MISC - 阿部 尚樹
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食品因子(フードファクター)の機能性と安全性 招待あり
阿部尚樹
日本健康医学会雑誌 31 ( 2 ) 116 - 119 2022年07月
担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本健康医学会
食品因子(フードファクター)の機能性と安全性について、イグチ科のきのこに含有される生理活性物質である3腫のpulvinic acid類を例に概説
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きのこの歴史・食文化と機能性−きのこの抗がん作用− 招待あり
阿部尚樹
医と食 11 ( 5 ) 300 - 304 2019年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:フジメディカル出版
数種の食用きのこ類の子実体熱水抽出物が示す担がん動物モデルにおける増殖抑制効果は、宿主である動物の生体反応を介した免疫賦活作用であること、さらに、活性物質が、(1,3)― β―Dグルカンを主鎖とする多糖類であることが明らかにされた。このような作用をもつきのこ由来の医薬品としてクレスチンなど3種類が上市され、現在でも併用療法を中心に臨床で用いられている。導年、グルコース以外の糖を含む活性ヘテログルカンも見つかっており、作用メカニズムの解明が期待されている。■方:近年、がん細胞に直接傷害を与える低分子生理活性物質も次々と明らかになってきている。代表的なものとして、ラノスタノイド化合物がある。これらの直接的抗腫瘍作用を持つ物質には、作用機序の面でも興味深いものも多い。きのこ類は、天然生理活性物質の未開の宝庫であることから、最新の知見を紹介することで、さらなる可能性を探って行きたい
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きのこの抗がん作用 招待あり
阿部尚樹
Functional Food 13 ( 1 ) 16 - 21 2019年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:フジメディカル出版
数種の食用きのこ類の子実体熱水抽出物が示す担がん動物モデルにおける増殖抑制効果は、宿主である動物の生体反応を介した免疫賦活作用であること、さらに、活性物質が、(1,3)― β―Dグルカンを主鎖とする多糖類であることが明らかにされた。このような作用をもつきのこ由来の医薬品としてクレスチンなど3種類が上市され、現在でも併用療法を中心に臨床で用いられている。導年、グルコース以外の糖を含む活性ヘテログルカンも見つかっており、作用メカニズムの解明が期待されている。■方:近年、がん細胞に直接傷害を与える低分子生理活性物質も次々と明らかになってきている。代表的なものとして、ラノスタノイド化合物がある。これらの直接的抗腫瘍作用を持つ物質には、作用機序の面でも興味深いものも多い。きのこ類は、天然生理活性物質の未開の宝庫であることから、最新の知見を紹介することで、さらなる可能性を探って行きたい
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いま、ここに注目!!食材パワーの源“フードファクター” 招待あり
阿部 尚樹
日本母乳哺育学会雑誌 13 ( 1 ) 3 - 13 2019年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本母乳哺育学会一般社団法人
わが国の総人口に占める65歳以上の割合は27%を超え、国民の4人に一人以上が高齢者である時代を迎えている。このような超高齢社会を迎えたことで、単なる平均寿命から、健康寿命へと関心が移ってきており、生活習慣病予防は特に重要な課題であることから、食により生活習慣病を予防する研究に注目が集まっている。食品の「健康を維持する機能」は、「三次機能」または「生体調節機能」と呼ばれており、このような機能を持つ食品として「特定保健用食品(トクホ)」制度が良く知られているが、2015年からは、「機能性表示食品」という制度も登場した。これらの「生体調節機能」を示す食品の本質ともいえる機能性成分のことを、“フードファクター(食品因子)”と呼んでいる。本稿では、代表的な“フードファクター”の研究概要に加え、演者の研究室におけるツブイボタケに含有される新規“フードファクター”に関する研究について概説する。
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これからのハラール研究
阿部尚樹、内野昌孝、野口治子、田中尚人、岡 大貴
食品機械装置 53 ( 5 ) 61 - 68 2016年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:(株)ビジネスセンター社
ハラール研究の現状と、現在、我々が取り組んでいる研究課題について概説している。
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食用茸ツブイボタケ由来vialinin A の抗炎症作用機構(共著)
吉岡泰淳、阿部尚樹
Medical Herb 32 18 - 21 2015年06月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本メディカルハーブ協会
ツブイボタケに含有されるvialinin AのTNF-α産生阻害機構解明に向けたvialinin A 標的分子探索および標的分子とTNF-αの関連性について述べている。
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ハーブに含有される薬物代謝酵素シトクロムP450 (CYP) 阻害活性物質の探索研究
阿部尚樹
Medical Herb 21 24 - 27 2012年09月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) 出版者・発行元:日本メディカルハーブ協会
スクリーニングにおいて強いCYP3A4阻害活性を示した薬用ハーブのタイムとエストラゴン(タラゴン)の活性成分(/)-について述べる。
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中国産食用キノコ摂取によるがん予防とifia JAPAN(国際食品素材/添加物展・会議)について
阿部 尚樹
News Letter 52 3 - 4 2007年06月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:日本がん予防学会
ツブイボタケに含まれるvialinin類の炎症性サイトカイン産生阻害作用によるがん予防の可能性と近年注目されているifia JAPAN(国際食品素材/添加物展・会議)についての紹介記事
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微生物の”対話”のしくみを解き明かすータンパク質、微生物フェロモン、および二重鎖DNAからなる複合体の立体構造
阿部 尚樹
化学 57 63 - 64 2002年12月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
Nature誌に掲載された微生物の密度関知機構について、分子レベルでの研究成果を周辺の研究成果を絡めて紹介
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新しい抗酸化活性を有する食品添加物開発の基礎研究-微生物の生産するインドフェノール還元物質およびDPPHラジカル捕捉物質の探索- (共著)
廣田 陽、阿部尚樹
第6回研究成果報告書 227 - 237 2000年11月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:(財)三栄源食品化学研究振興財団
しい抗酸化活性を有する食品添加物開発の基礎研究として、微生物の代謝産物の中に、インドフェノール還元物質およびDPPHラジカル捕捉物質を簡便な方法を用いて探索したところ、かびUSF-3506株の培養液酢酸エチル抽出液が顕著な活性を示した。こ活性物質を精製・単離し、各種スペクトルにより構造を検討した結果、既知物質コウジ酸と新規物質(3506A)であった。
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新しい抗酸化活性を有する食品添加物開発の基礎研究-微生物の生産するインドフェノール還元物質およびDPPHラジカル捕捉物質の探索- (共著)
廣田 陽、阿部尚樹
第5回研究成果報告書 183 - 188 1999年11月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:(財)三栄源食品化学研究振興財団
新しい抗酸化活性を有する食品添加物開発の基礎研究として、微生物の代謝産物の中に、インドフェノール還元物質およびDPPHラジカル捕捉物質を簡便な方法を用いて探索したところ、かびUSF-2550株と3663株の培養液酢酸エチル抽出液が顕著な活性を示した。これらのかびの生産する活性物質を精製・単離し、各種スペクトルにより構造を検討した結果、既知物質であったが、抗酸化活性については未知の化合物であった。さらに、抗酸化活性の機序について検討した。