職名 |
教授 |
研究室住所 |
東京都世田谷区桜丘1-1-1 |
外部リンク |
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矢部 和弘 (ヤベ カズヒロ) YABE Kazuhiro 教授 |
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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東京農業大学 農学部林学科 副手
1996年05月 - 1997年03月
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東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 助手
2002年04月 - 2003年03月
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東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 講師
2003年04月 - 2013年03月
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東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 准教授
2013年04月 - 2021年03月
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東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2021年04月 - 現在
論文 【 表示 / 非表示 】
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クラフトバンドを用いたのり面保護工の機能評価
矢部 和弘, 佐藤 大樹, 亀山 翔平
日本森林学会大会発表データベース 134 ( 0 ) 555 2023年05月
記述言語:英語 出版者・発行元:日本森林学会
<p> わが国の森林は急傾斜地が多いことから林道や作業道の法面の長大化が避けられず,長大法面においては適切かつ安価なのり面保護が求められる。とくに作業道においては,施工が容易なものが求められる。そこで本研究では植生ネット工に着目し,新たな素材として生分解性のクラフトバンドの使用を検討した。</p><p> 試験地は東京農業大学奥多摩演習林の作業道切取法面2箇所とした。幅12mmのクラフトバンドを半分に裂き,3×3cmメッシュの植生ネットを自作して施工した。観測項目は,流出土砂量,光量子量,土壌水分量,植被率,開空度とした。</p><p> 流出土砂量は,植生ネット施工区では無施工区より73%少なかった。とくに降水量が多かった6月下旬から7月上旬にかけては,施工区が5分の1となり,土砂流出防止効果が大きく得られた。また,土壌水分との関係を見ると,無施工区は土壌水分量が多くなるに従い流出土砂量が増加したが,施工区は高い水分量を保ちながらも土砂流出を防いでいた。これにより埋土種子等による早期緑化も可能になると考えられる。</p>
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緩衝材の違いによるヘルメット内温熱環境:下刈り作業者の場合
松澤 美緒, 亀山 翔平, 矢部 和弘
日本森林学会大会発表データベース 134 ( 0 ) 558 2023年05月
記述言語:英語 出版者・発行元:日本森林学会
<p>夏季に行われる下刈り作業は,気温や日射量が増加し,作業場の周囲に日陰となる樹木が存在しないことが多いため、熱中症が発生しやすい環境で行われる。そこで,本研究では,下刈り作業時における熱中症対策として,ヘルメット内の緩衝材の違いが温熱環境に与える影響について検討した。実験は2022年8月に東京農業大学奥多摩演習林で行った。ヘルメットは墜落時保護用で,緩衝材には発泡スチロールと,PC樹脂を用いたものの2種類とした。被験者は3名とし,各条件において30分ずつ,造林鎌による下刈り作業を行った。その結果,発泡スチロールを用いたヘルメット内の温度は平均7.6℃(上昇率30.9%)上昇し,PC樹脂を用いたヘルメット内の温度は平均5.9℃(上昇率26.0%)上昇した。そのため,PC樹脂を用いた方がヘルメット内の温度の上昇が緩やかであることが明らかとなった。これは緩衝材を発泡スチロールからPC樹脂に置き換えることでヘルメット内に空間ができ,通気性が上がったためであると考えられる。しかし,実験時のWBGTが平均23.6℃と想定より低かったため,ヘルメット内の温熱環境の違いによる身体への影響は特に見られなかった。</p>
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植栽器具の違いによる植栽作業効率および作業姿勢の評価
亀山 翔平, 矢部 和弘
日本森林学会大会発表データベース 134 ( 0 ) 578 2023年05月
記述言語:英語 出版者・発行元:日本森林学会
<p>伐期を迎えた人工林では,皆伐再造林が課題となっている。再造林は,人力に頼る作業が多く労働者において大きな作業負荷となる。そこで,本研究では植栽器具の違いが作業効率および作業姿勢に与える影響について検証することを目的とした。植栽器具は熊本県森林組合連合会が開発した市販の電動ドリルを改造した電動オーガ,ディブル,唐鍬の3種類を使用した。試験では,ビデオによる時間観測,作業姿勢の観測,疲労度および使用感に関するアンケート調査を実施した。その結果,作業効率は電動オーガが156本/時,ディブルが140本/時,唐鍬が111本/時であり,電動オーガによる植栽作業効率が高いことが明らかとなった。また,アンケート調査から,唐鍬による作業は腰部や大腿部の疲労が大きいとともに一番つらい作業であった。電動オーガとディブルは上腕部への疲労が大きいが,作業現場の土質が柔らかいこともありディブルによる作業のつらさは小さかった。一方で,電動オーガでは持ち運びやオーガを引き抜くときに上腕部がつらいとの回答があった。</p>
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作業道の路盤強化における木灰の活用
中田 美祈, 亀山 翔平, 桃井 尊央, 矢部 和弘
日本森林学会大会発表データベース 134 ( 0 ) 557 2023年05月
記述言語:英語 出版者・発行元:日本森林学会
<p>我が国では木質バイオマス発電の廃棄物である木灰の処理方法が課題になっている。一方,森林施業では森林作業道が多く作設され,その路盤強化が問題となっている。道路の路盤強化では,石灰の吸水性と化学反応を利用した石灰安定処理が行われている。そこで,本研究では木灰の路盤強化剤としての活用可能性を検討した。実験には東京農業大学奥多摩演習林内の土とスギの木灰を用い,土質試験,木灰の定量分析,木灰混合土(0,2.5,5,10%)の含水比試験,一軸圧縮試験,塑性・液性限界試験を行った。</p><p>その結果,スギの木灰には,石灰安定処理において重要な酸化カルシウムが80.4%含まれていた。また,木灰混合比を増大させることにより土の含水比が3~4%低下した。一軸圧縮試験では,木灰2.5%で圧縮強度が低下し,木灰0%と比べて約37%の低下となった。木灰5%,10%では,有意差は見られなかったものの,増加傾向が見られた。長期的に養生することによる効果は,含水比変化,圧縮強度のどちらにおいても見られず,塑性指数に対する影響も見られなかった。以上のことから,現場施工において,木灰を使った含水比調整による路盤安定化が比較的短期間で期待できる。</p>
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作業道における枝条を用いた法面保護工の検討
菊池 智弘, 亀山 翔平, 矢部 和弘
日本森林学会大会発表データベース 134 ( 0 ) 556 2023年05月
記述言語:英語 出版者・発行元:日本森林学会
<p>近年,豪雨災害が激甚化しており,森林作業道では盛土法面の崩壊などの問題が生じている。本研究では,作業道開設時に発生する伐倒木の枝条を盛土法面保護に有効活用できないかと考え,枝条による法面保護の効果について検証した。試験地は,東京農業大学奥多摩演習林内の2021年に開設された作業道の盛土法面とした。幅1.8m,法長1.8mの試験区を6区画設定し,直径20cm(径小),40cm(径大)に束ねた枝条を,1段,2段施工した4条件とバラ置き,無施工を加えた6条件とした。観測期間は2022年6月~11月とし,流出土砂量,表面流量を観測した。</p><p>その結果,径小2段の流出土砂質量は無施工より20%少なく,表面流量は40%少なかった。バラ置きの流出土砂質量は無施工より84%少なく,表面流量は28%多くなった。一方,径大1段では,流出土砂量と表面流量ともに無施工より多く,束状では土砂を堆積させる効果はあるが,表面流を集中させて侵食を増大させる可能性が高いと考えられる。バラ置きは表面流が法面に到達することなく分散排水される可能性が大きいことが示され,盛土表面が見えなくなるように枝条を敷き詰めることが盛土法面保護に有効であると考える。</p>
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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関岡 東生 , 市川 隆, 今井 伸夫, 上原 巌 , 江口 文陽 , 大林 宏也, 武生 雅明, 橘 隆一, 田中 恵, 辻井 寛, 堀内 正樹, 前川 洋平, 宮澤 紀子, 本橋 慶一, 桃井 尊央, 矢部 和弘, 山崎 晃司, 吉野 聡
家の光協会 2023年 ( ISBN:9784259518752 )
記述言語:日本語
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森林土木学 第2版
鈴木保志・有賀一広・岩岡正博・斎藤仁志・櫻井倫・鈴木秀典・長谷川尚史・松本武・矢部和弘・吉岡拓如・吉村哲彦( 担当: 共著)
朝倉書店 2021年04月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
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鈴木 保志 , 有賀 一広, 岩岡 正博, 齋藤 仁志, 櫻井 倫, 鈴木 秀典, 長谷川 尚史, 松本 武 , 矢部 和弘, 吉岡 拓如, 吉村 哲彦
朝倉書店 2021年 ( ISBN:9784254470581 )
記述言語:日本語
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図解 知識ゼロからの林業入門(共著)
関岡東生他( 担当: 監修 , 範囲: p96-101 林業機械化の歩み,林業労働災害の現状)
家の光協会 2016年11月 ( ISBN:9784259518639 )
記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書
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現代における民有林経営の課題と展開方向
佐藤孝吉,福永健司,上原巌,矢部和弘ほか( 担当: 監修)
東京農業大学出版会 2016年03月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
MISC 【 表示 / 非表示 】
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最新林業機械の豆知識 土工機械(バックホウ) 招待あり 査読あり
矢部和弘
機械化林業 788 37 - 40 2019年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
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最新林業機械の豆知識 刈払機 招待あり 査読あり
矢部和弘
機械化林業 787 39 - 42 2019年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
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最新林業機械の豆知識 チェーンソー 招待あり 査読あり
矢部和弘
機械化林業 784 15 - 18 2019年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
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ワイヤーロープの継ぎ方(2)-アイスプライスについて- 招待あり 査読あり
矢部和弘
機械化林業 740 9 - 14 2015年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:(一社)林業機械化協会
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ワイヤーロープの継ぎ方(1)-ショートスプライスについて- 招待あり 査読あり
矢部和弘
機械化林業 737 11 - 17 2015年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:(一社)林業機械化協会
受託研究受入実績 【 表示 / 非表示 】
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GISを用いた路網計画及び施業検討手法の開発・ドローンによる林分調査手法の開発
2022年01月 - 現在
石炭フロンティア機構(JCOAL) 一般受託研究 一般受託研究
矢部和弘
担当区分:研究代表者
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間伐材生産効率化に関する調査研究
2021年04月 - 2022年03月
神奈川県森林組合連合会 一般受託研究 一般受託研究
矢部和弘
担当区分:研究代表者
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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CIMを活用した林道設計の可能性 国際会議
石井航,亀山翔平,今冨裕樹,矢部和弘
第133回日本森林学会大会 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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軽架線用手動式係留搬器による集材作業功程 国際会議
矢部和弘,岩田東之輔,亀山翔平,今冨裕樹
第133回日本森林学会大会 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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基盤地図情報を用いた林内路網計画 国際会議
田中望,亀山翔平,今冨裕樹,矢部和弘
第133回日本森林学会大会 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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微細藻類を用いたのり面保護工に凍結・融解作用がおよぼす影響 国際会議
矢部和弘・六車淳・今冨裕樹・徳永冠哉・江口文陽
森林利用学会第28回学術研究発表会 2021年11月
開催年月日: 2021年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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チェーンソー用防護衣の管理指導と林業作業者の意識 国際会議
矢部和弘 ・吉澤知宏 ・今冨裕樹
2021年度関東森林学会大会 2021年10月
開催年月日: 2021年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
委員歴 【 表示 / 非表示 】
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森林利用学会 編集委員
2021年04月 - 現在
団体区分:学協会
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関東森林学会 編集委員
2019年12月 - 2021年03月
団体区分:学協会
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システム農学会 総務委員長
2019年06月 - 現在
団体区分:学協会
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関東森林学会 編集委員
2011年10月 - 2013年03月
団体区分:学協会
産学連携の基本姿勢 【 表示 / 非表示 】
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林業作業へのICTの導入などの先進的研究を行うとともに,小規模林業に対応した従来の林業技術の再構成も行う。
将来的には人工知能を用いた林業技術の伝承に係わる研究を進めていきたい。
研究の魅力 【 表示 / 非表示 】
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森林の公益性を発揮するためには,森林にアクセスするための林道が必要不可欠です。また,林道網の拡大により森林・林業の経営・管理が活性化され,環境への寄与も期待できます。
林道開発による環境破壊が問題視されているようですが,私たちの研究室では,工事などによる環境負荷を低減させ,さらに安全に走行できる林道の作設方法を研究し,森林管理などの状況も含めて環境をトータルに評価してみたいと考えております。