2017/08/02 更新

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野本 康二 (ノモト コウジ)

-

出身学校 【 表示 / 非表示

  • 1975年04月
    -
    1979年03月

    東京農工大学   農学部   獣医学科   卒業

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 静岡薬科大学 -  薬学博士

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 1979年04月
    -
    2014年09月

      株式会社ヤクルト本社   中央研究所   -

  • 1982年04月
    -
    1984年03月

      国立九州大学   生体防御医学研究所免疫部門   研究生

  • 1988年04月
    -
    1989年03月

      科学技術庁放射線医学総合研究所   薬理化学部   研究生

  • 1989年07月
    -
    1992年08月

      米国コロンビア大学   癌センター   ポストドク研究員

  • 1993年04月
    -
    1994年03月

      科学技術庁放射線医学総合研究所   薬理化学部   研究生

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所属学会・委員会 等 【 表示 / 非表示

  • 1982年04月
    -
    継続中
     

    日本細菌学会

  • 1990年02月
    -
    継続中
     

    日本生体防御学会

  • 1990年07月
    -
    継続中
     

    日本感染症学会

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 基礎医学

  • 農学

資格・免許 【 表示 / 非表示

  • 獣医師

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 微生物生態学

  • 微生物制御学

  • 微生物機能

  • 感染防御・制御

  • 診断・治療

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論文 【 表示 / 非表示

  • 腸内フローラ異常は脳梗塞患者における全身性炎症および代謝に伴っている

    山城一雄、田中亮太、卜部貴夫、上野祐司、山城雄一郎、野本康二、高橋琢也、辻浩和、朝原崇、服部信孝

    プロスワン   12   2017年02月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    急性脳梗塞患者では、血中のIL-6やhsCRPなどの上昇が認められると同時に、腸内最優勢のClostridium coccoidesグループ菌数が減少していた。C,coccoidesグループ菌数とHbA1CやLDL-c、および上記の炎症性マーカーの間には負の相関が認められた。一方で、通性嫌気性菌のEnterococcusやLactobacillus ruminisのレベルは炎症性マーカー(IL-6)と正の相関を示した。

    DOI

  • Randomized study of the effect of synbiotics during neoadjuvant chemotherapy on adverse events in esophageal cancer patients..(食道がん患者における化学療法施行時のシンバイオティクス療法の有用性)

    本居正明、矢野雅彦、宮田博志、杉村啓二郎、齋藤拓朗、大森健、藤原義之、三吉範克、秋田裕史、後藤邦仁、高橋秀典、小林省吾、能浦真吾、大植雅之、野本康二、石川治、左近賢人

    Clin Nutr   36 ( 1 ) 93 - 99   2017年02月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    61例の進行性食道がん患者を対象とするプラセボ対照ランダム化比較試験において、食道癌術前化学療法中のシンバイオティックス投与が、化学療法による腸内細菌叢や腸内環境の乱れを改善して、有害事象の軽減(下痢の軽減、発熱性好中球減少症の抑制)に有用であることが明らかになった。

    DOI

  • A Single Species of Clostridium Subcluster XIVa Decreased in Ulcerative Colitis Patients.(腸内最優勢嫌気性菌群(XIVa)は潰瘍性大腸炎患者で減少している)

    竹下 梢、水野 慎大、三上 洋平、筋野 智久、三枝 慶一郎、松岡 克善、佐藤直、高田敏彦、辻浩和、久代明、野本康二、金井 隆典

    Inflamm Bowel Dis   22   2802 - 2810   2016年12月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    活動期の潰瘍性大腸炎患者では寛解期の患者におけるよりも腸内フローラ構成総菌数が少なく、Brautia coccoidesに属するF. saccahrivoransの菌数も低かった。マウスにオキサゾロンを投与することによる実験的な大腸炎モデルにおいて、F. saccahrivoransの経口投与により腸炎の改善が認められた。F. saccahrivoransは、マウスおよびIBD患者の腸粘膜固有層の単核球によるIL10産生を促進した。

  • Quantitative analysis of meconium bacterial microbiota in healthy term infants reveals delayed Lactobacillus colonization after cesarean delivery.(帝王切開で誕生した児では乳酸桿菌の定着が遅れる)

    ラビンダー・ナグパル、辻浩和、高橋琢也、川島一成、永田智、野本康二、山城雄一郎

    Front Microbiol   7   2016年12月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    151名の新生児について、胎便(誕生して最初に採取された便)の菌叢をRT-PCR法を用いて解析したところ、興味深いことに、さまざまな種類の嫌気性菌および通性嫌気性菌が検出された。さらに、帝王切開で出産した児では、通常分娩で誕生した児よりも乳酸桿菌の検出率が低かった。

    DOI

  • Intestinal Microbiota in Pediatric Surgical Cases Administered Bifidobacterium breve: A Randomized Controlled Trial.(小児外科手術周術期におけるビフィズス菌摂取による菌血症予防に関する臨床研究)

    岡崎任晴、朝原崇、山高篤行、小笠原有紀、ジェフリー レイン、野本康二、永田智、山城雄一郎

    J Pediatr Gastroenterol Nutr   63   46 - 50   2016年07月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    小児外科疾患患児において周術期に菌血症が高率に発症し得ることが明らかとなった。さらに、ビフィズス菌を継続的に摂取することで、周術期感染症の発症が抑えられること、腸内フローラや腸内環境の乱れが改善されること、および血液からの細菌の検出が顕著に抑制されることが、無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験により明らかとなった。本研究によりビフィズス菌の継続摂取が小児外科疾患患児の周術期管理に役立つ可能性が示された。

    DOI

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著書 【 表示 / 非表示

  • Handbook of Probiotics and Prebiotics-2nd edition

    Andrew W. Bruce, Toni Chapman, James J.C. Chin, M. Carman Collado, Ross Crittendon, Fred H. Degnan, Clara G. de los Reyes-Gavilan, Diana Donohue, Dorte Eskesen, Rangne Fonden, Rafael Frias, Miguel Gueimonde, Camilla Hoppe, Kajsa Kajander, Katsunori Kimura, Mayumi Kiwaki, Riitta Korpela, Sampo Lahtinen, J.M. Laparra, Charlotte Nexmann Larsen, Yuan Kun Lee, Allan Lim, Abelardo Margolles, Baltasar Mayo, Koji Nomoto, Paivi Nurminen, Arthur Ouwehand, Martin J. Playne, Gregor Reid, Patricia Ruas-Madiedo, Jose M. Saavedra, Seppo Salminen, Reetta Satokari, Maija Saxelin, Ulla Svensson, Hai-Meng Tan, Mimi Tang, William Hung Chang Tien, Hirokazu Tsuji, Satu Vesterlund, Jin-Zhong Xiao. (担当: 共著 , 担当範囲: コレスポンディングオーサーとして論文執筆および取りまとめを行った。 )

    John Wiley & Sons, Inc,  2009年04月

    プロバイオティクスおよびプレバイオティクスの種類、遺伝学、有効性、作用メカニズム、について詳述された参考書である。1999年に第1版が刊行されている。

    乳酸桿菌L. caseiシロタ株(LcS)のプロバイオティクス効果に関する報告をまとめた:第6章 商業利用されているヒト プロバイオティクス微生物、6-4 Lactobacillus casei Shirota.
    腸内環境に対する作用、接着性、腸管生理、免疫調節、癌に対する効果、感染症予防、生活習慣病予防、臨床応用、安全性評価の各内容について、既報の結果を概説した。

  • Handbook of Probiotics and Prebiotics-2nd edition

    Andrew W. Bruce, Toni Chapman, James J.C. Chin, M. Carman Collado, Ross Crittendon, Fred H. Degnan, Clara G. de los Reyes-Gavilan, Diana Donohue, Dorte Eskesen, Rangne Fonden, Rafael Frias, Miguel Gueimonde, Camilla Hoppe, Kajsa Kajander, Katsunori Kimura, Mayumi Kiwaki, Riitta Korpela, Sampo Lahtinen, J.M. Laparra, Charlotte Nexmann Larsen, Yuan Kun Lee, Allan Lim, Abelardo Margolles, Baltasar Mayo, Koji Nomoto, Paivi Nurminen, Arthur Ouwehand, Martin J. Playne, Gregor Reid, Patricia Ruas-Madiedo, Jose M. Saavedra, Seppo Salminen, Reetta Satokari, Maija Saxelin, Ulla Svensson, Hai-Meng Tan, Mimi Tang, William Hung Chang Tien, Hirokazu Tsuji, Satu Vesterlund, Jin-Zhong Xiao. (担当: 共著 , 担当範囲: 筆頭著者として共著者と執筆分担するとともにコレスポンディングオーサーとして論文の取りまとめを行った。 )

    John Wiley & Sons, Inc,  2009年04月

    プロバイオティクスおよびプレバイオティクスの種類、遺伝学、有効性、作用メカニズム、について詳述された参考書である。199年に第1版が刊行されている。

    プロバイオティクス微生物の遺伝子改変のための方法として、1)ランダム変異により作成されたプロバイオティクス微生物変異体、2)プラスミド、3)乳酸桿菌およびビフィズス菌のための遺伝子ベクター、4)遺伝子組み換え法、について最新情報を詳細に記述した。

総説・解説記事 他 【 表示 / 非表示

  • プロバイオティクスとアレルギー

    野本康二、辻浩和、松田一乗

    アレルギー   66   82 - 85   2017年02月

    総説・解説(大学・研究所紀要)   単著

    新規な腸内フローラ解析システムYIF-SCAN®(Yakult Intestinal Flora Scan)は、定量的PCR法およびRT-PCR法に基づく腸内フローラの高感度な定量法である。 本総説では、YIF-SCAN®の原理、構成(ソフトウェアおよびハードウェア)、特徴、臨床応用、について概説した。

  • プロバイオティクスおよびシンバイオティクス

    野本康二、辻浩和、松田一乗

    最新醫學   71   93 - 100   2016年09月

    総説・解説(大学・研究所紀要)   単著

    新規な腸内フローラ解析システムYIF-SCAN®(Yakult Intestinal Flora Scan)は、定量的PCR法およびRT-PCR法に基づく腸内フローラの高感度な定量法である。 本総説では、YIF-SCAN®の原理、構成(ソフトウェアおよびハードウェア)、特徴、臨床応用、について概説した。

  • 腸内フローラ解析システム YIF-SCAN®

    野本康二、辻浩和、松田一乗

    腸内細菌学雑誌   29   9 - 18   2015年01月  [査読有り]

    総説・解説(大学・研究所紀要)   共著

    新規な腸内フローラ解析システムYIF-SCAN®(Yakult Intestinal Flora Scan)は、定量的PCR法およびRT-PCR法に基づく腸内フローラの高感度な定量法である。 本総説では、YIF-SCAN®の原理、構成(ソフトウェアおよびハードウェア)、特徴、臨床応用、について概説した。

  • Prevention of postoperative microbial infection by synbiotics.

    野本康二

    Indian Journal of Experimental Biology   46   557 - 561   2008年08月  [査読有り]

    総説・解説(大学・研究所紀要)   単著

    プロバイオティクスは「十分量を摂取することにより宿主の健康に有益な作用をもたらす生きた微生物」と定義されている。プレバイオティクスは、腸内善玉菌の増殖や機能を促進することにより宿主の健康に資する難消化性の食物成分、として理解されている。プロバイオティクスとプレバイオティクスを併用することをシンバイオティクスと呼んでいる。小児外科、新生児科、消化器外科、救命救急、など極めて生体防御能の低下している患者への対処として、シンバイオティクスによる感染防御作用が注目されており、臨床的な効果の証拠も蓄積されている。

特許等 【 表示 / 非表示

  • エクオル濃度調節剤

    特願 2012-282829 

    辻浩和、野本康二、赤座英之

    登録番号:5521027
    大豆イソフラボンからエコールを産生する細菌の効果的な酵素発現システムを開発した。

  • エコール産生細菌及びその利用

    特願 2011-501510 

    辻浩和、森山薫、赤座英之、野本康二

    登録番号:5631862
    大豆イソフラボンを酵素的に代謝してエコールを産生する細菌をヒトの糞便から分離した。

  • 乳酸菌検出用培地

    特願 2010-242970 

    高橋明、高橋琢也、野本康二、結城功勝、朝原崇

    登録番号:5658973
    乳酸菌の選択性を強化した培地を開発した。

共同研究実施実績 【 表示 / 非表示

  • 腸内フローラ操作による免疫疾患の新規制御法の開発に関する研究

    提供機関:  大阪大学  国内共同研究

    研究期間:  2012年09月  -  2015年08月 

    大阪大学医学系研究科免疫制御学研究室とヤクルト中央研究所の共同研究として、文科省が実施する「地域イノベーション戦略支援プログラム」に参画し、同プログラムにおける「腸内フローラ操作による免疫疾患の新規制御法の開発」を実施した。野本は、ヤクルト側の研究総括を行った。

  • タンパク栄養機能をもつ腸内細菌の探索:パプアニューギニア高地のサンプルを用いた研究

    提供機関:  東京大学  国内共同研究

    研究期間:  2012年04月  -  2014年03月 

    東京大学大学院医学系研究科 国際保健学専攻 人類生態学教室(梅崎 昌裕 准教授ら)とヤクルト中央研究所の共同研究において、パプアニューギニアの低地および高知に居住する現地民の食餌内容と腸内菌叢の特異性が明らかとなった。
    野本はヤクルト側の研究統括を行った。

  • インド小児を対象とした、プロバイオティクス飲料の長期間継続摂取による急性下痢症の予防効果に関する研究

    提供機関:  インド国立コレラ腸管感染症研究所  国内共同研究

    研究期間:  2006年11月  -  2009年03月 

    インド・コルカタ市に在住するインド小児約4000名を対象として、プロバイオティクス飲料(プロバイオティクス乳酸桿菌を薬50億個含有)の長期間継続摂取による急性下痢症の予防効果を、プラセボ対照2重盲検ランダム化比較試験により調べた。野本はヤクルト側の研究責任者として、研究の全体を統括するとともに、実際にコルカタにおいて研究実務を行った。

  • プロバイオティクスの有効性に関する基礎ならびに臨床研究の実施

    提供機関:  順天堂大学  国内共同研究

    研究期間:  2005年04月  -  継続中 

    プロバイオティクスの長期連続摂取により高齢者施設入所者の臨床症状および腸内菌叢が改善することを明らかにしした。さらに、新規に開発した高感度な腸内菌叢定量法を用いて生後直後より3歳までの約250名の同一児の腸内菌叢の変化の詳細な解析を行った。
    野本は、順天堂大学大学院プロバイオティクス研究(ヤクルト)講座の客員教授として、同・大学院博士課程研究者の研究指導を補佐するとともに、ヤクルト側の研究統括を行った。

  • プロバイオティクスの作用メカニズム解明に関する研究

    提供機関:  北里大学  国内共同研究

    研究期間:  2002年07月  -  2015年03月 

    北里大学薬学部微生物学教室とヤクルト中央研究所との共同研究において、プロバイオティクス乳酸桿菌およびビフィズス菌におけるトランスポゾン挿入変異株取得の効率のより取得法の確立、及びこれを用いた変異株ライブラリーの構築を行い、免疫賦活能などの欠損変異株を用いてその作用機さを解明した。野本はヤクルト側の研究統括を行うとともに、北里大の博士課程及び修士課程学生をヤクルト研の研修生として研究指導した。

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • 医療におけるプロバイオティクスの可能性~乳酸菌に期待されること~

    野本康二

    第69回日本済生会学会  (パシフィコ横浜、神奈川)  2017年01月  -  2017年01月 

    【背景】プロバイオティクスは、「適正な量を摂取することにより宿主に有益な作用を発揮する生きた微生物」と定義されている。「有益な作用」として、整腸作用(便秘や下痢の軽減など)、感染症、アレルギー、自己免疫疾患、あるいはさまざまな生活習慣病の予防や症状の軽減が期待されている。また、主にビフィズス菌などのプロバイオティクスに選択的に資化されてその代謝や増殖を促進するオリゴ糖などの難消化性多糖をプレバイオティクスと呼んでいる。さらに、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせて用いることをシンバイオティクスと呼んでいる。特に消化器外科、救命救急、小児外科(新生児外科)、などの領域におけるプロ(シン)バイオティクスの臨床研究が進んでいる。
    【主な臨床研究事例】例えば、シンバイオティクスにより、胆道がん患者の術後の感染性合併症や食道がん患者における術中のバクテリアルトランスロケーション(BT)が有意に抑制されること、が報告されている。さらに、食道がん患者における化学療法の副作用である下痢や好中球減少がシンバイオティクスにより軽減されることも報告されている。シンバイオティクスの作用メカニズムとして、プロバイオティクスによる腸内フローラや環境の改善と免疫調節に加えて、プレバイオティクスであるオリゴ糖による腸内常在性ビフィズス菌の活性化が掲げられている。すなわち、シンバイオティクスの感染防御作用において、侵襲度の高い外科手術や多剤抗生剤処理による極度の腸内フローラ異常(dysbiosis)を補完するように投与されたビフィズス菌が腸内優勢菌となって定着し、同時に投与されたオリゴ糖を特異的に資化することにより、その代謝産物としての酢酸を主体とする有機酸が腸内環境の維持に働き、腸管バリアの維持やBTの予防に働く結果、これに基づく感染性合併症を抑制する、という作用メカニズムが示唆されている。
    【結論】
    プロバイオティクスやプレバイオティクス、さらにはこの両者の組み合わせであるシンバイオティクスの臨床的有用性が明らかになりつつある。 腸内フローラおよび環境の改善、および免疫調節など多岐にわたるプロバイオティクスの作用メカニズムが提唱されている。

  • プロバイオティクスによる生体恒常性維持

    野本康二

    第89回日本細菌学会総会  (大阪国際交流センター、大阪)  2016年03月  -  2016年03月 

    プロバイオティクスの最新の定義を紹介し、最近の食品としての健康強調表示に関する規制状況を報告した。さらに、プロバイオティクスの健康機能に関する科学的証拠(ヒトにおける臨床研究事例およびin vivoにおける作用メカニズムの解明)の重要性、腸内内在性の有用微生物の将来的なプロバイオティクスとしての可能性、食品としてのプロバイオティクスの健康機能を示すための適切なバイオマーカーの紹介を行った。

  • プロバイオティクスと消化管感染症

    野本康二

    ヤクルトホール、東京・新橋  (第10回日本小児消化管感染症研究会)  2014年02月  -  2014年02月 

    ヒトの腸内フローラは、総数では100兆個に及ぶ千種類もの細菌による極めて複雑な生態系であり、健常状態ではいわゆる”colonization resistance”と呼ばれる恒常性維持機構により安定に維持されている。近年の分子生物学的解析法の進展により、極めてdynamic rangeの広い腸内フローラ菌群を精細に調べることが可能となり、年代、地域、民族性、栄養などの諸因子を考慮した腸内フローラのデータベースの構築を目指した研究が展開されている。  
    さまざまな疾患に対するプロバイオティクスの効果が期待されている背景として、プロバイオティクスの作用メカニズムの多様性が示唆されており、腸内フローラのバランス改善に加えて、免疫異常の正常化や過剰な炎症の制御といった作用がプロバイオティクス菌株特異的に示されている。プロバイオティクスの要件として、1.食品として摂取されることから、その安全性が確立されていること、2.有効性を訴求するために十分な科学的な証拠が蓄積されていること、3.市場に供給される際の適正な品質管理、が挙げられる。このような基準を満たす典型的なプロバイオティクスとして知られているL. caseiシロタ株やビフィズス菌B. breveヤクルト株について、腸管感染症の制御や腸炎の軽減などの有用性が示されている。

  • A novel analysisi system for intestinal microflora: Yakult Intestinal Scan (YIF-SCAN®) and its possible applications

    野本康二

    The 6th International symposium on probiotics  (Mexico City)  2013年04月  -  2013年04月 

    YIF-SCAN®はヤクルト中央研究所において開発された高精度および高感度な培養によらない腸内フローラ解析技術である。定量的RT-PCR法に基づくハードウェアおよびソフトから構成される。これまでYIF-SCAN®を用いた腸内フローラ解析数は12,000検体を超えており、数多くの研究成果があげられている。 YIF-SCAN®の特徴を生かした応用として臨床検査領域における利用研究(病原菌の高感度検出)が進められている。

  • 腸内フローラおよびプロバイオティクスと健康

    野本康二

    第22回体力・栄養・免疫学会  (能登・志賀の郷温泉 いこいの村能登半島)  2012年08月  -  2012年08月 

    我々は、細菌の有するrRNA分子を標的とする定量的RT(reverse-transcription)-PCR反応を用いた腸内フローラの高感度な定量系(YIF-SCAN®)を構築した。通常の定量的PCR法に比べて100倍以上の感度を有するYIF-SCAN®により、極めてdynamic rangeの広い腸内フローラ菌群を精細に調べることが可能となった。YIF-SCAN®は、臨床検体中の微生物検査にも適用可能である。プロバイオティクスは「適正な量を摂取することにより宿主に有用な作用を発揮する生きた微生物」であり、その作用メカニズムは菌株特異的に示されている。プロバイオティクスの要件として、1.安全性が確立されていること、2.有効性の十分な科学的な証拠が蓄積されていること、3.適正な品質管理、が挙げられる。このような基準を満たす典型的なプロバイオティクスとして知られているL. caseiシロタ株やビフィズス菌B. breveヤクルト株の免疫調節作用について、実験モデルにおけるがん予防、感染症制御、あるいは腸炎の軽減、などが示されている。

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職務上の実績に関する事項 【 表示 / 非表示

  • 2015年12月
     
     

    JST-CRDS「ヒト微生物叢(microbiome)に関する研究開発戦略のあるべき姿」ワークショップ

  • 2014年04月
     
     

    第17回からだに優しい食品づくり研究会(信州大学工学部)

  • 2011年02月
     
     

    第1回European Network for Gastrointestinal health Research (ENGIHR)ワークショップ

  • 2011年01月
     
     

    Nutrition & Health Seminar(香港中文大学)

  • 2003年04月
    -
    2014年09月

    株式会社ヤクルト本社中央研究所

その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示

  • 2008年09月
    -
    継続中

    順天堂大学からの研修生の指導