論文 - 梶川 揚申
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Characterization of flagellins isolated from a highly motile strain of Lactobacillus agilis. 査読あり
Kajikawa A, Midorikawa E, Masuda K, Kondo K, Irisawa T, Igimi S, Okada S.
BMC Microbiology 16 ( 1 ) 49 2016年03月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
旺盛な運動性を示すLactobacillus agilisについて、そのべん毛タンパク質（フラジェリン）遺伝子の発現、べん毛繊維の構成および安定性、フラジェリンの免疫学的特性について報告した。
DOI： 10.1186/s12866-016-0667-x
その他リンク： http://bmcmicrobiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12866-016-0667-x
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「せんだんご」製造工程中に生息する糸状菌のサツマイモの発酵における役割 査読あり
熊谷浩一，岡 大貴，梶川揚申，佐藤英一，田中尚人，岡田早苗
日本微生物資源学会誌 31 ( 1 ) 11 - 17 2015年06月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
伝統発酵食品「せんだんご」から分離されたPenicillium属糸状菌がデンプンやペクチンの低分子化に関与していることを明らかにした。
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「せんだんご」製造工程中の菌叢解析 査読あり
熊谷浩一，渡辺麻衣子，高橋治男，梶川揚申，佐藤英一，田中尚人，岡田早苗
日本微生物資源学会誌 31 ( 1 ) 1 - 9 2015年06月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
伝統発酵食品「せんだんご」から微生物を分離し、多糖の分解能や菌叢について報告した。
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還元的TCA回路を利用したLactobacillus plantarumによる有機酸生産 査読あり
佐藤英一，梶川揚申，Pascal Hols, 岡田早苗，辻 聡
日本食品保蔵科学会誌 40 ( 1 ) 9 - 13 2014年02月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Lactobacillus plantarum NCIMB 8826の還元的TCA回路を利用しリンゴ酸を生合成する新しい経路の構築を試みた。
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ホスホトランスフェラーゼシステムを欠損したLactobacillus plantarumの代謝解析 査読あり
佐藤英一，梶川揚申，岡田早苗，辻 聡
日本食品保蔵科学会誌 39 ( 6 ) 319 - 324 2013年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Lactobacillus plantarumの糖取込み経路を明らかにするためPTSを破壊した変異株を作出し，野生株と比較した。両株の代謝解析の結果から，野生株は非PTS系を介してグルコースとマルトースを取り込んでいることを明らかにした。
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ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼの発現強化によるLactobacillus plantarum のピルビン酸生成反応の迂回経路構築 査読あり
辻聡，梶川揚申，岡田早苗，佐藤英一
日本乳酸菌学会誌 24 ( 2 ) 88 - 92 2013年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Lactobacillus plantarumNCIMB 8826株の代謝改変の一環としてPEPから還元的TCA回路への迂回路の導入を試みた。PEPCKの発現強化によりコハク酸産生量の向上が確認された。
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Lactobacillus reuteri 腸管付着因子MapAの結合ドメイン解析 査読あり
松尾洋輔，梶川揚申，岡田早苗，佐藤英一
日本乳酸菌学 24 ( 2 ) 93 - 97 2013年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Lactobacillus reuteriの腸管付着因子MapAの受容体様分子への結合ドメインを明らかにするためMapAを3つの領域に分割して付着性を調べた。その結果Annexin A13に対する結合ドメインが2番目の領域に含まれていることが判明した。
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異種由来ピルビン酸カルボキシラーゼの発現強化によるLactobacillus plantarumのコハク酸生成 査読あり
辻聡，梶川揚申，Hols Pascal，岡田早苗，佐藤英一
日本食品保蔵科学会誌 39 ( 3 ) 123 - 127 2013年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Lactobacillus plantarumNCIMB 8826株のLDH欠損株に異種菌株由来の炭酸固定酵素を強制発現させることにより代謝流量を変化させ，最終的にコハク酸産生量の向上に導くことができた。
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Construction and immunological evaluation of dual cell surface display of HIV-1 gag and Salmonella enterica serovar Typhimurium FliC in Lactobacillus acidophilus for vaccine delivery. 査読あり
Kajikawa A, Zhang L, Long J, Nordone S, Stoeker L, LaVoy A, Bumgardner S, Klaenhammer T, Dean G.
Clinical and Vaccine Immunology 19 ( 9 ) 1374 - 1381 2012年09月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ヒト免疫不全ウィルスに対するワクチンとして、HIV-1 gag遺伝子とサルモネラ菌のフラジェリン遺伝子を組込んだ乳酸菌を構築した。これにより、HIVタンパク質に対する特異的な免疫応答を誘導することができた。
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Assessment of Lactobacillus gasseri as a candidate oral vaccine vector. 査読あり
I.Stoeker, L., S.Nordone, S.Gunderson, L.Zhang, A.Kajikawa, A.LaVoy, M.Miller, T.R.Klaenhammer, and G.A.Dean.
Clinical and Vaccine Immunology 18 ( 11 ) 1834 - 1844 2011年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Lactobacillus gasseriを経口ワクチンの運搬体として利用するにあたり、その潜在的な免疫学的性質を調べた。L.gasseriはTLR2/6およびTLR2を介した免疫応答を惹起することが確認された。遺伝子組換えによりサルモネラの鞭毛抗原FliCを発現させた菌株ではTLR5を介したNF-kBの活性化も観察された。組換えL.gasseriの経口投与によって、大腸におけるFoxP3陽性細胞の有意な低下も見られた。
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Establishment and Evaluation of an in vitro M Cell Model using C2BBe1 Cells and Raji Cells 査読あり
MASUDA Kazuya , KAJIKAWA Akinobu , IGIMI Shizunobu
Bioscience and microflora 30 ( 2 ) 37 - 44 2011年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
パイエル板上に多く存在するM細胞は腸管における抗原や微生物の取込みを司る。M細胞をin vitroで再現する方法が報告されているが、安定的な実験系を確立するのは容易ではない。この研究では、ヒト由来の腸管上皮細胞およびB細胞系のリンパ球を用い、安定的なM細胞モデルを確立し、その性状を評価した。
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Innate and acquired immune responses induced by recombinant Lactobacillus casei displaying flagellin-fusion antigen on the cell-surface. 査読あり
Kajikawa A, Igimi S.
Vaccine 28 ( 19 ) 3409 - 3415 2010年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
サルモネラに対するワクチンとして、鞭毛抗原フラジェリンと３型分泌装置由来SipC断片を融合させたタンパク質を菌体の表層に発現するLactobacillus caseiを構築した。この組換え体の免疫学的性質を調べるため、腹腔内投与によるマウスの免疫を行った。２種のSalmonella由来抗原に対する特異的な抗体産生が誘導された。また、免疫したマウスの脾臓細胞を刺激し、抗原特異的なサイトカイン応答も観察した。
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Development of a highly efficient protein-secreting system in recombinant Lactobacillus casei. 査読あり
Kajikawa A, Ichikawa E, Igimi S.
Journal of Microbiology and Biotechnology 20 ( 2 ) 375 - 382 2010年02月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Lactobacillus caseiにおいて高効率な分泌システムを構築した。ラクトバチルスブレビス由来のslpA遺伝子プロモーター、ラクトバチルスカゼイ由来プロテアーゼの分泌シグナルを組合わせ、マウス由来インターロイキン10を効率よく分泌する組換え体を作製することに成功した。また、大腸菌でのクローニングにおいてプラスミドを安定化する工夫も行った。
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Adjuvant effects for oral immunization provided by recombinant Lactobacillus casei secreting biologically active murine interleukin-1β. 査読あり
Kajikawa A, Masuda K, Katoh M, Igimi S.
Clinical and Vaccine Immunology 17 ( 1 ) 43 - 48 2010年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
マウス由来のILー1βを発現・分泌するLactobacillus caseiを構築した。この組換え体から分泌されるILー1βは生物学的活性を持っていることが確認された。この組換え乳酸菌はILー6の産生を誘導することができた。さらに、この組換えL.caseiとサルモネラの死菌体を混合したものをマウスへ経口投与することで、抗体産生の増強が観察された。
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Reduction of tumor necrosis factor alpha-inducing capacity of recombinant Lactobacillus casei via expression of Salmonella OmpC. 査読あり
Kajikawa A, Igimi S.
Applied and Environmental Microbiology 75 ( 9 ) 2727 - 2734 2009年05月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
サルモネラOmpCを菌体表層に発現する組換え乳酸菌の作製を試みた。しかし、構築された組換え体はOmpCの発現に伴って生存率が下がった。マウス由来マクロファージをOmpC発現組換え体で刺激したところ、野生株で刺激した場合よりもTNF－αの産生が低いことがわかった。この想定外の現象はOmpCによって乳酸菌の頑健性が低下し、マクロファージにより容易に消化されるためであることが示唆された。
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Display of heterologous proteins on the surface of Lactococcus lactis using the H and W domain of PrtB from Lactobacillus delburueckii subsp. bulgaricus as an anchoring matrix. 査読あり
Kim TW, Igimi S, Kajikawa A, Kim HY.
Journal of Applied Microbiology 104 ( 6 ) 1636 - 1643 2008年06月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
乳酸菌による異種抗原の細胞表層提示は、重要な抗原運搬の手段である。Lactococcus lactisに使用できるプラスミドベクターを改変し、Lactobacillus delbureckii subsp. bulgaricusの細胞外プロテアーゼPrtBのアンカー領域をもつ異種タンパク質の表層発現系を確立した。モデル抗原としてサルモネラのFliCを菌体表層に提示するL. lactisが構築された。
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Intragastric immunization with recombinant Lactobacillus casei expressing flagellar antigen confers antibody-independent protective immunity against Salmonella enterica serovar Enteritidis. 査読あり
Kajikawa A, Satoh E, Leer RJ, Yamamoto S, Igimi S.
Vaccine 25 ( 18 ) 3599 - 3605 2007年05月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
乳酸菌Lactobacillus caseiに鶏卵汚染の原因となるSalmonella Enteritidisの鞭毛抗原FliCを発現させた。この組換え乳酸菌をマウスの胃内へ投与し免疫を行った。免疫後、サルモネラを経口感染させたところ、組換え乳酸菌で免疫したグループでは脾臓から検出されるサルモネラ菌数が減少していた。抗原特異的な抗体は検出されなかったが、細胞性免疫の誘導を示唆するインターフェロンγが検出された。
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An Anti-Salmonella Antibody Prevents the Salmonella enterica serovar Enteritidis from Infecting the Human Intestinal Epithelial Cell Line, Caco-2, by Interacting with Flagella 査読あり
IGIMI Shizunobu , YAMASAKI Manabu , KAJIKAWA Akinobu , YAMAMOTO Shigeki , AMANO Fumio
Bioscience and microflora 25 ( 3 ) 117 - 119 2006年07月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ウサギの免疫によって得られたサルモネラ抗血清を用い、サルモネラのヒト腸管上皮細胞への侵入阻害活性を調べた。その結果、抗血清のサルモネラに対する感染防御効果が認められた。抗血清にはサルモネラ鞭毛抗原に対する抗体が多く含まれ、サルモネラの鞭毛に抗体が結合することによって、感染を防ぐことが示唆された。