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長島 孝行 (ナガシマ タカユキ) NAGASHIMA Takayuki 教授 |
出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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-1980年03月
東京農業大学 農学研究科 農学専攻 修士課程 修了
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-1983年03月
東京農業大学 農学研究科 農学専攻 博士課程 修了
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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1983年04月-1990年03月
東京農業大学 農学部 農学科 副手
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1990年04月-1995年03月
東京農業大学 農学部 農学科 有給副手
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1995年04月-1996年03月
東京農業大学 農学部 農学科 助手
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1996年04月-2001年03月
東京農業大学 農学部 農学科 講師
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2001年04月-2009年09月
東京農業大学 農学部 農学科 助教授
論文 【 表示 / 非表示 】
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自然に学ぶインセクトテクノロジー
長島孝行
名古屋医報 ( 1423 ) 8 - 11 2016年12月 [招待有り]
研究論文(学術雑誌) 単著
節足動物を中心に生物の機能性を利用したものづくりやそのメカニズムに関して、カイコが餌としていた桑葉の機能成分を利用した糖尿病予防食品の開発やそのエビデンスなどに関して医学領域で応用できる可能性を論じた。また、世界の経済は枯渇する化石燃料を基盤にしたものから生物や生物素材を利用したバイオエコノミー時代になることも併せて論じている。
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身近な光学現象 構造色の応用
長島孝行
光アライアンス 27 ( 9 ) 11 - 15 2016年09月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 単著
生物の構造色による発色はクジャクやタマムシ等比較的多くの生物でみられる。これまで構造色の形成過程に関しては殆ど観察されることがなかった。そこで本報では、ナノピッチの発生過程について透過型電子顕微鏡を用いて解析した。また、こうした構造色応用事例に関して、その有効性も交えて論じている。
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Tomohiro Hatano & Takayuki Nagashima
SCIENTIFIC REPORTS 5 1 - 8 2015年03月 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 共著
本生物は水中で様々な物質に接着可能であることを既に報告している。この接着物質には肉片やテフロンなども含まれる。そこで今回はその分泌物の生成メカニズムや接着のメカニズムについて透過型電子顕微鏡を中心に詳細に観察した。その結果、この分泌されるタンパク質の表面にはナノサイズの極めて小さなナノピラー構造があることを明らかにした。本論文ではこのメカニズムを利用することにより水中(体液中)で様々なものを接着する応用に関しても議論している。
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多孔性繭糸内の小孔の占める空間率
赤井弘・市川真理恵・上原佳織・長島孝行・桧山圭子
Int. J. Wild Silkmoth & Silk 18 65 - 75 2014年 [査読有り]
研究論文(学術雑誌) 共著
本科の生成する繭糸には小孔構造があることは既に我々の前報で述べている。今回はその種の間で生じる小孔数の差のメカニズムを考察するために腺細胞内のリソゾーム、内膜などに関して観察した。また、糸の空間率についても観察と測定を実施した。これによりヤママユガ科の各種繭糸利用がより機能的に利用されるものと思われる。
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日本発「ニューシルクロード」を提案中
長島孝行
繊維機械学会誌 65 ( 6 ) 1 - 4 2012年 [招待有り]
研究論文(学術雑誌) 単著
著者らの近年の研究結果から、シルク特にフィブロンタンパク質の機能特性を良質に活かした化粧品やサプリメントの開発、カイコ以外の生物が作るシルク利用の可能性、更には蚕が餌としてきた桑葉の新しい利用の可能性など第一次養蚕業から第二次養蚕業(ニューシルクロード)の可能性について論じている。
著書 【 表示 / 非表示 】
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柴犬のひみつ
長島孝行・福山貴昭・朝岡紀行監修(間曽さちこ編) (担当: 共著 , 担当範囲: Part1:柴犬を知る pp8-53 )
山と渓谷社 2016年12月 ISBN: 978-4-635-59043-3C00
日本犬は天然記念物でありながら世界の方々に飼育されるようになってきている。この本では長年調査研究してきた日本犬と日本人の関係や縄文時代からの柴犬との関係など(日本犬の文化史;長島担当)、性質の特性や身近な飼育等の解説、健康や病気に関しての解説など、柴犬の全般に渡って三部構成で分かり易く誰でも読めるようにまとめた本である。pp190
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地球とつながる暮らしのデザイン
小林光・豊貞佳奈子編著(長島孝行他40名) (担当: 共著 , 担当範囲: 本人担当部分:第3章4 生き物から学ぶエネルギーの使い方の知恵pp202-210 )
木楽舎 2016年05月 ISBN: 978-4-86325-099-5
消費者や生活者を主役として、人類と地球が仲良くする鍵を提案した本である。地球との暮らしのつながりをデザインするために、暮らしやすい環境、暮らしのヒント(エネルギーでつながる暮らしのヒント、生物のエネルギーの作り方、使い方を述べ、持続する暮らしのあり方などを論じた;長島担当部)、政策の視点などについてそれぞれの専門家がその立場で執筆している読み応えのある本でもある。pp333
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絹大好き 快適・健康・きれい
赤井弘・長島孝行監修(著者 中山れいこ) (担当: 監修 , 担当範囲: 全体の多くの所にデータを挿入・加執pp136-137も執筆 )
本の泉社 2013年10月 ISBN: 978-4-7807-1129-5C20
長島孝行と赤井弘監修のもと、絹を作る生物はカイコだけではなく、この地球上には多くの種類の異なる絹が資源として存在していること、またそれらの絹は構造だけでなく機能性に関しても異なること、そして健康素材としての高付加価値等を我々の研究成果を基盤に中山が執筆した。また全般に渡り監修者のデータや写真が利用されている。
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見てわかる農学シリーズ4 バイオテクノロジー概論
池上正人編著(長島孝行他6名) (担当: 共著 , 担当範囲: 本人担当部分:第7章昆虫におけるバイオテクノロジー、pp112-134 )
朝倉書店 2012年03月 ISBN: 978-4-254-40544-6C33
農学、応用生命科学、生物資源科学などの学問に興味のある大学生、短大生、専門学校あるいは農業大学校の学生のための基礎科目教科書シリーズとして刊行されたもので、組み換えDNA、植物・畜産・水産・食品産業・昆虫(長島担当)・環境バイオテクノロジーを8章から構成され、それを7名で執筆した。関連用語、専門用語の解説をはじめ、基礎から非常にわかりやすく解説してあるのが特徴のひとつでもある。
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地球大学講義録 3.11後のソーシャルデザイン
長島孝行他25名(武村真一、丸の内地球環境倶楽部編集) (担当: 共著 , 担当範囲: 16講、生物資源は地球のソフトウェア、生物資源の様々な有効利用について展開しているpp246-260 )
日本経済新聞出版社 2011年07月 ISBN: 978-4-532-16796-7
3.11の震災を受けこれまで地球倶楽部での講義録を整理し出版した。エネルギー問題を中心に異常気象、スマートグリッド、水のデザイン、防災都市デザイン、食育の最前線、生物資源の知的活用(長島担当部)、高齢者の課題解決、地球目線での都市の未来、丸の内の未来などの現段階でのソーシャルデザインについて各界の研究者が専門分野の視点からデザインしたものである。pp398
総説・解説記事 他 【 表示 / 非表示 】
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生物の知恵を借りた「ものづくり」-ムシの機能を活かす-
長島 孝行
( 財団法人洗濯科学協会 ) 2004年02月
総説・解説(その他) 単著
近年注目され始めたバイオミメティックスの最先端研究、及びシルクの構造・機能特性について述べた。
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ガロアムシの生物学
長島 孝行
( 昆虫と自然 ) 39 ( (1) ) 2004年01月
総説・解説(その他) 単著
特集・遺存固有の昆虫達の中で、目レベルでこれに該当するガロアムシについて、その発生・生活史・進化などについて研究の解説を行った。
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平成13年度文部科学省委託調査報告書 資源の総合利用に関する調査 -千年持続社会の構築に向けた科学技術のあり方に関する調査-
沖大幹、高野雅夫、長島孝行、ほか
(文部科学省科学技術・学術政策課資源室) ( (社)資源協会 ) 2002年03月
総説・解説(その他) 共著
文部科学省からの委託を受け、資源の総合利用の調査としてエネルギー・生物分野における日本の科学技術の総合的な調査を行い、環境・エネルギー問題の解決策の一案を示した。
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野蚕シルクの紫外線防御素材への可能性
長島 孝行
( FRAGRANCE JOURNAL 2000-10 ) 2000年01月
総説・解説(その他) 単著
ワイルドシルクとこれまでのシルクの機能性について述べ、紫外線防御素材としての可能性を議論した。
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シルクの非繊維利用
長島 孝行
(Wild Silkworm News) ( 野蚕 ) 1999年11月
総説・解説(その他) 単著
非繊維利用の有意性について自分の研究をもとに述べた。
特許等 【 表示 / 非表示 】
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クリキュラ繭由来のルテイン含有黄色色素の製造方法
特願 特願2007-046136 特許 特許第5376486
長島孝行
インドネシアに生息する金色の繭中にルテインが大量に含まれることを明らかにし、応用範囲も極めて広いこと、害虫であったものが益虫に変換できることなどから、大量に製造する方法などを特許とした。
研究発表 【 表示 / 非表示 】
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野蚕と家蚕のuv吸収性とその機構について
長島 孝行
日本野蚕学会第5回大会、要旨集P13。4月 1999年01月 - 1999年01月
家蚕とヤママユガ科昆虫の作る繭は紫外線吸収性に特異性がみられる。この違いについて、タンパク質の構造、繭糸の構造などからその機構について考察した。
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野蚕パウダーの利用ーuv吸収性を中心にー
長島 孝行
日本野蚕学会第5回大会、要旨集P13。4月 1999年01月 - 1999年01月
野蚕および家蚕の糸を物理的に粉砕することにより、パウダーを作成した。このパウダーをフィブロインクリームに混入させ紫外線吸収性について調べた。また、それらのパウダーが入ったシルククリームのアンケート調査についても発表した。
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アフリカの野蚕、アナフェ
長島 孝行
日本昆虫学会第58回大会、要旨集D(W)2 03p。10月 1998年01月 - 1998年01月
アフリカに生息するアナフェは集団で繭を作り、さらにその中に個々の繭を生成する。このユニークな昆虫について紹介した。
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繭の機能性:野蚕の紫外線吸収性
長島 孝行
日本昆虫学会第58回 大会、要旨集D(W) 215p。10月 1998年01月 - 1998年01月
繭が紫外線を遮蔽することは既に報告してきたが、ヤママユガ科の繭とカイコガ科の繭にそれぞれ科特有の紫外線吸収パターンがあることを報告した。長島の指導のもと岡田、近藤が実験を補助した。考察は全員で行った 。
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エリサンの神経分泌細胞について
長島 孝行
日本野蚕学会第2回大会 要旨 p 3. 4月 1996年01月 - 1996年01月
赤井弘、長島孝行、清水治
エリサンにおけるボンビキシンの分泌細胞とその組織学的特性について観察し、カイコとの比較を行った。幼虫期のエリサンの脳の中央神経分泌細胞群の中に4対の極めて濃染される細胞が観察され、これをボンビキシン・ニューロンであろうと推論した。