Misc - NOGUCHI Tatsuo
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黒毛和種の双子における生時体重の調査
赤木悟史・山田 豊・平尾雄二・大島一修・中西雄二・森安 悟・野口龍生・神藤 学・松田達彦 他
( 17 ) 58 - 59 2001.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:東日本家畜受精卵移植技術研究会
黒毛和種の双子における生時体重では、人工授精と生体胚移植によって生まれた双子では生時体重、妊娠期間に有意な差は認められなかった。胚の由来別では、生体胚<体外受精胚<核移植胚の順に有意に大きくなり、妊娠期間では核移植産子で有意に長かった。双子で生まれた2頭の生時体重の差の平均も同様の結果であった。分割および受精卵由来のクローン牛が単子の場合双子の場合より有意に体重が増加した。総ページ数78
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ドナー細胞の違いがウシ体細胞核移植胚の発生に及ぼす影響
横田昌己・赤木悟史・淵本大一郎・野口龍生・志水 学・高橋清也・近藤守人・居在家義
( 17 ) 48 - 49 2001.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:東日本家畜受精卵移植技術研究会
核移植のドナー細胞として卵丘細胞、成牛雄頚部皮膚由来細胞、成牛雌頚部由来細胞、成牛雌耳皮膚由来細胞、胎子雄皮膚由来細胞、胎子雌皮膚由来細胞および胎子雌肺由来細胞の7種類について細胞融合率、卵割率、胚盤胞発生率について比較した結果、各細胞種間に有意な差は存在せず、どの細胞においても移植可能な再構築胚が作出できた。また、卵丘細胞については、個体によるさも存在しなかった。総ページ数78
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核移植技術による優良種畜の大量生産技術の開発
野口龍生、千葉伸、鈴木暁之
(畜産研究所) 36 - 37 2000.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成11年度試験成績書
核移植ドナー細胞確保のためOPU-IVFによりドナー割球作出を試みたが、発生率が20.3%であり改良の余地を残した。培養線維芽細胞の細胞周期は血清飢餓培養後に血清を通常濃度に上げると、19時間目にS期、22時間目にG2・M期が最大となり、S・G2・M期をドナーとした核移植の可能性を示唆した。体細胞をドナーとした電気刺激による融合率は平均74.8%であり、発生率は25.1%であった。総ページ数106
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連続経膣採卵後の過剰排卵処置法の検討
千葉伸、野口龍生
(畜産研究所) 32 - 33 2000.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成11年度試験成績書
OPU直後の過剰排卵処置による回収胚、正常胚数および正常胚率はOPUを実施しない場合と比較し減少した。7日間隔で連続10回のOPUでは吸引時の卵胞数、回収卵子数に変化は認められず、IVFでの発生率にも変化が認められなかった。OPU実施間隔は7日間隔より14日間隔で培養可能卵子数が多い傾向であったが、発生率には差が認められなかった。総ページ数106
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受精卵移植技術実用化確立試験
野口龍生、田中修一
(畜産研究所) 34 - 35 2000.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成11年度試験成績書
過剰排卵処置時(発情から過剰排卵処理終了時まで)に脂肪酸カルシウム300g/head/day投与した場合、投与しない場合と比較し平均回収胚数および平均正常胚率ともに高い傾向が認められ、1頭あたりの平均正常胚数は8個であった。総ページ数106
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家畜雌雄産み分け技術利用促進事業(乳用牛における雌雄判別技術を利用した牛群改良技術の確立)
千葉伸、野口龍生
(畜産研究所) 38 - 39 2000.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成11年度試験成績書
胚の性判別方法として、PCR法と生体内発色判定法を比較した結果、生体内発色法は簡易で、細胞の損傷が少ないという利点はあるが、判別率が低いため現段階で実用には適さないと考えられる。バイオプシー胚のガラス化保存では、脱ガラス化後生体回収胚で83.3%、体外受精胚で80%の生存が確認された。バイオプシー胚を移植した場合新鮮胚では2/3が受胎し、ガラス化保存胚では0/3と受胎は確認できなかった。総ページ数106
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牛の胚移植技術の確立(大型卵胞除去が過剰排卵処置に与える影響)
千葉伸、野口龍生
(畜産研究所) 41 - 42 1999.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成10年度試験成績書
過剰排卵処置時に存在する主席卵胞がその後の胚回収数に与える影響を抑制するため、過剰排卵処置前に大型卵胞を穿刺吸引除去し、採卵成績を検討した結果、発情後5日目に存在する直系8mm以上の大型卵胞を吸引除去し、その後、24時間以内に過剰排卵処置を開始することで、胚回収成績を向上させると考えられた。総ページ数121
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受精卵移植技術実用化確立試験
野口龍生、千葉伸
(畜産研究所) 43 - 44 1999.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成10年度試験成績書
給与飼料の成分含量が卵巣機能および過排卵処理時の胚回収成績に与える影響について検討した結果、TDN充足率が低い場合は、高い場合と比較し、体重およびBCSが高い値を示し、卵巣内の小卵胞数が多い傾向が認められたが、過剰排卵処置後の胚回収成績では、高TDN飼料群で正常胚数および正常胚率が高い傾向が認められた。総ページ数121
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家畜雌雄産み分け技術利用促進事業
千葉伸、野口龍生
(畜産研究所) 47 - 48 1999.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成10年度試験成績書
性判別胚の凍結保存方法として耐凍剤および凍結前の培養時間について検討した結果、 耐凍剤の種類では1.8MEGに0.1MTreまたは0.1MSucさらにLAA添加の有無による受胎性に有意な差は生じなかった。また、凍結前の培養時間については20~24時間培養後に1.8MEG+0.1MTreで凍結した区で受胎率が低く、3~5時間培養後、1.8MEG+0.1MSucで凍結した区との間に有意な差が生じた。総ページ数121
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核移植技術による優良種畜の大量生産技術の開発
野口龍生、千葉伸、鈴木暁之、田中修一
(畜産研究所) 45 - 46 1999.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成10年度試験成績書
受精卵クローンウシ作成のためのドナー割球作出およびレシピエント卵子の効率的生産方法について検討した。生体からのドナー割球作出のため、過排卵処理後の人工授精から5日目に胚回収を試みた結果、黄体数に対する胚回収率は93%であった。また、レシピエント卵子作出のための除角方法として、透明帯のスリット切断による方法では、除核率が81%であった。また、電気癒合での細胞融合率は83%となった。総ページ数121
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牛の胚移植技術の確立(大型卵胞除去が過剰排卵処置に与える影響)
野口龍生、熊谷光洋
畜産研究所 39 - 40 1998.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成9年度試験成績書
過剰排卵処置(SOV)時に存在する主席卵胞が胚回収に与える影響を抑制するため、発情5日目に直径8mm以上の大型卵胞を穿刺吸引、その24,48,72時間後にSOVを開始した結果、卵胞および黄体のサイズは各試験区とも対照区と差は認められなかった。また、卵胞除去後24時間で新たな大型卵胞の発育を認めた。大型卵胞除去後48時間目からSOVを開始した群では、採胚時大型卵胞が残存しており、黄体数に対する胚の回収率が低かった。総ページ数110
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家畜雌雄産み分け技術利用促進事業
熊谷光洋、野口龍生
(畜産研究所) 43 - 44 1998.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成9年度試験成績書
独自に得たY染色体特異配列を増幅するプライマーにより精製genomic DNAで0.5pg以上、培養細胞1個以上で雌雄の判別が可能であった。また、バイオプシー胚においても判定不明を生じず、サンプルと残りの細胞の間ですべて性別が一致した。総ページ数110
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受精卵移植技術実用化確立試験
野口龍生、田中修一
(畜産研究所) 41 - 42 1998.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:平成9年度試験成績書
給与飼料の成分含量が卵巣機能および過排卵処理時の胚回収成績に与える影響について検討した結果、TDN充足率を130%および90%の群で比較すると、高TDN群で正常胚率を低下させることなく、採胚個数が増加する傾向が認められた。総ページ数110
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牛胚性判別への新たなY染色体特異配列の利用の検討
熊谷光洋、鈴木暁之、野口龍生、粟田崇、田中修一
会報 ( 14 ) 38 - 39 1998.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:東日本家畜受精卵移植技術研究会
RAPD法を利用したbulked segregant analysisにより独自に得た4種類のY染色体得意配列のうちPCR産物のシグナルの強い物について、BRPDY4(Y-染色体特異配列の240bp)をプライマーとした場合、細胞3個以上でPCR産物が検出可能であり、胚の性判別目的での利用が可能であることを確認した。また、異性双子雌ウシ3頭中1頭でBRPDY4の産物が明らかに少なく、フリーマーチン確認にも有用と考えられた。総ページ数84