職名 |
助教 |
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プロフィール |
緑環境の利用および農や園芸などの緑との関わりによるストレス緩和効果やQOLへの影響等を検証し,エビデンス(科学的根拠)をもとに,人々の心の健康に緑が最大限に活用される世の中を目指しています。また,人と緑とのより良い関係を目指し,緑環境および農や園芸などに関する意識調査等も幅広く実施します。 |
外部リンク |
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阿部 建太 (アベ ケンタ) ABE Kenta 助教 |
学位 【 表示 / 非表示 】
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博士(農学) ( 2022年03月 千葉大学 )
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修士(緑環境景観マネジメント) ( 2019年03月 兵庫県立大学 )
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学士(環境ツーリズム) ( 2017年03月 長野大学 )
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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東京農業大学 農学部 デザイン農学科 助教
2023年04月 - 現在
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東京農業大学 農学部 デザイン農学科 助教
2022年04月 - 2023年03月
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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ハーブボールセラピスト協会
2023年08月 - 現在
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日本園芸福祉普及協会
2023年05月 - 現在
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日本森林保健学会
2023年04月 - 現在
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日本園芸療法学会
2021年06月 - 現在
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環境情報科学センター
2021年05月 - 現在
論文 【 表示 / 非表示 】
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雨天時における緑地の利用状況および利用時の生理・心理的効果
阿部建太
2022年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(博士)
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夏季における晴天時と雨天時の緑地観賞による生理・心理的効果の違いに関する研究 査読あり
阿部 建太, 梅原 瑞幾, 岩崎 寛
日本緑化工学会誌 47 ( 3 ) 395 - 405 2022年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本緑化工学会
夏季雨天時の緑地観賞による生理・心理的効果を明らかにするために千葉大学松戸キャンパス内の緑地にて検証実験を行った。その結果,生理的効果は確認されなかったが,雨天時の緑地観賞後はPOMSの「緊張―不安」,「抑うつ―落ち込み」,「疲労」といったネガティブな感情が緑地鑑賞前よりも有意に減少しており,雨天時においても緑地の心理的効果を得られることが明らかとなった。さらに,雨天時に体調不良を感じやすい人ほど,雨天時の緑地の心理的効果が高い傾向も確認された。一方,夏季晴天時では高温や不快害虫の存在からほとんど心理的効果が認められず,緑地の心理的効果を得るのが困難な条件の存在も示唆された。また,緑地タイプによる心理的効果の違いはほとんど見られず,緑地タイプによらず心理的効果を得られることも明らかとなった。印象評価の結果では天候により緑地の印象は大きく変わらない傾向も示され,晴天時同様の印象で雨天時の緑地も利用できると考えられた。
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雨天を中心とした気象条件が森林空間の利用者数に与える影響 査読あり
阿部 建太, 山本 聡
日本緑化工学会誌 47 ( 1 ) 211 - 214 2021年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本緑化工学会
雨天を中心とした気象条件が森林空間の利用者数に与える影響を把握するために神戸市立森林植物園を対象とした事例調査を行った。その結果,季節や曜日等の様々な条件下いずれにおいても雨天時は晴天時よりも利用者数が少なかった。CART法による解析の結果,利用者数に対してはイベントや平日か休日かといった要因が最も強く影響し,次いで天候が強く影響していることが分かった。加えて,雨量や雨が一時的かどうかなど雨の降り方の影響も認められ,様々な気象条件を考慮する必要性も示唆された。また,雨天時にも魅力的に評価される傾向のある植物の存在が利用者数の維持に貢献する可能性も示唆された。
DOI: 10.7211/jjsrt.47.211
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雨天時の森林セラピーの実施状況と満足度向上のための魅力の把握 査読あり
阿部 建太, 山本 聡, 大藪 崇司, 藤原 道郎
日本緑化工学会誌 47 ( 1 ) 207 - 210 2021年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本緑化工学会
雨天時の森林セラピーの実施状況や魅力の把握を目的に全国62箇所の森林セラピー基地で活動する森林セラピスト・セラピーガイドに聞き取り調査を実施した。その結果,雨天時用のプログラムを持つ箇所はわずかであり,雨に適したプログラムに関する情報の共有が必要であると考えられた。また,参加者の感想としては雨天時であってもポジティブなものが多かったものの,ガイド自身の雨に対する意識の影響も示唆された。雨天時の魅力としては緑が濃くなる,雨の匂いや音など多様な魅力が聞かれ,参加者の満足度向上に向けた活用が期待された。一方,一般の方はこれらの魅力をあまり認知しておらず,ガイドが積極的に伝えることも重要だと考えられた。
DOI: 10.7211/jjsrt.47.207
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教員のストレス緩和を目的とした学校緑化に関する研究:―東京都における小中高の緑化の現状と教員の利用状況― 査読あり
鄭 蒙蒙, 阿部 建太, 岩崎 寛
日本緑化工学会誌 47 ( 1 ) 123 - 128 2021年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本緑化工学会
教員のストレス緩和を目的とした学校緑化の推進を目指し,オンラインアンケートを用いて東京都の小中高の教員を対象とし,学校緑化の現状,教員の利用状況と意識に関する調査を実施した。その結果,教員が多くの時間を過ごす屋内での緑化は少なく,「見かける」といった視覚的な関わり方が多いことがわかった。教員は学校緑化に対して,自身への効果よりも生徒への効果を期待しているものの,約6割の教員が教員のストレス緩和を目的とした学校緑化の推進を期待していることがわかった。また,教員がよく利用する屋内空間の植物の増加,維持管理の負担への対策,学校緑化による教員の心身への効果の検証と普及が今後の課題として考えられる。
DOI: 10.7211/jjsrt.47.123
MISC 【 表示 / 非表示 】
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新博士紹介 雨天時における緑地の利用状況および利用時の生理・心理的効果
阿部建太
日本緑化工学会誌 47 ( 4 ) 530 - 531 2022年
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 出版者・発行元:日本緑化工学会
学術関係受賞 【 表示 / 非表示 】
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造園学会関西支部賞
2018年10月 日本造園学会関西支部 雨天時の緑の魅力に関する基礎的研究
阿部建太 , 山本聡 , 大藪崇司 , 藤原道郎
受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞 受賞国:日本国
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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バラの生花および造花を屋内に設置した際の心理的効果の違い
岩崎寛 , 永井千香子 , 阿部建太
人間・植物関係学会,日本園芸療法学会2022年度合同大会 2022年11月 人間・植物関係学会,日本園芸療法学会
開催年月日: 2022年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:兵庫県立淡路景観園芸学校 国名:日本国
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テレワーク環境における植物設置の現状と効果
岩崎寛 , 窪内彩乃 , 阿部建太
日本造園学会2022年度全国大会 2022年06月
開催年月日: 2022年06月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
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Physiological and psychological effects of green spaces in rainy weather
Kenta Abe, Zheng Mengmeng, Yutaka Iwasaki
2021 ICLEE(International Consortium of Landscape and Ecological Engineering)CONFERENCE 2021年11月
開催年月日: 2021年11月
会議種別:口頭発表(一般)
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オフィスにおける休憩室の緑化が利用した勤務者の心身に及ぼす影響
鎌田美希子, 中尾総一, 阿部建太, 岩崎 寛
第52回日本緑化工学会大会 2021年09月
開催年月日: 2021年09月
会議種別:ポスター発表
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雨天時の森林セラピーの実施状況と満足度向上のための魅力の把握
阿部建太, 山本 聡, 大藪崇司, 藤原道郎
第52回日本緑化工学会大会 2021年09月
開催年月日: 2021年09月
会議種別:口頭発表(一般)
担当経験のある科目(授業) 【 表示 / 非表示 】
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ケアデザイン論(ゲスト講師,題目「環境心理学から考えるケアデザイン」)
機関名:千葉大学大学院
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生き物活用法
機関名:東京農業大学
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生物介在療法学
機関名:東京農業大学
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農福医連携デザイン農学
機関名:東京農業大学
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生活デザイン農学
機関名:東京農業大学
社会貢献活動 【 表示 / 非表示 】
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相武台団地における地域交流イベント(ミニハーブボール作り)
役割:司会, 講師, 助言・指導, 企画, 運営参加・支援, 実演
主催:東京農業大学生活デザイン農学研究室 協賛:相武台団地連合自治会、神奈川県住宅供給公社、シニアライフ振興財団 2023年09月
対象: 小学生, 保護者, 社会人・一般
種別:セミナー・ワークショップ
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JAあつぎ「親子夢未Kidsスクール」農大カリキュラム
役割:司会, 取材協力, 講師, 助言・指導, 企画, 運営参加・支援
主催:JAあつぎ,後援:神奈川県県央地域県政総合センター・厚木市・(一社)家の光協会,協力:東京農業大学 2023年08月
対象: 小学生, 保護者
種別:セミナー・ワークショップ
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農大へ行こう!ワクワク食農実験
役割:司会, 講師, 企画, 運営参加・支援
JAあつぎ,東京農業大学 2023年08月
対象: 小学生, 保護者
種別:セミナー・ワークショップ
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相武台団地における地域交流イベント(ドライフラワーアレンジメント)
役割:司会, 講師, 助言・指導, 企画, 運営参加・支援, 実演
主催:東京農業大学生活デザイン農学研究室 協賛:相武台団地連合自治会、神奈川県住宅供給公社、シニアライフ振興財団 2023年07月
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みどりの環境と人の健康
役割:講師
東京農業大学グリーンアカデミー 2023年06月
研究の魅力 【 表示 / 非表示 】
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緑が人の心身にもたらす効果はいまだに明らかになっていない部分が多くあります。既にストレス対策や福祉的な利用として緑が用いられていますが,エビデンス(科学的根拠)に乏しい面があるのが現状です。私の研究室では科学的に緑の効果を解明し,エビデンスに基づき,緑がさらに活用される世の中を目指しています。この分野は比較的新しい分野であり,開拓する面白さや楽しさがあります。一緒に緑豊かな世の中を目指しましょう!