論文 - 井形 雅代
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営農集団におけるリーダーの役割に関する研究ーオホーツク網走農協の営農集団利用組合の事例(4)ー
井形 雅代
東京農業大学 農業経済学会 『農村研究』 第85号 pp.54~64 1997年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
(4)は(3)の続きとして、アンケート調査の結果をもとにリーダーとフォロアー、営農集団間に差があるかどうかをそれぞれ検討した。その結果、業績規範など経営者に必要と思われる能力については、リーダーとフォロアーの間に差がみられた。また、数量化理論Ⅱ類の適用の結果、調査の回答は集団間できわめて似ている傾向を示し農家の意識の形成や行動に集団のありかたが大きな影響していることがわかった。
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営農集団におけるリーダーの役割に関する研究ーオホーツク網走農協の営農集団利用組合の事例(3)ー
井形 雅代
東京農業大学 農業経済学会 『農村研究』 第84号 pp.86~94 1997年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
(1)および(2)の続きとして、フォロアーとして営農集団を構成する農家に対してアンケート調査を実施し、リーダーの性格と役割をより鮮明にしようと試みた。(3)ではフォロアーからみた営農集団に対する認識と、回答者特徴を述べた。その結果、個別利益を追求するよりも、営農集団方式を継続することによって得られる経済・非経済的利益を最も優先していることなどが確認された。
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営農集団におけるリーダーの役割に関する研究ーオホーツク網走農協の営農集団利用組合の事例(2)ー
井形 雅代
東京農業大学 農業経済学会 『農村研究』 第83号 PP.91~99 1996年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
(1) での分析を踏まえて、組合長の性格と行動は、機械の結合や旧農協の指導などによって違いがみられるのかを数量化理論Ⅱ類を用いて分析した。分析の結果から、機械の結合形態や共同化の度合いによって、明らかな差がみられ、組合長の意識を行動の形成には組合組織のあり方と、旧農協の指導体制が明らかに影響していることが確認された。
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農業生産組織の経営組織と管理に関する考察ー網走市における法人生産組織と非法人の営農集団の比較から
井形雅代、新沼勝利
東京農業大学 『農学集報』 第41巻第1号 pp.40~49 1996年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
現在、農業経営の法人化が議論されるなか、大規模畑作営農集団の法人化の可能性を検討した。事例には、北海道網走市において長年法人としての実績のある2法人をを取り上げ、それらの経営を時系列的に分析し、既存の営農集団と比較することによって、営農集団法人化の可能性を検討した。また、法人化あたっては様々なレベルでの法人化の可能性があることを指摘した。
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営農集団におけるリーダーの役割に関する研究ーオホーツク網走農協の営農集団利用組合の事例(1)ー
井形 雅代
東京農業大学 農業経済学会 『農村研究』 第82号 pp.53~62 1996年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
経営者の役割が年々重要視されるなか、営農集団においては経営者の側面と、地域リーダの性格を併せ持つ人材 が望まれる。本稿は、網走市の営農集団機械利用組合の組合長へのアンケート調査をもとに、組合長の役割や、組合組織に関する現状について分析した。その結果、機械の結合をもとにした集団組織のあり方によって、組織の意思決定や組合長の役割に違いのあることが確認された。
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水稲湛水土壌中直播栽培の生産性を決定する技術的要因に関する計量的分析
井形 雅代
東京農業大学 農業経済学会 『農村研究』 第77号 pp.47~54 1993年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
水稲直播栽培の中でも水稲湛水土壌中直播は全国的な展開を示しているものの、栽培面積の急激な増加はみられない。普及の阻害要因の一つとして、収量=生産性の不安定性をあげることができる。本稿では山形県での事例を中心に、生産性を決定する栽培技術体系の評価を要因分析により試みた。分析結果から、湛水直播栽培に関して栽培学の立場からいわれている施肥、除草剤散布、溝ほり等の作業投入は概ね適切であることが確認された。
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九州地方における水稲直播の導入形態と経営的諸相
藤本彰三、井形雅代、小野功
東京農業大学 『農学集報』 第37巻第4号 pp.256~278 1993年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
水稲直播栽培は労働節約技術の一つであり、低コスト稲作確立のための重要な技術革新として注目されているが個別農家の経営レベルにおける役割は各農家の経営形態によって異なると考えられる。本稿では九州での実態調査から、水稲直播栽培の効果は「増収型」「労働節約型」「費用節約型」「作期拡大型」「複合経営型」に区分できることが明らかとなった。
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農漁村における女性の役割と生活に関する考察ー三重県鳥羽志 摩農協婦人部のアンケート調査から(2)ー
熊井治男、友田清彦、北田紀久雄、石井雄二、井形雅代
農村生活研究会 『農村生活研究』 第37巻第2号 pp.20~25 1993年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
(2)では、(1)に引き続きアンケート調査からの分析を試みた。ここでは、特に家事の時間と金銭的評価、家事に対する意識、家族形態と老後、鳥羽志摩農協婦人部の活動の特徴について述べた。結果としては、農山漁村における女性のおかれている環境が大きく変化し、食、健康余暇、地域活動などに対する関心が都市部とまったく変わりないことを示しており、農山漁村の生産と生活のあり方の再構築が必要であることを指摘した。
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農漁村における女性の役割と生活に関する考察ー三重県鳥羽志摩農協婦人部のアンケート調査から(1)ー
熊井治男、友田清彦、北田紀久雄、石井雄二、井形 雅代
農村生活研究会 『農村生活研究』 第36巻第3号 pp.15~20 1992年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
農山漁村の女性のありかたが大きく変化するなかで、これら女性が農業生産と農村生活にどのように関わっているのかを三重県志摩郡阿児町の鳥羽志摩農協婦人部員を対象としたアンケート調査をもとに、実証的な分析を試みた。(1)では、アンケート調査から得られた「家事の範囲」に関する回答を中心に、農村女性の描く生産活動と家事との関わりを述べた。
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大規模畑作営農における新作物導入に関する考察ー西網走農協第12生産組合を事例にー
井形 雅代
東京農業大学 農経済学会 『農村研究』 第72号 pp.71~79 1991年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
西網走農協管内の第12生産組合では、集団営農方式により、甜菜、馬鈴薯、麦(小麦、大麦)の3作物均等作付方式を採用して高い生産力をあげてきたが、これらの作物の価格の停滞から、新しい作物の導入が検討されている。本稿ではすでに当地域で試作されている豆類、ごぼ う、ながいもの栽培データを加えて、第12生産組合に最も適した作付方式を線形計画法により算出した。農山漁村の女性のありかたが大きく変化するなかで、これら女性が農業生産と農村生活にどのように関わっているのかを三重県志摩郡阿児町の鳥羽志摩農協婦人部員を対象としたアンケート調査をもとに、実証的な分析を試みた。(1)では、アンケート調査から得られた「家事の範囲」に関する回答を中心に、農村女性の描く生産活動と家事との関わりを述べた。
担当部分:共同研究につき分担部分抽出不可能。
熊井治男、友田清彦、北田紀久雄、石井雄二、井形雅代