講演・口頭発表等 - 入江 満美
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水蒸気改質に伴い排出する改質液の性状と農業利用 国際会議
佐貫安希子,山口武則,牛久保明邦,入江満美
2007年度日本土壌肥料学会関東支部大会 2007年11月
開催年月日: 2007年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
水蒸気改質を行なった際に排出される改質液を通常の水処理を行えば、処理コストがかかる。改質液の農業利用の可能性を探るため、植物の発芽試験・根長伸長試験を行った。改質する原料により、生育促進・生育抑制があり、500倍程度の希釈で、根長促進がみられた。
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宮古島におけるバイオマス利活用による窒素負荷軽減 国際会議
野村渉平,入江満美,牛久保明邦,山口武則
2007年度日本土壌肥料学会関東支部大会 2007年11月
開催年月日: 2007年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
沖縄県宮古島では地下水の硝酸態窒素汚染が顕在化しており、農畜産業の寄与が大きい。この窒素負荷を低減するために、農畜産業に関わる窒素のフローを成分分析・聞き取り調査により明らかにし、島内の肉牛ふんとバガスを活用し、高品質堆肥を製造した場合、地下水への窒素負荷を地下水の硝酸態窒素で1割程度低減できる可能性を示した。
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メタン発酵における原料生ゴミの電解前処理効果
徳田宏晴,本間裕人,入江満美,牛久保明邦,中西載慶
日本生物工学会 2007年09月
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
モデル生ゴミのメタン発酵の前処理として電解処理をし、メタン発酵を行なう効果について、試料の可溶化が促進されること、グルコースなどが溶出すること、雑菌数が低下すること、さらにメタン発酵でのガス発生量が向上した。
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水蒸気改質に伴い排出する改質液の有効成分に関する研究 国際会議
佐貫安希子,馬場竜介,入江満美
第17回廃棄物学会研究発表会(北九州国際会議場にて) 2006年11月
開催年月日: 2006年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
木質バイオマスを活用するにあたり、熱水蒸気を用いてバイオマスや有機化合物などを燃焼させずに分解させることや炭化させる方法(以下、改質とする)が注目されている。しかし、改質の際は多量の廃液(以下、改質液)が発生する。改質液は試料から溶脱した成分を含有している。本研究では木質バイオマスを改質した際に得られる改質液を対象とし、その成分を明らかにし、有効利用の検証することを目的とした。改質条件が改質液に与える影響については、改質時間が増加すると投入試料から溶脱する物質が増える。投入試料サイズの違いは改質液の成分に影響を与えないことがわかった。投入試料の違いによって含有する成分の種類が異なり、濃度が大きく変化することがわかった。改質液には作物の生長促進や抑制作用、有機物の無機化促進、抗菌作用などさまざま効果が確認された。
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各種コンポストの作物生育阻害物質の影響検討 国際会議
金 元淑,神澤千絵,入江満美,山口武則,牛久保明邦
2006年度日本土壌肥料学会関東支部大会講演要旨集(宇都宮大学にて) 2006年10月
開催年月日: 2006年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
原材料の異なるコンポスト(食品廃棄物、牛ふん、豚ふん、鶏ふん)のうち、植物の生育抑制を起こしたコンポストの生育阻害物質と考えられる有機酸・ポリフェノールを測定し、植物の発芽試験を行い、それらの植物種子への影響評価を行なった。
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メタン発酵消化液の有効利用-コナガに対する産卵抑制効果- 国際会議
浅川啓紀,石田奈保美,入江満美,山口武則,牛久保明邦
2006年度日本土壌肥料学会関東支部大会講演要旨集(宇都宮大学にて) 2006年10月
開催年月日: 2006年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
メタン発酵消化液を施用することにより害虫であるコナガに産卵抑制効果があるかを検証した。
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食品廃棄物コンポストに由来する油分および塩分がコマツナの生育に及ぼす影響
金元淑,後藤基寛,入江満美,山口武則,牛久保明邦
システム農学会 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
食品廃棄物コンポストに由来する油分および塩分がコマツナの生育に及ぼす影響について幼植物試験、化学成分分析により行った。
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メタン発酵消化液を用いた牧草地での窒素循環
落合美樹雄,入江満美,牛久保明邦
第16 回廃棄物学会研究発表会 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
メタン発酵消化液を用いた牧草地での窒素循環について圃場試験により乳牛糞の場合の適正使用量を求めた。乳牛メタン発行消化液により化学肥料と同程度の牧草収量が得られることが分かった。
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食品廃棄物を用いた堆肥化における油分・塩分の影響
金 元淑,牛久保明邦,入江満美
第16 回廃棄物学会研究発表会 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
食品廃棄物を用いた堆肥化における油分・塩分の影響を幼植物試験をとおして求め、油分については30%ほど原料に含有していても害が出ないことが明らかとなった。
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中山間地域におけるバイオマス利活用による資源循環 -福島県東白川郡鮫川村を事例として- 国際会議
佐貫安希子,牛久保明邦,入江満美
第16 回廃棄物学会研究発表会 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中山間地域におけるバイオマスを活用した環境に負荷を与えない資源循環方法についてバイオマスのフローから実証実験を元に提案。
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乳牛ふん尿メタン発酵消化液の牧草地への適正施用
村田 純,牛久保 明邦,入江満美
第15回廃棄物学会研究発表会 2004年11月
開催年月日: 2004年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
畜産ふん尿処理の方法としてエネルギーも得られるメタン発酵処理が注目されているが、その廃液には窒素・リン・カリウムが豊富に含まれるため、後段処理が必要となる。その代替として、メタン発酵した後の廃液(消化液)を牧草地に還元し、牧草を栽培する際の適正施用量を牧草品質と土壌水の分析から、黒ぼく土では10t/10aであることを明らかにした。
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中山間地域におけるバイオマス利活用による資源循環-福島県東白川郡鮫川村を事例として-
佐貫 安希子,入江満美,牛久保 明邦
第15回廃棄物学会研究発表会 2004年11月
開催年月日: 2004年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中山間地域でバイオマス循環を窒素をトレーサーとして評価した。その結果、福島県の調査地では企業養豚からの窒素排出分をどのように循環させるかが課題で、その利用先にはコンポスト化した場合、既耕地では過剰なため、耕作放棄地や未耕作地を活用し、飼料栽培するなどの必要があることを明らかにした。
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Relationship between Soil Degradation with Behavior of Soil Fertility in Tropical Region 国際会議
Arefu Araki,Mami Irie,Akikuni Ushikubo
International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences日本支部会 2003年11月
開催年月日: 2003年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
セネガルでのアグロフォレストリーを実施している農地の土壌性状について明らかにした。
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メタン発酵プロセスを中核としたバイオマス循環システムの検討
入江満美,森 直道,鈴木 恒雄,紅林 利彦
環境工学総合シンポジウム 2003年06月 社団法人日本機械学会
開催年月日: 2003年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
農・畜産廃棄物や食品残渣のような含水率の高い有機性廃棄物を処理・再資源化する方法として、飼料化や堆肥化処理が多く採用されてきた。もう1つの処理方法であるメタン発酵法は発生するバイオガスを発電などのエネルギー源として利用できるため、欧州での技術をベースに日本へ適用する開発が進められている。しかし、廃液の窒素濃度が高く、日本の土壌許容負荷を考えると液肥として、そのまま施用することが困難である。そこで、食品残渣と畜ふんのメタン発酵処理を行なうとともに、バイオガスを利用した生物脱硫・脱窒処理技術を検討した。畜ふんと食品残渣の配合比は食品残渣の割合が多いほどメタンガス発生量が多いこと、バイオガスを利用して廃液の脱窒とガス精製が同時にできる可能性を見出した。
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a Synoptic Climatological Study of Te in Wet and Dry Deposition as a Coal Combustion Effluent Long RangeTranspostation 国際会議
Mami Irie
International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences 2002年11月 ISSAAS
開催年月日: 2002年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
1993年~1997年の4年間にわたって、日本海側の2地点と太平洋側の4地点において降水・降雪試料を採取し、試料中の無機成分とテルルの濃度を測定した。Teを石炭燃焼由来のトレーサーとして使用できることが、総観気象学的に証明された。
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メタン発酵処理液の有効利用に関する一考察 国際会議
入江満美,鈴木恒雄,紅林利彦,森 直道
日本機械学会第12回環境工学総合シンポジウム2002 2002年07月 日本機械学会
開催年月日: 2002年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
家畜ふん尿、食品残渣にメタン発酵処理を導入する際、その廃液のメタン発酵消化液を液肥として利用できる農地がある場合は適正施用量を把握し施用すれば環境的問題は少ない。しかし、全てを再利用するのは困難であり新たな処理技術の開発が望まれている。そこで消化液による水生植物(Ipomea aquatica)の水耕栽培液としての利用の可能性が示された。
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the Situation of Solid Wastes Generation and their Recycling in the Japanese Food Industries 国際会議
Mami Irie
Japan Organics Recycling Association 2001年11月
開催年月日: 2001年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
わが国の食品産業から排出される廃棄物の実態とそれらのリサイクルおよび処理処分の現状を知るためにアンケート調査を32業種について行った。一事業場あたりの平均廃棄物排出量は9,217t/年で、総排出量に占める廃棄物の割合は汚泥54.6%、植物性残さ26.3%の順に多かった。リサイクル率は食品産業の事業場内では6.6%と低く、事業場外の産業廃棄物業者および肥料・飼料製造業者等によるリサイクル率は31.5%と高かった。
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a Synoptic Climatological Study on the Long-range Transportation of Coal Combustion Air Pollutants Using Tellurium as a Tracer 国際会議
岡元満美,山川修治,山口武則,津村明人,安田洋,牛久保明邦,岩城英夫
6th International Conference on Acidic Deposition Acid rain 2000 2000年12月
開催年月日: 2000年12月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
1993年~1997年の4年間にわたって、日本海側の2地点と太平洋側の5地点において降水・降雪試料を採取し、試料中の無機成分とテルルの濃度を測定した。Teを石炭燃焼由来のトレーサーとして使用できることが、総観気象学的に証明された。Teが高濃度となるのは、春先、梅雨期、冬季であり、梅雨期においても高濃度のTeが中国南部から運ばれてきていることが示唆された。
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the Situtation of Solid Wastes Generation and their Recycling in the Japanese Food Industries 国際会議
牛久保明邦,岡元満美
International Symposium of Bio-Recycling/ Composting in Sapporo 1999年09月
開催年月日: 1999年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌
「日本の食品産業から発生する廃棄物の現状と再資源化」わが国の食品産業から発生する廃棄物の現状と狭い国土の中で実施される焼却を中心とした処理と堆肥化を主体とする食品有機性廃棄物の再資源化について述べた。
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富山のTe含有酸性降水に関する総観・流跡線解析 国際会議
岡元満美,山川修治,山口武則,安田洋,市橋秀樹,城戸伸夫,牛久保明邦
日本気象学会 1999年春季大会 1999年04月
開催年月日: 1999年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:気象庁
酸性雨の長距離輸送の指標である硫黄安定同位体比は前処理が煩雑,測定技術が困難,測定装置が高価なためデータの収集が限られ考察が難しかった。そこで富山県下でpH4.2以下の降雨について新指標としてのTe(テルル)の挙動について流跡線を用いて総観気候学的に考察した。