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教授 |
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野口 敬夫 (ノグチ タカオ) TAKAO Noguchi 教授 |
出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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東京農業大学 農学研究科 農業経済学専攻 博士後期課程 修了
2006年04月 - 2009年03月
国名:日本国
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東京農業大学 農学研究科 農業経済学専攻 博士前期課程 修了
2004年04月 - 2006年03月
国名:日本国
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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東京農業大学 総合研究所 産学官・地域連携センター 副センター長
2022年04月 - 現在
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東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 教授
2024年04月 - 現在
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東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 准教授
2014年10月 - 2024年03月
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東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 助教
2010年04月 - 2014年09月
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東京農業大学 国際食料情報学部 食料環境経済学科 特別研究員
2009年04月 - 2010年03月
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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日本農業経済学会
2007年04月 - 現在
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日本農業市場学会
2007年04月 - 現在
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日本フードシステム学会
2017年04月 - 現在
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日本協同組合学会
2007年07月 - 現在
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農業問題研究学会
2022年10月 - 現在
論文 【 表示 / 非表示 】
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製粉産業及び飼料産業における企業行動と安定供給に向けた課題 招待あり
野口敬夫
日本フードシステム学会『フードシステム研究』 30 ( 3 ) 134 - 148 2023年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本稿は、製粉産業及び飼料産業における企業行動と安定供給に向けた課題について明らかにすることを目的とする。企業行動をアップグレーディングの概念から考察すると、製粉産業や飼料産業では主に「工程の高度化」に重点が置かれてきた。具体的には、原料調達の多様化や原料輸送の効率化、製造工場の統廃合、銘柄の集約化、商品の直接配送や直接販売などによってコスト削減が進められてきた。しかし、原料、製造、販売過程において、これ以上の大幅な合理化は難しい。そのため価格高騰への対応は容易ではなく、国の支援が不可欠となる。国には総合的な調整と状況に応じた柔軟な対応が求められる。
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農協系統による牛肉のバリューチェーンの構造分析 査読あり
野口敬夫
日本農業市場学会「農業市場研究」 32 ( 1 ) 31 - 42 2023年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本稿は農協系統による牛肉のバリューチェーンの構造を分析した。農協系統組織は委託販売や預託取引,直営の繁殖・肥育牧場による肉牛供給,肉牛の増頭助成を実施し,生産者の支援や地域の生産基盤維持に取り組んでいる。一方,全農県本部は,資本出資している処理業者や系列の卸売・加工会社と連携することで,実需者ニーズに対応した商品の製造・販売を進めている。また,付加価値を形成するために,農協系統組織は生産や処理・加工におけるコスト削減,多様な消費者ニーズに対応した牛肉生産と差別化,近接の事業部門の拡大などを進展させている。
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フェアトレードにおけるバリューチェーンの構造分析―フェアトレード認証紅茶を中心に― 査読あり
野口敬夫・安江紘幸・大室健治・間々田理彦・下口ニナ・河野洋一・原温久
食料・農業・農村経済学会「農村研究」 ( 136 ) 1 - 17 2023年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本稿では,紅茶に焦点をあて,フェアトレードにおけるバリューチェーンの構造分析を行った。特に,グローバル・バリューチェーン分析の統治構造の概念に基づき,考察を行った。茶葉の栽培・製造,出荷段階では,「拘束型」や「統合型」の統治構造がみられ,シッパーが統治主体となる。フェアトレード認証基準を遵守するために,茶園に対するシッパーの調整力や交渉力が要求される。茶葉の調達,製品加工,販売段階では,「モジュラー型」の統治構造がみられ,日本のフェアトレード認証事業者が統治主体となる。フェアトレード認証基準が含まれるため,取引はやや複雑になるが,フェアトレード認証事業者は実需者ニーズを踏まえた調達,製品加工,販売を行っている。
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アメリカ─日本の飼料穀物・配合飼料バリューチェーンにおける日系商社グループの構造分析 査読あり
野口敬夫・内山智裕・西嶋亜矢子・磯田宏・八木浩平
食料・農業・農村経済学会「農村研究」 ( 135 ) 15 - 31 2022年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本稿では,アメリカ-日本の飼料穀物・配合飼料バリューチェーンにおける日系商社グループの構造について検討した。穀物ビジネスでは,基本的に差別化による高付加価値化が困難なため,スケールメリットの発揮によるコスト削減が収益性を高める手段となる。そこで,日系商社は中国へ進出して販路開拓を図る一方,アメリカにおいて穀物集荷・輸出会社の統合を進め,穀物取扱量を拡大させている。また,代替性が高い配合飼料についても付加価値の創出は難しく,競争力の向上にはコスト削減が要求される。そのため,飼料会社は原料調達の多角化,大規模生産者との直接取引,大ロットによる直接配送等を進めている。
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エシカル消費に対する消費者の認知状況と購買行動の特徴 査読あり
原温久・間々田理彦・安江紘幸・下口ニナ・野口敬夫・河野洋一・大室健治
実践総合農学会「食農と環境」 ( 30 ) 61 - 68 2022年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本研究では,エシカル消費の認知度に関する調査結果を踏まえた後,まず属性別に違いがみられるか否かを明らかにした。次に,エシカル消費の認知度と消費者行動の関連性等について(言葉を知らずとも国民がエシカル消費行動をとっているか否かについて)明らかにした。
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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日本の食料安全保障と国際環境―国・企業・消費者の視点から
八木浩平・野口敬夫・林瑞穂( 担当: 共編者(共編著者))
筑波書房 2024年03月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
本書は、日本の食料安全保障を検討するにあたり、食料供給の産地である北米・南米地域、世界の食料需要に影響を及ぼす中国の動向とともに、海外に原料を依存する日本の植物油、製粉、飼料、肥料産業について分析を行った。
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農業協同組合の組織・事業とその展開方向―多様化する農業経営への対応―
野口敬夫・曹斌( 担当: 共編者(共編著者))
筑波書房 2023年09月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
本書は、農業経営が多様化するなか、日本の農業協同組合の組織体制と事業方式の歴史的展開と現況、課題と対策などを網羅的かつ体系的に取り纏めた。
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穀物・油糧種子のバリューチェーンの構造と日本の食料安全保障-2020年代の様相-
林瑞穂・野口敬夫・八木浩平・堀田和彦( 担当: 共編者(共編著者))
農林統計出版 2023年03月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
本書では、食料安全保障確保の検討に向け、米州地域における穀物産業から日本の穀物実需産業で構成される我が国の穀物バリューチェーンを俯瞰し、我が国の穀物調達の安定化を進める上での実態や課題について考察し、今後の方策を検討する上での前提条件を整理する。その際、垂直的諸段階における各アクターの実態やアクター間の関係性の解明を通じて、現在における我が国の穀物バリューチェーンの構造を把握する。また、我が国の穀物調達に影響を及ぼすものと考えられる世界最大規模の穀物需要国である中国の穀物需給や政策について把握するほか、畜産物の需要者である一般消費者における飼料原料に対する認知に係る論を展開することで、穀物バリューチェーンの外部環境についても焦点を当てたい。
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「インテグレーション型流通の現段階と構造的特質―鶏肉産業を中心に―」木立真直・坂爪浩史編『食料・農産物の市場と流通』
野口敬夫( 担当: 単著)
筑波書房 2022年07月
記述言語:日本語 著書種別:学術書
インテグレーション型流通の現段階と構造的特質について明らかにすることを課題とする。具体的には、2000年代以降のインテグレーション研究を中心にサーベイし、その分析視点と特徴を取り纏めた。また、本課題を検討するにあたり、インテグレーションが一早く進展した鶏肉産業に焦点をあてる。鶏肉インテグレーションを規定する産業構造を把握した上で、国内最大規模のインテグレーターである農協系統組織の全農チキンフーズ株式会社を事例に、インテグレーション型流通の実態について検討した。
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「養豚経営におけるブランド化とバリューチェーンの形成―㈲臼井農産および㈱うすいファームの取り組み―」安部新一・細野賢冶・岸上光克・野口敬夫他『令和5年度・国産食肉等新需要創出緊急対策事業・優良事例調査報告書』
野口敬夫( 担当: 単著)
公益財団法人 日本食肉消費総合センター 2024年03月
記述言語:日本語 著書種別:調査報告書
MISC 【 表示 / 非表示 】
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書評 編著:冬木勝仁・岩佐和幸・関根佳恵『アグリビジネスと現代社会』
野口敬夫
農業市場研究 33 ( 1 ) 44 - 45 2024年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
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農協改革とJAグループのバリューチェーン戦略
野口敬夫
月刊JA 68 ( 10 ) 26 - 29 2022年10月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:全国農業協同組合中央会
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協同組合の理解促進に向けて―協同組合組織と研究・教育機関との連携―「東京農業大学の実学教育と協同組合」
野口敬夫
月刊JA 68 ( 3 ) 6 - 7 2022年03月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:全国農業協同組合中央会
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書評 編著:斎藤修『フードバリューチェーンの国際的展開』
野口敬夫
フードシステム研究 28 ( 1 ) 64 - 66 2021年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
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書評 編著:荒木和秋・杉村泰彦『自給飼料生産・流通革新と日本酪農の再生』
野口敬夫
農業市場研究 29 ( 1 ) 62 - 63 2020年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
学術関係受賞 【 表示 / 非表示 】
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学会誌賞(湯澤賞)
2024年07月 日本農業市場学会 農協系統による牛肉のバリューチェーンの構造分析
野口敬夫
受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞
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学会誌賞
2011年10月 日本協同組合学会 鶏卵産業にみる先進的アグリビジネスの展開方向と系統農協の系列化対応に関する考察
野口敬夫
受賞区分:国内学会・会議・シンポジウム等の賞 受賞国:日本国
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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飼料・畜産業におけるフードシステムの構造と価格形成機能に関する研究(代表)
2024年04月 - 現在
科学研究費補助金 基盤研究(C)
野口敬夫
担当区分:研究代表者
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伝統産業が連携したエシカルフードチェーンにおける多様な農資源の活用方策(分担)
2020年07月 - 2022年03月
科学研究費補助金 基盤研究(B)
担当区分:研究分担者
EUでは、ロンドン五輪を機に人・社会・環境・地域への倫理的配慮に基づくモノづくりや消費行動としてエシカル消費を推進している。日本国内でも、農畜産業と酒造業が地域内で生産される原料を調達して優先的に地域内で消費されるようなフードチェーンを構築し、エシカル消費を牽引している事例が見られる。本研究では、エシカル消費に関わる農畜産業と酒造業の生産段階から加工・流通段階までをエシカルフードチェーンとして捉え、各段階における費用負担の実態解明とエシカル消費の動機づけとなるラベル認証・法制度のあり方を検討する。
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国産食肉サプライチェーンの現段階と課題に関する実証的研究―構造論的アプローチー(代表)
2016年04月 - 2022年03月
科学研究費補助金 若手研究(B)
担当区分:研究代表者
TPP 大筋合意により日本の農畜産物は高水準の市場開放が見込まれるなか、学術的には各品目の産業構造に応じた検討が必要となるが、本研究では日本政府が重要品目とした農産物のなかで最も関税削減割合が高い食肉に焦点をあてる。国産食肉サプライチェーンにおける関係主体への実態調査を実施するとともに、構造論的アプローチから体系的かつ総合的に分析し、その現段階及び課題を明らかにした上で、今後の展開方向について提言を行う。
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中国における畜産関連産業の構造変動と飼料穀物・食肉需給の展望に関する研究(分担)
2013年04月 - 2016年03月
科学研究費補助金 基盤研究(C)
担当区分:研究分担者
本研究では、中国の穀物の間接的消費と食肉生産の動向を展望するために、畜産業を含む関連産業の構造的な特質と展開方向と市場変動や家畜伝染病の影響について明らかにすることを目的とする。
まず、①2000年代の関連産業の動向を統計的に概観し、食料・農業政策、貿易政策の変化や家畜伝染病の発生との関連を整理する。次に、②中国においては大規模畜産経営が発展し、インテグレーションが進み、それが飼料や食肉の需給、貿易に影響を強く与えるようになることを想定し、そうした事例の形成過程と政策変化等への対応状況を明らかにする。さらに、③今後、中国の畜産業が国際市場とのリンケージがより強まることを想定し、飼料穀物と畜産物の貿易に焦点をあてた農産物貿易のフローの構造の特質の解明を、他の国との比較を通じて行う。
その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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多極化するフードレジームと日本の食料安全保障に関する実証的研究(分担)
2022年04月 - 2024年03月
農林水産省農林水産政策研究所 連携研究スキームによる研究:世界の食料供給体制の変化と日本の食料安全保障に関する研究
担当区分:研究分担者
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北米地域における日系商社の穀物フードチェーンと日本の穀物実需産業に関する研究(分担)
2020年 - 2023年03月
農林水産省農林水産政策研究所 連携研究スキームによる研究:ポスト新型コロナウイルス時代における食料安全保障のあり方に関する研究のうち「食料の安定的な確保のための国際市場に関する研究」
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
食料安全保障の観点から、穀物輸入先である北米(アメリカ・カナダ)地域の穀物産業の構造、日本における穀物貿易のフローの特質及び日系商社が形成する穀物フードチェーンを明らかにする。また、穀物フードチェーンの形成に影響を及ぼす日本の穀物実需産業の実態を解明することを目標とする。
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農業経営の構造変化による農業協同組合の管理制度への影響に関する中日比較研究(代表)
2020年04月 - 2023年03月
文部科学省 日本学術振興会・二国間交流事業
野口敬夫
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
本研究では日本と中国における農協組織を分析し、両国の農協組織の課題と今後の在り方を検討する。日本と中国では共に零細な農業構造を基盤とするものの、農業・農村状況や政策展開のなかで異なる農協組織が形成されたが、自由競争や規制緩和のなかで市場に対応した農協組織再編という共通の課題に直面している。そこで、日・中両国の農協組織のなかで「管理制度」に着目し、その実態を明らかにするとともに、改善案を提言するために両国の農協組織を比較検討する。
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食肉消費の停滞・多様化に対応した中小規模卸売業者の新たな企業行動に関する研究(代表)
2015年06月 - 2017年03月
公益財団法人日本食肉流通センター 食肉流通関係委託調査研究
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
本研究では、食肉消費の停滞・多様化に対応した中小規模卸売業者の企業行動を明らかにする。課題の解明にあたり、本研究では産業内部の競争構造と企業行動の関係を分析する産業組織論を分析視角とする。まず、①食肉産業(卸売~加工~小売・外食)の競争構造を把握するともに、2000年代以降の食肉価格の変動とその要因を分析する。次に、そうしたなかでの②中小規模卸売業者の企業行動について、実態調査をもとに事例分析を行う。ここでは上記の動向に対応した商品戦略、仕入・販売面での価格戦略を中心に検討する。また、近年では同主体が外食や加工(OEMを含む)分野へ事業を拡大する動きがみられるが、なかでも消費者嗜好の多様化に対応してドライエイジングビーフの取り組みが顕著となっている。本研究ではこうした新動向にも焦点を当てる。
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専門農協の事業展開と地域農業における役割に関する実証的研究―畜産部門を中心に―(代表)
2013年04月 - 2014年03月
全国農業協同組合中央会 JA研究表彰奨励事業
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
専門農協は組合員数の減少や総合農協との統合等により、その数は減少傾向にあるが、畜産や園芸特産等の業種では購買・販売事業を確立し、地域農業を担う主体として存続する専門農協がみられる。1960年代以降、専門農協に関する先行研究は極めて少なく、業種ごとにおける専門農協の事業実態を検討した研究も管見の限り見当たらない。専門農協のなかでは養鶏、養豚、養牛等の畜種を合計すれば、これらの畜産部門の専門農協数が最も多い。そこで、本研究では畜産部門に焦点をあて、専門農協の事業展開を検討し、地域農業における役割を実証的に明らかにする。
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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製粉産業及び飼料産業における企業行動と安定供給に向けた課題 招待あり
野口 敬夫
日本フードシステム学会2023年度大会シンポジウム「リスク・不確実性が増大する世界食料市場とフードシステム-食料の安定的な調達に向けて-」 2023年06月
開催年月日: 2023年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
本稿は、製粉産業及び飼料産業における企業行動と安定供給に向けた課題について明らかにすることを目的とする。企業行動をアップグレーディングの概念から考察すると、製粉産業や飼料産業では主に「工程の高度化」に重点が置かれてきた。具体的には、原料調達の多様化や原料輸送の効率化、製造工場の統廃合、銘柄の集約化、商品の直接配送や直接販売などによってコスト削減が進められてきた。しかし、原料、製造、販売過程において、これ以上の大幅な合理化は難しい。そのため価格高騰への対応は容易ではなく、国の支援が不可欠となる。国には総合的な調整と状況に応じた柔軟な対応が求められる。
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アメリカ-日本の飼料穀物・配合飼料バリューチェーンの構造分析
野口 敬夫
日本農業経済学会 2022年度大会 特別セッション「穀物需給の逼迫と日本の穀物バリューチェーンにおける垂直的連鎖」 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語
本報告では,アメリカにおける飼料穀物調達・輸出から日本における輸入,配合飼料製造・販売を一貫したバリューチェーンとして把握し,2010年代以降の実態解明を課題とする。日本ではブラジルからの飼料穀物輸入が常態化するなか,これまで突出した穀物輸入相手国であったアメリカにおいて,日系商社の飼料穀物調達や日本への輸入,第3国輸出に関連する投資戦略はどのように変化しているのか。さらに,このような飼料価格の高騰や原料調達国の多角化が進むなかで,日本の配合飼料メーカーは製造・販売においてどのような対応を図っているのか,といった諸点を検討した。
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地域における協同のネットワーク形成の論点 招待あり
野口敬夫
日本協同組合学会 第39回大会シンポジウム「地域の協同を育む協同組合」 2019年09月 日本協同組合学会
開催年月日: 2019年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
開催地:関西大学
日本協同組合学会の2000年代以降の春大会・秋大会での議論や意見を参考しつつ、シンポジウムの課題及び報告全般に関連した地域における協同のネットワーク形成の論点を報告した。
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ホルスタイン種の販売拡大における中規模食肉卸売業者の取り組みに関する一考察―大阪府のD企業を事例として―
郭万里, 菊地昌弥, 野口敬夫
2017年度日本農業市場学会大会個別報告 2017年07月
開催年月日: 2017年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では乳用種を取り扱う中規模の食肉卸売業者のマーケティング活動に焦点をあて、その牛肉販売にあたって高需要品に位置する内臓の取扱いが寄与しているかを解明することを目的とした。
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アメリカからの粗飼料輸入の現段階と課題
野口敬夫
2016年度日本農業市場学会大会 2016年07月
開催年月日: 2016年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
日本の粗飼料輸入に関する研究は極めて少なく、このアメリカにおける粗飼料輸出構造の変動が日本の粗飼料輸入に与える影響についても先行研究では明らかにされていない。そこで本報告ではアメリカからの粗飼料輸入の現段階と課題について検討する。
委員歴 【 表示 / 非表示 】
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日本農業市場学会 理事 庶務事務局
2024年07月 - 現在
団体区分:学協会
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日本農業市場学会 編集委員
2022年07月 - 2024年07月
団体区分:学協会
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日本協同組合学会 理事(常任理事)・企画委員
2017年09月 - 2023年09月
団体区分:学協会
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日本農業経営学会 編集委員
2020年08月 - 2022年09月
団体区分:学協会
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食料・農業・農村経済学会 編集委員
2023年10月 - 2024年10月
社会貢献活動 【 表示 / 非表示 】
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農林水産省・大臣官房政策課・食料安全保障アドバイザリーボード 検討委員
役割:助言・指導
2021年02月 - 現在
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食肉事情等理解醸成事業に係る調査研究委員会(日本食肉消費総合センター)
役割:助言・指導
2023年05月 - 現在
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国産食肉等新需要創出緊急対策事業(農畜産業振興機構)検討委員
役割:助言・指導, 調査担当, 報告書執筆
2014年04月 - 現在
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畜産動産担保融資導入推進事業(中央畜産会)検討委員
役割:助言・指導, 調査担当, 報告書執筆
2018年04月 - 現在
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混合発酵飼料を用いた羊肉生産実証事業(畜産技術協会)検討委員
役割:助言・指導
2020年06月 - 2023年03月