|
高橋 新平 (タカハシ シンペイ) TAKAHASHI Shimpei 教授 |
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
-
2011年04月-継続中
東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 教授
-
2007年09月-2008年08月
東京農業大学 依命留学 (西オーストラリア大学 School of Plant Biology)
-
2007年04月-2011年03月
東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 准教授
-
2003年03月-継続中
東京農業大学 大学院造園学専攻博士前期課程 授業担当
-
2002年10月-2007年03月
東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 助教授
論文 【 表示 / 非表示 】
-
日本における校庭芝生の経緯と現状
高橋新平,水庭千鶴子
芝草研究 2011年10月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 共著
日本における小中高等学校の環境整備の一環として、校庭や校地の環境緑化整備を実施している実態を文献によって調査しまとめた。全国、関東地域、東京都に大別して分析評価する方法によった。人口が集中する首都圏と地方地域において学校の芝生化状況に面積的に大きな格差が存在し、質的にも差があることを明示した。このような現状について主として文部省が所有するデータをもとに解析した。学校緑化や校庭芝生化に関して既往文献で散見されるが、本論のような全国と関東地域と東京都と比較してまとめられた経緯が極めて少なく価値があると判断できる。
-
乾燥地の水利用と緑化技術
高橋悟・鈴木伸治・高橋新平・田島 淳・渡邊文雄
日本沙漠学会 2010年05月
研究論文(学術雑誌) 共著
水利用の視点から、乾燥地であるアフリカ、オーストラリア、アジア地域などを対象として、農業と緑化を実施するための、技術としてウォーターハーベスティング、ストーンマルチ、ダブルサック工法そしてアグロフォレストリーへの展開の可能性について検証した結果をまとめたものである。
-
西オーストラリアにおけるDistichlis spicata (Salt grass)の塩分寛容性について
高橋新平・鈴木伸二・渡邉文雄・高橋悟
日本沙漠学会誌 沙漠研究 Dec,2009 19 ( 3 ) 507 - 511 2009年12月
研究論文(学術雑誌) 共著
西豪州に生育するイネ科Distichlis spicataを対象に実験用ポットで10か月間生育させた。塩分濃度を3.5、23.0、45.0、68.0dS/mの4段階に塩分濃度を設定しその生育量とNa+、K+、Cl-の体内変動を測定した。また、匍匐茎の先端と基部との相違も検証し匍匐茎を持つ植物の塩分寛容性やストレス下における適応性を検証した。
-
屋上庭園に導入した新たな手法・技術の評価について
近藤三雄 佐藤健二 高橋新平 水庭千鶴子
(社)日本造園学会 技術報告集5 72 ( 5 ) 98 - 101 2009年06月
研究論文(学術雑誌) 共著
東京農業大学第一高等学校、目黒区役所本庁舎の屋上に庭園を計画し造成した。その中で新しい緑化手法や技術を取り入れ、その評価に関する内容をまとめたものである。
-
アフリカの水利用から見たネリカ普及の可能性
高橋悟・北中真人・西牧隆壮・高橋新平・渡邉文雄
日本沙漠学会 沙漠研究 17 ( 1 ) 33 - 38 2007年06月
研究論文(学術雑誌) 共著
東・西アフリカを主な対象地域としてネリカ米の普及の可能性について調査した。特に農産物の輸出入、食糧自給率、などの他にも、栽培可能な降水量の地域や地形などを調査しその可能性について論じた研究である。
著書 【 表示 / 非表示 】
-
新版 ゴルフコース管理必携
高橋新平 他35名 (担当: 共著 , 担当範囲: 第2章 芝草の生理と生態 )
財団法人 西日本グリーン研究所 2009年 pp.8-35. 2009年10月
ゴルフ場やスポーツ競技場における芝草管理の技術に関する学術図書。第2章で「芝草の生理と生態」を担当し執筆。
-
沙漠の事典
高橋新平 他119名 (担当: 共著 , 担当範囲: アフリカの砂漠緑化技術「ダブルサック工法」・灌木 )
丸善 2009年09月
アフリカにおける沙漠緑化技術のひとつである「ダブルサック工法」について記載した。また、乾燥地や沙漠地における灌木の生態について記載した。
-
「造園力」で地域を庭に
東京農業大学地域環境科学部造園科学科常勤教員・非常勤講師 (担当: 共著 , 担当範囲: pp.163-164 )
東京農業大学出版会 2009年04月
造園科学科に勤務する教員全員と非常勤講師全員が各自の専門性を説明し、造園分野の多様性や展開性を書籍としてまとめた書籍である。
-
環境修復の技術-地域環境科学からのアプローチ-
高橋新平 他45名 (担当: 共著 , 担当範囲: 第2章 アフリカ沙漠化地域の緑化と農業・農村開発 5).緑化と農業の啓蒙・普及活動 )
東京農業大学地域環境研究所編 東京農業大学出版会 2007年07月
アフリカでの荒廃地や沙漠地の修復に関するプロジェクト研究の成果を普及してきた経緯や啓蒙について実績に基づき記載した。
-
最新 環境緑化工学
森本幸裕・小林達明編著 (担当: 共著 , 担当範囲: 第5章3節 室内緑化 )
朝倉書店 2007年04月
オフィスやビル内の空間に植物を導入して安定的に維持生育するための方法や植物選択の方法について執筆した。室内の可照時間測定の方法と幾つかの調査結果から可照時間と植物生育の関係性を確認した。将来的に日照不足になる室内に植物を導入するときの選択基準となる光条件について提案している。
総説・解説記事 他 【 表示 / 非表示 】
-
塩類集積地における植物生活と役割を知って
高橋 新平
GREEN AGE 2006/8 ( (財)日本緑化センター ) 2006年08月
総説・解説(その他) 単著
中国新疆ウイグル自治区を事例に、塩類集積地における草本植生の塩類集積軽減効果について記載。芝草や草本植生の重要な役割について記載。
-
外来生物による被害の防止等に配慮した緑化植物取り扱い方針検討調査
国土交通省
国土交通省 都市・地域整備局 公園緑地課 2006年03月
総説・解説(その他) 共著
外来生物法による緑化植物の取り扱いについての検討内容
-
Zoysia matrella Merr.の蒸発散と潅水について
高橋 新平
東京農業大学グリーン研究会会報 ( 東京農業大学グリーン研究会 ) 2005年12月
総説・解説(その他) 単著
芝生地の蒸発量を潅水量に置き換える考え方を実測し提案した。
-
市民が利用する環境施設帯ハイウェイパークの認識と評価について
近藤三雄、水庭千鶴子、三谷元彦
道路と自然 ( (社)道路緑化保全協会 ) 2005年04月
総説・解説(その他) 共著
造成後20年を経過した環境施設帯を事例として、住民の認知度や反応をアンケート調査によって把握した。また、植物管理の状況や利用度合いについても評価を得た。
担当:現地調査とまとめへの関与 -
中国新疆ウイグル自治区に植生(生育)するイネ科草本植物の役割と利用について
高橋 新平
東京農業大学グリーン研究会会報 ( 東京農業大学グリーン研究会 ) 21 2004年12月
総説・解説(その他) 単著
中国新疆ウイグル自治区の乾燥地、荒漠地に植生する草本植物は、塩類集積を緩和する作用があり、その存在意義と役割、利用について記載した。
研究発表 【 表示 / 非表示 】
-
Zoysia属、Sedum属、Racomitrium属の蒸発散量について
岩田潤・高橋新平
日本芝草学会2007年度春季大会36(別1号) 2007年06月 - 2007年06月
単位面積あたりに生育する3種類の植物を対象に、ペンマン式による蒸発散量の推定と実測値を比較した。また、地上部と建築物屋上における蒸発散量を比較し、微気象環境の相違と3種植物の生育反応を蒸発散量から把握した。
-
踏圧下におけるOphiopogon属の茎葉変化とエチレン生成量について
野上 基・高橋新平
日本芝草学会2007年度春季大会 35(別1) 2007年06月 - 2007年06月
植物が踏まれることによってストレスを受け、茎葉の形態が変化すること、そしてエチレンを放出する現象を調査によって把握した。特に初期身長に時間を要するチャボリュウノヒゲを用いて検証した。
-
Ophiopogon japonicus属の生育とその環境要因について
鈴木善之・石井亮多・高橋新平
日本芝草学会2007年度春季大会 35(別01) 2007年06月 - 2007年06月
踏圧下における植物の生育反応を茎葉の形態変化を知ることで、内部生理的反応への影響(ホルモン発生)について検証した。
-
芝生地における花粉飛散抑制の検証の試み
長倉亮一・佐藤しのぶ・高橋新平
日本芝草学会2007年度春季大会 36(別1号) 2007年06月 - 2007年06月
自然落下する植物の花粉(スギ花粉)が芝生地に降下した後、人的活動によって再拡散する現象がある。芝生地はその再拡散を抑止する機能があることを調査によって検証することを試みた。
-
横浜公園旧クリケットグラウンドの芝生土壌発掘調査・芝草考古学報告2
長倉亮一、藤崎健一郎、水庭千鶴子
日本芝草学会2006年度春季大会誌 日本芝草学会 2006年06月 - 2006年06月
旧クリケットグラウンドを発掘し、地表層の植物が確認できるか否かを現地調査によって確認した内容を報告。
担当:土壌分析・まとめ・など
産学連携の基本姿勢 【 表示 / 非表示 】
-
調査や実験による検証を産業界との連携を持ちながら実施することは大切と考える。公園緑地空間、競技場等スポーツ系空間に芝草やグラウンドカバープランツが利用され、人の利用と植物の生育性のバランスに問題があり造成管理方法の検討が必要になる。産学連携の中からそれらを認識し解決できる研究とそれらから明確になる基礎研究の重要性が認識できると考える。
研究の魅力 【 表示 / 非表示 】
-
造園等のように緑環境の創造や再生に係る分野では、基礎学や基礎研究が特に大切と考えている。緑環境の再生や創造には必ず問題が発生したり、解決の根拠が必要となり、基礎の積み上げが最も近道であることが多い。様々な実験や調査研究を一緒に行い、その体験から価値や重要性を共有できたら良いと思慮しています。ぜひ一緒に取り組んでみましょう。