2017/08/02 更新

写真b

粟野 隆 (アワノ タカシ)

AWANO Takashi

准教授

出身学校 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1999年03月

    東京農業大学   農学部   造園学科   卒業

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 1999年04月
    -
    2001年03月

    東京農業大学  農学研究科  造園学専攻  修士課程  修了

  • 2001年04月
    -
    2004年03月

    東京農業大学  農学研究科  農学専攻  博士後期課程  修了

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 東京農業大学 -  博士(造園学)

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 2010年04月
    -
    2015年03月

    東京農業大学   地域環境科学部   造園科学科   助教  

  • 2015年04月
    -
    継続中

    東京農業大学   地域環境科学部   造園科学科   准教授  

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 2004年04月
    -
    2005年03月

      独立行政法人文化財研究所 奈良文化財研究所 平城宮跡発掘調査部遺構調査室   文部科学技官

  • 2005年04月
    -
    2006年03月

      独立行政法人文化財研究所 奈良文化財研究所 平城宮跡発掘調査部遺構調査室   研究員

  • 2006年04月
    -
    2007年03月

      独立行政法人文化財研究所 奈良文化財研究所 都城発掘調査部遺構研究室   研究員

  • 2007年04月
    -
    2008年03月

      独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 都城発掘調査部遺構研究室   研究員

  • 2008年04月
    -
    2010年03月

      独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 文化遺産部遺跡整備研究室   研究員

所属学会・委員会 等 【 表示 / 非表示

  • 1999年04月
    -
    継続中
     

    日本造園学会

  • 2005年04月
    -
    2006年03月
     

    国指定史跡八上城跡保存管理計画策定委員会

  • 2005年04月
    -
    継続中
     

    日本レジャー・レクリエーション学会

  • 2005年06月
    -
    継続中
     

    日本庭園学会

  • 2005年11月
    -
    継続中
     

    日本遺跡学会

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資格・免許 【 表示 / 非表示

  • 地山の掘削及び土止め支保工作業主任者

論文 【 表示 / 非表示

  • 「豊島長崎富士塚」を事例とした富士塚の保存修理に関する造園技術

    武井大佐,藤本絵美,清水遠,粟野隆

    ランドスケープ研究 技術報告集(8)   78 ( 増刊 ) 86 - 91   2015年03月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    本論文は、東日本大震災で損壊が顕在化した重要有形民俗文化財「豊島長崎の富士塚」を対象に、保存のための調査から復旧修理にいたる一連の方法を提示した。黒ボク石の落下やその部分の空洞化、補強モルタル目地のヒビ割れ、石碑のぐらつきなどについて、具体的手法を検討した。

  • An Evaluation of the Intrinsic Value of the Takada Pine Forest (Takakada-no-Matsubara) as a Scenic Beauty Spot in Japan

    Takashi AWANO

    Urban and Regional Planning Review   2   18 - 30   2015年03月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   単著

    Forest (Takakada-no-Matsubara) was severely damaged, which is a nationally designated Scenic Beauty spot. It is located in Rikuzentakata city, Iwate Prefecture. The aim of this paper is to define the forest’s intrinsic value, by clarifying the historic process of the formation of the pine forest from the Edo period to the Showa period, and discuss the effects of previous large tsunamis (Tempo Sanriku Tsunamiin 1835, Meiji Sanriku Tsunami in 1896, Showa Sanriku Tsunami in 1933, Chili Tsunami in 1960), as well as the current value and future vision of this historically scenic area. From the results of document analysis and field surveys, we led that the Takada Pine Forest has been developed and managed by local people’s activities since the 17th century. This has been passed down over many generations. Therefore, it can be said that the Takada Pine Forest has never lost its intrinsic value and has kept its potential worth, as long as the will to preserve and rehabilitate the forest will continue existing from generation to generation.

  • 名勝としての高田松原の価値について

    粟野隆

    遺跡学研究   ( 9 ) 136 - 147   2012年11月  [招待有り]

    研究論文(学術雑誌)   単著

    本稿では東日本大震災で甚大な被害を受けた高田松原について、文献調査等によって江戸期の高田村、今泉村のひとびとの植林による松原形成の経緯について調べ、また天保三陸津波、明治三陸津波、昭和三陸津波、チリ津波での高田松原の被害と復興への対応について報告した。

  • 奥州平泉の庭園群

    粟野 隆

    奈良文化財研究所学報86 研究論集17 平安時代庭園の研究 古代庭園研究Ⅱ     215 - 223   2011年03月  [招待有り]

    研究論文(その他学術会議資料等)   単著

    平安時代に奥州平泉に造営された浄土庭園の歴史、空間構成、景観構成、思想等の特色について述べた。

  • 近代の大阪および阪神間を中心とした擬木・擬石・擬岩の導入と展開

    粟野 隆

    日本造園学会 ランドスケープ研究   74 ( 5 ) 359 - 364   2011年03月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   単著

    近代の大阪・阪神間における庭園や公園について、擬木・擬石・擬岩の導入経緯と流行、ならびに、技術的に大きく関与した近代造園家等について述べた。

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著書 【 表示 / 非表示

  • 高岡城跡詳細調査報告書

    粟野隆,宇佐美隆,酒井英男,千田嘉博,高岡徹,酒井龍儀,仁ヶ竹亮介,岡本淳一郎,田上和彦 (担当: 共著 , 担当範囲: 第10章「近代公園としての調査」 )

    高岡市教育委員会  2013年03月

    本報告書は、高岡城跡(富山県高岡市)について、史料調査、測量調査、地質調査、地中レーダー調査、発掘調査、石垣調査、石切丁場関連調査、近代公園調査の各成果を詳細に整理した報告書である。
    筆者は近代の公園として調査をおこない、つぎのような結論を得た。
    まず、高岡城跡は太政官布告第十六号によって公園となった太政官制公園のなかでも、初期の事例として重要である。そして、太政官制公園の多くが官主導で成立した一方で、高岡城跡は服部嘉十郎に代表される地元の篤志家が尽力したことで誕生した点において、特色のある成立経緯を有する事例といえる。
    次に、高岡城跡の公園整備は明治後期から本格的になったが、七代目小川治兵衛とその弟子の廣瀬萬次郎、長岡安平といった近代造園家が関与したものである。とりわけ、長岡安平による本公園の設計案は、本造園家の作品性を色濃く具備した点で注目される。今後はさらに設計案の施工状況を確認してゆく必要とともに、高岡市に伝わる多くの図面類を詳細に研究してゆく必要がある。さらに、高岡城跡は、およそ一三〇年にわたり、公園という土地利用のなかでダイナミックな変遷を遂げつつも、土塁や濠という高岡城としての要素は保全しつつ、近代に形成された各郭の公園空間としての機能をおおむね継承してきた点も、生きた公園空間として貴重である。

  • 史跡及び名勝医光寺庭園整備報告書

    粟野隆,仲隆裕,大森庸司,篠原亨,石賀裕明 (担当: 共著 , 担当範囲: 第5章第1節「医光寺庭園の庭園史における位置づけ」 )

    宗教法人医光寺  2013年03月

    本報告書は平成20年度から平成24年度にかけて実施された史跡及び名勝医光寺庭園の保存修理の事業内容、今後の保存管理の方法を検討した成果報告書である。筆者は医光寺庭園の庭園史における位置づけについて、雪舟の作庭活動について文献調査を軸に調査をおこない、差作庭上の特色をまとめた。

  • 豊島長崎の富士塚保存修理報告書

    藤本絵美,粟野隆ほか (担当: 共著 , 担当範囲: 第4章第2節「保存管理・整備への課題」 )

    宗教法人浅間神社  2013年03月

    東日本大震災により、損壊が顕在化した有形民俗文化財豊島長崎の富士塚の保存修理の報告書。7合目以上に石工事に関する修復、石碑の修復、登山道の修復、植栽工事等について報告している。

  • 旧齋藤氏別邸庭園保存管理・整備基本計画報告書

    粟野隆,松本恵樹,鈴木誠,新潟市 (担当: 共著 , 担当範囲: 第1章、第2章、第3章(第2節以外)、第4章(第3節以外)、第5章、第6章 )

    新潟市  2013年03月

    本報告書は、登録記念物(名勝地)に登録された旧齋藤氏別邸庭園(新潟市)の保存管理と保存整備の基本計画報告書である。報告書では計画策定の目的、庭園の本質的価値、現状と課題、保存管理・整備の内容と方法、現状変更の取り扱い、今後の課題についてまとめた。

  • 日出町有形文化財的山荘附日本庭園調査報告書

    日出町生涯学習課,伊東龍一,平澤毅,粟野隆ほか (担当: 共著 , 担当範囲: 第5章第3節「庭園の立地と構成」 )

    日出町教育委員会  2013年03月

    本報告書は、馬上金山の採掘に成功した成清博愛が大正3年より築いた別邸、的山荘の建築および庭園について、その学術上の価値を明らかにした報告書である。筆者は庭園の立地と構成について現地調査と原稿執筆を担当した。報告書では、海に面して山並みを借景した優れた立地と眺望性、池底をコンクリート造とした近代造園上の技術を取り入れた先駆的事例として注目される点を述べた。

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総説・解説記事 他 【 表示 / 非表示

  • コンクリートの保存について考える

    粟野隆

    日造協ニュース ( 一般社団法人日本造園建設業協会 )  ( 476 ) 2 - 2   2013年11月

    総説・解説(その他)   単著

    本記事では、わが国の近代造園遺産の保存において、コンクリートによる造園上の造作が、最近重要な検討対象となりつつあることを、琴ノ浦温山荘庭園や末浄水場園地などの実例をあげて述べた。

  • 進士五十八先生の仕事 自然共生社会をめざして トータル・ランドスケープ計画学の研究

    粟野隆

    ランドスケープデザイン ( マルモ出版 )  ( 92 ) 70 - 77   2013年10月

    総説・解説(商業誌)   単著

    進士五十八東京農業大学名誉教授の生い立ちと造園学との出会いについて述べながら、業績を、イ:庭園学/「日本庭園の特質」研究からの理想的環境創造のための計画とデザイン思想の普遍化、ロ:公園学/「日比谷公園の総合的研究」から導いた利用者本位の造園計画原論・公園生活史からの公園社会学、ハ:都市計画論/人と自然の基本関係の追及からの「緑政学・緑のインフラ論」、そしてトータルまちづくりのための「景観政策」、ニ:農村計画論/百姓のデザインを再評価した「ルーラル・ランドスケープ・デザイン」を提案、「農」のあるまちづくりを本格化、ホ:自然華僑計画論/国立公園計画から環境保護思想へ─自然共生社会の創生に向け諸分野の環境学者を糾合、の観点から紹介した。

  • 擬木擬石への想い

    粟野隆

    造園連新聞 ( 日本造園組合連合会 )  ( 2013年9月1日 ) 1 - 1   2013年09月

    総説・解説(その他)   単著

    本記事では、日本近代の擬木・擬石について、近代造園家の井下清と椎原兵市の業績を振り返りながら、造園技術史上の重要性について私見を述べた。また、その保存修復の必要性について論じた。

  • 【資料】ランドスケープ現代史年表(1923~2012)

    粟野隆,武田重昭

    日本造園学会誌 ランドスケープ研究 ( 日本造園学会 )  76 ( 2 ) 135 - 136   2012年07月

    総説・解説(学術雑誌)   共著

    戦前および戦後の造園を俯瞰すべく、社会背景、行政・法制度、造園関係事項、造園作品・出版物について年表整理をはかった。

  • 特集「ランドスケープ現代史─戦後復興の想像力」にあたって

    武田重昭,粟野隆

    日本造園学会誌 ランドスケープ研究 ( 日本造園学会 )  76 ( 2 ) 89 - 89   2012年07月

    総説・解説(学術雑誌)   共著

    日本造園学会誌「ランドスケープ研究」の特集の趣旨。

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作品 【 表示 / 非表示

  • 旧齋藤氏別邸庭園保存管理・整備基本計画

    その他 

    2013年03月(年月日)
    -
    2013年03月

  • 史跡但馬国分寺跡(兵庫県豊岡市)整備基本計画

    その他 

    2012年03月(年月日)
    -
    2012年03月

    本計画は、史跡但馬国分寺跡(兵庫県豊岡市)の考古学的成果や、全国の国分寺等の調査研究にもとづき、整備のマスタープランを検討したものである。

  • 千葉朝日ヶ丘M邸庭園設計・施工監理

    芸術活動 

    2011年12月(年月日)
    -
    2011年12月

    千葉県千葉市に所在する住宅の庭園設計および施工監理。コハウチワカエデ、ドウダンツツジ、サルスベリなどを用い、木漏れ日を顕在化させる植栽デザインをおこなった。

  • 史跡出雲玉作跡(宮ノ上地区)発掘庭園の修理(施工監理)

    芸術活動 

    2011年02月(年月日)
    -
    2011年02月

    史跡出雲玉作跡(宮ノ上地区)において発掘された江戸期の庭園遺構について、修理現場において施工監理をおこなった。

  • 神奈川県海老名市における集合住宅のランドスケープ改修基本計画・基本設計

    林千裕、集合住宅の管理組合  その他 

    2004年03月(年月日)
    -
    2004年03月

    神奈川県海老名市に所在する集合住宅団地(名称は伏せる)のランドスケープについて改修基本計画・基本設計案を作成した。その過程では、住民を対象とした「緑を楽しむ会」や他の集合住宅(東京都板橋区・集合住宅)の見学会開催など、緑の普及・教育活動も実践した。

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学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 平成25年度公益社団法人日本造園学会関東支部大会事例・研究発表賞(ポスター部門奨励賞)

    2013年10月   公益社団法人日本造園学会関東支部  

    受賞者:  荒井まゆ,島田真以子,竹内竜真,粟野 隆

    石造美術品の記録と評価に関するフィールドワーク 江戸東京の庭園調査から(中間報告)

  • 平成25年度公益社団法人日本造園学会関東支部大会事例・研究発表賞(ポスター部門奨励賞)

    2013年10月   公益社団法人日本造園学会関東支部  

    受賞者:  石井隆行,松本恵樹,村田亮介,諸井敬介,粟野 隆,鈴木 誠

    旧齋藤氏別邸庭園の学術調査と保存管理・整備基本計画の作成

  • 平成24年度日本造園学会賞技術部門奨励賞

    2013年05月   公益社団法人日本造園学会  

    歴史的庭園の調査と保存のための技術に関する研究

  • 平成21年度日本造園学会関西支部賞

    2009年10月   日本造園学会  

    受賞者:  粟野 隆

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 近代東京を中心とした近代和風庭園の立地・地割・意匠とその作庭の担い手に関する研究

    若手研究(B)

    研究期間:  2015年  -  2018年03月 

    本研究は、日本近代の庭園のうちでも、近代東京に造営された近代和風庭園を対象として、立地、地割、意匠に関する特色を明らかにしつつ、施主の庭園趣味、作庭家と庭師に関する作風についても解明するものである。

  • 近代日本における洋風庭園の様式形成過程と空間デザインに関する研究

    若手研究(B)

    研究期間:  2008年  -  2012年03月 

    本研究は日本近代の庭園のうちでも、欧化という意味での「近代性」が明快にみてとれる「洋風庭園」を研究対象として、明治維新後における西洋庭園のわが国への導入から、洋風庭園として様式を確立するに至るまでの経緯と過程、および洋風庭園の構成・意匠の時代的変遷に着目した空間デザインの特徴を明らかにしてゆくものである。

その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 木津宗詮家の総合的研究─19・20世紀の茶の湯の世界─

    提供機関:  民間財団等  茶道文化学術助成金

    研究期間: 2010年04月  -  2012年03月 

    木津宗詮家(以下、木津家と省略)は、近世後期に始まり当代で六代を数える、大阪を代表する茶家である。木津家には茶の湯関係の文書群や図面類が大量に現存している。また、木津家は近世から近代にかけて大坂屈指の豪商であった平瀬家(千草屋)と茶の湯の上で非常に密接な関係にあった。本研究は、木津家に伝来してきた茶の湯に関する文書群と図面類について、当代・木津宗詮宗匠の全面的協力のもと、文献史学、美術史学、建築史学、庭園史学という多面的観点から総合的に分析・考察し、特に3代・木津宗詮の茶の湯史上の位置付け・評価をおこなうことを目的とするものである。

受託研究受入実績 【 表示 / 非表示

  • ホテルオークラ庭園の学術調査

    提供機関: 大成建設株式会社  一般受託研究

    研究期間: 2015年  -  2016年03月 

    ホテルオークラ庭園は、昭和を代表する造園家・岩城亘太郎が手掛けた作品である。庭園の完成は昭和37年であった。岩城亘太郎が本庭園を作庭した昭和30年代は、高度経済成長のさなかにあった。この時期の建築は巨大化し、マシンスケールで開発が進み、庭園も多様化を余儀なくされた時代である。この頃の庭園作品は、旧草月会館屋上庭園(勅使河原蒼風、昭和32)、香川県庁舎庭園(丹下健三、昭和33)、パレスホテル庭園(流政之、昭和36)など、建築家や芸術家による造形的な庭園作品が注目された。同時期に誕生したホテルオークラ庭園は、とりわけ、屋上空間の大胆な庭園化と枯流れの抽象的表現を試みた点で、戦後造園史上注目すべき作品と考えられる。
    本調査では、岩城の傑作のひとつともいえそうな本庭園について基礎的な資料を整理することを目的とし、(1)庭園の現況平面図の作成、(2)庭園の構成素材(庭石、石造物)の把握、(3)岩城亘太郎の作庭活動をふまえたホテルオークラ庭園の評価、の3点を具体的な課題に設定する。

  • 齋藤家別邸庭園の保存管理と整備に関する技術的研究

    提供機関: 新潟市  一般受託研究

    研究期間: 2012年05月  -  2013年03月 

    近代庭園の学術的評価にあたっては、庭園の地割・構成・意匠・構造の観点だけではなく、作庭の施主となった人物像、作庭に携わった技能者集団、同時代庭園の類例検討、石材など造園材料の調達範囲など、多面的な観点から総合的に評価し、価値づけをおこなうことが必要となっている。以上のような近代ランドスケープ遺産の保護の趨勢もふまえ、本学では、平成23年度に、新潟市の豪商・齋藤喜十郎が大正期に別荘として造営し、作庭には東京を代表する近代庭師である2代・松本幾次郎および松本亀吉が大きくかかわった庭園について、造園史的な観点を基礎とした調査を実施した。この調査研究の成果をふまえ、本年度では、今後の庭園の保存整備基本計画にむけた基礎資料を体系的に整理しつつ、庭園の修復、保存管理等に資する知見を導くことを目的とする。

  • 齋藤家別邸庭園の保全に関する調査研究

    提供機関: 新潟市  一般受託研究

    研究期間: 2011年09月  -  2012年03月 

    近代以降の庭園については、江戸時代以前の庭園と比較すると、全国的にも数多くのものが現存している。しかし、ある意味、近代の庭園は文化的な遺産としての価値評価が定まっていないことから、都市開発や所有者の変更によって、失われやすいのも特徴ともいえる。以上から、近年の文化庁の名勝保護行政や日本造園学会におけるランドスケープ遺産インベントリーづくりの実際では、近代の庭園や公園を重点的な保護対象として活動をおこなっている。
    この点について、特に近代庭園の学術的評価にあたっては、庭園の地割・構成・意匠・構造の観点だけではなく、作庭の施主となった人物像、作庭に携わった技能者集団、同時代庭園の類例検討、石材など造園材料の調達範囲など、多面的な観点から総合的に評価し、価値づけをおこなうことが必要となっている。
    以上のような近代ランドスケープ遺産の保護の趨勢もふまえ、本業務は、新潟市の豪商・齋藤喜十郎が大正期に別荘として造営し、作庭には東京を代表する近代庭師である2代・松本幾次郎および松本亀吉が大きくかかわった庭園(以下、旧齋藤家別邸庭園と記載)について、造園史的な観点を基礎とした調査を実施し、今後の保存・管理にむけた基礎資料を体系的に整理しつつ、本庭園の学術的評価と文化的な遺産としての価値の立証をおこなうものである。

研究発表 【 表示 / 非表示

  • An Evaluation of the Intrinsic Value of the Takada Pine Forest (Takakada-no-Matsubara) as Scenic Beauty Spot in Japan

    Takashi Awano

    第1回アジア国立公園会議  (Sendai International Center (Sendai City, Miyagi Prefecture, Japan))  2013年11月  -  2013年11月  Ministry of the Environment, Government of Japan International Union for Conservation of Nature

    Tohoku Region Pacific Coast Earthquake happened on March 11th, 2011. Due to this huge earthquake and tsunami, numerous lives were lost and the damaged to people’s life style and social system was unimaginable. With regard to landscape heritage, the Takada Pine Forest (Takakada-no-Matsubara) was severely damaged, which is a nationally designated Scenic Beauty spot. It is located in Rikuzentakata city, Iwate Prefecture. The aim of this presentation is to define the forest’s intrinsic value, by clarifying the historic process of the formation of the pine forest, and discuss the effects of previous large tsunamis, as well as the current value and future vision of this historically scenic area. We hope to contribute to the rehabilitation work of the Takada Pine Forest. From the results of document analysis and field surveys, it is suggested that the Takada Pine Forest has retained its basic qualities and value through the recent disaster.

  • 擬木の呼称について考える

    粟野隆

    平成25年度日本造園学会関東支部大会  (東京農業大学(東京都世田谷区))  2013年10月  -  2013年10月  公益社団法人日本造園学会関東支部

    本稿では、日本近代の造園関係雑誌や造園関係会社の広告に関する資料を精査したところ、「擬木」という用語使用の時期的動向を、以下のように整理することができた。
    (イ) 昭和2、3年頃では、擬木は「模擬天然木」、「人造自然木」、「模擬人造天然木」などの呼称がみられ、「擬木」という用語は誕生していなかった。
    (ロ) 「擬木」という呼称の使用は、現時点では昭和4年にさかのぼる。ただし同時期では、上記したようなその他の名称も併用されていた。
    (ハ) 各種文献の記載状況を総体的に検討すると、擬木という語が一般化したのは、昭和10年頃であったと考えられる。

  • 高村弘平資料の探究

    中村友哉,稲葉さよ,粟野隆

    平成25年度日本造園学会関東支部大会  (東京農業大学(東京都世田谷区))  2013年10月  -  2013年10月  公益社団法人日本造園学会関東支部

    本ポスターでは、高村造園創始者として知られる近代造園家、高村弘平の所蔵資料に関する概要報告をおこなった。高村が記載した手帳や計画設計関係資料および図面類、所蔵書籍・雑誌類について概観した。

  • 石造美術品の記録と評価に関するフィールドワーク 江戸東京の庭園調査から(中間報告)

    荒井まゆ,島田真以子,竹内竜真,粟野隆

    平成25年度日本造園学会関東支部大会  (東京農業大学(東京都世田谷区))  2013年10月  -  2013年10月  公益社団法人日本造園学会関東支部

    わが国の庭園史研究では、石幢、石灯籠、石塔などの石造美術品が研究対象として取り上げられることは多くはなかったので、その知見は不十分である。そこで本ポスターでは、まずは江戸東京の大名庭園内に現存する石灯籠を対象に、実測調査を軸としたフィールドワークの成果報告をおこなった。小石川後楽園、清澄庭園、六義園の3庭園からおよそ20基の灯籠を実測し、その部材の特色などを整理した。

  • 旧齋藤氏別邸庭園の学術調査と保存管理・整備基本計画の作成

    石井隆行,松本恵樹,村田亮介,諸井敬介,粟野隆,鈴木誠

    平成25年度日本造園学会関東支部大会  (東京農業大学(東京都世田谷区))  2013年10月  -  2013年10月  公益社団法人日本造園学会関東支部

    旧齋藤氏別邸庭園は、新潟の4大財閥のひとつである斎藤家の4代喜十郎が大正中期に造営した別荘庭園である。本ポスターでは、本庭園の地割、意匠、技法に関する現地調査、史資料の精査にもとづいた文献調査により現況平面図を作成しながら、庭園施設、材料、植栽等の構成要素に関して特色を明らかにした。あわせて今後の保存管理・整備基本計画を提示した。

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学会・委員会等活動 【 表示 / 非表示

  • 2005年11月
    -
    継続中

    日本遺跡学会   幹事

  • 2005年11月
    -
    継続中

    日本遺跡学会   編集委員会委員

  • 2006年06月
    -
    継続中

    日本庭園学会   理事

  • 2007年01月
    -
    継続中

    日本造園学会   研究発表論文集校閲委員

  • 2007年05月
    -
    2008年05月

    日本造園学会   代議員

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学外の社会活動 【 表示 / 非表示

  • 国立文化財機構奈良文化財研究所 平成21年度埋蔵文化財担当者専門研修「遺跡整備活用課程」講師

    2010年01月
     
     

    遺跡の保存・整備・管理にあたり、基本思考・基本構想・基本計画を立案することを目的とした研修。都道府県市町村の文化財担当技師を対象としたもの。

  • 旧前田侯爵邸ガイドボランティア養成講座

    2011年02月
     
     

    東京都の文化財ボランティア養成の一環で、旧前田侯爵邸(東京都目黒区)の庭園に関する現地解説をおこなった。また、ガイド候補生のワークショップにもチューターとして参加した。

  • サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト 講座『日本のものづくり技術Ⅱ(建築と庭園)』

    2011年08月
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    2011年09月

    高大連携の観点によるプロジェクトで、特に高校生に対して日本庭園の歴史と技術について解説しつつ、住宅庭園設計のワークショップを開催した。

  • 江東区文化コミュニティ財団講座「東京・庭と屋敷拝見」

    2011年12月
     
     

    都内には、江戸の大名庭園のほか、明治期以降の財閥や文化人の邸宅が残されている。西欧の新しい文明と文化は、日本の近代庭園にも大きな変革をもたらした。本講座では、近代庭園と邸宅がたどってきた歴史、庭園造営の背後にある造営主たちの美意識や想いを考えながら、鑑賞・見学するときのポイントを読み解いくものである。

産学連携の基本姿勢 【 表示 / 非表示

  • 歴史的な庭園・公園の地割構成・意匠・技法等に関する調査研究と遺産としての価値評価、遺跡の保存・整備・活用に関する造園計画的研究によって、文化財保護行政への学術的支援をおこないます。

研究の魅力 【 表示 / 非表示

  • 座学も重要ですが、現場で勝負できなければ、造園家とはいえません。植物、石、水など現物に直接触れ、土の湿り具合を肌で感じることが大切です。感覚をたくましくして、さまざまな空間体験を蓄積してください。