいやものづくりに関する実態調査 査読あり
水庭千鶴子,荒井歩,國井洋一,栗田和弥,鈴木貢次郎
東京農業大学農学集報 56 ( 2 ) 171 - 181 2011年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
造園学を学ぶ大学生がこれまでに体験した自然とのふれあいやものづくりについて、詳細な調査を行った。都市化が進み、人口の大半が都市部に居住する現状では、自然とのふれあいの体験が少なく、また豊かな物にあふれる生活環境では、自分でなにかをつくろうというものづくりの体験が減少している。造園学を学ぶ学生には、将来社会で担う環境の創造に必要な体験が少なくなっていることが明らかとなり、このことを受けて、これまでのカリキュラムを改変する必要性があることも示唆された。
-
芝草による学校屋外運動場整備の経緯と現状 査読あり
高橋新平,水庭千鶴子
芝草研究 39 ( 2 ) 132 - 138 2011年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
公立学校の校庭における芝生化の広がりの現状を整備状況について、1970年代からの流れから現在まで、時代の変遷との関わりを明らかにした。
-
高等教育における芝生に関するカリキュラムの現状 査読あり
水庭千鶴子,高橋新平
ランドスケープ研究 74 ( 5 ) 731 - 734 2011年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近年、芝生地の需要は増えているが、専門的に管理をできる人材が少ない。そこで、高等教育における芝生に関するカリキュラムの現状を調べ、よりよい管理状況に繋がる教育がどのように行われているかを把握した。
-
イポメアとヒューケラの二酸化窒素浄化能に注目したファイトレメディエーション能力の評価 査読あり
浅井 俊光,鹿ノ戸 あゆみ,水庭 千鶴子,近藤 三雄
造園技術報告集 6 74 - 77 2011年02月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
-
屋上庭園に導入した新たな手法・技術の評価について 査読あり
近藤三雄,佐藤健二,高橋新平,水庭千鶴子
ランドスケープ研究造園技術報告集 72 98 - 101 2009年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近年、屋上緑化に導入された新たな緑化手法についての概要を述べ、さらにこれらの評価を行った。
-
緑化が被験者に与える緊張感の変化 -歯科医診療室を事例として-
水庭千鶴子・阿藤舞・近藤三雄
東京農業大学農学集報 2008年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
近年、環境の質の向上などを目的とした医療現場での緑化が増加している。緑化は、その効果・機能の一つとしてヒトに心理的生理的な影響を及ぼすといわれている。実際の医療現場における緑の利用の現状を鑑み、心身へのストレス緩和やリラックスの効果を調べるため、歯科医診療室にて治療を行わない実験のためだけの被験者をモデル患者として心拍数および血圧から計測するRPP値を指標として、観葉植物、切花およびハーブが緊張感の緩和に与える効果を調べた。順序などを入れ替えて行った実験においては、植物がない場合に比べ、観葉植物がある場合と芳香性のある切花およびハーブがある場合では、RPP値が低くなった。また、観葉植物のみの場合と比べ、切花およびハーブの寄せ植えがあると、緊張感を緩和する効果がより顕著となることが示唆された。歯科医診療室において、緊張によって比較的高い値となるRPP値は実験を繰り返すことによる「慣れ」が生じ、反復実験では、1回目よりも2回目は増減値が小さくなることが示唆された。しかし、2回目の繰り返しによる「慣れ」によりも、植物があることによる緊張の度合いの緩和効果は高いことが示唆された。
-
目黒区総合庁舎本館屋上「目黒十五庭」
近藤三雄・高橋新平・水庭千鶴子・佐藤健二
(社)日本造園学会 ランドスケープ研究 作品選集 2008年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
目黒区総合庁舎本館屋上を新たに和風モダンな区民の憩いの場に整備した。本事業は、目黒区と東京農業大学による「緑化に関する協定」の中で、新しい試みとして屋上庭園を造ったものである。屋上緑化にこれまで用いられていない樹種を試験的に取り入れ、環境耐性の研究も行っている。
-
室内における光触媒用酸化チタンコーティング剤を塗布した観葉植物によるトルエンの除去可能性
申恵京・水庭千鶴子・近藤三雄
東京農業大学農学集報 52 ( 4 ) 2008年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
室内における光触媒用酸化チタンコーティング剤を塗布した観葉植物によるトルエンの除去可能性について明らかにした。
-
ペレニアルライグラスおよびトールフェスクのカドミウム吸収能について
浅井俊光・佐藤文・水庭千鶴子・近藤三雄
日本芝草学会・芝草研究 36 ( 1 ) 2007年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ペレニアルライグラスとトールフェスクを用いて、カドミウムの除去能をおよび耐性を調べた。どちらも1ppm区でCd吸収能が高く、根部から茎葉部への以降も認められたため、茎葉に蓄積したCdを刈り取り処分後、さらに再生させて繰り返しCdの除去が行えることが期待できる。
-
酸化チタンの光触媒反応を利用した観葉植物によるホルムアルデヒドの除去可能性
申恵京、水庭千鶴子、近藤三雄
環境の管理 2007年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
植物による室内空気汚染物質の除去に関する研究の一連として、酸化チタン処理した光触媒反応との相乗効果によって除去効率を高めるための研究を行った。ベンジャミンやスパティフィラムを用い、ホルムアルデヒドの除去について調べた結果、光触媒反応を高めるための紫外線(UV-A)を照射することによって、除去量が増加することが明らかとなった。今後、さらに他の物質の除去効果についても究明していく。
-
鉢物観葉植物による室内の揮発性有機化合物(トルエン)の除去技術確立のための研究
申恵京・飯干絵里・水庭千鶴子・近藤三雄
日本造園学会 ランドスケープ研究 造園技術報告集4(2007) 2007年02月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
観葉植物3種による室内の揮発性有機物であるトルエンの除去について、すでに行われている研究を発展させ、光触媒処理した植物の除去効果について明らかにした。また、光源の種類によって効果が著しく高くなる植物があり、葉面積当たりの除去効果が一番高いものはインドゴムノキであった。能力の高い植物を探る際の手法を確立させた。今後、さらに除去効果の高い植物をスクリーニングすることの必要性が高まった。
-
アジュガ(Ajuga reptans L.)のカドミウム吸収能を高めるためのキレート剤施用技術について
浅井俊光・長峯彩・水庭千鶴子・近藤三雄
日本造園学会 ランドスケープ研究 造園技術報告集4(2007) 2007年02月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
水田中のカドミウムを緑化植物を用いて吸収させ浄化させる技術確立のため、キレート剤を用いた効果について明らかにした。キレート剤の施用は、カドミウムの吸収を向上させることが明らかとなった。アジュガを用いることで短期間で水田中のカドミウム除去が可能になると試算することができた。
-
アヤメ科植物によるカドミウムの吸収除去に関する研究
浅井俊光・宮本れい・水庭千鶴子・近藤三雄
日本造園学会 ランドスケープ研究 69 ( 5 ) 2006年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
水田における汚染土壌からのカドミウム除去を目論み、アヤメ科植物によるカドミウムの吸収除去に関する研究を行った。供試植物としてキショウブおよびハナショウブを用い、生育状況から見たカドミウムの耐性と吸収除去能力を測定した。キショウブはハナショウブより吸収能力が高く、また100ppmにおける耐性も高いことが明らかとなった。
-
「天空の和(なごみ)みの庭」-東京農業大学第一高等学校の屋上庭園-
近藤三雄・高橋新平・水庭千鶴子・佐藤健二
ランドスケープ研究 造園作品選集 日本造園学会 2006年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本屋上庭園はRC造、一部S造の地上5階建て、一部切替部分の屋上約300㎡で、全面ガラス張りの図書館から眺望できる格好のロケーションの空間である。荷重は400kg/㎡、周辺を遮る建物はない。全体のフォルムは飛石や延段も配し、回遊できる日本庭園に設計を行った。その理由は、生徒に最も身近な空間で、日本の伝統文化に接する機会を与えるため、また屋上というか充当の制約条件の多い立地条件でも知恵と技術を駆使することによって本格的日本庭園が出来ることを証明するためである。ヒートアイランド現象の緩和と植物への潅水を目論み、埋設した管から霧が発生する装置を導入した。灌水の他、夏は気化熱を霧で奪い、庭と建物を冷やす効果や人を喜ばせる演出効果も狙った。
-
アジュガ(Ajuga reptans L.)による水耕液中のカドミウムの吸収除去に関する研究
浅井俊光、高橋良和、水庭千鶴子、近藤三雄
ランドスケープ研究 68 ( 5 ) 2005年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
水耕液中のカドミウム吸収について、アジュガおよびミゾソバを用いて実験を行なった。いずれも高い吸収能力が認められた。
-
ビロードシバ(Zoysia tenui folia matrella Wild)とコウライシバ(Zoysia matrella Merr)の耐凍性について
張文三・成富根・水庭千鶴子・近藤三雄
東京農業大学農学集報 49 ( 3 ) 2004年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
ビロードシバとコウライシバの傷害が発生する温度、低温臨海温度、最低致死温度を実験によって明らかにした。
-
Zoysia属植物の耐乾性について
張文三・水庭千鶴子・飯島健太郎・近藤三雄
日本緑化工学会誌 30 ( 1 ) 2004年08月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本研究は、ビロードシバの屋根緑化資材としての導入の可能性を探るために乾燥ストレス反応とその耐性および乾燥の馴化処理効果をコウライシバと比較した。両種とも、水ストレス反応には大きな差が見られず、どちらも高温(30/25℃)での生育環境で無灌水で、20日間生育が可能であった。
-
人工光の遮光条件下におけるZoysia属植物の生育について
張文三、水庭千鶴子、飯島健太郎、近藤三雄
日本緑化工学会誌 30 ( 1 ) 2004年08月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本研究では、人工環境気象室内で異なる光強度の処理区でビロードシバとコウライシバの生育反応と耐陰性について探った。ビロードシバのほうが、光強度が低下しても茎葉への被害の発現や進行は遅く、かつ匍匐茎の発生や地下部の発達が良いことから、コウライシバより耐陰に優れていることが明らかとなった。
-
廃ガラス発泡資材の屋上緑化用軽量培土としての利用の可能性
乾泰祐、水庭千鶴子、近藤三雄
ランドスケープ研究 67 ( 5 ) 2004年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
廃ガラス発泡資材の屋上緑化用軽量培土あるいは土壌改良材としての利用の可能性を真珠岩パーライトとの比較より明らかにした。
-
「厚層日本芝」を基材とした岩盤のり面の自然再生技術
梅原二郎、橋本庄弐、水庭千鶴子、近藤三雄
ランドスケープ研究66 造園技術報告集2003 2003年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
従来の種子吹付けによる工法では緑化が失敗した箇所に厚層日本芝を用いて緑化施工した成果について報告した。
-
Rapid N transport to pods and seeds in N-deficient soybean plants
Ohtake N, et al.
J. Exp. Bot. 2001年12月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
根粒非着生系統ダイズと着生ダイズの幼植物における茎葉部への窒素13の移行の違いをPETISを用いて測定した。根粒非着生系統ダイズを窒素欠乏および窒素充分状態で栽培し、鞘への移行の違いを調べた。ダイズの違いによる硝酸の移行量の違いは認められなかった。茎断面から与えた硝酸は窒素欠乏ダイズにおいて莢部分で高い取り込みが見られた。窒素欠乏ダイズでは供給した窒素の莢への優先的な移行が行われている可能性が示唆された。
Ohtake N, Sato T, Fujikake H, Sueyoshi K, Ohyama T, Ishioka N-S, Watanabe S, Osa A, Sekine T, Matsuhashi S, Ito T, Mizuniwa C, Kume T, Hashimoto S, Uchida H. and Tsuji A. -
Water Uptake and Transport Imaging of Cowpea Plant by PETIS (Positron Emission Trader Imaging System)
T. M. Nakanishi, et al.
Journal of Radio analytical and Nuclear Chemistry 2001年10月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ポジトロン放出核種を利用したイメージング装置であるPETISを用いてササゲにおける水の移行をリアルタイムで測定した。インゲンと比較してササゲは乾燥処理後、着目組織における水の貯水量の大小のみならず、植物体全体における水分吸収活性が非常に高く維持されることが確認できた。また水分吸収活性は気孔の開閉度に無関係であり、水チャンネル阻害剤の添加の影響も受けないことが判明した。
T. M. Nakanishi, J. Furukawa, K. Tanoi, M. Yokota, S. Ueoka, N. S. Ishioka, S. Watanabe, A. Osa, T. Sekine, T. Ito, C. Mizuniwa, S. Matsuhashi, S. Hashimoto, H. Uchida and A. Tsuji -
Real time visualization of 13N-translocation in rice under different environmental conditions using positron emitting tracer imaging system
S. Kiyomiya, et al.
Plant Physiology 125 1743 - 1754 2001年05月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
PETISを用いてイネにおけるアンモニア体の窒素-13の移行をリアルタイムで測定した。植物体の根からアンモニア水溶液を添加後、分岐部に到達するまでにわずか2分要し、その移行はかなり早いことが明らかとなった。また水-15でラベルした標識水を用いた暗条件の実験では、標識水は分岐部にとどまり、葉への移行はまったくみられなかった。このことより、根から分岐部、分岐部から葉への水の移行機構は異なることが示唆された。
S. Kiyomiya, H. Nakanishi, H. Uchida, A. Tusuji, S. Nishiyama, M. Futatsubashi, H. Tsukada, N. Ishioka, S. Watanabe, T. Ito, C. Mizuniwa, A. Osa S. Matsuhashi, S. Hashimoto, T. Sekine, and S. Mori -
Vanadium Uptake and an Effect of Vanadium Treatment on 18F-labeled Water Movement in a Cowpea Plant by PETIS
J. Furukawa, et al.
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry 249 ( 2 ) 495 - 498 2001年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ポジトロン放出核種を利用したイメージング装置であるPETISを用いてササゲにおけるバナジウム吸収をリアルタイムで測定した。植物体にバナジウム水溶液を添加20時間後に植物体全体にバナジウムが分布していることが明らかとなった。またバナジウムの植物体に及ぼす影響を調べるため、バナジウム添加後にフッ素18でラベルされた標識水の吸収を調べた。バナジウム添加により標識水の吸収は阻害されることが示された。
J. Furukawa, H. Yokota, K. Tanoi, S. Ueoka, S. Matsuhashi, N. S. Ishioka, S. Watanabe, H. Uchida, A. Tsuji, T. Ito, C. Mizuniwa, A. Osa, T. Sekine, S. Hashimoto, T. M. Nakanishi -
Ion chromatographic analysis of selected free amino acids and cations to investigate the change of nitrogen metabolism by herbicide stress in soybean (Glycine max)
Minghong Jia, N. Keutgen, S. Matsuhashi, C. Mizuniwa, T. Ito, T. Fujimura, S. Hashimoto
J. Agric. Food Chem. 49 276 - 280 2001年01月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
農薬が植物に及ぼす影響を窒素の消費に着目して調べた。農薬塗布時におけるダイズ中のアミノ酸とカチオンの植物体の部分(葉、茎、根)毎の分布を調べた。アミノ酸の中でもとくにアスパラギンは、農薬塗布時は植物体のどの部分でも3~6倍多くなった。これは農薬が光合成を阻害するため、窒素の消費が制限された結果であることが示唆された。
-
被覆材の蒸発抑制に関するモデリング
水庭 千鶴子
ランドスケープ研究 61 ( 5 ) 479 - 482 1998年05月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
修景用表面被覆材の蒸発抑制機構について究明するため、被覆材中の気体拡散係数について実験的数値を求め、その得られた値を用い、土壌-被覆材-大気の連続水分移動を解いた数値シミュレーションを作成し、被覆材の蒸発抑制効果を一般的に把握し、規格化することを可能となった。
-
修景用表面被覆材の蒸発抑制効果
水庭 千鶴子
千葉大学 1998年03月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(その他)
修士時に得られた実験データより、修景用表面被覆材の蒸発抑制効果についてその効果を規格化するための土壌と被覆材の複合水分移動の解析および数値シミュレーションをおこなった。被覆材中の気体拡散係数については実験的数値を得、それを用いた数値シミュレーションのプログラムを作成し、被覆材を用いたときの土壌水分移動、および土壌水分分布図を把握することが可能となった。
(博士論文) -
Cut-off effect of water movement by hydrophobic sand on metal migration in soil
C. Mizuniwa, Y. Amemiya, S. Yabashi, M. Chino
Third international conference on the biogeochemistry of trace elements ddatacommunic*.pdf colloque ( 85 ) 1995年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
土壌中の溶質移動を抑制する層(遮断層)を構築し、この層を用いた土壌汚染の拡大防止が可能であるか検証的実験を行った。4種類の金属をそれぞれ関東ローム土、豊浦標準砂に混合し、蒸発に伴う金属移動を調べた。この実験により、その遮断効果を実証した。また豊浦標準砂による実験では金属イオンの移動速度はイオン化エネルギーの大きさによっていることが明らかとなった。
-
修景用表面被覆材の蒸発抑制効果に関する実験的研究
水庭千鶴子、雨宮悠、矢橋晨吾
ランドスケープ研究 58 ( 5 ) 93 - 96 1995年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
造園材料の一つである修景用表面被覆材の蒸発抑制効果について、この蒸発抑制効果を実験的に調べた。被覆材の蒸発抑制効果はその素材および被覆厚によりどの程度抑制効果があるのかを明確にした。
-
修景用表面被覆材の蒸発抑制効果について
水庭 千鶴子
千葉大学 1994年03月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(その他)
造園材料の一つである修景用表面被覆材の蒸発抑制効果について実験および解析を行った。被覆材の蒸発抑制効果についてその素材、大きさ及び被覆厚による違いを明確にした。このとき土壌水分分布について以下のことが実験的に明らかとなった。裸地と比較して被覆された土壌からの蒸発は、被覆材により抑制されるため、その速度は遅くなり、土壌水分減少は土壌表面より深部にわたるが、上部より均一かつ緩やかな減少である。
(修士論文)