2020/01/09 更新

写真b

野本 康二 (ノモト コウジ)

NOMOTO Koji

教授

出身学校 【 表示 / 非表示

  • 1975年04月
    -
    1979年03月

    東京農工大学   農学部   獣医学科   卒業

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 静岡薬科大学 -  薬学博士

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 2017年04月
    -
    継続中

    東京農業大学   生命科学部   分子微生物学科   教授  

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 1979年04月
    -
    2014年09月

      株式会社ヤクルト本社   中央研究所   -

  • 1982年04月
    -
    1984年03月

      国立九州大学   生体防御医学研究所免疫部門   研究生

  • 1988年04月
    -
    1989年03月

      科学技術庁放射線医学総合研究所   薬理化学部   研究生

  • 1989年07月
    -
    1992年08月

      米国コロンビア大学   癌センター   ポストドク研究員

  • 1993年04月
    -
    1994年03月

      科学技術庁放射線医学総合研究所   薬理化学部   研究生

全件表示 >>

所属学会・委員会 等 【 表示 / 非表示

  • 1982年04月
    -
    継続中
     

    日本細菌学会

  • 1990年02月
    -
    継続中
     

    日本生体防御学会

  • 1990年07月
    -
    継続中
     

    日本感染症学会

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 基礎医学

  • 農学

資格・免許 【 表示 / 非表示

  • 獣医師

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 微生物生態学

  • 微生物制御学

  • 微生物機能

  • 感染防御・制御

  • 診断・治療

全件表示 >>

論文 【 表示 / 非表示

  • Bacterial profile of infant feces associated with lactation infectious breasts

    角田 ゆう子,朝原崇,野本康二,吉岡 由紀子,福間 英祐

    Pediatric Health, Medicine and Therapeutics ( Dove Medical Press )  9   173 - 180   2018年12月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    乳房炎患者の乳中からStreptococcus属菌が検出された。乳房感染症の母親から誕生した乳児の便細菌叢を調べたところ、母親の乳からもStreptococcus属菌が検出された。これらの菌は口腔常在菌であり、感染乳で保育される乳児の腸内フローラ形成に影響を与えることが示唆された。

    DOI

  • チロシンおよびその代謝産物を付加した培地を用いた腸内のフェノールおよびパラクレゾール産生細菌の同定

    齊藤 祐樹, 佐藤直, 野本康二, 辻浩和.

    FEMS Microbiol Ecol.   94 ( 9 )   2018年09月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    44属152種の153株の腸内細菌を、チロシンおよびその中間代謝産物を添加した培地で培養したところ、36株にフェノール産生が認められ、55株にパラクレゾール産生が認められた。これらのうち16株は両者を産生した。強いフェノール類産生能を有する細菌は、Coriobacteriaceae, Enterobacteriaceae, Fusobacteriaceae and Clostridium clusters I、XI および XIVaに属していた。メタゲノム解析により、これらのフェノール類産生菌は、tyrosine phenol-lyase、hydroxyarylic acid decarboxylase、p-hydroxyphenylacetate decarboxylase、tyrosine lyaseといった酵素遺伝子を有することが明らかとなった。

    DOI

  • プロトンポンプ阻害剤使用前後の腸内フローラ構成の変化

    北條麻理子、朝原崇、永原章仁、竹田努、 松本紘平、上山浩也、松本健史、浅岡大介、高橋 琢也, 野本康二、山城雄一郎、渡辺純夫.

    Dig Dis Sci.     1 - 10   2018年05月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    逆流性食道炎の患者20名において、プロトンポンプ阻害剤(esomeprazole (20 mg)、rabeprazole (10 mg)あるいはlansoprazole (30 mg)のいずれか)が8週間投与された。 投与開始前および、投与4週目および8週目の患者の腸内フローラおよび末梢血中の細菌の有無を解析した。PPI投与により腸内の乳酸桿菌およびストレプトコッカスが増加したが、血中の細菌の検出率は、投与前(22%)と投与8週目(28%)とで有意な差は認められなかった。 

    DOI

  • 腸内の腸球菌数は大腸腺腫の発生と負の相関を示す:前向きランダム化コホート研究の結果

    河野敦子、石川秀樹、武藤倫弘、久保田 博之, 松田一乗、辻浩和、松本一政、野本康二、田中隆一郎、中村富予、若林経二、酒井敏行.

    Oncotarget   9 ( 30 ) 21459 - 21467   2018年04月  [査読有り]

    研究論文(大学,研究機関紀要)   共著

    大腸ポリープ切除を受けた患者157名について術後4年間における大腸がんの発生率を調べた。手術時に採取された患者便の解析の結果から、術後4年後の大腸がんの発生率と腸球菌(コロンビア血液寒天培地で増殖する細菌)の数との間に強い負の相関が認められた。他の細菌群と大腸がんの発生率に有意な相関は認められなかった。この結果から、腸内の腸球菌は大腸がんの発生に関して抑制的な作用を及ぼす可能性が示唆された。

    DOI

  • Progression of Parkinson’s disease is associated with gut dysbiosis: Two-year follow-up study.(パーキンソン病に伴う腸内フローラ異常:2年間の追跡研究)

    湊 智美、前田 哲也、藤澤 嘉朗、辻浩和、野本康二、大野 欽司、平山 正昭

    PLoS One   12 ( 11 )   2017年11月  [査読有り]

    研究論文(学術雑誌)   共著

    36名のパーキンソン病(PD)患者について、2年間の臨床症状の観察と、定量RT-PCR法を用いた腸内フローラの詳細な解析を比較した。ビフィズス菌およびB. flagilisグループの菌数の低い患者では2年後に症状の悪化が認められた。2年間に症状の悪化したグループでは症状の安定していたグループに比べてビフィズス菌、B. flagilisグループ、およびC. leptumグループの初期値が低かった。以上の結果から、PD患者の腸内フローラ異常のタイプから症状の進行を予見する可能性が示唆された。

全件表示 >>

著書 【 表示 / 非表示

  • 臨床歯科栄養学

    野本康二 (担当: 分担執筆 )

    一般財団法人口腔保健協会  2018年10月

  • Handbook of Probiotics and Prebiotics-2nd edition

    Andrew W. Bruce, Toni Chapman, James J.C. Chin, M. Carman Collado, Ross Crittendon, Fred H. Degnan, Clara G. de los Reyes-Gavilan, Diana Donohue, Dorte Eskesen, Rangne Fonden, Rafael Frias, Miguel Gueimonde, Camilla Hoppe, Kajsa Kajander, Katsunori Kimura, Mayumi Kiwaki, Riitta Korpela, Sampo Lahtinen, J.M. Laparra, Charlotte Nexmann Larsen, Yuan Kun Lee, Allan Lim, Abelardo Margolles, Baltasar Mayo, Koji Nomoto, Paivi Nurminen, Arthur Ouwehand, Martin J. Playne, Gregor Reid, Patricia Ruas-Madiedo, Jose M. Saavedra, Seppo Salminen, Reetta Satokari, Maija Saxelin, Ulla Svensson, Hai-Meng Tan, Mimi Tang, William Hung Chang Tien, Hirokazu Tsuji, Satu Vesterlund, Jin-Zhong Xiao. (担当: 共著 , 担当範囲: コレスポンディングオーサーとして論文執筆および取りまとめを行った。 )

    John Wiley & Sons, Inc,  2009年04月

    プロバイオティクスおよびプレバイオティクスの種類、遺伝学、有効性、作用メカニズム、について詳述された参考書である。1999年に第1版が刊行されている。

    乳酸桿菌L. caseiシロタ株(LcS)のプロバイオティクス効果に関する報告をまとめた:第6章 商業利用されているヒト プロバイオティクス微生物、6-4 Lactobacillus casei Shirota.
    腸内環境に対する作用、接着性、腸管生理、免疫調節、癌に対する効果、感染症予防、生活習慣病予防、臨床応用、安全性評価の各内容について、既報の結果を概説した。

  • Handbook of Probiotics and Prebiotics-2nd edition

    Andrew W. Bruce, Toni Chapman, James J.C. Chin, M. Carman Collado, Ross Crittendon, Fred H. Degnan, Clara G. de los Reyes-Gavilan, Diana Donohue, Dorte Eskesen, Rangne Fonden, Rafael Frias, Miguel Gueimonde, Camilla Hoppe, Kajsa Kajander, Katsunori Kimura, Mayumi Kiwaki, Riitta Korpela, Sampo Lahtinen, J.M. Laparra, Charlotte Nexmann Larsen, Yuan Kun Lee, Allan Lim, Abelardo Margolles, Baltasar Mayo, Koji Nomoto, Paivi Nurminen, Arthur Ouwehand, Martin J. Playne, Gregor Reid, Patricia Ruas-Madiedo, Jose M. Saavedra, Seppo Salminen, Reetta Satokari, Maija Saxelin, Ulla Svensson, Hai-Meng Tan, Mimi Tang, William Hung Chang Tien, Hirokazu Tsuji, Satu Vesterlund, Jin-Zhong Xiao. (担当: 共著 , 担当範囲: 筆頭著者として共著者と執筆分担するとともにコレスポンディングオーサーとして論文の取りまとめを行った。 )

    John Wiley & Sons, Inc,  2009年04月

    プロバイオティクスおよびプレバイオティクスの種類、遺伝学、有効性、作用メカニズム、について詳述された参考書である。199年に第1版が刊行されている。

    プロバイオティクス微生物の遺伝子改変のための方法として、1)ランダム変異により作成されたプロバイオティクス微生物変異体、2)プラスミド、3)乳酸桿菌およびビフィズス菌のための遺伝子ベクター、4)遺伝子組み換え法、について最新情報を詳細に記述した。

総説・解説記事 他 【 表示 / 非表示

  • プロバイオティクス・プレバイオティクスの作用機序

    野本康二

    臨牀と研究   95 ( 9 ) 6 - 9   2018年09月  [依頼有り]

    総説・解説(学術雑誌)   単著

  • Counting the Countless: Bacterial quantification by targeting rRNA molecules to explore the human gut microbiota in health and disease.

    辻浩和、松田一乗、野本康二

    Frontiers in Microbiology     2018年06月  [査読有り]

    総説・解説(学術雑誌)   共著

    DOI

  • 疾患(生活習慣病, がん)と腸内細菌

    野本康二

    日本小児科医会会報   55   32 - 36   2018年04月  [依頼有り]

    総説・解説(学術雑誌)   単著

  • ヒト腸内菌叢構成の年齢変化

    辻浩和、野本康二

    化学療法の領域   34   45 - 53   2018年03月

    総説・解説(大学・研究所紀要)   単著

    16SrRNAを標的とする定量的RT-PCR法により解析された日本人健常者の生後早期から高齢に至るまでの腸内菌叢の変化、および、生活習慣病を含めさまざまな疾患における腸内菌叢異常(dysbiosis)について概説した。プロバイオティクスによるdysbiosisの改善によるさまざまな症状の改善の報告も紹介した。

  • 腸内細菌叢の機能と疾患との関連性

    野本康二

    薬局   68   17 - 22   2017年10月

    総説・解説(大学・研究所紀要)   単著

    腸内細菌叢の代謝と腸管栄養への密接な関与、例えば肥満にかかわる微生物機能が明らかになってきた。消化器、免疫、精神・神経など、さまざまな領域の疾患における腸内フローラの異常が報告されている。特徴的な菌種(群)の疾患へのかかわりやその作用メカニズムを示す報告も増えている。腸内フローラやこれに対応する宿主因子のバイオマーカーとしての適応可能性も示唆されている。

全件表示 >>

特許等 【 表示 / 非表示

  • 真菌核酸の抽出方法

    特願 特願2016-515223(P2016-515223)  特開 WO2015/062537  特許 6318239

    緒方清仁、松田一乗、辻浩和、野本康二

    血液中のカンジダ真菌から効率よく核酸を抽出する方法を開発することにより、病原カンジダ真菌の迅速かつ、簡便で正確な臨床検査が可能となった。

  • 多糖ーペプチドグリカン複合体含有粒子

    特願 特願2014-234585(P2014-234585)  特開 特開2015-129114(P2015-129114A)  特許 6358933

    辻浩和、森山薫、志田寛、千葉勝由、野本康二、甲元一也、長濱宏治、松井淳

  • エクオル濃度調節剤

    特願 2012-282829 

    辻浩和、野本康二、赤座英之

    登録番号:5521027
    大豆イソフラボンからエコールを産生する細菌の効果的な酵素発現システムを開発した。

  • エコール産生細菌及びその利用

    特願 2011-501510 

    辻浩和、森山薫、赤座英之、野本康二

    登録番号:5631862
    大豆イソフラボンを酵素的に代謝してエコールを産生する細菌をヒトの糞便から分離した。

  • 乳酸菌検出用培地

    特願 2010-242970 

    高橋明、高橋琢也、野本康二、結城功勝、朝原崇

    登録番号:5658973
    乳酸菌の選択性を強化した培地を開発した。

その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 飼料中抗菌剤が仔豚の腸内フローラおよび腸内環境に与える影響の解析、ならびにプロバイオティクスによる抗菌剤の代替の可能性の検討

    提供機関:  一般財団法人 畜産ニューテック協会  一般財団法人 畜産ニューテック協会件中調査助成

    研究期間: 2018年04月  -  2019年03月  代表者:  海老澤清

    幼若期の肥育豚の健康な生育に必須とされている抗菌性物質を含む飼料が豚の腸内フローラに与える影響を、分子生物学的手法により明らかにする。同時に、腸内フローラの機能として、腸内有機酸濃度に与える抗菌剤の影響をも調べることにより、腸内フローラの構造および機能と臨床的なマーカー(体重変化、臨床症状、血液生化学マーカー)との相関を明らかにする。 この結果から、実際の豚の飼育における抗菌剤の影響を計る適切なパイオマーカーの設定
    が可能となる。さらには、以上の結果を基にして、抗菌剤によらない腸内フローラの安定化を図るためのプロバイオティクス(宿主の健康に有用な乳酸菌の生菌)の飼料添加による腸内フローラ安定化作用も検証する。

共同研究実施実績 【 表示 / 非表示

  • 腸内フローラ操作による免疫疾患の新規制御法の開発に関する研究

    提供機関:  大阪大学  国内共同研究

    研究期間:  2012年09月  -  2015年08月 

    大阪大学医学系研究科免疫制御学研究室とヤクルト中央研究所の共同研究として、文科省が実施する「地域イノベーション戦略支援プログラム」に参画し、同プログラムにおける「腸内フローラ操作による免疫疾患の新規制御法の開発」を実施した。野本は、ヤクルト側の研究総括を行った。

  • タンパク栄養機能をもつ腸内細菌の探索:パプアニューギニア高地のサンプルを用いた研究

    提供機関:  東京大学  国内共同研究

    研究期間:  2012年04月  -  2014年03月 

    東京大学大学院医学系研究科 国際保健学専攻 人類生態学教室(梅崎 昌裕 准教授ら)とヤクルト中央研究所の共同研究において、パプアニューギニアの低地および高知に居住する現地民の食餌内容と腸内菌叢の特異性が明らかとなった。
    野本はヤクルト側の研究統括を行った。

  • インド小児を対象とした、プロバイオティクス飲料の長期間継続摂取による急性下痢症の予防効果に関する研究

    提供機関:  インド国立コレラ腸管感染症研究所  国内共同研究

    研究期間:  2006年11月  -  2009年03月 

    インド・コルカタ市に在住するインド小児約4000名を対象として、プロバイオティクス飲料(プロバイオティクス乳酸桿菌を薬50億個含有)の長期間継続摂取による急性下痢症の予防効果を、プラセボ対照2重盲検ランダム化比較試験により調べた。野本はヤクルト側の研究責任者として、研究の全体を統括するとともに、実際にコルカタにおいて研究実務を行った。

  • プロバイオティクスの有効性に関する基礎ならびに臨床研究の実施

    提供機関:  順天堂大学  国内共同研究

    研究期間:  2005年04月  -  継続中 

    プロバイオティクスの長期連続摂取により高齢者施設入所者の臨床症状および腸内菌叢が改善することを明らかにしした。さらに、新規に開発した高感度な腸内菌叢定量法を用いて生後直後より3歳までの約250名の同一児の腸内菌叢の変化の詳細な解析を行った。
    野本は、順天堂大学大学院プロバイオティクス研究(ヤクルト)講座の客員教授として、同・大学院博士課程研究者の研究指導を補佐するとともに、ヤクルト側の研究統括を行った。

  • プロバイオティクスの作用メカニズム解明に関する研究

    提供機関:  北里大学  国内共同研究

    研究期間:  2002年07月  -  2015年03月 

    北里大学薬学部微生物学教室とヤクルト中央研究所との共同研究において、プロバイオティクス乳酸桿菌およびビフィズス菌におけるトランスポゾン挿入変異株取得の効率のより取得法の確立、及びこれを用いた変異株ライブラリーの構築を行い、免疫賦活能などの欠損変異株を用いてその作用機さを解明した。野本はヤクルト側の研究統括を行うとともに、北里大の博士課程及び修士課程学生をヤクルト研の研修生として研究指導した。

全件表示 >>

研究発表 【 表示 / 非表示

  • プロバイオティクス:適切な効能評価のために

    野本康二  [招待有り]

    プロバイオティクスシンポジウム'18  2018年05月  -  2018年05月 

  • ヒト腸内フローラの変化:ヒトの健康や疾病におけるcolonization resistanceの関与

    野本康二  [招待有り]

    第15回バイオコントロール研究会(神戸大学農学部)  2018年03月  -  2018年03月 

  • プロバイオティクスは何を選ぶ

    野本康二  [招待有り]

    日本抗加齢学会抗加齢栄養療法指導講習会  2018年02月  -  2018年02月 

  • インドにおけるプロバイオティクスの急性下痢の予防作用の検討

    野本康二  [招待有り]

    第48回日本食品微生物学会学術セミナー(岡山コンベンションセンター)  2017年12月  -  2017年12月 

  • 医療におけるプロバイオティクスの可能性~乳酸菌に期待されること~

    野本康二

    第69回日本済生会学会  (パシフィコ横浜、神奈川)  2017年01月  -  2017年01月 

    【背景】プロバイオティクスは、「適正な量を摂取することにより宿主に有益な作用を発揮する生きた微生物」と定義されている。「有益な作用」として、整腸作用(便秘や下痢の軽減など)、感染症、アレルギー、自己免疫疾患、あるいはさまざまな生活習慣病の予防や症状の軽減が期待されている。また、主にビフィズス菌などのプロバイオティクスに選択的に資化されてその代謝や増殖を促進するオリゴ糖などの難消化性多糖をプレバイオティクスと呼んでいる。さらに、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせて用いることをシンバイオティクスと呼んでいる。特に消化器外科、救命救急、小児外科(新生児外科)、などの領域におけるプロ(シン)バイオティクスの臨床研究が進んでいる。
    【主な臨床研究事例】例えば、シンバイオティクスにより、胆道がん患者の術後の感染性合併症や食道がん患者における術中のバクテリアルトランスロケーション(BT)が有意に抑制されること、が報告されている。さらに、食道がん患者における化学療法の副作用である下痢や好中球減少がシンバイオティクスにより軽減されることも報告されている。シンバイオティクスの作用メカニズムとして、プロバイオティクスによる腸内フローラや環境の改善と免疫調節に加えて、プレバイオティクスであるオリゴ糖による腸内常在性ビフィズス菌の活性化が掲げられている。すなわち、シンバイオティクスの感染防御作用において、侵襲度の高い外科手術や多剤抗生剤処理による極度の腸内フローラ異常(dysbiosis)を補完するように投与されたビフィズス菌が腸内優勢菌となって定着し、同時に投与されたオリゴ糖を特異的に資化することにより、その代謝産物としての酢酸を主体とする有機酸が腸内環境の維持に働き、腸管バリアの維持やBTの予防に働く結果、これに基づく感染性合併症を抑制する、という作用メカニズムが示唆されている。
    【結論】
    プロバイオティクスやプレバイオティクス、さらにはこの両者の組み合わせであるシンバイオティクスの臨床的有用性が明らかになりつつある。 腸内フローラおよび環境の改善、および免疫調節など多岐にわたるプロバイオティクスの作用メカニズムが提唱されている。

全件表示 >>

職務上の実績に関する事項 【 表示 / 非表示

  • 2018年03月
     
     

    第15回バイオコントロール研究会(神戸大学農学部)

  • 2017年12月
     
     

    第48回日本食品微生物学会学術セミナー(岡山コンベンションセンター)

  • 2015年12月
     
     

    JST-CRDS「ヒト微生物叢(microbiome)に関する研究開発戦略のあるべき姿」ワークショップ

  • 2014年04月
     
     

    第17回からだに優しい食品づくり研究会(信州大学工学部)

  • 2011年02月
     
     

    第1回European Network for Gastrointestinal health Research (ENGIHR)ワークショップ

全件表示 >>

その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示

  • 2008年09月
    -
    継続中

    順天堂大学からの研修生の指導

学外の社会活動 【 表示 / 非表示

  • 雑誌コラム寄稿

    株式会社ヤクルト本社広報室  ヘルシスト 

    2018年01月
    -
    2018年07月

  • ユニコムプラザ市民・大学交流会

    公益社団法人相模原・町田大学地域コンソーシアム ユニコムプラザさがみはら  市民・大学交流会 

    2018年05月
     
     

  • 食品開発展2018セミナー講演

    UBMジャパン株式会社  食品開発展2018 

    2018年10月