職名 |
教授 |
外部リンク |
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尾中 篤 (オナカ マコト) ONAKA Makoto 教授 |
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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ゼオライト学会
2013年04月 - 現在
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国際化学オリンピック日本大会実行委員会・科学委員会
2010年07月
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触媒学会
2008年05月 - 現在
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日本化学会
2002年04月 - 現在
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アメリカ化学会(American Chemical Society)
2001年04月 - 現在
論文 【 表示 / 非表示 】
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A Combination of Trimethylsilyl Chloride and Hydrous Natural Montmorillonite Clay: An Efficient Solid Acid Catalyst for the Azidation of Benzylic and Allylic Alcohols with Trimethylsilyl Azide 査読あり
M. A. Tandiary, Y. Masui, M. Onaka
RSC Advances 5 15736 - 15739 2015年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
天然モンモリロナイト鉱物(Na-Mont)を系中で触媒量の塩化トリメチルシリルおよび水を用いて部分的に酸性にする手法を開発した。ここで調製した酸性モンモリロナイトとアジ化トリメチルシリルを用いることにより、様々なベンジルおよびアリルアルコールを高収率で対応するアジド誘導体へと変換することが可能なことを示した。11の反応例について述べ、最も効果的な例においては定量的に生成物を与えることを見いだした。
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Unique Structural Characteristics of Tin Hydroxide Nanoparticles-embedded Montmorillonite (Sn-Mont) Demonstrating Efficient Acid Catalysis for Various Organic Reaction 査読あり
Y. Masui, J. Wang, K. Teramura, T. Kogure, T. Tanaka, M. Onaka
Microporous and Mesoporous Materials 198 129 - 138 2014年11月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
水酸化スズを含むモンモリロナイト(Sn-Mont)をナトリウム交換モンモリロナイトと四塩化スズ水溶液を用いて調製した。調製したSn-Montの物理的、化学的をXRD, TG, TEM, 119Sn-MAS-NMR, XAFSを用いて分析することによりユニークな多孔質構造・性質を明らかにした。Sn-Mont用いることによりベンゾフェノンのシアノトリメチルシランを用いたシアノトリメチルシリル化反応における固体酸触媒として作用することを明らかにした。
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Chlorination of Benzylic and Allylic Alcohols with Trimethylsilyl Chloride Enhanced by Natural Na-Montmorillonite 査読あり
M. A. Tandiary, Y. Masui, M. Onaka
Synlett 25 2639 - 2643 2014年11月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
天然モンモリロナイト鉱物を触媒とし、クロロトリメチルシランと痕跡量の水を用いることにより塩化水素を発生させ、3級、2級および1級ベンジル型およびアリル型アルコールを効率よく直接塩素化できる方法を開発した。反応の過程で脱水、生じたカルベニウムイオンに対する続く塩素化によって反応は進行するが、イオン交換モンモリロナイトは塩化水素の捕捉、中間体の安定化、塩素化に重要な役割を果たしていることを明らかにした。
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Deoxygenation of Tertiary and Secondary Benzylic Alcohols into Alkanes with Triethylsilane Catalyzed by Solid Acid Tin(IV) Ion-exchanged Montmorillonite 査読あり
M. A. Tandiary, Y. Masui, M. Onaka
Tetrahedron Letters 55 4160 - 4162 2014年07月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
スズ交換モンモリロナイト触媒(Sn-Mont)の存在下,第三級および第二級ベンジル型アルコールはトリエチルシランにより容易に還元され、対応するアルカンを与えることを明らかにした。反応はSN1型の反応機構であると考察され、カルベニウムイオンの形成、続くシランからのヒドリドの付加によって進行すると考えられる。反応後は固体触媒をろ過するのみで、酸の中和などの操作を必要としないことを明らかにした。
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The Mukaiyama Aldol Reactions for Congested Ketones Catalyzed by Solid Acid of Tin(IV) Ion-exchanged Montmorillonite 査読あり
S. Takehira, Y. Masui, M. Onaka
Chemistry Letters 43 498 - 450 2014年04月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
スズ交換モンモリロナイト(Sn-Mont)を酸触媒として用いると,従来困難であったケトンに対するケトンもしくはエステルから調製したケイ素エノラートとの向山アルドール反応が容易に進むようになることを明らかにした。本反応条件は典型的な均一系酸触媒であるTMSOTFやBF3-OEt2や、他の金属または酸性モンモリロナイト触媒よりも遙かに高活性であることを見いだした。
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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最新グリーンケミストリー
尾中 篤( 担当: 共著)
講談社サイエンティフィク 2011年03月
担当ページ:第9章 pp. 62-75 記述言語:日本語 著書種別:学術書
「最新グリーンケミストリー」中の第9章「グリーン触媒―固体酸・固体塩基触媒の新しい展開」を執筆.グリーンな触媒反応による化学合成の展開を述べる.固体酸物質(ゼオライト,メソポーラスシリケート,ヒドロキシアパタイト,γ−アルミナ,モンモリロナイト,ナノグラフェン系固体酸),固体塩基物質(アルカリ土類酸化物,メソポーラスアルミナ,ハイドロタルサイト,担持フッ化カリウム),および酸/塩基二元機能物質(ハイドロタルサイト,ゼオライト)とその触媒作用について紹介した.B5版 全264項
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レアメタル便覧
尾中 篤,増井洋一( 担当: 共著)
丸善 2011年01月
担当ページ:第22章 pp. 62-75 記述言語:日本語 著書種別:学術書
「レアメタル便覧」中の第22章「オレフィン・メタセシス反応」執筆.メタセシス反応の発見の歴史,反応の分類,均一系触媒と不均一系触媒の紹介,それぞれの触媒の応用例を反応式と表でまとめながら,概略を著した.A4版 全1600項
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CSJカレントレビュー03「革新的な多孔質材料−空間をもつ機能性物質の創成」
尾中 篤( 担当: 共著)
化学同人 2010年12月
担当ページ:第16章 pp. 62-75 記述言語:日本語 著書種別:学術書
「革新的な多孔質材料−空間をもつ機能性物質の創成」第16章「ゼオライト・ナノ空間による不安定小分子の安定捕捉と反応加速」執筆.均一な細孔構造をもつゼオライトの固有の細孔構造,イオン交換能,吸着分離能,固体酸性・塩基性などの特徴は,乾燥剤,吸着剤,分子篩,イオン交換体,触媒材料,あるいは種々の添加剤として活用されてきた.ゼオライトのナノ空間が,容易に重合するホルムアルデヒドを単量体のまま長期間安定に貯蔵する「揺りかご」として働くばかりか,有効なヒトロキシメチル化剤になるよう活性化することも解説した.A4版 全208項
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環境と化学−グリーンケミストリー入門 第2版
尾中 篤( 担当: 共著)
東京化学同人 2009年03月
担当ページ:第6章 pp. 62-75 記述言語:日本語 著書種別:学術書
「環境と化学−グリーンケミストリー入門 第2版」中の第6章「役に立つ物質をつくる」を執筆.化学合成のグリーン度を評価する新しい尺度のアトムエコノミーとE-ファクターの定義を紹介し,触媒的酸化反応の中で高いグリーン度を示す最新研究例を示し,合わせてグリーンケミストリーの考え方に則った工業化プロセスを紹介した.B5版 全214項
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Advanced Nanomaterials
T. Seki, M. Onaka( 担当: 共著)
Wiley-VCH Verlag 2009年02月
担当ページ:第15章「Mesoporosu Alumina: Synthesis,Characterization, and Catalysis」pp. 62-75 記述言語:日本語 著書種別:学術書
「Advanced Nanomaterials」中の第15章「Mesoporosu Alumina: Synthesis,Characterization, and Catalysis」を執筆.1990年代半ばに登場したメソポーラスアルミナについて,その合成法,物性,触媒作用を詳しく解説し,メソポーラスアルミナを幅広く学べる総説を著した.B5版 全954項
委員歴 【 表示 / 非表示 】
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触媒学会 副会長
2015年05月 - 現在
団体区分:学協会
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国際化学オリンピック日本大会実行委員会・科学委員会 大会実行委員会委員・科学委員会副委員長
2010年07月