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門倉 利守 (カドクラ トシモリ) KADOKURA Toshimori 教授 |
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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1990年04月-1991年03月
東京農業大学 農学部醸造学科 副手(有給)
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1991年04月-1992年03月
東京農業大学 農学部醸造学科 副手(無給)
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1992年04月-1997年03月
東京農業大学 農学部醸造学科 助手
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1997年04月-1998年03月
東京農業大学 農学部醸造学科 講師
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1998年04月-2000年03月
東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科 主事
所属学会・委員会 等 【 表示 / 非表示 】
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1987年09月-継続中
日本農芸化学会
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1990年04月-継続中
日本食品科学工学会
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1990年04月-継続中
日本醸造学会
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1990年04月-継続中
日本生物工学会
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1994年06月-継続中
酵母細胞研究会
論文 【 表示 / 非表示 】
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Elucidation of the enzyme involved in 2,3,5-triphenyl tetrazolium chloride (TTC) staining activity and the relationship between TTC staining activity and fermentation profiles in Saccharomyces cerevisiae
Jumpei Tanaka, Keiji Kiyoshi, Toshimori Kadokura, Ken-ichiro Suzuki, Shunichi Nakayama
Journal of Bioscience and Bioengineering 131 ( 4 ) 396 - 404 2021年04月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 共著
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清酒酵母きょうかい701号を親株とした高酢酸イソブチル生産性一倍体株の取得
桑山翔一、田中純平、山元翔太、中山俊一、門倉利守、鈴木健一朗
東京農業大学農学集報 65 ( 4 ) 111 - 116 2021年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 共著
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The yeasts, a taxonomic study第5版のKey to speciesによる国酒酵母の分類学的特徴付け
森谷千星、小泉 衣子、中山俊一、鈴木健一朗、門倉利守
日本微生物資源学会誌 36 ( 2 ) 25 - 37 2020年12月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 共著
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輸入韓国産マッコリの成分評価
門倉利守、宮崎隆生、森谷千星、石浜峻、白井智美、安藤達彦、數岡孝幸
食農と環境 ( 25 ) 43 - 51 2020年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 共著
韓国文化の伝統的な醸造酒であるマッコリの一般成分、アミノ酸、有機酸、香気成分、微生物数を分析し、日本酒、ビール、ワインの成分値と比較し評価した。マッコリは糖類、有機酸により甘酸っぱく、アミノ酸によるコクもあり、香りは日本酒様であるが味にバラエティーがあった。また、生マッコリには生きた酵母と乳酸菌が存在した。
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Rhizopus培養液による酵母のエタノールストレス応答
森谷千星、鈴木豪、手嶋啓悟、中山俊一、中里厚実、鈴木健一朗、門倉利守
生物工学会誌 ( 日本生物工学会 ) 97 ( 9 ) 540 - 545 2019年09月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 共著
Rh.培養液を添加し、エタノールストレス下で増殖した酵母の細胞壁は、粗マンナンタンパク質中のタンパク質量が顕著に増加し、菌体脂肪酸は、ステアリン酸とオレイン酸量の顕著な増加と、パルミトレイン酸量の維持がなされ、膜流動性の安定化が示唆された。エタノールストレス下では通常核内にmRNAが蓄積するが、Rh.培養液を添加すると蓄積しないことを明らかにした。これらの現象はRh.菌体由来の成分によることが示唆され、麹抽出液においても同様であった。
著書 【 表示 / 非表示 】
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みんなが知りたいシリーズ12 発酵・醸造の疑問50
東京農業大学応用生物科学部醸造科学科 編 (担当: 共著 , 担当範囲: pp.19-24、pp.47-49清酒酵母 )
成山堂書店 2019年06月 ISBN: 978-4-425-98351-3
醸造科学科の教員が、微生物、酒類、味噌・醤油、食酢・納豆、環境・エネルギーについての発酵・醸造に関する科学的な疑問について、基礎知識を深められるよう平易に解説した。
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食品科学のための基礎微生物学実験
中里厚実、村清司、門倉利守、徳田宏晴、中山俊一、本間裕人 (担当: 共著 , 担当範囲: 1章 pp.1〜38 )
建帛社 2010年03月 ISBN: 978-4-7679-0412-2
微生物を利用する食品関連の従事者、食品科学等を専攻する学科のための微生物学実験書として、実験操作だけではなく、実験の原理や意義を詳細に記述し、微生物学及び実験に関する基礎的知識と基礎的実験技術を広範に習得できる教科書としてまとめた B5版 全112頁
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清酒酵母の特性は日本酒の文化
竹田正久、中里厚実、門倉利守、浅香英二 (担当: 共著 , 担当範囲: 共同研究につき担当分抽出不可能 )
東京農業大学出版会 2000年10月 ISBN: 4-88694-132-X
醸造微生物学研究室でこれまでに行われてきた清酒酵母の研究について平易にまとめた。A5版 全101p
総説・解説記事 他 【 表示 / 非表示 】
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発酵界のよろずやSaccharomyces cerevisiaeのルーツは?
森谷千星、門倉利守
生物工学会誌 99 ( 4 ) 196 - 196 2021年04月 [依頼有り]
総説・解説(学術雑誌) 共著
現在の分類学の動向から見たS. cerevisiaeのルーツについて概説した。
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ゲノム・メタボローム解析を中心とした醸造および微生物生産環境における微生物の多様性・機能の解析
柏木豊、門倉利守、藤本尚志、進藤斉、額田恭郎、貝沼章子
平成27年度東京農業大学大学院重点化研究プロジェクト研究成果報告 ( 東京農業大学 ) 27年度 21 - 28 2017年03月
総説・解説(大学・研究所紀要) 共著
清酒醸造過程における酵母相の解析を担当。国酒酵母である清酒酵母・焼酎酵母・泡盛酵母は、各種の生理試験、有用遺伝子の有無と塩基配列、菌体タンパク質のパターンによりS. cerevisiaeと区別が可能であると推察した。
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ゲノム・メタボローム解析を中心とした醸造および微生物生産環境における微生物の多様性・機能の解析
柏木豊、佐藤和夫、門倉利守、額田恭郎、藤本尚志、貝沼章子
平成26年度東京農業大学大学院重点化研究プロジェクト研究成果報告 ( 東京農業大学 ) 26年度 35 - 42 2016年02月
総説・解説(大学・研究所紀要) 共著
清酒醸造過程における酵母相の解析を担当。清酒もろみ中よりメタゲノムを抽出して酵母のAWA1特異的遺伝子領域のPCRを試みた。Isoil法で回収したメタゲノムで酵母の遺伝子が増幅ができたことから、酵母相の解析が可能であることが推察された。
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醸造酵母を取り扱うための微生物の基礎知識 その2
門倉利守
醤油の研究と技術 ( 財)日本醤油技術センター ) 42 ( 1 ) 29 - 45 2016年01月
総説・解説(学術雑誌) 単著
醸造酵母を取り扱うための基礎知識として、微生物実験の基本操作である殺菌法、無菌操作法、植菌法等について概説し、酵母を扱う醸造現場でも可能な方法を解説した。さらに清酒酵母、醤油酵母など醸造で用いられる酵母の分類について紹介し、区別法も概説した。
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醸造酵母を取り扱うための微生物の基礎知識 その1
門倉利守
醤油の研究と技術 ( 財)日本醤油技術センター ) 41 ( 6 ) 377 - 383 2015年11月
総説・解説(学術雑誌) 単著
醸造にとって重要な酵母を取り扱うため、微生物の誕生から醸造の歴史、微生物学の歴史を含め微生物の基礎知識と取り扱いにおける重要性について解説した。
特許等 【 表示 / 非表示 】
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ハト麦発泡酒の製造方法
特開 11-169161
門倉利守、永島俊夫、伊矢野誠一郎
公開特許公報(特開平11-169161)
政府減反政策による休耕田の利用として栽培されているハトム麦の新規利用法として、ハト麦を用いた新規発泡酒の製造方法の開発を行った。
作品 【 表示 / 非表示 】
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中沢酒造(株)純米吟醸酒「S. tokyo」
門倉利守、鍵和田亮 その他
2018年03月(年月日)-継続中清酒酵母であるSaccharomyces tokyoを用いた新規純米吟醸酒を開発・製品化した。
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(資)松本酒造場 球磨焼酎「萬緑外伝」
門倉利守、松本敏幸 その他
2018年03月(年月日)-継続中熊本県人吉城跡から分離された天然酵母を用いた新規米焼酎を開発・製品化した。
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軸屋酒造(株)天然酵母、シルクスイート本格焼酎「軸屋」
門倉利守、軸屋麻衣子 その他
2018年01月(年月日)-継続中鹿児島県から分離された天然酵母を用いた新規芋焼酎を開発・製品化した。
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中尾醸造(株)誠鏡 純米吟醸S1968KIYOMA
門倉利守、中尾強志 その他
2015年10月(年月日)-継続中1968年に中尾醸造から分離した研究室保存酵母を使用し、新規の純米吟醸酒を開発、販売した。
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中澤酒造(株)特別純米酒「亮」
門倉利守、鍵和田亮 その他
2012年01月(年月日)-継続中中沢醸造の卒業生で卒業論文で河津桜から分離した清酒酵母を用いて、新規の特別純米酒を開発、販売した。
受託研究受入実績 【 表示 / 非表示 】
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韓国産マッコリの栄養成分の分析及び機能性評価
提供機関: 韓国農水産食品流通公社 受託試験
研究期間: 2017年07月 - 2017年12月
日本に輸入されている韓国産の生マッコリおよび火入れ(殺菌)マッコリの成分分析(18項目)を行った。
共同研究実施実績 【 表示 / 非表示 】
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鹿児島県産天然酵母による芋焼酎仕込
提供機関: 軸屋酒造株式会社 国内共同研究
研究期間: 2016年09月 - 継続中
鹿児島県の各地より分離した天然酵母を使用した新規製品として、芋焼酎の開発を行った。
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蔵付き酵母による新規純米酒の開発
提供機関: 中尾醸造株式会社 国内共同研究
研究期間: 2015年01月 - 2016年03月
約半世紀前に酒蔵の醪から分離され、現在も保存されている清酒酵母による新規の純米酒の開発を行った。
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熊本県産天然酵母による焼酎仕込
提供機関: 合資会社松本酒造場 国内共同研究
研究期間: 2013年01月 - 継続中
熊本県の各地より分離した天然酵母を使用した新規製品として、球磨焼酎(米焼酎)の開発を行った。
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天然清酒酵母の分離と清酒醸造
提供機関: 中澤酒造 国内共同研究
研究期間: 2008年04月 - 継続中
神奈川県松田町の花や名所から清酒酵母を分離して、地元の清酒会社で清酒醸造へ利用する。
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天然清酒酵母の分離と地産米を利用した清酒の開発
提供機関: 新潟県弥彦村弥彦愛国プロジェクト 国内共同研究
研究期間: 2005年04月 - 継続中
地産米「弥彦愛国」を利用した清酒造りのプロジェクトとして、清酒酵母を新潟県弥彦村の天然記念物「弥彦桜」から分離し、新規の清酒を開発した。
研究発表 【 表示 / 非表示 】
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Saccharomyces sakeと国酒酵母
門倉利守 [招待有り]
「酵母多様性生物学・分類学研究室」開設記念式典およびシンポジウム (東京農業大学) 2021年05月 - 2021年05月 東京農業大学農生命科学研究所
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乳酸菌の菌体脂肪酸に10OHオクタデカン酸が出現する培養条件について
鈴木健一朗、平塚功尚、柴野麻由、増子穂、宮崎穂乃香、茂木太極、中山俊一、門倉利守
第71回日本生物工学会大会(於岡山) (岡山大学) 2019年09月 - 2019年09月
酢酸ナトリウムを添加したMRS培地を用いて乳酸菌を培養し菌体脂肪酸を調べたところ、10OHオクタデカン酸の出現は菌種により異なり、多量に出現するL. acetotoleransとは異なり全く出現しない菌種、微量な菌種もあった。
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国酒酵母の系統学的検討
森谷千星、門倉利守、中山俊一、田中尚人、藤田信之、鈴木健一朗
日本農芸化学会2019年度大会(於東京) (東京農業大学) 2019年03月 - 2019年03月
The Yeasts 5版の分類指標に用いられている5遺伝子を用いた系統解析により、国酒酵母(清酒酵母、焼酎酵母、泡盛酵母)は系統学的にSaccharomyces cerevisiaeとは別の一群を形成することを示唆した。
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Lactobacillus acetotoleransの菌体脂肪酸組成に対する培地酢酸濃度の影響
柴野麻由、平塚功尚、中山俊一、門倉利守、鈴木健一朗
日本農芸化学会2019年度大会(於東京) (東京農業大学) 2019年03月 - 2019年03月
Lactobacillus acetotoleransは、MRS培地に酢酸塩を添加すると10-ヒドロキシオクタデカン酸を菌体脂肪酸に検出する。この現象はGYP培地では検出されず、Tween80を添加することにより検出されたため、Tween80が大きく影響するものと考えられた。
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国酒酵母の分類学的特性と識別
森谷千星、門倉利守、数岡孝幸、竹田正久、田中尚人、鈴木健一朗
日本農芸化学会2018年度大会(於名古屋) (名城大学天白キャンパス) 2018年03月 - 2018年03月
国酒酵母(清酒酵母、焼酎酵母、泡盛酵母)はSaccharomyces属の種とは異なる4群を形成し、分類学的特性を指標とした識別法が有効であることを確認し、実用株、野生株の区別も可能であることを示唆した。