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高梨子 文恵 (タカナシ フミエ) TAKANASHI Fumie 教授 |
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 教授
2024年04月 - 現在
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東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 准教授
2020年09月 - 2024年03月
学外略歴 【 表示 / 非表示 】
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弘前大学 農学生命科学部 園芸農学科 准教授
2014年11月 - 現在
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広島大学 生物圏科学研究科 講師
2011年 - 2014年
国名:日本国
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北海道大学 大学院農学研究院 研究員
2009年04月 - 2011年03月
論文 【 表示 / 非表示 】
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第三者の仲介者を置くCSAにおける運営のありかたと産消間の関係の近接性に関する一考察 査読あり
高梨子文恵・吉野馨子
農村研究 137 ( 1 ) 11 - 19 2023年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要) 出版者・発行元:食料・農業・農村経済学会
本研究では,第三者の仲介者が存在する3つのCSAに野菜を提供しているH農園(東京都)を調査し,H農園が提供するCSA(Community Supported Agriculture)の仕組みと,会員間の関係の近接性を明らかにした。調査結果によると,CSAの地理的な近接性,取引期間,消費者の農作業負担などは,一般的なCSAと異なっており,生産者消費者双方にとって調整しやすいように変更されていた。また,仲介者は①会員の募集と活動周知活動,②事務手続きの代行(代金回収等),③ピックアップポイントの提供,④消費者側から生産者に対する意見の集約,などを行っており,これらの機能を仲介者が負担することで,生産者・消費者の負担が大幅に軽減されていることが明らかになった。一方で,第三者が間に入ることにより,生産者と消費者,消費者間の直接的な関係性は,生産者が企画するイベントを介して行われるのみになっており,運営への消費者の関与は非常に限定的であった。今後は運営に参画する消費者層の育成が非常に重要になると考えられる。
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Supermarket Revolution in Vietnam and Inclusiveness of Fresh Vegetable Value Chains
Shozo Sakata and Fumie Takanashi
BRC (Bangkok Research Center) Research Report, JETRO Bangkok/IDE-JETRO 2022年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
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Food Service Industry Development and its Effect to Distribution of Fresh Agri-products in Vietnamese Suburban Area 査読あり
Fumie TAKANASHI
International Journal of Environmental and Rural Development 12 ( 1 ) 42 - 47 2021年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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Public Intervention in Operation Phase of Geographical Indication in Japan
Hoang S.T., Takanashi F.
弘前大学農学生命科学部学術報告 ( 22 ) 1 - 13 2020年03月
担当区分:責任著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:弘前大学農学生命科学部
地理的表示保護(GI)製品は,市場で取引される商品としてだけでなく,文化的側面,すなわち公共財としての側面を併せ持つため,地理的表示保護製品として登録された後の運用段階においても政府の関与(政策的介入)が求めらる。生産者団体の形態は多岐にわたり,それに応じた関与が求められると考えれるが,これまでのところ運用段階で政府がどのように関与しているかに関する研究は行われていない。そこで本研究では,日本を事例に,3つの異なる組織形態(行政主導で立ち上げた組織,複数の販売グループを行政が主導的に統合した組織,JA)が運用しているGIについて,運用段階における行政の関与の相違を明らかにした。それにより,まず,日本におけるGIシステムへの行政の主体的関与は,生産者と流通業者など関連主体のGIに関わる認識向上,協同組織間の調整,機能面での組織支援などに主眼が置かれていることが明らかになった。行政のスタッフが会計などの役を得て組織の運営に深く関わっている事例もあり,その関与の程度はGIを運用している組織の形態に応じて大きく異なることが明らかになった。
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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穀物・油糧種子のバリューチェーンの構造と日本の食料安全保障-2020年代の様相-
高梨子文恵( 担当: 共著 , 範囲: 第10章 穀物価格高騰によるブロイラー養鶏産地とインテグレーターへの影響)
筑波書房 2023年03月
担当ページ:235‐252 記述言語:日本語 著書種別:学術書
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食と農の変貌と食料供給産業 (講座 これからの食料・農業市場学 4)
福田 晋, 藤田 武弘(編著) ( 担当: 共著 , 範囲: 第4章 外食・中食産業の調理・食材調達の変化)
筑波書房 2022年12月
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Global Production Networks and Rural Development - Southeast Asia as a Fruit Supplier to China
Bill Pritchard, Khammerng Bannalath, Vanthana Nolinitha, Koji Kubo, Wah Wah Htun, Nattapon Tantrakoonsab, Aungkana Kmonpetch, Waranya Jipong, Fumie Takanashi, Shozo Sakata, Cung Yang( 担当: 共著)
Edward Elgar 2021年
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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現代アメリカの有機農業とその将来
村田武、関根佳恵、岩佐和幸、佐藤加寿子、戴容秦思、高梨子文恵、溝手芳計( 担当: 共訳)
筑波書房 2018年05月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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ベトナムにおける食品小売業の近代化と農村経済の変容に関する包括的研究
研究課題/領域番号:22K05877 2022年04月 - 2025年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
高梨子 文恵, 辻 一成, 坂田 正三
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
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メガFTA/EPA下の日本・東南アジア農業食料市場再編と世界農業化の国際共同研究
研究課題/領域番号:20H03091 2020年04月 - 2025年03月
科学研究費補助金 基盤研究(B)
磯田 宏, 友田 滋夫, 岩佐 和幸, 宮崎 卓朗, 高梨子 文恵, 矢野 泉
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外食産業向け青果物流通システムの機能高度化と再編に関する研究
研究課題/領域番号:18K05851 2018年04月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(C)
林 芙俊、林 芙俊, 高梨子 文恵, 齋藤 文信
担当区分:研究分担者
配分額:3510000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:810000円 )
平成30年度は、卸売市場の外食産業向け流通に関して実態調査を実施したほか、研究分担者のそれぞれの役割に基づいた実態調査、文献整理、資料整理等を行った。卸売市場に関する調査では、東北地方でも最大規模の仲卸を対象に、業務用需要者に対する販売の動向と、そこでの受発注や販売管理の方法、安定供給を実現するための方策について情報を収集した。また、卸売会社に対しても調査をおこない、外食産業向け流通において求められる品質や価格の安定性を実現することを難しくしている要因について分析を進めた。
以上の調査の結果、仲卸業者における外食産業向けの野菜供給においては、全国規模でチェーン展開する外食産業よりも、ホテル等の中規模以下の需要者への供給が中心であることが明らかとなった。
また、市場外の青果物卸売会社については、有価証券報告書等の資料を利用し、事業の動向に関する基礎的な情報の収集をおこなった。
さらに、流通システムの起点となる青果物産地において、外食産業向け流通に対応するためのイノベーションを進展させるための方策として、生産者組織による技術対応のあり方に関する分析をおこなった。このようなイノベーションを促進するための仕組みについて、「産地イノベーション・システム」という概念を設定し、それに参画する生産者や農協、試験研究機関等の役割について考察をおこなった。
この研究成果については、学会での口頭発表をおこなうとともに、書籍として取りまとめ刊行する準備を進めている。 -
ベトナム農村部におけるフードサービス業の展開とローカルフードシステム
研究課題/領域番号:17K15338 2017年04月 - 2021年03月
日本学術振興会 科学研究費補助金 若手研究(B)
高梨子 文恵、高梨子 文恵
担当区分:研究代表者
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
本研究は、ベトナム国内の農村部に位置するフードサービス業に着目し、その企業展開と原料調達行動が農村部へ与える影響をトータルに明らかにすることを目的とする。
本年度は、以下の2点について調査研究を行った。まず一つ目に、ベトナム北部(ハイズオン省)のケータリング企業の展開と原料調達に関して、統計分析及び現地追加調査を行い、学会報告を行った。北部では、各企業の原料調達は独自に行われており、本社からの一括買い付け等は見られなかった。そのため、地元の小規模生産者、農協等とケータリング企業が直接契約を行っている。セントラルキッチン等も整備されておらず、生鮮野菜が近隣の契約農家から毎日納品され、調理されている。
次に、ベトナム南部(ティエンザン省)にて、工業団地内のケータリング企業に聞き取り調査を実施し、南部の野菜産地に立地する工業団地において企業給食を提供するケータリング企業の現状と原料調達行動について調査した。Tien Giang省の工業団地内で給食を提供する企業の大半はホーチミン市に本社を置く企業で、基本的に原料の調達は本社がホーチミン市内の青果物卸と契約することで仕入れ、各調理場に配送される形となっており、Tien Giang省内で原料となる青果物等はほとんど行われていないことが明らかになった。
また、これまでベトナムの青果物流通、小売店との連携等について研究を行っており、学識のあるCIRADを訪問し、研究内容について発表し、今後の方向性について有益な示唆を得た。
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高度工業化推進段階におけるベトナム農業構造再編と農業の担い手の展望
2013年04月 - 2017年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
辻一成、辻 一成, 高橋 塁, 高梨子 文恵, 荒神 衣美, 坂田 正三
担当区分:研究分担者
本科学研究費補助金の一連の研究では,ベトナムを対象として,とりわけ2000年代以降の農業構造の変化と,工業化とグローバリゼーションが加速するなかでの新たな農業の担い手政策について分析と検討を行った。
主な分析検討の対象は,メコンデルタ地域で展開している「大規模稲作モデル」,「大規模個人農場」,及び近年増加傾向にある「日系企業による現地での農業生産」の実態である。
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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Prima Gandhi, Fumie Takanashi
3rd International Conference on Applied Sciences 2023 2023年11月
開催年月日: 2023年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Jakarta 国名:インドネシア共和国
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市場流通変動下における青果物仲卸の事業展開
林 芙俊, 高梨子 文恵
日本農業市場学会2023年度大会 2023年07月
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コメント(シンポジウム「食料・農業・農村基本法の見直し-持続可能で公正な農と食のあり方にむけて-」) 招待あり
高梨子 文恵
日本農業市場学会2023年度大会 2023年07月
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コメント(シンポジウム「小農理論と発展途上国の多様な稲作農業の実態の接合」)
高梨子 文恵
農業問題研究学会2020年度秋季学会 2020年11月
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ベトナム初等教育課程における給食システムの課題(2013年度大会個別報告要旨)
矢野 泉, 高梨子 文恵, 岡崎 真衣
農業市場研究 2013年12月 日本農業市場学会