Papers - NOMURA Hikaru
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「地方都市における中心市街地・商店街の衰退と対応策
根津基和
オホーツク産業経営論集 第19 ( 第1・2合併 ) 23 - 39 2011.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
網走市民に対して行った中心市街地商店街に関する意識調査を踏まえ、網走市中心市街地商店街が抱える問題点を分析し、それに対する提言を試みた。
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「戦前日本の消費財産業におけるマーケティングに関する実証的研究」(博士論文)
野村 比加留
関西大学 2005.03
Language:Japanese Publishing type:Thesis (other)
本稿は前出のマーケティングの史的研究論文を基礎にして、新たな研究部分を加筆し、そして、補章として「戦前日本の醤油産業における対市場政策」で野田醤油(キッコーマン)を取り上げて戦前日本の消費財産業ではマーケティングが展開されていたと結論づけた。この論文で、関西大学から博士(商学)が授与された。
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[戦前日本企業によるマーケティングに関する一考察―麦酒産業を中心に-」
野村 比加留
日本流通学会『流通』No.17(89~97ページ) 2004.11
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿では戦前日本のビール産業を取り上げ、マーケティングを経営理念と4P諸活動の統一物ととらえ、経営理念の中に消費者志向が見受けられ、かつ企業の対市場活動の中にそれぞれの活動の統合も緩やかではあるが抽出された。よって、マーケティング活動がおこなわれていたことが明らかになった。
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「戦前の明治製菓のおけるマーケティングに関する一考察」
野村 比加留
関西大学商学会『関西大学商学論集』第49巻第3・4合併号(125~145ページ) 2004.10
Language:Japanese Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)
本稿では戦前の明治製菓の対市場政策を取り上げてマーケティングの有無を検討した。明治製菓では「金曜会」でトップ・マネジメントをはじめ製品・製造、販売、流通、宣伝の各担当者が、新製品計画から品質の改善及び統一、梱包、包装、特売、宣伝等一切について討論する体制を採っていた。つまり、マネジリアル・マーケティングの存在も明らかになったのではないかと指摘している。
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「戦前日本の麦酒産業におけるマーケティングに関する一考察」
野村 比加留
関西大学商学会『関西大学商学論集』第49巻第2号(143~164ページ) 2004.06
Language:Japanese Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)
本稿では戦前の麦酒産業から大日本麦酒と麒麟麦酒を取り上げて戦前日本でマーケティングが展開の有無を検討している。大日本と麒麟ともに経営理念の中に消費者を志向した考え方が存在し、今日と比べても遜色ない4Pの活動が展開されていた。したがって、大日本麦酒と麒麟麦酒でも、対市場活動を体系的に展開していたと考えられ、すでにマーケティングが実践されていたと主張した。
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「中小零細商業における電子商取引の現状と問題点に関する一考察」
野村 比加留
情報問題研究会『情報問題研究』第14号(65~73ページ) 2002.06
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿では、わが国の電子商取引のBtoB市場とBtoC市場の現状について分析した。その後、中小零細商業にとって電子商取引開始の前提条件となる情報ネットワーク化成功には導入・維持コストの問題、専門家育成の問題、コンテンツの問題など解決すべき問題はあるが、電子商取引は有望な市場であり、積極的に対応していくことが必要であると結論づけた。
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「戦前日本の洋菓子産業におけるマーケティングに関する一考察」
野村 比加留
関西大学大学院『千里山商学』第49号(25~56ページ) 1999.11
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿は、戦前日本でもマーケティングが展開されていたのかどうかを検証する研究の一部を構成する論文である。今回は、洋菓子産業の森永製菓と江崎グリコを取り上げて検証している。両企業とも、4Pの統合や製品差別化、流通機構の系列化などが行われており、マーケティングが展開されていたと結論づけた。
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「戦前日本におけるマーケティングに関する一考察」
野村 比加留
関西大学大学院『千里山商学』第46号(57~100ページ) 1998.04
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿では、マーケティングは1950年代中頃にアメリカから導入されたという通説を疑問視し、ミシン産業、製粉産業、繊維産業から企業を取り上げ、各企業の対市場活動を分析している。結論として、日本全体として一般化するにはまだ事例が少ないが、戦前日本企業の中にもマーケティングを行っていた企業が存在したことを検証した。
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「社会経済的マーケティング論に関する一考察」
野村 比加留
関西大学大学院『千里山商学』第44号(61~81ページ) 1997.10
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
わが国では社会経済的マーケティング論と企業的マーケティング論とに分類することがある。本稿では社会経済的マーケティング論をどのように見ていたかを代表的な論者の見解を整理した。マーケティング論の本質的分析視点が個別経済的であるかどうかという観点から社会経済的マーケティング論という分類に肯定派と否定派がいた。
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「生成期マーケティング論に関する一考察」
野村 比加留
関西大学大学院『千里山商学』第42号(115~135ページ) 1996.09
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
マーケティング活動と理論の生成期はいつ頃かを検討するため、A.W.ショーやR.S.バトラーなどの代表的な思想を考察した。結論としては、マーケティングの生成期は1880年代から1920年代にかけて、大量生産体制が確立したために激化した市場問題を解決する手段として登場した。理論は20世紀初頭から1920年代に体系化が始まった。