2017/08/02 更新

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福永 健司 (フクナガ ケンジ)

FUKUNAGA Kenji

教授

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 東京農業大学 -  博士(林学)

  • 東京農工大学 -  農学修士

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 1981年04月
    -
    1984年03月

    東京農業大学   農学部林学科   有給副手  

  • 1984年04月
    -
    1998年03月

    東京農業大学   農学部林学科   助手  

  • 1998年04月
    -
    2000年03月

    東京農業大学   地域環境科学部   森林総合科学科   助手  

  • 2000年04月
    -
    2011年03月

    東京農業大学   地域環境科学部   森林総合科学科   講師  

  • 2011年04月
    -
    2014年03月

    東京農業大学   地域環境科学部   森林総合科学科   准教授  

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論文 【 表示 / 非表示

  • ポット底面の空気根切り処理が苗の根系生長に与える影響

    正月公志,福永健司,橘 隆一

    日本緑化工学会誌   37 ( 1 ) 143 - 146   2011年08月

    研究論文(学術雑誌)   共著

    育苗ポット底面での空気根切り処理が,苗木根系のルーピング防止・抑制にどの程度効果があるのか明らかにすることを目的に,底面に直径5mmの小穴が6個ある市販型ポットと,空気根切り効果が発揮されるよう底面を2mm目の寒冷紗に張り替えて通気性・排水性を高めたポットを用意し,コナラとネズミモチの実生苗を約2年間生育させた。その結果,市販型ポットに対して寒冷紗ポットでは,コナラについては主根のルーピングは認められずその防止効果は明らであった。ネズミモチはルーピング防止までは至らなかったものの主根や側根のルーピング量が抑制された。以上から,ポット底面,さらには側面も含めて通気性・排水性を高めれば,根系先端が空気に接触して伸長が抑制され(空気根切り効果が現れ),苗木根系のルーピング防止・抑制は十分に可能と判断された。

  • 富士山南麓で6年間に採取した落葉広葉樹の種子と発芽率 -地域性種苗利用のための一報告-

    中村華子,篠崎隼也,福永健司

    日本緑化工学会誌   37 ( 1 ) 127 - 130   2011年08月

    研究論文(学術雑誌)   共著

    富士山南麓で6年間にわたって採取した45種の在来落葉広葉樹の種子について,採取量の年変動(豊凶の波)の分析と,採取年や母樹の違いによる発芽率の差を調べた。その結果,採取地域の主要構成種であるブナ科高木類のうち,ミズナラは隔年結実の傾向が認められたが,ブナは豊作が一度もなかった。その他のほとんどの樹種は6年間に複数回結実していた。発芽率はほぼ既往文献にある範囲内となったが,同種内でも採取年や母樹によって種子サイズに違いがあり,大きなサイズの種子の方が発芽率が高かった。また,採種可能な種数と採種量の多寡に対して,気温や日照量などの気象条件が大きく影響していると考えられた。

  • 有機質系リサイクル資材を混合した生育基盤へのトビムシ類の侵入

    麻生理加,伊藤大輔,福永健司,橘 隆一

    日本緑化工学会誌   37 ( 1 ) 207 - 210   2011年08月

    研究論文(学術雑誌)   共著

    4種類の有機質系リサイクル資材を用いて,4通りの混合生育基盤を作成し,林内の表層土壌に6ヶ月間埋設しトビムシ類の侵入を見た。その結果,トビムシ類の侵入および定着は生育基盤中の資材の化学性に左右され,餌資源の影響を強く受けることが示唆された。

  • 国内採取した落葉性在来高木類の種子発芽率

    橘 隆一,中村華子,福永健司

    日本緑化工学会誌   36 ( 1 ) 95 - 98   2010年08月

    研究論文(学術雑誌)   共著

    在来の落葉性高木類8種の種子について,屋外で取播きおよび春播きを行い発芽率を測定した。その結果,オニグルミ,サワグルミ,ミズキ,タムシバは既往文献における傾向とほぼ同様であり,タムシバは2~3年間の貯蔵であれば比較的容易であることがわかった。また,ホオノキとキハダは発芽率が低く,採種後の種子の含水率維持が重要であることが示唆された。アベマキとムクノキは貯蔵時の種子含水率を調節することで長期貯蔵が可能と考えられた。

  • オオバヤシャブシの優占する緑化法面における正味のCO2固定量の推計

    橘 隆一,藤江幸一,千束智宏,福永健司,太田猛彦

    日本緑化工学会誌   36 ( 1 ) 3 - 8   2010年08月

    研究論文(学術雑誌)   共著

    緑化から14年経過したオオバヤシャブシが優占する切土法面において,植物バイオマス,リター,生育基盤によるCO2固定量を推計した。その結果,1m2あたりのCO2固定量は,幹で21kg,枝で4.2kg,根で5.5kg,リターで1.7kg,生育基盤で8.8kgとなり,地上部バイオマスで60%強を占めた。また,緑化工事にかかるCO2排出量を差し引いた正味の固定量は,工法により差はあるが,一般的な緑化工法で11~28年で固定側に転じると推計された。

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著書 【 表示 / 非表示

  • 最新環境緑化工学

    森本幸裕・小林達明編 (担当: 共著 , 担当範囲: 132-152 )

    朝倉書店  2007年04月

    多様化・高度化する環境緑化に関し,植物生理・生態学などの基礎的分野の最新知識と最新の緑化技術,また昨今の生物多様性保全や外来緑化植物問題等を解説した大学生向け教科書。

  • 環境緑化の事典

    日本緑化工学会(亀山章ほか編) (担当: 共著 , 担当範囲: 207-216,219-236 )

    朝倉書店  2005年09月

    緑化に関わる研究者,技術者,学生等を対象として,自然回復,生物多様性保全,生産・生活環境の改善など様々な目的で行われている「緑化」の基礎的知識や技術など,緑化に関する全体をカバーする解説書。
    総頁数484pp.

  • Les 100 faces de la lutte contre la desertification a Djibouti -Un autre guide sur l'Afrique-

    東京農業大学沙漠に緑を育てる会編 (担当: 共著 , 担当範囲: 23頁の単独執筆と7頁の共同執筆,編集責任者,約120枚の写真提供。 )

    東京農業大学出版会  2004年07月

    東京農業大学創立100周年をきっかけに始まった沙漠緑化プロジェクト10年間の成果を,フランス語圏の人々に理解しやすいように執筆・翻訳・編集。「ジブティの沙漠緑化100景-もうひとつのアフリカガイド-」(2000.5)のフランス語版。
    B6版。全頁数137pp.

  • 生命環境を守る緑(土木学会誌叢書1)

    土木学会誌編集委員会編 (担当: 共著 , 担当範囲: 第3回「2.自然の回復力を引き出す砂漠化地域の緑化技術」執筆。pp.50-57. )

    土木学会  2003年11月

    土木学会誌に連載されたシリーズを単行本化したものである。アフリカ・ジブティ共和国における砂漠化地域の緑化技術研究をもとに,緑化の基本的方針と,具体的な技術に関して,特に現地にあるものを活用した植物の生育環境を整備する手法,各種リサイクル資材利用の有効性について解説。

  • 新・実学の最前線-生命を守る農学-

    東京農業大学編 (担当: 共著 , 担当範囲: 52「自然環境を再生する緑化技術への挑戦!」を執筆。pp.116-117 )

    東京農業大学出版会  2003年06月

    自然環境を再生するための緑化における基本的姿勢,自然の回復力を引き出すための工夫,生物系(有機質系)産業廃棄物の再資源化と活用の重要性などをわかりやすく解説。
    全頁数245pp.

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総説・解説記事 他 【 表示 / 非表示

  • のり面における自然回復緑化の基本的な考え方のとりまとめ

    阿部和時,福永健司,中野裕司,西沢睦博,實松秀夫,山田守,吉田寛

    日本緑化工学会誌   29 ( 4 ) 509 - 520   2004年05月

    総説・解説(国際会議プロシーディングズ)   共著

    生物多様性の保全に配慮した法面緑化工の基本的な考え方およびその手法について新たな提案を行った。具体的には,周辺環境の保全レベルや植物材料の調達可能範囲を示す環境区分(保全水準)の設定,最終緑化目標と初期緑化目標の2段階の目標群落の設定と目標群落タイプ,導入植物の選定方法,土工計画との連携,植物のハビタット整備としての緑化工法,モニタリング・管理のタイプ分けとその重要性など,今後,緑化現場で必要となる新しい考え方や手法を示した。

  • のり面における自然回復緑化の基本的な考え方のとりまとめ

    斜面緑化研究部会(阿部和時,福永健司,中野裕司,西澤睦博,實松秀夫,山田 守,吉田 寛)

    日本緑化工学会誌 ( 日本緑化工学会 )  29 ( 4 )   2004年05月

    総説・解説(その他)   共著

    生物多様性条約(1992)にもとづく生物多様性国家戦略が環境庁により1995年に策定され,法面緑化の世界でも生物多様性の保全,移入種利用の抑制が求められるようになった。それに対し,日本緑化工学会では「生物多様性保全のための緑化植物の取り扱い方に関する提言」(2002)を示したが,いまだ現場レベルでの対応策については整備されていないのが現状である。そこで,日本緑化工学会斜面緑化研究部会では自然回復を目的とする法面緑化のあり方について検討し,整理を行った。特に,法面緑化に用いる植物の繁殖材料について,立地環境等と対応して制約を設ける(環境区分あるいは保全水準の設定)などの考えを示した。

  • 水源かん養機能を踏まえた自然公園区域内施設の整備手法検討

    太田猛彦,阿部和時,下村彰男,田口良三,尾頭 誠,福永健司

    林野庁委託,(財)水利科学研究所     2004年03月

    総説・解説(その他)   共著

    神奈川県丹沢山地を例として,登山者の踏圧・踏み荒らし害,シカによる食害が甚大で荒廃が進んでいる登山道および登山道周辺を対象に,主に土壌物理性面での実態調査結果と,その対策案について示した。登山道においては踏圧により地表面直下で土壌が締め固まり透水性を低下させ,地表流を発生させやすい条件にあった。また,登山者の登山道からのはみ出しやシカの食害は,下層植生を衰退させ地表面の有機物層の流亡させ裸地化を招き,表面侵食を著しくしていた。
    全頁数本編116pp.

  • 緑化法面における土壌生態系の発達過程

    橘 隆一,福永健司

    道路と自然 ( (社)道路緑化保全協会 )  121   2003年10月

    総説・解説(その他)   共著

    道路法面など緑化地における土壌生物の量的あるいは質的変化のメカニズムの解明は,植物をはじめとした生物相の生息環境の変化をいち早く把握するのに重要であると考えられる。特に,土壌微生物の中でも糸状菌類は,微生物バイオマスの70%を占め,体表面積も広いため,環境の影響を受けやすい。さらに,落葉落枝などの有機物分解過程とも密接に関係しているため,この糸状菌類の種組成の把握などについて詳細な調査,研究が望まれた。

  • 樹木の根系分布をはかる(シリーズ森をはかる)

    福永 健司

    森林科学 ( 日本林学会 )  ( 38 )   2003年06月

    総説・解説(その他)   単著

    防災的観点から樹木の根系分布を見ることの意義,具体的な根系分布調査例,土壌硬度と実際の根の分布との関係から根系の垂直分布を推定する手法などをわかりやすく示した。
    p.65

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • 未利用バイオマス由来のリサイクル資材を充填したマイクロコズムへの中型土壌動物の侵入

    伊藤大輔,福永健司,橘 隆一

    第41回日本緑化工学会大会  (岡山大学)  2010年09月  -  2010年09月  日本緑化工学会

    生物系廃棄物由来のリサイクル資材4種類を二次林の表土中に埋め込み,6ヶ月間,1ヶ月おきに資材中に侵入したササラダニの種類を属レベルで同定し,個体数を計測した。その結果,ササラダニの個体数・属数はC/Nの高い木材チップやバーク堆肥等の植物系資材で多く,C/Nの低い下水汚泥コンポスト等の動物系資材で少ない傾向が認められた。以上から,リター等の植物性資源を利用するササラダニにとって,家畜糞や下水汚泥を原料とする動物性リサイクル資材は利用しづらい材料と考えられた。

  • 長期間乾燥貯蔵したマメ科木本3種の発芽率推移

    中村華子,橘 隆一,福永健司

    第41回日本緑化工学会大会  (岡山大学)  2010年09月  -  2010年09月  日本緑化工学会

    生物多様性を脅かす緑化植物として外来のマメ科木本類が引き合いに出されることが多い。そこで,1971年から乾燥貯蔵したニセアカシア,イタチハギ,エニシダ種子の発芽率について経年変化を調べた。その結果,3種ともほぼ30年経過しても発芽能力が維持されていることがわかり,これら外来種の逸出・繁茂に十分な監視・管理が必要であることが明らかになった。

  • 土捨場に植栽されたブナの生育と土壌環境

    岡田慶一,金澤威一郎,福永健司

    第35回日本緑化工学会大会  (つくば国際会議場エポカルつくば(つくば市))  2004年09月  -  2004年09月  日本緑化工学会

    林道土捨場(秋田県旧青秋林道脇)に植栽されたブナ苗木の初期生育に明確な優劣が認められることから,植穴周囲の土壌理化学性および土壌微生物相との関連を調査,検討した。その結果,土壌化学性や土壌硬度に関しては場所による相違は認められなかったが,生育が劣る場所ほど固相率と液相率が高く,気相率が低かった。また,生育が劣る場所ほど孔隙率,透水係数が低かった。したがって,ブナ苗木の生育の優劣は土壌中の通気性,透水性(排水性)に大きく影響を受けているものと考えられた。さらに,生育が劣る場所ほど土壌微生物類の中で好気的従属栄養型細菌類が減少する傾向が認められたが,土壌微生物相とブナの生育との相互関係については判明しなかった。pp.16

  • 希釈平板法による土壌微生物相把握の意義

    橘 隆一,福永健司,仁王以智夫,太田猛彦

    第51回日本生態学会大会  (釧路市観光国際交流センター(釧路市))  2004年08月  -  2004年08月  日本生態学会

    これまで土壌微生物の動態が緑化法面における生態系回復の指標として活用できる可能性を検討してきた。その結果,細菌数/糸状菌数,放線菌数/糸状菌数,細菌数/放線菌数は,緑化後の年数経過とともに指数関数的な低下傾向を示した。また,各菌数比率では,土壌理化学性との間においても菌数単独の結果に比べ,強い相関が認められ,総合的な土壌特性を反映している。また,希釈平板法は他の微生物実験法に比べて実験操作が比較的簡易で実験費用も安いなど実用性が高く,緑化分野や土壌肥料分野などの現場サイドでの利用は有効といえた。pp.192

  • 植物生育基盤および樹種の相違が土壌微生物相に及ぼす影響

    橘 隆一,中島康子,福永健司

    2004年度(50周年記念大会)日本土壌微生物学会大会  (つくば国際会議場(つくば市))  2004年06月  -  2004年06月  日本土壌微生物学会

    植物生育基盤および樹種の相違が土壌微生物相に与える影響について比較,検討した。その結果,播種後130日目における樹高生長の推移および掘り取り後の植物体成長量では,樹種間,生育基盤間ともに差は認められなかった。土壌化学性では,pH(H2O),C/N比で生育基盤間に有意差が認められた。土壌微生物相では,放線菌数,糸状菌数で樹種間に有意差が認められた。一方,生育基盤間においては放線菌数を除き,各菌数および各菌数比率で有意差が認められた。以上より,土壌微生物相は,樹種よりも生育基盤の影響を強く受けることが示唆された。pp.51(土と微生物58(2))

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産学連携の基本姿勢 【 表示 / 非表示

  • 農大恩師の倉田益二郎博士(故人)に始まる緑化工学,緑化工技術は,常に産学官一体となって発展を遂げてきた。私も緑化工学の基礎的・応用的研究ともに現場ありきで行うことは当然であると考えており,これまで実行してきた,また今後も実行していきたいと思っている。今後は,生態系修復や生物多様性保全と防災との共存技術,地域循環型の緑化工技術(実行する人,使用する植物や生育基盤材料など様々な点で)の開発を目指したい。

研究の魅力 【 表示 / 非表示

  • 緑化工学の目的は,緑化という手段を用いて悪化した環境を修復・創造・保全することにある。特に本研究室では,緑化の目標を地域本来の自然環境に置き,そのための緑化技術を追究している。そのためには,自然を総合的に理解し,応用する能力が要求される。本研究室では,これらの総合力を養うことを教育方針とし,机上の勉強のほかに,実際に植物を育てたり,土を掘ったりして,自然にじかに触れて経験を積ませることを重視している。興味のある若者よ,来たれ!!