Papers - MIZUNIWA Chizuko
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「天空の和(なごみ)みの庭」-東京農業大学第一高等学校の屋上庭園-
近藤三雄・高橋新平・水庭千鶴子・佐藤健二
ランドスケープ研究 造園作品選集 日本造園学会 2006.01
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本屋上庭園はRC造、一部S造の地上5階建て、一部切替部分の屋上約300㎡で、全面ガラス張りの図書館から眺望できる格好のロケーションの空間である。荷重は400kg/㎡、周辺を遮る建物はない。全体のフォルムは飛石や延段も配し、回遊できる日本庭園に設計を行った。その理由は、生徒に最も身近な空間で、日本の伝統文化に接する機会を与えるため、また屋上というか充当の制約条件の多い立地条件でも知恵と技術を駆使することによって本格的日本庭園が出来ることを証明するためである。ヒートアイランド現象の緩和と植物への潅水を目論み、埋設した管から霧が発生する装置を導入した。灌水の他、夏は気化熱を霧で奪い、庭と建物を冷やす効果や人を喜ばせる演出効果も狙った。
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アジュガ(Ajuga reptans L.)による水耕液中のカドミウムの吸収除去に関する研究
浅井俊光、高橋良和、水庭千鶴子、近藤三雄
ランドスケープ研究 68 ( 5 ) 2005.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
水耕液中のカドミウム吸収について、アジュガおよびミゾソバを用いて実験を行なった。いずれも高い吸収能力が認められた。
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ビロードシバ(Zoysia tenui folia matrella Wild)とコウライシバ(Zoysia matrella Merr)の耐凍性について
張文三・成富根・水庭千鶴子・近藤三雄
東京農業大学農学集報 49 ( 3 ) 2004.09
Language:Japanese Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)
ビロードシバとコウライシバの傷害が発生する温度、低温臨海温度、最低致死温度を実験によって明らかにした。
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Zoysia属植物の耐乾性について
張文三・水庭千鶴子・飯島健太郎・近藤三雄
日本緑化工学会誌 30 ( 1 ) 2004.08
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究は、ビロードシバの屋根緑化資材としての導入の可能性を探るために乾燥ストレス反応とその耐性および乾燥の馴化処理効果をコウライシバと比較した。両種とも、水ストレス反応には大きな差が見られず、どちらも高温(30/25℃)での生育環境で無灌水で、20日間生育が可能であった。
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人工光の遮光条件下におけるZoysia属植物の生育について
張文三、水庭千鶴子、飯島健太郎、近藤三雄
日本緑化工学会誌 30 ( 1 ) 2004.08
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究では、人工環境気象室内で異なる光強度の処理区でビロードシバとコウライシバの生育反応と耐陰性について探った。ビロードシバのほうが、光強度が低下しても茎葉への被害の発現や進行は遅く、かつ匍匐茎の発生や地下部の発達が良いことから、コウライシバより耐陰に優れていることが明らかとなった。
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廃ガラス発泡資材の屋上緑化用軽量培土としての利用の可能性
乾泰祐、水庭千鶴子、近藤三雄
ランドスケープ研究 67 ( 5 ) 2004.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
廃ガラス発泡資材の屋上緑化用軽量培土あるいは土壌改良材としての利用の可能性を真珠岩パーライトとの比較より明らかにした。
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「厚層日本芝」を基材とした岩盤のり面の自然再生技術
梅原二郎、橋本庄弐、水庭千鶴子、近藤三雄
ランドスケープ研究66 造園技術報告集2003 2003.01
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
従来の種子吹付けによる工法では緑化が失敗した箇所に厚層日本芝を用いて緑化施工した成果について報告した。
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Rapid N transport to pods and seeds in N-deficient soybean plants
Ohtake N, et al.
J. Exp. Bot. 2001.12
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
根粒非着生系統ダイズと着生ダイズの幼植物における茎葉部への窒素13の移行の違いをPETISを用いて測定した。根粒非着生系統ダイズを窒素欠乏および窒素充分状態で栽培し、鞘への移行の違いを調べた。ダイズの違いによる硝酸の移行量の違いは認められなかった。茎断面から与えた硝酸は窒素欠乏ダイズにおいて莢部分で高い取り込みが見られた。窒素欠乏ダイズでは供給した窒素の莢への優先的な移行が行われている可能性が示唆された。
Ohtake N, Sato T, Fujikake H, Sueyoshi K, Ohyama T, Ishioka N-S, Watanabe S, Osa A, Sekine T, Matsuhashi S, Ito T, Mizuniwa C, Kume T, Hashimoto S, Uchida H. and Tsuji A. -
Water Uptake and Transport Imaging of Cowpea Plant by PETIS (Positron Emission Trader Imaging System)
T. M. Nakanishi, et al.
Journal of Radio analytical and Nuclear Chemistry 2001.10
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
ポジトロン放出核種を利用したイメージング装置であるPETISを用いてササゲにおける水の移行をリアルタイムで測定した。インゲンと比較してササゲは乾燥処理後、着目組織における水の貯水量の大小のみならず、植物体全体における水分吸収活性が非常に高く維持されることが確認できた。また水分吸収活性は気孔の開閉度に無関係であり、水チャンネル阻害剤の添加の影響も受けないことが判明した。
T. M. Nakanishi, J. Furukawa, K. Tanoi, M. Yokota, S. Ueoka, N. S. Ishioka, S. Watanabe, A. Osa, T. Sekine, T. Ito, C. Mizuniwa, S. Matsuhashi, S. Hashimoto, H. Uchida and A. Tsuji -
Real time visualization of 13N-translocation in rice under different environmental conditions using positron emitting tracer imaging system
S. Kiyomiya, et al.
Plant Physiology 125 1743 - 1754 2001.05
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
PETISを用いてイネにおけるアンモニア体の窒素-13の移行をリアルタイムで測定した。植物体の根からアンモニア水溶液を添加後、分岐部に到達するまでにわずか2分要し、その移行はかなり早いことが明らかとなった。また水-15でラベルした標識水を用いた暗条件の実験では、標識水は分岐部にとどまり、葉への移行はまったくみられなかった。このことより、根から分岐部、分岐部から葉への水の移行機構は異なることが示唆された。
S. Kiyomiya, H. Nakanishi, H. Uchida, A. Tusuji, S. Nishiyama, M. Futatsubashi, H. Tsukada, N. Ishioka, S. Watanabe, T. Ito, C. Mizuniwa, A. Osa S. Matsuhashi, S. Hashimoto, T. Sekine, and S. Mori -
Vanadium Uptake and an Effect of Vanadium Treatment on 18F-labeled Water Movement in a Cowpea Plant by PETIS
J. Furukawa, et al.
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry 249 ( 2 ) 495 - 498 2001.03
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
ポジトロン放出核種を利用したイメージング装置であるPETISを用いてササゲにおけるバナジウム吸収をリアルタイムで測定した。植物体にバナジウム水溶液を添加20時間後に植物体全体にバナジウムが分布していることが明らかとなった。またバナジウムの植物体に及ぼす影響を調べるため、バナジウム添加後にフッ素18でラベルされた標識水の吸収を調べた。バナジウム添加により標識水の吸収は阻害されることが示された。
J. Furukawa, H. Yokota, K. Tanoi, S. Ueoka, S. Matsuhashi, N. S. Ishioka, S. Watanabe, H. Uchida, A. Tsuji, T. Ito, C. Mizuniwa, A. Osa, T. Sekine, S. Hashimoto, T. M. Nakanishi -
Ion chromatographic analysis of selected free amino acids and cations to investigate the change of nitrogen metabolism by herbicide stress in soybean (Glycine max)
Minghong Jia, N. Keutgen, S. Matsuhashi, C. Mizuniwa, T. Ito, T. Fujimura, S. Hashimoto
J. Agric. Food Chem. 49 276 - 280 2001.01
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
農薬が植物に及ぼす影響を窒素の消費に着目して調べた。農薬塗布時におけるダイズ中のアミノ酸とカチオンの植物体の部分(葉、茎、根)毎の分布を調べた。アミノ酸の中でもとくにアスパラギンは、農薬塗布時は植物体のどの部分でも3~6倍多くなった。これは農薬が光合成を阻害するため、窒素の消費が制限された結果であることが示唆された。
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被覆材の蒸発抑制に関するモデリング
水庭 千鶴子
ランドスケープ研究 61 ( 5 ) 479 - 482 1998.05
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
修景用表面被覆材の蒸発抑制機構について究明するため、被覆材中の気体拡散係数について実験的数値を求め、その得られた値を用い、土壌-被覆材-大気の連続水分移動を解いた数値シミュレーションを作成し、被覆材の蒸発抑制効果を一般的に把握し、規格化することを可能となった。
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修景用表面被覆材の蒸発抑制効果
水庭 千鶴子
千葉大学 1998.03
Language:Japanese Publishing type:Thesis (other)
修士時に得られた実験データより、修景用表面被覆材の蒸発抑制効果についてその効果を規格化するための土壌と被覆材の複合水分移動の解析および数値シミュレーションをおこなった。被覆材中の気体拡散係数については実験的数値を得、それを用いた数値シミュレーションのプログラムを作成し、被覆材を用いたときの土壌水分移動、および土壌水分分布図を把握することが可能となった。
(博士論文) -
Cut-off effect of water movement by hydrophobic sand on metal migration in soil
C. Mizuniwa, Y. Amemiya, S. Yabashi, M. Chino
Third international conference on the biogeochemistry of trace elements ddatacommunic*.pdf colloque ( 85 ) 1995.05
Authorship:Lead author Language:English Publishing type:Research paper (international conference proceedings)
土壌中の溶質移動を抑制する層(遮断層)を構築し、この層を用いた土壌汚染の拡大防止が可能であるか検証的実験を行った。4種類の金属をそれぞれ関東ローム土、豊浦標準砂に混合し、蒸発に伴う金属移動を調べた。この実験により、その遮断効果を実証した。また豊浦標準砂による実験では金属イオンの移動速度はイオン化エネルギーの大きさによっていることが明らかとなった。
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修景用表面被覆材の蒸発抑制効果に関する実験的研究
水庭千鶴子、雨宮悠、矢橋晨吾
ランドスケープ研究 58 ( 5 ) 93 - 96 1995.05
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
造園材料の一つである修景用表面被覆材の蒸発抑制効果について、この蒸発抑制効果を実験的に調べた。被覆材の蒸発抑制効果はその素材および被覆厚によりどの程度抑制効果があるのかを明確にした。
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修景用表面被覆材の蒸発抑制効果について
水庭 千鶴子
千葉大学 1994.03
Language:Japanese Publishing type:Thesis (other)
造園材料の一つである修景用表面被覆材の蒸発抑制効果について実験および解析を行った。被覆材の蒸発抑制効果についてその素材、大きさ及び被覆厚による違いを明確にした。このとき土壌水分分布について以下のことが実験的に明らかとなった。裸地と比較して被覆された土壌からの蒸発は、被覆材により抑制されるため、その速度は遅くなり、土壌水分減少は土壌表面より深部にわたるが、上部より均一かつ緩やかな減少である。
(修士論文)