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Assistant Professor |
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IMAI Asako Assistant Professor |
Degree 【 display / non-display 】
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博士(農学) ( 2017.07 東京大学 )
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修士(農学) ( 2010.03 東京大学 )
Employment Record in Research 【 display / non-display 】
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Tokyo University of Agriculture Faculty of International Agriculture and Food Studies Department of International Bio-Business Studies Assistant Professor
2018.04
Professional Memberships 【 display / non-display 】
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日本農村計画学会
2012.03
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日本農業経営学会
2011.07
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日本フードシステム学会
2011.05
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日本農業経済学会
2009.12
Research Interests 【 display / non-display 】
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ミクロ計量経済分析
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フィールド調査
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品質格差の政策分析
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GIS
Papers 【 display / non-display 】
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『南大東島のさとうきび生産に関するミクロ経済分析』
今井 麻子
2017.07
Language:Japanese Publishing type:Doctoral thesis
構造改革においては我が国のさとうきび生産の先進的地域である南大東島を対象とすることで、現在の生産技術、及び価格制度の下、南大東島のさとうきび農家はどのようにさとうきびを供給し、土地生産性が低下してきたのかを実証的に検討した。独自の圃場別パネルデータ(9年間×1500圃場)を構築することで、現行の品質格差が設けられた価格制度が増産インセンティブとして有効に機能しているか実証的に検討し、さらに効率的な制度設計の方向性を提示した。
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「さとうきび農家の作型・品種選択要因:南大東島を対象に」 Reviewed
今井 麻子,中嶋康博
日本農業経済学会論文集 60 - 65 2014.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
技術選択モデルを用いて、圃場別に作型・品種の選択の採択要因の検討を行った。これまで十分に検討されてこなかった圃場の立地条件、栽培条件は作型・品種選択に有意に影響を与えていることが明らかになった。
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“Spatially Varying Impacts of Farmers Markets on Agricultural Land Use.” Reviewed
Tomoaki Murakami,,Shinsaku Nkajima,Taro Takahashi,Yukinaga Nishihara,Asako Imai,Ryosuke Kikushima & Takeshi Sato
Selected Paper prepared for presentation at the Agricultural & Applied Economics Association’s 2014 AAEA AnnualMeeting, Minneapolis, MN 2014.07
Authorship:Corresponding author Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
農産物直売所の設置が活発に行われている千葉県を対象とし、農産物直売所が農業の土地利用に与える影響の空間計量分析を行った。多様なデータソースを組み合わせたジオデータベースの作成は、学際的な農業政策の設計と評価を容易にし得る可能性を示した。
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“Geo-agricultural database as a platform for mechanism design.” Reviewed
Takeshi Sato,Asako Imai,Tomoaki Murakami,,Yukinaga Nishihara,Ryosuke Kikushima,Shinsaku Nkajima,Taro Takahashi & Yasuhiro Nakashima
Journal of Agricultural and Food Information Vol.14 14 334 - 337 2013.10
Authorship:Corresponding author Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
社会経済的な情報と農業生産に関連したジオフィジカルな情報を包括的カバーするデータベースの作成を行い、その適用例の提示、及び、それを用いた空間計量アプローチによる実証分析を行った。対象としたのは、農産物直売所の設置が活発に行われている千葉県である。このデータベースの作成によって、各データの視覚化が可能となり、計量分析を行う上での予備的な考察が可能となった。
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「圃場データに基づくサトウキビ生産のパネルデータ分析―南大東島における潜在的土地生産性からみた規模間格差の一考察―」 Reviewed
今井 麻子,中嶋康博
『フードシステム研究』、報告論文vol.18、no.3 18 ( 3 ) 325 - 330 2011.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
GISを活用し、独自に構築した圃場別パネルデータを用いて、圃場別固定効果分析を行うことで圃場の潜在的土地生産性を算出した。大規模農家は潜在的土地生産性の劣る土地を抱え込み、技術的優位性を発揮できていないことが明らかになった。
Misc 【 display / non-display 】
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「徳之島サトウキビ生産の作業受託組織の経営効率性に関する分析と考察」
神代 英昭,今井 麻子,前田 絵梨
『砂糖類・でん粉情報』 ( 22 ) 39 - 51 2014.07
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (bulletin of university, research institution) Publisher:独立行政法人農畜産業振興機構
徳之島のサトウキビ生産では、収穫作業を中心に作業受委託が進展しているが、農地基盤整備の状況や受託組織間の競争などにより地域ごとの効率性に差が生じている。アンケート調査の結果を基に、受託組織の経営効率性についての実態を分析したところ、ほ場の単収や作業効率を反映しきれていない作業料金設定やほ場の分散問題など、効率化を進める上で解決すべき課題が明らかになった。
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「サトウキビ生産をめぐるリスク―南大東島を中心に―」
中嶋 康博,今井 麻子
『砂糖類・でん粉情報』 ( 17 ) 33 - 44 2014.02
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (bulletin of university, research institution) Publisher:独立行政法人農畜産業振興機構
干ばつや台風襲来のために不作が続く南大東島では、サトウキビ生産においてどのようなリスクがあるのか、ほ場データも利用しながら、単収や糖度などの変動状況を取りまとめた。単収や糖度の低下によって農家収入や製糖メーカーの操業度などがどの程度悪化するかも確認した。干ばつによるリスクへの対策にかん水は有効であるが、水源の不足などで十分な対策をとれない場合があり、総合的な取り組みが求められている。
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「徳之島 のサトウキビ生産における作業受委託の現状~受託組織に対するアンケート調査を中心に~」
神代 英昭,今井 麻子,中司 憲佳
『砂糖類・でん粉情報』 ( 9 ) 50 - 59 2013.06
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (bulletin of university, research institution) Publisher:独立行政法人農畜産業振興機構
徳之島のサトウキビ生産では、収穫作業を中心に作業受委託が順調に浸透し、効率化が図られてきた。その一方、生産量は不安定化・減少傾向が表面化し、機械台数に見合った生産量の確保ができない状況にあり、受託者側から問題点や見直しを求める声がなされるようになってきた。そこで、島内での作業受委託の現状、および、今後の生産構造の変化と作業受委託の関係に関して、アンケート調査を基に考察した。
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「さとうきび生産者の意識と行動把握の重要」
神代 英昭,今井 麻子,中司 憲佳
『alic』 ( 11月号 ) 14 - 15 2012.11
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (bulletin of university, research institution) Publisher:独立行政法人農畜産業振興機構
さとうきび産業にとって「安定化」は重要な課題である。地域全体でさとうきび生産の安定化を進めるためには、さとうきび産業の最上流にあたる各生産者がどのような意識を持ち、どのような行動をとっているのかという状況を把握するこため、生産者の意識と行動を把握するためのアンケート調査を実施し、生産安定化に寄与する要素投入の状況を明らかにした。
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「徳之島 のサトウキビ生産における作業受委託の現状~受託組織に対するアンケート調査を中心に~」
今井 麻子
『砂糖類・でん粉情報』 ( 9 ) 50 - 59 2012.06
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (bulletin of university, research institution) Publisher:独立行政法人農畜産業振興機構
島内のサトウキビ農家にアンケート調査、及び現地で聞き取り調査を行い、作業受委託に関する問題点を明らかにした。その結果、受託農家の交渉力が低く、受託することにより、様々なデメリットを被っていることが明らかとなった。
Presentations 【 display / non-display 】
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「品質取引制度は農家のインセンティブとしてどの程度有効か? ―低糖度地域におけるさとうきび生産を対象に―」
今井 麻子,村上 智明,中嶋 康博
2017年度日本農業経済学会 2017.03 日本農業経済学会
Event date: 2017.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:千葉大学
さとうきび生産者手取価格は、品質向上のインセンティブが働くことを目的に糖度による品質格差が設けられている。しかし、低糖度地域では、低買取価格となるので、生物学的条件以外にも経済的要因により低糖度の圃場は単収が下落する可能性が秘められている。そこで、現行制度の下での南大東島のさとうきび農家の供給行動モデルを設定し、圃場別供給関数を推計した。さらに土壌改良のシミュレーション分析を行い、増産の可能性をを実証的に検証した。
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「圃場別データに基づくさとうきび農家の灌水設備採択行動―南大東島を事例に―」
今井 麻子,村上 智明,中嶋 康博
2016年度日本農業経済学会 2016.03 日本農業経済学会
Event date: 2016.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:秋田県立大学
灌水設備の選択の内生性を考慮した上で、ミクロデータにより、精緻な灌水設備の導入効果を測定した。推計結果を用いて、新技術の収益性を考慮し、農家の灌水設備の選択行動が合理的なものであるかという視点で検証を行った。
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「サトウキビの生産効率性に関する分析-鹿児島県徳之島の作業受委託の進展に着目して-」
今井 麻子,中嶋 康博
2013年度日本農業経済学会 2013.03 日本農業経済学会
Event date: 2013.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:東京農業大学
現地調査よると徳之島の受託農家の交渉力が低いことから、受託農家は自作経営の生産の低迷をもたらし、一部には、自身の経営に専念するために、受託離れが生じはじめている。そこで、受託組織を対象に、自作分のサトウキビ生産の非効率性がどの程度差が生じているかをDEA分析を用いて明らかにした。
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「リスク回避度が生産要素投入に与える影響―徳之島におけるさとうきび生産農家のアンケート調査より―」
今井 麻子,中嶋 康博,神代 英昭,中司 憲佳
2012年度日本フードシステム学会大会 2012.06 日本フードシステム学会
Event date: 2012.06
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:日本大学
農業生産は天候や自然環境等に影響されやすいため、農家の生産行動は生産リスクと深い関係を有する。農家のリスク態度やその性質が農家行動に及ぼす影響を、特に農薬、肥料等の生産資材の投入量の変化について検討した。プロスペクト理論にもとづく実験手法により農家のリスク回避度を計測し、その結果に基づき、気象災害等の生産リスクへの対応としての生産要素の増減とリスク回避度の関係を明らかにした。
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「サトウキビ生産の空間的自己相関分析―南大東島における圃場別パネルデータを用いて―」
今井 麻子,中嶋 康博
2012年度農村計画学会春期大会学術研究発表会 2012.04 農村計画学会
Event date: 2012.04
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:東京大学
南大東島では、大規模で極端に粗放的な農家の圃場では、病害虫発生が発生しやすい。こうした圃場の周囲に病害虫発生拡大等の外部不経済が発生していることが懸念される。そこで、空間計量経済分析の手法で農業生産の外部不経済の影響を検討した。