講演・口頭発表等 - 門倉 利守
-
野生国酒酵母による醸造法
薄井周太、村上義揮、雑賀俊多、渡彦大、森谷千星、渡邉康太、中山俊一、門倉利守
日本農芸化学会2024年度大会(於東京) 2024年03月
開催年月日: 2024年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
野生酵母解禁かのように、野生酵母による各種酒類の醸造が行われるようになったが、安全な醸造は酒蔵にとっては重要であり、これまでの研究室の野生国酒酵母の分離法、識別法、醸造法について改めて報告し、商品開発について紹介した。
-
Saccharomyces sakeと国酒酵母 招待あり
門倉利守
「酵母多様性生物学・分類学研究室」開設記念式典およびシンポジウム 2021年05月 東京農業大学農生命科学研究所
開催年月日: 2021年05月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:東京農業大学
-
乳酸菌の菌体脂肪酸に10OHオクタデカン酸が出現する培養条件について
鈴木健一朗、平塚功尚、柴野麻由、増子穂、宮崎穂乃香、茂木太極、中山俊一、門倉利守
第71回日本生物工学会大会(於岡山) 2019年09月
開催年月日: 2019年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岡山大学
酢酸ナトリウムを添加したMRS培地を用いて乳酸菌を培養し菌体脂肪酸を調べたところ、10OHオクタデカン酸の出現は菌種により異なり、多量に出現するL. acetotoleransとは異なり全く出現しない菌種、微量な菌種もあった。
-
国酒酵母の系統学的検討
森谷千星、門倉利守、中山俊一、田中尚人、藤田信之、鈴木健一朗
日本農芸化学会2019年度大会(於東京) 2019年03月
開催年月日: 2019年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
The Yeasts 5版の分類指標に用いられている5遺伝子を用いた系統解析により、国酒酵母(清酒酵母、焼酎酵母、泡盛酵母)は系統学的にSaccharomyces cerevisiaeとは別の一群を形成することを示唆した。
-
Lactobacillus acetotoleransの菌体脂肪酸組成に対する培地酢酸濃度の影響
柴野麻由、平塚功尚、中山俊一、門倉利守、鈴木健一朗
日本農芸化学会2019年度大会(於東京) 2019年03月
開催年月日: 2019年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
Lactobacillus acetotoleransは、MRS培地に酢酸塩を添加すると10-ヒドロキシオクタデカン酸を菌体脂肪酸に検出する。この現象はGYP培地では検出されず、Tween80を添加することにより検出されたため、Tween80が大きく影響するものと考えられた。
-
国酒酵母の分類学的特性と識別
森谷千星、門倉利守、数岡孝幸、竹田正久、田中尚人、鈴木健一朗
日本農芸化学会2018年度大会(於名古屋) 2018年03月
開催年月日: 2018年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名城大学天白キャンパス
国酒酵母(清酒酵母、焼酎酵母、泡盛酵母)はSaccharomyces属の種とは異なる4群を形成し、分類学的特性を指標とした識別法が有効であることを確認し、実用株、野生株の区別も可能であることを示唆した。
-
国酒酵母の分類学的特性
森谷千星、門倉利守、数岡孝幸、中山俊一、竹田正久、田中尚人、鈴木健一朗
環境微生物系学会合同大会2017(於仙台) 2017年08月 環境微生物系学会
開催年月日: 2017年08月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東北大学川内北キャンパス
国内に保存されている国酒酵母の実用株、野生株を用いて、The Yeasts 5版の同定指標と研究室独自の分類指標を試験し、国酒酵母は概ね3〜5群に分かれ、S. cerevisiaeと明らかに異なり、分離当時の性質や学名を反映することが示唆された。
-
国酒酵母の特異性
森谷千星、門倉利守、金井里紗、義盛光代、安藤周輝、数岡孝幸、中山俊一、竹田正久、田中尚人、鈴木健一朗
第68回日本生物工学会大会(於富山) 2016年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2016年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:富山国際会議場
研究室独自の指標により国酒酵母の性質を検討し、国酒酵母はS. cerevisiaeに分類されているが、国酒酵母はSaccharomycesとは区別が可能で、清酒酵母、焼酎酵母、泡盛酵母で特異性を有するものと考えられた。
-
「The YEASTS 5th」における国酒酵母の生理学的特性
門倉利守, 太田由理江, 数岡孝幸, 中山俊一, 中里厚実, 竹田正久
第67回日本生物工学会大会(於鹿児島) 2015年10月 日本生物工学会
開催年月日: 2015年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:城山観光ホテル
国酒酵母である清酒酵母、焼酎酵母、泡盛酵母についてThe YEASTS 5thの分類指標に従って、生理学的特性を比較検討し、国酒酵母はS.cerevisiaeを含むSaccharomyces属の種と性質が異なり、それぞれの酵母で独自性があった。
-
アデニン添加によるブタノール発酵性Clostridium属細菌の至適発酵温度の向上
清啓自、川嶋草平、門倉利守、中里厚実、中山俊一
第66回日本生物工学会大会(於札幌) 2014年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:札幌コンベンションセンター
Clostridium saccharoperbutylacetonicum N1-4株の培養温度上昇によるブタノール生産性低下について検討し、アデニンの添加によりブタノール生産性が向上した。pp.59
-
ブタノール発酵性Clostridium属細菌におけるセルラーゼ高分泌のための基板技術開発
斎藤香帆、清啓自、古川雅崇、久保田恵理、中里厚実、門倉利守、中山俊一
第66回日本生物工学会大会(於札幌) 2014年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:札幌コンベンションセンター
Clostridium saccharoperbutylacetonicum N1-4株のセルラーゼ高分泌のための基盤技術として、thlプロモーター、ptsプロモーターと細胞外分泌タンパク質の推定シグナルペプチドを利用することで高分泌が期待された。pp.113
-
ヤムイモ焼酎醪から分離された乳酸菌の分類と同定
引地直哉、中山俊一、門倉利守、中里厚実
第66回日本生物工学会大会(於札幌) 2014年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:札幌コンベンションセンター
ヤムイモを原料としたヤムイモ焼酎醪から乳酸菌を分離、同定し、6グループ5種の乳酸菌が同定され、L.paracaseiまたはL.caseiが優先種を成し、その他にL.brevis、L.plantarumなどが確認された。pp.107
-
「The YEASTS 5th」のkey to species における清酒酵母の特性 国際会議
門倉利守、小泉麻衣子、中山俊一、中里厚実
第66回日本生物工学会大会(於札幌) 2014年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:札幌コンベンションセンター
The YEASTS 5thのkey to species による清酒酵母S.sakeの生理学的特性を検討し、清酒酵母は同定されるS.bayanusとは性質が異なる一群を形成し、同種とされるS.cerevisiaeとも生理学的に区別可能で改めて独自性を示した。pp.61
-
ブタノール生産性Clostridium属細菌における至適発酵温度の改変
清啓自、川嶋草平、門倉利守、中里厚実、中山俊一
2014年度日本農芸化学会大会(於東京) 2014年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:明治大学生田キャンパス
混合培養系におけるブタノール生産性の向上を目指してClostridium saccharoperbutylacetonicum N1-4株の培養温度上昇によるブタノール生産性低下について検討し、代謝系の停滞が見られ生育に必須な核酸を増強することにより高温での増殖活性が上がった。
-
高リンゴ酸生産・低酢酸生産性変異株の細胞内代謝物プロファイル
中山俊一、小杉慎吾、清啓自、満生慎二、門倉利守、中里厚実
2014年度日本農芸化学会大会(於東京) 2014年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:明治大学生田キャンパス
高リンゴ酸・低酢酸生産性のDNP耐性清酒酵母変異株の細胞内代謝物についてメタボローム解析し、NADH/NAD+比の増加をアセトインで改善してリンゴ酸と酢酸生成量は変化したが、発酵遅延は解消されなかった。
-
ブタノール生産菌の高発現プロモーターの検索
古川雅崇、中山俊一、門倉利守、中里厚実
第65回日本生物工学会大会(於広島) 2013年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
ブタノール生産菌Clostridium saccharoperbutylacetonicum N1-4株のセルラーゼ高分泌用、高発現プロモータの検索を行い、thlプロモーターと金属感受性オペロン内の酵素と推定される遺伝子のプロモーターでAcGFP1が高発現した。pp.21
-
高リンゴ酸生産・低酢酸生産性清酒酵母の細胞内代謝物プロファイル
中山俊一、小杉慎吾、清啓自、門倉利守、中里厚実
第65回日本生物工学会大会(於広島) 2013年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
高リンゴ酸・低酢酸生産性のDNP耐性清酒酵母変異株の細胞内代謝物についてメタボローム解析し、NADH/NAD+バランスによりGAPDHに関連した解糖系、HMP系、アミノ酸生合成系が変化した。pp.198
-
低温における酵母の増殖能に対するミトコンドリアの影響
清啓自、隅田悟、中山俊一、門倉利守、中里厚実
第65回日本生物工学会大会(於広島) 2013年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:広島国際会議場
清酒酵母の低温増殖能がミトコンドリア活性によるものであるかを検討し、低温でも高い増殖能を示す清酒酵母でもミトコンドリア活性を低下させると増殖能は低くなり、低温増殖能にミトコンドリア活性が影響した。pp.197
-
呼吸阻害剤耐性酵母による高リンゴ酸生産・低酢酸生産株への育種
小杉慎吾、清啓自、大場孝宏、楠本賢一、門倉利守、中里厚実、中山俊一
第65回日本生物工学会大会(於広島) 2013年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
変異処理により高リンゴ酸生産・低酢酸生産株を取得して有機酸生成機構を検討し、ミトコンドリア活性の低下に伴い有機酸代謝が減少して、細胞質内のNADH/NAD+バランスによりリンゴ酸が増加、酢酸が減少した。pp.197
-
呼吸阻害剤耐性清酒酵母における有機酸組成改変株の取得
小杉慎吾、中山俊一、門倉利守、中里厚実
日本農芸化学会関東支部2012年度大会(於新潟) 2012年10月 日本農芸化学会関東支部
開催年月日: 2012年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:新潟薬科大学
UV照射による変異処理後、呼吸阻害剤(DNP)に耐性能を示す変異株を選択し、有機酸生成量の異なる清酒酵母を取得した。リンゴ酸、コハク酸、酢酸の生成量が、親株の清酒酵母協会901号と異なる変異株が得られ、7つのグループに分類可能であり、清酒小仕込試験を行った。pp.20
-
Clostridium属細菌の混合培養による稲わらからのブタノール生産
古川雅崇、清啓自、中山俊一、門倉利守、中里厚実
日本農芸化学会関東支部2012年度大会(於新潟) 2012年10月 日本農芸化学会関東支部
開催年月日: 2012年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:新潟薬科大学
Clostridium属細菌の混合培養により非食料資源である稲わらからのブタノール生産を試みた。混合培養により乾燥稲わらから2.1g/L、脱リグニン処理した稲わらから4.5g/Lのブタノールを生産し、Aspergillus由来のセルラーゼ添加により5.3g/Lまで増加した。そのためセルラーゼを高発現するプロモーターの探索を行った。pp.21
-
DNP耐性清酒酵母における有機酸組成改変株の取得
小杉慎吾、中山俊一、門倉利守、中里厚実
第4回日本醸造学若手シンポジウム(於東京) 2012年09月 日本醸造学会
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:北とぴあ
清酒酵母の有機酸はミトコンドリアで生成されることから、呼吸阻害剤(DNP)耐性株を取得し、有機酸生成量の異なる株の取得を試みた。取得したDNP耐性株は多様な有機酸組成を示し、有機酸組成の異なる清酒酵母を取得することが可能であった。pp.19
-
Rhizopus培養液の酵母アルコール耐性増強物質
鈴木豪、門倉利守、蛭田淳史、中山俊一、中里厚実
日本農芸化学会2012年度大会(於京都) 2012年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大学
Rh.培養液のエタノール沈殿を各種酵素処理により消化し、酵母のアルコール耐性増強作用物質の検索を行った。プロテアーゼにより十分に消化した画分では、アルコール耐性増強作用が失われ、ヌクレアーゼ処理を施した画分では変化がなかった。Rhizopus菌体抽出液のエタノール沈殿においても同様であり、Rh.培養液に含まれる増強物質はRhizopus菌体に由来するタンパク質を含む物質である可能性が示唆された。
-
「The YEASTS 5th」における清酒酵母の分類学的位置
門倉利守、国分萌里、矢島優子、中山俊一、中里厚実
日本農芸化学会2012年度大会(於京都) 2012年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大学
2011年にThe Yeasts 5thが発刊され、遺伝子の系統解析により種の分類が行われたが、S.cerevisiaeのsynonymである清酒酵母には矛盾が生じているため、The Yeasts 5thの分類・同定指標に従って清酒酵母の分類学的位置を検討した。遺伝子の系統解析、key to speciesの生理試験によってbayanus,新種のarboricolus,Torulaspora属に関連性があることが伺われた。
-
非ブタノール生産性退化株におけるspo0A遺伝子の解析
依田杏子、中山俊一、吉野貞蔵、古川謙介、門倉利守、中里厚実
第63回日本生物工学会大会(於東京) 2011年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2011年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学小金井キャンパス
Clostridium細菌の継代培養によりブタノール生産能を失った退化株において、胞子形成開始における転写因子spo0Aの機能解析を試みた。spo0Aの転写欠損が直接的な退化の原因ではなく、他の因子が退化機構に関与することが示唆された。pp63
-
PCR-DGGE法による清酒もろみ中の清酒酵母の判別
岸彩華、門倉利守、中山俊一、中里厚実
平成22年度日本生物工学会大会(於宮崎) 2010年10月 日本生物工学会
開催年月日: 2010年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎県)
近年の清酒業界では清酒酵母がS.cerevisiaeであるということから、自然界から酵母を分離し清酒を醸造する傾向があり、微生物管理、酵母の識別が重要となってきた。そのためPCR-DGGE法を用いて清酒もろみ中の清酒酵母の判別を試みた。AWA1遺伝子断片により、清酒もろみ中の協会清酒酵母と野性清酒酵母を判別することが可能であった。pp.43
-
Clostridium属細菌の混合培養による稲わらからのブタノール生産
清啓自、横原武、中山俊一、門倉利守、中里厚実
平成22年度日本生物工学会大会(於宮崎) 2010年10月 日本生物工学会
開催年月日: 2010年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎県)
Clostridium属のブタノール生産菌とセルロース資化菌を混合培養し、稲わらからのブタノール生産を試みた。濾紙、結晶性セルロースを基質にしたときに比べ、稲わらではブタノール生産量が低かった。ヘミセルラーゼの添加により生産性が増大した。pp.115
-
清酒酵母協会NO.28のリンゴ酸高生産機構の解明
中山俊一、田畑健、満生慎二、大場孝宏、門倉利守、中里厚実
平成22年度日本生物工学会大会(於宮崎) 2010年10月 日本生物工学会
開催年月日: 2010年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:フェニックス・シーガイア・リゾート(宮崎県)
醸造協会より頒布されているリンゴ酸高生産性酵母の協会No.28の高リンゴ酸生産機構の解明を試みた。No.28は親株の協会1001号と共にピルビン酸からリンゴ酸への変換酵素を有し、No.28はミトコンドリアでリンゴ酸が代謝されずに細胞外へ排出されていることが考えられた。pp.43
-
Clostridium属細菌の混合培養によるセルロースを基質としたブタノール生産
中山俊一、清啓自、依田杏子、門倉利守、中里厚実
日本農芸化学会2010年度大会 2010年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2010年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
Clostridium属のブタノール生産菌はセルロースを資化できず、セルロース分解菌はブタノール生産能が低いため、混合培養によってブタノール生産を試みた。混合培養によるブタノール生産のための最適菌株を選択し、20g/Lのセルロースから4.2g/Lのブタノールを生産した。 pp.129
-
Rhizopus培養液による酵母のストレス応答
手嶋啓悟、門倉利守、中山俊一、中里厚実
日本農芸化学会2009年度大会 2009年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:福岡
Rh.培養液による酵母のエタノールストレス応答について検討を行い、エタノール存在下でRh.培養液を添加して増殖する酵母は、細胞壁タンパク質含量、菌体脂肪酸組成、mRNAの核外輸送が異なることを解明し、米麹抽出物添加でも同じ傾向を示した。pp.101
-
特定遺伝子のPCR-DGGE法による清酒酵母の識別法
門倉利守、岸彩華、北出雅美、中山俊一、仲村佐知子、中里厚実
平成20年度日本生物工学会大会 2008年08月 日本生物工学会
開催年月日: 2008年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:仙台
清酒酵母に特徴的な遺伝子配列を用いて、PCR-DGGE法による清酒酵母の識別法を検討し、AWA1遺伝子断片およびITS1領域によって清酒酵母と他のSaccharomyces sensu strictoを明確に区別した。pp.148
-
清酒酵母の細胞壁マンナンの構造
古川雄将、仲村佐知子、門倉利守、額田恭郎、中里厚実
日本農芸化学会2008年度大会 2008年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
清酒酵母には細胞壁の差異に起因した特性があるため、清酒酵母の細胞壁マンナンの構造について検討した。分類学上、S.cerevisiaeとされる清酒酵母であるが、細胞壁マンナンの構造は、N結合糖鎖から検出される側鎖部分のオリゴ糖鎖においてS.cerevisiaeとは異なった。pp.263
-
Rhizopus培養液の酵母アルコール耐性増強物質の探索
門倉利守、秋葉圭、田口瑞樹、仲村佐知子、中里厚実
日本農芸化学会2008年度大会 2008年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
Rh.培養液には酵母アルコール耐性増強作用があるため、その物質の探索を行った。増強物質はRhizopus菌体に由来し、酵母の細胞壁、菌体脂肪酸組成に影響を与えた。またこの物質は、弱陰イオン交換樹脂に吸着し、分子量1万以下で、エーテルには抽出されず、エタノールにより沈殿する核酸や複合糖質など、これまでに報告のない物質である可能性を示唆した。pp.108
-
Rhizopus培養液を用いた有機性廃棄物からのエタノールと乳酸の生産
仲村佐知子、門倉利守、本多宏明、浅川大輝、中里厚実
平成19年度日本生物工学会大会 2007年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:広島
有機性廃棄物を用いてRhizopus培養液を調製し、生ごみと米糠を添加して酵母によりエタノールの生産を行った。Rh.培養液調製時に生産されたL-乳酸はエタノール発酵終了まで残存し、エタノールとL-乳酸の同時生産が可能であった。また、Rh.培養液を用いることで酵素剤の代用となるほか、好気性微生物の増殖を抑制した。pp.180
-
花から分離した酵母の菌学的性質と清酒醸造における特長
小室友香理、門倉利守、中里厚実、数岡孝幸、穂坂賢、中田久保
日本農芸化学会2007年度大会 2007年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
Yeastcidinの特性を利用して、花から優良清酒酵母を分離し、その性質を解明した。用いた花酵母13株は高泡を形成しない清酒酵母で、協会酵母と同程度の発酵力があり、清酒醸造に利用することで香味豊かな個性のある製品が得られた。pp.188
-
特定遺伝子による清酒酵母の系統解析
門倉利守、樋口明紀、田中未来、小室友香理、仲村佐知子
日本農芸化学会2007年度大会 2007年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
清酒酵母の生理学的な特性を反映した分類・同定指標に関連があると考えられる16遺伝子について、Saccharomyces属を用いて系統解析を行った。遺伝子ごとに相違はあったが清酒酵母の遺伝子はS.cerevisiaeとは異なるものが多かった。pp.187
-
特定遺伝子による清酒酵母の特性
小室友香理、中田久保、穂坂賢、数岡孝幸、門倉利守
平成18年度日本生物工学会大会 2006年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2006年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:大阪
清酒酵母の高泡形成の遺伝子であるAWA1遺伝子に着目し、Saccharomyces cerevisiaeが保有しない遺伝子配列を相同検索して清酒酵母を含むSaccharomyces sensu strictoでPCR増幅を行った。検索したAWA1断片は清酒酵母特有の断片であった。pp.20
-
醸造酵母のmelezitose資化能における分子生物学的アプローチ
小倉健太郎、北條美佳、仲村佐知子、門倉利守、中里厚実
日本微生物資源学会第13回大会 2006年06月 日本微生物資源学会
開催年月日: 2006年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:埼玉
醸造酵母間におけるメレジトースの分解能,菌体内輸送能,および関連酵素をコードするMAL遺伝子に注目し,メレジトース資化能を分子生物学的に解析した。メレジトース資化能は,分解能のみならず、菌体内輸送能が関与することが示唆された。pp.67
-
清酒酵母の分類指標(2)- rDNAによる系統解析 -
大出功友、砂岡ひとみ、柳澤祐樹、門倉利守、中里厚実
平成16年度日本生物工学会大会 2004年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
清酒酵母(IFO株、ATCC株、協会株)とSaccharomyces sensu stricto 4種を用いて、コロニーPCR法によりITS1、ITS2、26S rDNA D1/D2領域を増幅し、サイクルシークエンス法により塩基配列を解析し、各データより近隣結合法によって系統樹を作成した。その結果、ITS領域によって清酒酵母はSaccharomyces cerevisiaeとは異なったクラスターを形成し、清酒酵母の独自性を示唆すると共に、分類学的にさらなる検討を示唆した。pp.90。
-
清酒酵母の分類指標(1)- 生理・生化学的特性 -
門倉利守、大出功友、仲村佐知子、浅香英二、竹田正久、中里厚実
平成16年度日本生物工学会大会 2004年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
清酒酵母(IFO株、ATCC株、協会株、野生株)とSaccharomyces sensu stricto 4種を用いて、6番染色体長、GAPDHアイソザイムパターン、ビタミン欠乏培地での増殖、35℃での増殖、D - マンニトールの資化性、メレジトースの資化性、イーストサイジン耐性、アルシアンブルー染色、清酒もろみ中でのアルコール生産能および高泡形成試験を行い、清酒酵母が他の酵母と区別できることを明らかにし、これらが分類指標として使用可能であることを示した。pp.90
-
日本各地で分離した清酒酵母の分類学的特性
仲村佐知子、門倉利守、中里厚実、竹田正久
平成15年度日本生物工学会大会 2003年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:熊本
日本各地から野生酵母を分離し、独自の分類方法とThe YEASTSに従って同定し、S.cerevisiae、S.paradoxus、清酒酵母の3種には中間的な株が存在し、清酒酵母はあらゆるところに存在し、独立した一群を形成していることが分かった。pp.103
-
口噛酒の研究(2)
仲村佐知子、深澤孝美、門倉利守、中里厚実、竹田正久
平成14年度日本醸造学会大会 2002年09月 日本醸造学会
開催年月日: 2002年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
口噛酒の発酵と微生物、それに及ぼす栄養分について検討を行い、口噛もろみの栄養分では十分なアルコール生成が行われず、発酵初期のガス発生は乳酸菌によるものであり、酵母の数は存在するもののアルコール生成にはなかなか至らなかった。pp.13。
-
酒蔵外からの清酒酵母の分離
梅津晃朗、小嶋拓、加藤繁道、加藤収、門倉利守、中里厚実、竹田正久
平成14年度日本醸造学会大会 2002年09月 日本醸造学会
開催年月日: 2002年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
日本各地の酒蔵外の土、腐葉土、コケなどから野生酵母を分離し清酒酵母の同定を行った。pp.7。
-
FISH法による山廃酒母乳酸菌の検出
松田絵里、門倉利守、大西章博、鈴木昌治、中里厚実、竹田正久
日本乳酸菌学会2001年度大会 2001年07月 日本乳酸菌学会
開催年月日: 2001年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
山廃酒母中の乳酸菌についてFISH法を用いて検出を試み、FISH法が乳酸菌にも適用でき、且つ山廃酒母中の乳酸菌相の遷移はこれまでの一般的な報告とは異なって多数存在し、それぞれに条件があることが示唆された。pp.42
-
蜂蜜から分離された耐糖性酵母の性状
村清司、西山由隆、門倉利守、穂坂賢、徳江千代子
日本食品保蔵科学会第50回大会 2001年06月 日本食品保蔵学会
開催年月日: 2001年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
蜂蜜より分離した耐糖性の発酵酵母の性状について特に有機酸の生成について検討を行った。pp.39。
-
foldable IOLへの菌付着 第2報
高野慎也、酒井裕司、小松真理、清水公也、門倉利守
第24回日本眼科手術学会総会 2001年01月 日本眼科手術学会
開催年月日: 2001年01月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:大阪
新規に開発された白内障治療用レンズについて菌体持ち込み量を検討し、インジェクターによる挿入が有用であることを証明した。pp.237。
-
清酒酵母の特性(2)- S.cerevisiae complexの菌体タンパク質パターン -
門倉利守、新崎賢一、八坂恒次、高野慎也、中里厚実、竹田正久
平成12年度日本生物工学会大会 2000年08月 日本生物工学会
開催年月日: 2000年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌
野生清酒酵母とSaccharomyces属について菌体タンパク質の解析をSDS-PAGEにより行い、36kD付近で清酒酵母は他のSaccharomyces属とは明らかに異なったパターンを示し、独自の特性が示された。pp.57
-
清酒酵母の特性(1)-「The YEASTS」での清酒酵母-
浅香英二、門倉利守、中里厚実、竹田正久
平成12年度日本生物工学会大会 2000年08月 日本生物工学会
開催年月日: 2000年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌
清酒酵母の特性についてThe Yeasts 4thに従って検討し、清酒酵母がビタミンフリーでの増殖によりS. bayanusに同定されるものの、独自の分類指標によりS. bayanusとは明らかに異なり、相同性で同種のS. cerevisiaeとも異なった。pp.57。
-
Alcian Blue染色による清酒酵母の特性
門倉利守、寺嶋則仁、中條絵理、橘美貴子、桑原綾子 中里厚実、竹田正久
平成11年度日本生物工学会大会 1999年09月 日本生物工学会
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:大阪
細胞壁マンナンタンパク質のマンノースリン酸部位と特異的に結合するAlcian Blueにより細胞を染色し清酒酵母の特性を明らかにした。醸造酵母およびS.cerevisiae, S.bayanus, S.pastorianus,S.paradoxusはAlcian Blueにより明らかに青色に染まるのに対して、清酒酵母は白色を呈した。また、新たに分離し生理学的に清酒酵母である野生酵母も染色されなかった。pp.335
-
口かみ「もろみ」の発酵と微生物
中島大蔵、門倉利守、中里厚実、竹田正久
平成11年度日本醸造学会大会 1999年09月 日本醸造学会
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
口噛もろみの発酵と微生物について検討を行い、アルコール発酵能の高いSaccharomyces属を分離したが、もろみ中のアルコール濃度は上がらなかった。また、口噛もろみ中の主要な糖はマルトーストマルトトリオースであり、グルコースは微量にしか検出されなかった。pp.8。
-
清酒酵母の標準株Saccharomyces sake Yabe(1897) IFO 0304の性質
浅香英二、門倉利守、中里厚実、竹田正久
平成11年度日本醸造学会大会 1999年09月 日本醸造学会
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
約100年前に分離された清酒酵母Saccharomyces sake Yabe IFO 0304の分類学的な性質を検討し、S. cerevisiae、S. bayanus、S. pastorianus、S.paradoxusの4種とは明らかに性質が異なり、100年前に分離した酵母であっても清酒酵母の特性を持ち続けていることを明らかにした。pp.9。
-
フォールダブルレンズへの付着菌
小松真理、清水公也、古賀貴久、門倉利守、高野慎也
第22回日本眼科手術学会 1999年01月 日本眼科手術学会
開催年月日: 1999年01月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
白内障手術に用いるフォールダブルレンズは小さな創口より挿入されるため眼内に菌を持ち込み合併症を起すことがある。そこで3種のレンズを用いて鑷子およびインジェクターで挿入し菌の付着性について検討した。レンズの種類で付着菌数に差は無かったが、インジェクターによる挿入方法が汚染機会が少ないことがわかった。 pp.159。
-
Saccharomyces sake(清酒酵母)と他のSacch. sppの相違(1) -菌体タンパク質パターンと6番染色体の差異-
桑原綾子、高野慎也、天野誠、門倉利守、中里厚実、竹田正久
平成9年度日本生物工学会大会 1997年09月 日本生物工学会
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
これまで、S.cerevisiae,に統一されていた酵母が1998年の分類書でS.cerevisiae,S.bayanus,S.pastorianus, S.paradoxusの4種に再分類されたが、従来から提唱している清酒酵母がこれらと異なることから菌体タンパク質と6番染色体長の差異について検討した。S.sakeのパターンはS.cerevisiae,S.bayanus,S.pastorianus,の3種とは異なりS.paradoxusと同じパターンを示した。pp.56
-
醸造酵母のADH活性
中里厚実、門倉利守、竹田正久
平成9年度日本生物工学会大会 1997年09月 日本生物工学会
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
清酒酵母は清酒もろみ中で20%以上のアルコールを生成する高い能力を持つため、醸造酵母のアルコール生成についてADH活性に着目し比較検討した。清酒酵母はワイン酵母、ビール酵母に比べADH活性が高くアルコール存在下ではビール酵母のADH活性はほとんどみられなかった。 pp.204。
-
Saccharomyces sake(清酒酵母)と他のSacch. sppの相違(3) -清酒もろみでのアルコール生産量(%)の差異-
竹田正久、門倉利守、中里厚実
平成9年度日本生物工学会大会 1997年09月 日本生物工学会
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
S.sake, S.cerevisiae, S.bayanus, S.pastorianus, S. paradoxusの5種について清酒もろみの発酵試験を行い、清酒酵母S.sakeは清酒もろみで多くの酵母が増殖し、高濃度のアルコールを生産し、アルコール20-23%の濃度においても生存能を有し、他の酵母群とは異なっていることを明らかにした。 pp.57。
-
Saccharomyces sake(清酒酵母)と他のSacch. sppの相違(2) -メレジトース資化性と非増殖限界温度の差異-
門倉利守、中沢守、中里厚実、竹田正久
平成9年度日本生物工学会大会 1997年09月 日本生物工学会
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
S.sake, S.cerevisiae, S.bayanus, S.pastorianus, S. paradoxusの5種についてメレジトースの資化性及び非増殖温度について検討し、メレジトースを資化した酵母はビール酵母に属するS.cerevisiaeとS.pastorianusで他の3種は資化しなかった。非増殖温度はS.sake, S.cerevisiaeが41℃で他の3種と異なっていた。pp.56
-
醸造酵母のMelezitose資化能について
中沢守、丸山英雄、門倉利守、中里厚実、金子太吉、竹田正久
日本農芸化学会1997年度大会 1997年04月 日本農芸化学会
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
醸造酵母のMelezitose資化能について検討を行い、清酒酵母以外の醸造酵母は資化性がみられた。また、それぞれの酵母の無細胞抽出液のMelezitoseへの作用能を調べた結果、各酵母により作用に大小があり清酒酵母を含めた資化性を示さない菌株の中にも細胞内酵素が存在しMelezitoseを分解するものがあった。pp.336
-
醸造酵母のストレス耐性に及ぼすイノシトールの影響
門倉利守、加藤栄明、中里厚実、竹田正久
日本農芸化学会1997年度大会 1997年04月 日本農芸化学会
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
代表的な醸造酵母の清酒、ワイン、ビール、醤油酵母を用いてアルコール、または食塩存在下における増殖への影響を調べた結果、増殖の初期においてイノシトールの影響がみられ、それぞれのもろみに用いられる酵母によって影響が異なり、もろみとの相関性が伺われた。pp.348
-
酵母の細胞壁糖タンパク質抽出法の検討
門倉利守、河西知恵子、堀越奈緒、深川直子、竹田正久
平成8年度日本生物工学会大会 1996年10月 日本生物工学会
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
醸造酵母(S.cerevisiae)を用いて、従来法の中性クエン酸緩衝液オートクレーブ抽出を対照とし、各種薬剤、酵素により細胞壁糖タンパク質を抽出し最適抽出法を選択 した。SDS-PAGEにより2-メルカプトエタノールによる抽出法が最もよく、抽出時間により分別も可能で細胞壁の構造を類推する結果を得た。pp.140
-
菌体タンパク質パターンによる清酒酵母の特性
高野慎也、門倉利守、中里厚実、金子太吉、竹田正久
平成8年度日本生物工大会 1996年10月 日本生物工学会
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
S.cerevisiaeの可溶性タンパク質を抽出しSDS-PAGEにより違いの見られたタンパク質のN-末アミノ酸からタンパク質を特定、免疫染色により酵母間での比較を行った。酵母間で37kD付近に違いが見られ、これはGAPDHのアイソザイムであることが推定され、そのパターンより分類学を反映するような5タイプに分けらた。また、清酒酵母はその独自性が示唆された。pp141
-
醸造酵母の細胞壁糖タンパク質の比較
桑原綾子、門倉利守、中里厚実、金子太吉、竹田正久
平成8年度日本生物工学会大会 1996年10月 日本生物工学会
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
清酒酵母および他の醸造酵母(S.cerevisiae)の細胞壁糖タンパク質を2-メルカプトエタノールにより抽出しSDS-PAGEにより比較した。糖含量の少ない100kD以下の低分子のタンパク質にはほとんど差異がなく、糖含量の多い高分子の糖タンパク質に差異が見られた。 また、清酒酵母の糖タンパク質は酵母の糖タンパク質の一般論に反しhomogeneityが高かった。pp.141
-
染色体レベルでみた清酒酵母の特性-第6番染色体の物理地図-
中里厚実、原山格、大熊盛也、村上康文、工藤俊章、門倉利守、竹田正久、金子太吉
日本農芸化学会1995年度大会 1995年08月 日本農芸化学会
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道
清酒酵母の第6番染色体が他の同種酵母より顕著に長い点に注目し、物理地図を作成し比較検討した。制限酵素切断パターンにより、実験室株の第6番染色体約270Kbは、内部に顕著な欠失や挿入を起こすことなく他の同種にも保存されており清酒酵母に特有とみなせる部分は共通部分に付随する形で存在することを明らかにした。pp.208。
-
各種醸造酵母の核型の比較検討
中里厚実、山本京子、門倉利守、竹田正久、金子太吉
平成6年度日本醸造学会大会 1994年09月 日本醸造学会
開催年月日: 1994年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
パルスフィールド電気泳動法により各種醸造酵母の染色体DNAのサイズを比較検討した。染色体サイズの小さ いものについて検討した結果、それぞれの酵母で長さが異なり、染色体すべての類似度を比較すると清酒酵母をはじめ米麹を使用する醪から分離される酵母は他の同種酵母と異なることを明らかにした。pp.741。
-
電気泳動法による醸造酵母の差異
山本京子、門倉利守、中里厚実、竹田正久、金子太吉
日本農芸化学会1993年度大会(於仙台) 1993年04月 日本農芸化学会
開催年月日: 1993年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:仙台
醸造酵母であるS.cerevisiaeの染色体DNAと細胞内タンパク質を電気泳動法により比較検討した。染色体DNAにおいては第6番染色体に清酒酵母と他の醸造酵母間で一定の差異がみられ、またタンパク質は37KD付近に清酒酵母特有のパターンを認めた。pp.320。
-
スパークリング・ライスワインの低沸点香気成分について
門倉利守、宮田恵介、中里厚実
平成3年度日本醗酵工学会大会 1991年11月 日本醗酵工学会
開催年月日: 1991年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:広島
新しいタイプの酒類としてライスワインをベースにした発泡性の低アルコール飲料スパークリングライスワインを開発し、その低沸点香気成分について検討した。ライスワイン同様にワイン様の香りはあるものの華やかさに欠け、香気成分の改良を示唆した。pp.155
-
甘味純米清酒の製造
門倉利守、山下寛和、小泉浩平、斎藤寿代、澤登芳恵、中里厚実
平成2年度日本醗酵工学会大会 1990年11月 日本醗酵工学会
開催年月日: 1990年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:大阪
米と米麹のみを用いて糖とアルコールが本みりんと概ね同じである飲用、調味料用の甘味純米清酒の製造方法を検討した。米にはα化米、汲水の一部にはRhizopus培養液を用いて本みりんよりも旨味成分のコハク酸、グルタ ミン酸の多い製品を得た。pp.95
-
“酵母入り発泡酒”の開発
門倉利守、田中浩二、高橋勝治、斎藤寿代、中里厚実
平成2年度日本醗酵工学会大会(於大阪) 1990年11月 日本醗酵工学会
開催年月日: 1990年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:大阪
Rhizopus培養液を用いて造った清酒に酵母を増殖させ発酵ガスを蓄積した発泡清酒の開発を行った。使用酵母に凝集性があり、発酵力の弱いものを用いることにより粒状の細胞が金箔入り清酒を思わせ、風味は清涼感があり爽やかな発泡清酒を得た。pp.96
-
リゾープス培養液の酵母アルコール耐性
門倉利守、竹生新治郎、谷村和八郎
日本農芸化学会1990年度大会 1990年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 1990年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:福岡
白米を基質として調製したRhizopus属培養液および、他属の糸状菌培養液の酵母の増殖能アルコール耐性促進作用について検討した。特定濃度のアルコール存在下における酵母の生理的作用とその促進物質の性質について明らかにした。pp.124
-
醸造酵母におけるKの取り込みと菌体内有機酸組成について
中里厚実、高橋春恵、門倉利守、澤登芳恵、竹田正久
日本農芸化学会1989年度大会 1989年04月 日本農芸化学会
開催年月日: 1989年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:新潟
醸造酵母のKの取り込みと菌体内有機酸について調べ、菌体内に取り込まれるK量は、対数期に最大となりその後減少し、それに伴って菌体内有機酸量も同様の動向を示した。また、菌体内有機酸は培地組成を代えても変化しなかった。pp.121。
-
寡酸性酵母の選択
中里厚実、門倉利守、河島利幸、吉田竜一郎、村上勝栄 中谷地竜司
日本農芸化学会1988年度大会 1988年04月 日本農芸化学会
開催年月日: 1988年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋
純米酒用酵母として酸生成量の少ない寡酸性酵母の選択を行った。協会清酒酵母より常に酸度の低いK36酵母を得、小仕込みにおいても酸度の低い清酒を得ることができた。これは、酵母が尿素を分解しアンモニアが生成され有機酸と塩を形成することで起こることを認めた。pp.241