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入江 彰昭 (イリエ テルアキ) IRIE Teruaki 教授 |
学内職務経歴 【 表示 / 非表示 】
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東京農業大学 短期大学部 環境緑地学科 助手
1997年04月 - 2002年03月
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東京農業大学 短期大学部 環境緑地学科 講師
2002年04月 - 2010年09月
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東京農業大学 短期大学部 環境緑地学科 准教授
2010年10月 - 2018年03月
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東京農業大学 地域環境科学部 地域創成科学科 准教授
2018年04月 - 2021年03月
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東京農業大学 地域環境科学部 地域創成科学科 教授
2021年04月 - 現在
所属学協会 【 表示 / 非表示 】
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IFPRA (International Federation of Parks and Recreation Administration)
2013年08月 - 現在
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International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
2011年04月 - 現在
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実践総合農学会
2010年10月 - 現在
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子どもの遊ぶ権利のための国際協会 (The International Association for the Child's Right to Play)
2005年05月 - 現在
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日本リモートセンシング学会
2004年11月 - 現在
論文 【 表示 / 非表示 】
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雨水貯留材を用いた街路樹の植栽基盤の改良と根の保護策のグリーンインフラ工法の実証
田﨑 一宏, 入江 彰昭, 古旗 泰岳, 武田 一晃, 嵩下 遼
ランドスケープ技術報告集 3 35 - 40 2024年09月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 出版者・発行元:公益社団法人 日本造園学会
本研究では、雨水貯留材を用いた街路樹の植栽基盤整備と根の保護を行うグリーンインフラ工法の実証において、樹木の根の成長を明らかにした。施工箇所の根系図を比較すると、施工前(2022年)に比べ施工後(2023年)では明らかに根の成長が見られ、植栽基盤整備の効果が見られた。また、施工後(2年後)の2024年では根の分岐が多くなり、2mm未満の細長い根が顕著であった。根長と太さの関係図と分布図から、全ての施工箇所において、施工後(2年後)の2023年に比べ2024年では根の成長と太さが増加し、側根が増加し根系が拡大していることがわかった。根長と太さの年間成長率は約1~2倍であった。 2年間の調査の結果、施工エリア内では毎年根が伸びていることが確認され、植栽基盤の改良と根の保護を目的としたこのグリーンインフラ工法の有用性が実証されました。舗装と街路樹が共存する工法として、街路樹が生育しやすい環境づくりに貢献できます。また、改良した植栽基盤は一時的な雨水貯留スペースとして活用できると考えられました。
DOI: https://doi.org/10.60235/jilatech.3.0_35
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ボタニカルライト(植物による発電)の技術を用いた緑化植物への応用
山下 真奈, 入江 彰昭, 大塚 淳一, 入江 満美
ランドスケープ技術報告集 3 ( 0 ) 21 - 26 2024年04月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:公益社団法人 日本造園学会
本研究では、社会実装に向けて、このボタニカルライトの技術を都市のグリーンインフラとして、都市緑化植物に応用するための知見を得ることを目的とした。その結果、対照区(土壌のみ)に比べて植物のある区域では電圧値が高いこと、都市緑化植物の種類(高木・低木・地被、落葉・常緑)によって電圧値に違いがあること、高木・低木・地被共に常緑植物による発電量が高いこと、特にタマリュウOphiopogon japonicus Ker. f. nanus fort.の電圧発生量が高いことが明らかとなった。さらには、ボタニカルライトによる発電には、地温と土壌水分量が影響していることが明らかになった。植物によって発電の持続性が付与されることがわかり、植物があることの有用性を確認することができた。今後、本研究の結果が、公園緑地の災害時の電源や室内緑化など、ボタニカルライトの実用化と都市緑化の価値創出の一助となることを期待する。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jilatech/3/0/3_21/_pdf
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伊勢崎市利根川周辺地域における桑園の減少とその後の土地利用について 査読あり
栗原 正博, 篠沢 健太, 入江 彰昭
ランドスケープ研究 86 ( 5 ) 561 - 566 2023年03月
記述言語:日本語 出版者・発行元:公益社団法人 日本造園学会
DOI: 10.5632/jila.86.561
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耐荷重に優れる雨水貯留材を植栽基盤へ適用したグリーンインフラ工法の開発
田﨑 一宏, 渡部 幸子, 入江 彰昭, 古旗 泰岳, 武田 一晃, 竹内 康, 鈴木 歩, 濵野 真行, 大澤 亜弓子
ランドスケープ技術報告集 2 ( 0 ) 20 - 25 2023年03月
記述言語:日本語 出版者・発行元:公益社団法人 日本造園学会
本研究では、耐荷重に適したプラスチック製雨水貯留構造を植栽基盤に適用したグリーンインフラ工法の開発について報告した。 本研究における観察項目は水位、含水率、地温、暑さ指数であり、試験調査は土壌硬度試験、透水性試験、根の伸長度である。 研究の結果、植栽基盤のpF値は1.5~2.7の範囲であり、植物の生育に有効な値であることが判明した。 対照区では過湿傾向(pF値1.2~1.4)があり、生育有効値を外れた値が観察されました。 緑陰では日中の気温は舗装面より3℃ほど低くなります。 植栽基盤にプラスチック製の雨水貯留構造を適用したグリーンインフラ工法導入後1年で、ケヤキとモミジバフウは植栽基盤100%、50%充填ともに根の伸長と細根の旺盛な発根が確認されました。 本研究により、街路樹の植栽基盤に雨水貯留構造を適用したグリーンインフラ工法の有効性が示されました。
その他リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jilatech/2/0/2_20/_pdf/
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Meteorological characteristic and evaluation of hedgerow windbreak effect in agricultural lands in Djibouti based on wind dynamics simulation 査読あり
IRIE Teruaki, SAITO Shuhei, MAY CUEVAS Sergio Azael, SUZUKI Shinji, WATANABE Fumio, SHIMADA Sawahiko, BARKAD Hassan A.
Journal of Arid Land Studies 32 ( S ) 193 - 197 2022年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 出版者・発行元:The Japanese Association for Arid Land Studies
<p>This study aimed to clarify the meteorological characteristics of a farm at Dikhil in Djibouti and to evaluate the windbreak effect of hedgerows to plan and design a pilot farm in Ali Faren based on wind dynamics simulated using observed meteorological parameters. The analysis of meteorological observations at Dikhil farm showed that the east-northeast winds from October to April were twice as strong as the southerly winds from May to September. The computational fluid dynamics (CFD) analysis of the inflow from the east-northeast at a height of 3 m above the ground level confirmed that the windbreak effect of the hedgerows on the leeward side was effective in protecting the vegetable fields. The observations from the Ali Faren pilot farm indicated that the south-southeast prevailing winds blow throughout the year. The CFD analysis of the inflow from the south-southeast at a height of 3 m above the ground confirmed that the windbreak effect of several scenarios of hedgerow planning at the Ali Faren pilot farm was effective.</p>
書籍等出版物 【 表示 / 非表示 】
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内藤 英四郎 , 入江 彰昭 , 栗原 国男
彰国社 2023年 ( ISBN:9784395321988 )
記述言語:日本語
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自然と歴史を活かした震災復興 持続可能性とレジリエンスを高める景観再生
原慶太郎、菊池慶子、平吹喜彦、入江彰昭他( 担当: 共著 , 範囲: 4章 居久根の多面的機能性と景観再生(入江彰昭))
東京大学出版会 2021年11月 ( ISBN:978-4-13-060351-5 )
記述言語:日本語 著書種別:学術書
自然と人間との歴史的な関わりが織りなしてきた景観には,災害に対する回復力(レジリエンス)が自らのうちに秘められているのではないか.仙台湾沿岸の植生,動物たち,そして近世以来の人の暮らしが直面した東日本大震災とその後を仔細にたどり,「景観がもつレジリエンス」の可能性に迫る共同研究.
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赤沢宏樹,池邉このみ、入江彰昭,小野隆,金岡省吾,金子忠一,佐藤留美,竹田和真,中村忠昌,西山秀俊,林まゆみ,平松玲治,福岡孝則,藤本真理( 担当: 共著 , 範囲: 第1章 グリーンインフラ計画と実装に向けた公園の多面的機能性と連結性 pp.58-70)
株式会社マルモ出版 2020年11月
総ページ数:216 担当ページ:58-70 記述言語:日本語 著書種別:学術書
公園管理研究レビューに基づく都市公園の有益性とグリーンインフラの計画理念を定義し、公園緑地史にみる公園の多面的機能性と連結性を論じ、気候変動に適応した流域連携のグリーンインフラ公園を提言した。
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伊藤 弘,入江彰昭,上田裕文,上原三知,小野良平,國井洋一,小島周作,小林昭裕,斎藤 馨,下村彰男,髙瀬 唯,高山範理,武田重昭,田中伸彦,寺田 徹,温井 亨,橋本 慧,古谷勝則,本條 毅,町田怜子,松井孝子,松島 肇,水内佑輔,村上修一,山本清龍,吉田禎雄,渡辺貴史( 担当: 共著 , 範囲: 第4章3.5 持続的な風景の管理体制の構築、第5章5.6中山間地域の里山景観保全プロジェクトの事例 )
株式会社朝倉書店 2019年03月 ( ISBN:978-4-254-44029-4 )
総ページ数:10 担当ページ:102-106、133-137 記述言語:日本語 著書種別:学術書
人と環境の関係に基づく「風景」について,その対象の分析,計画の目標設定,手法,実施・管理の方法を解説。実際の事例も多数紹介。〔内容〕風景計画の理念/風景の把握と課題抽出/目標像の設定・共有・実現/持続的な風景/事例紹介
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ESRI( 担当: 共著 , 範囲: Simulating thermal and wind dynamics to aid environmental planning: a university campus case study.)
ESRI 2018年07月 ( ISBN:978-1-58948-507-5 )
総ページ数:2 担当ページ:50-51 記述言語:英語 著書種別:学術書
This study aims to demonstrate how simulated thermal and wind dynamics can be integrated into urban environmental planning. Three dimensional GIS and CFD simulations were employed to investigate the effects of green space and wind flows on urban cooling, using the Setagaya University campus as a case study.
その他リンク: https://www.amazon.co.jp/Esri-Map-Book-33/dp/1589485076
MISC 【 表示 / 非表示 】
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令和4年度 食料・農業・農村白書の概要 招待あり
入江 彰昭
Monthly 信用金庫 77巻 ( 11号 ) 08 - 13 2023年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 出版者・発行元:全国信用金庫協会
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【学会の目・眼・芽】 造園をポジティブに学び、楽しむ 招待あり
入江 彰昭
日造協ニュース 589巻 2 - 2 2023年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:一般社団法人日本造園建設業協会
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世界に広がる日本庭園⑪ メキシコ・タンガマンガ公園 日墨友好日本庭園 招待あり
入江彰昭
日造連ニュース ( 1321 ) 3 - 3 2020年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:一般社団法人日本造園組合連合会
社団法人日墨協会、在メキシコ日系人会より依頼されて、メキシコ合衆国、サンルイスポトシ市タンガマンガ公園内に日系人とメキシコ国民との友好・交流をテーマとした日本庭園を設計施工したことを報告した。
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学会の目・眼・芽 気候変動時代の造園 日本の庭園や里山に学ぶ持続可能な風景 招待あり
入江彰昭
日造協ニュース ( 551 ) 2 - 2 2020年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:一般社団法人日本造園建設業協会
国連の掲げる2030年までの10年の目標SDGsの達成に向けて、庭園に学び美しい風景を先導するランドスケープイニシアティブと里山に学び持続可能な地域づくりを目指す里山イニシアティブの2つの旗を掲げ、グリーン(緑・環境)で社会、経済を動かすSDGsに向けたグリーンインフラを進めたいを記しました。
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緑の環境計画 招待あり
入江彰昭
機関紙「タマリスク」 ( 145 ) 2 - 3 2020年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:特定非営利活動法人地球緑化センター
里山の知恵を我が国のグリーンインフラの環境モデルとして計画することは、気候変動の適応及び緩和ばかりでなく地域防災、生物多様性、生活の質の向上、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に大いに貢献できると考えています。
その他リンク: http://www.n-gec.org/club-member-donation/index.html#content03
学術関係受賞 【 表示 / 非表示 】
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First Place, Communicating Science Spatially, Map Gallery
2019年07月 ESRI World User Conference A Study on Improvement of the Value of Hedgerows of Green Infrastructure in Denmark on based of Simulating Wind Dynamics by Meteorological observation.
Teruaki Irie, Tommy Dalgaard
受賞区分:国際学会・会議・シンポジウム等の賞 受賞国:日本国
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第 13 回 GISコミュニティフォーラムマップギャラリー 2017 第1位
2017年05月 ESRIジャパン株式会社 GISコミュニティフォーラム 「夏季の熱環境と風況解析に基づく大学キャンパスの環境評価と環境計画への応用」
入江 彰昭・上原 拓三・金子 忠一
受賞区分:国内外の国際的学術賞 受賞国:日本国
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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モンスーンアジア地域におけるリモートセンシングを活用した環境計画の評価手法の開発
2007年04月 - 2009年03月
科学研究費補助金 若手研究(B)
担当区分:研究代表者
本研究は、都市のヒートアイランドの緩和に有効な緑地の計画を扱った研究である。広域的な都市環境情報を解析するのに有用なランドサットデータを用い、ヒートアイランドの緩和に有効な緑地形態、すなわち種類、規模、分布形状について明らかにし、ヒートアイランドの緩和に資する緑地の配置計画の手法を提示、特にシミュレーション手法の開発を目的とした。そこで世界のどの地域のデータも入手可能でありシミュレーションの提示ができる人工衛星によるリモートセンシングの有用性をいかし、急速な都市開発による都市環境問題が引き起こされているアジア地域を対象として研究を遂行した。本研究は事例研究による実証的研究の方法をとっていることから、これまでにソウル市、北京市、上海市、バンコク市、マニラ市を事例としてランドサットデータを入手し、画像解析を行い緑地分布図と地表面温度分布図を作成し、両図面の比較検討から、各都市に見られる特性を明らかにした。本年度は特に都市開発の著しい北京市を対象に緑地分布と地表面温度との関係を解析し、緑地形態による地表面温度推定手法を検討してきた。さらに、東京地域を対象に緑地分布と気温との関係を解析し、緑地による気温推定手法を導出した。その結果から得られた緑地からの気温推定式を用いて計画した緑地によるヒートアイランドの変化をシミュレーションの形で提示し、ランドサットデータをベースとしたヒートアイランドの緩和に資する緑地の配置計画手法を提案した。
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ヒートアイランドの緩和に有効な緑地の配置計画に関するシミュレーション手法の開発
2003年04月 - 2005年03月
科学研究費補助金 若手研究(B)
担当区分:研究代表者
本研究は、都市のヒートアイランドの緩和に有効な緑地の計画を扱った研究である。広域的な都市環境情報を解析するのに有用なランドサットデータを用い、ヒートアイランドの緩和に有効な緑地形態、すなわち種類、規模、分布形状について明らかにし、ヒートアイランドの緩和に資する緑地の配置計画の手法を提示、特にシミュレーション手法の開発を目的とした。そこで世界のどの地域のデータも入手可能でありシミュレーションの提示ができるランドサットデータの有用性をいかし、急速な都市開発による都市環境問題が引き起こされているアジア地域を対象として研究を遂行した。本研究は事例研究による実証的研究の方法をとっていることから、本年度は台北市を事例としてランドサットデータを用いたヒートアイランドの緩和に資する緑地の配置計画の手法を提示し、特に計画した緑地によるヒートアイランドの変化をシミュレーションの形で示した。すなわち、本研究の目的を明らかにするために以下の4つの課題を明らかにした。(1)台北市を対象にランドサットTMデータによる地表面温度と緑地分布との関係を解析し、ヒートアイランドの緩和に有効な緑地形態について検討した。(2)緑地分布と地表面温度との関係を解析し、緑地形態による地表面温度推定手法を検討した。その検討の結果、得られた地表面温度推定式から地表面温度推定図を作成し、その地表面温度推定図とランドサットTMデータによる地表面温度分布図とを比較照合した。(3)地表面温度推定式を用いて計画した緑地によるヒートアイランドの変化をシミュレーションの形で提示した。(4)台北市におけるランドサットTMデータをベースとしたヒートアイランドの緩和に資する緑地の配置計画手法を提案した。
その他競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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熱環境の緩和と風の道を活かしたアジアモンスーン地域独自の環境計画への応用
2017年11月 - 2018年11月
民間財団等
入江彰昭
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
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国営公園における利用者ニーズからみた地域産業と連携した食のサービスの可能性
2011年04月 - 2012年03月
財団法人公園緑地管理財団 21世紀COEプログラム
資金種別:競争的資金
国営公園における利用者ニーズから,産直施設と同様に地産地消を求める食の志向がみられ、国営公園の飲食施設は利用者属性,利用形態,また開園時間が短い等の経営上の問題などからファーストフード的なものに偏りがちだが,産直施設レストランと同様に地元の農林業と連携した旬の食材を求めるニーズは一部とはいえ存在し,今後の可能性を十分有している。
これらの知見は,公園では手軽なものばかりでなく,地元農産物を用いたサービスも,公園利用者の満足度の向上に寄与することの可能性を示唆していると考えられる。
今後そうした価値意識を有する利用者が増えるものと予想されることから,地域産業と連携した公園における食のサービスの展開の可能性が大きいと考えられる。 -
公園における食のサービス向上と地域産業の活性化に関する研究
2010年07月 - 2011年03月
東京農業大学
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
利用者に対する意識調査等により,地元農産物の食に関わるレクリエーション施設では地元食材のカフェテラス,里山の農家レストランのニーズが高いことがわかった。また地元農産物の食に関わるイベントでは石窯ピザづくり,石窯パンづくりのニーズが高く,他の公園に比べると国営備北丘陵公園ではそば祭り,国営讃岐まんのう公園ではうどんづくり,国営越後丘陵公園では餅つきのニーズが比較的高く,地元農産物の食に関わるイベントのニーズが高くなる傾向がみられた。
利用者ニーズからみた食の価値観では,コレスポンデンス分析により,公園の食のニーズを4つの志向に解釈することができ,その中には,産直施設と同様に地産地消を求める食の志向がみられた。これらの分析から,国営公園の飲食施設は利用者属性,利用形態,また開園時間が短い等の経営上の問題などからファーストフード的なものに偏りがちだが,産直施設レストランと同様に地元の農林業と連携した旬の食材を求めるニーズは一部とはいえ存在し,今後の可能性を十分有している。 -
生活科学研究所プロジェクト研究(日常生活における食の安全性にか関わる学際的な研究―公園緑地における食品の安全性に関わる空間構成およびその管理運営システム―)
2008年06月 - 2009年03月
東京農業大学 21世紀COEプログラム
担当区分:研究分担者 資金種別:競争的資金
近年,公園緑地のもつ「食の空間」としての機能が注目されている.本プロジェクトでは,公園における食品の安全性を様々な角度から追求するため,(1)飲食・調理施設を含む空間デザイン,植栽の配置と管理形態,構成要素としての動物群,(2)「食」に関連する各種イベントの運営ソフト,(3)公園内に自生あるいは栽培される植物の食用としての安全性,耕作と環境保全にかかわる管理運営システム,等を調査分析する。
講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示 】
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A Study on Improvement of the Value of Hedgerows of Green Infrastructure in Denmark on based of Simulating Wind Dynamics by Meteorological observation. 国際会議
Teruaki Irie ・ Tommy Dalgaard
ESRI World User Conference 2019 2019年07月 ESRI
開催年月日: 2019年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:San Diego
This study improved the value of hedgerows in the
catchment. The hedgerows distributed most in Non-irrigated arable LAND on the ridge, hedgerows play important roles in mitigating soil erosion by wind.
This study proposed visualized hedgerows planning method in based on simulating wind dynamics in the field scale and the landscape scale by Aerial sensing and GIS. This visualized planning method can collaborate and help decision make with several stakeholders, policy maker, landowner, farmer, resident. And, it be able to propose hedgerows planting plan with regional landscape character. -
A study on value of green infrastructure with multiple benefits of homestead trees and hedgerows "Igune" 国際会議
Teruaki Irie, Saki Harada , Hitoshi Uchida , Masatoshi Takeuchi
ESRI World User Conference 2019 2019年07月 ESRI
開催年月日: 2019年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:San Diego
The green infrastructure of Igune homestead trees can clearly contribute to climate change mitigation and adaptation, and delivers simultaneous cultural, traditional, and biodiversity co-benefits, which together can support the regeneration of regional landscape identities.
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Green infrastructure planning for being based on simulation thermal and wind dynamics A case study of Tokyo urban green spaces, especially Yoyogi Park and the Meiji Jingu Shrine 国際会議
Teruaki Irie, Takumi Uehara, Ryo Araya, Sawahiko Shimada
ESRI User Conference 2018 2018年07月 ESRI
開催年月日: 2018年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:San Diego
This study aims to demonstrate how simulated thermal and wind dynamics can be integrated into green infrastructure planning. Remote sensing and three dimensional GIS and CFD simulations were employed to investigate the effects of green space and wind flows on urban cooling a case study of Tokyo urban green space, especially Yoyogi Park and the Meiji Jingu Shrine.
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Urban green infrastructure planning methods to mitigate urban heat island impacts and associated night-time temperatures using Landsat8 data 国際会議
Teruaki IRIE
International Conference 2017. Urban Green Infrastructure - Connecting People and Nature for Sustainable Cities. 2017年09月 University of Copenhagen
開催年月日: 2017年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Malmö, Sweden
This study’s hypothesis is that large heat islands can be fragmented through the use of open space, which allow flows of cool air to reduce night-time temperatures. Using data from Landsat8, a four step method, comprising data collection, data analysis, decision making and final planning, is proposed to enable planning for mitigation of urban heat island effects. (1) Land cover and existing daily surface air temperature maps were generated from the Landsat8 data and summer observatory data from the Meteorological Agency. (2) Surface temperature and air temperature (at 0500 hours) maps were derived using a formula incorporating the ratio of green space within different spatial scales within the survey areas. (3) Predictive maps of surface temperature and air temperature (at 0500 hours) were generated using three alternative green space plans (focused along riversides, streets and in school grounds, respectively), using the same formula. (4) This scenario appraisal approach can contribute to new green infrastructure planning to mitigate the increasingly important issue of urban heat island impacts and night-time temperatures.
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Simulating thermal and wind dynamics to aid environmental planning: a university campus case study. 国際会議
Teruaki Irie, Takumi Uehara and Tadakazu Kaneko
Esri User Conference 2017 2017年07月 Esri
開催年月日: 2017年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:San Diego
This study aims to demonstrate how simulated thermal and wind dynamics can be integrated into urban environmental planning. Three dimensional GIS and CFD simulations were employed to investigate the effects of green space and wind flows on urban cooling, using the Setagaya University campus as a case study.
座談会等 【 表示 / 非表示 】
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新春座談会 「造園の夢を描く」
入江彰昭、朝日純代、雁瀬貴次、鈴村多偉樹、鈴木幸、野口惠理
日本造園建設業協会 2013年12月 - 2013年12月
全国デザインコンクール40回記念の座談会として行われ、司会進行を務めた。デザインコンクールに参加した農業高校出身の社会人、大学生が参加した座談会で、高校時代から現在の自分、そして将来の造園の夢を語っていただいた。
教育活動に関する受賞 【 表示 / 非表示 】
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東京都公園協会長賞 奨励賞
2013年05月 財団法人 東京都公園協会
受賞者: 環境緑地学科 入江彰昭、松田哲子、鈴木杏菜 井の頭恩賜公園におけるエディブルガーデン
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第1回 「田園自然再生活動コンクール」 パートナーシップ賞
2004年01月 農林水産省、(社)農村環境整備センター
受賞者: 鮫川村里山景観保全活動グループ 地元農家、役場、大学との協働による活動が評価された
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第2回 田んぼの学校 企画コンテスト 銀賞
2000年12月 農林水産省、(社)農村環境整備センター
受賞者: 鮫川村 里山まるごと体験学校 地元農家、役場、大学との協働による活動が評価された
その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示 】
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全国造園デザインコンクール40回記念の座談会
2013年12月
全国デザインコンクール40回記念の座談会として行われ、司会進行を務めた。デザインコンクールに参加した農業高校出身の社会人、大学生が参加した座談会で、高校時代から現在の自分、そして将来の造園の夢を語っていただいた。
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田園再生に見る日本型環境教育(地域づくりに果たす環境教育の役割)
2004年01月
田園自然再生シンポジウム
農林水産省、社団法人農村環境整備センター、田んぼフォーラム実行委員会主催。
「鮫川村の里山景観保全活動にみる地域づくり」
里山保全、創造し、地域の活性化につなげることを目的として、平成12年度より活動がはじまった活動報告。 -
「みんなのための公園づくり(東京農大出版会)」
2001年03月
緑地計画学研究室で取り組んできた共同研究の成果を世田谷における公園レポートとしてまとめ出版したものである。公園の利用調査の方法、調査結果に基づく提案をし、授業や研究室活動などの教育現場で参考書として役立っている。
委員歴 【 表示 / 非表示 】
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日本造園学会 造園作品選集刊行委員会 委員長
2020年04月 - 現在
団体区分:学協会
https://www.jila-zouen.org/journal/designreport
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日本造園学会 理事
2019年05月 - 現在
団体区分:学協会
https://www.jila-zouen.org/wp-content/uploads/2021/09/ca265c07d75a53747c3665c3d38a2628.pdf
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日本造園学会 造園CPD推進委員会 委員長
2019年05月 - 現在
団体区分:学協会
https://service2.kktcs.co.jp/lacpd/hp/news/Main.htm
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日本造園学会 造園CPD推進委員会 幹事
2013年07月 - 2019年05月
団体区分:学協会
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日本造園学会 学術委員会 幹事
2013年07月 - 2015年05月
団体区分:学協会
社会貢献活動 【 表示 / 非表示 】
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埼玉県営公園指定管理者候補者選定委員会
役割:助言・指導
2024年06月 - 現在
対象: 行政機関
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一般財団法人公園財団 研究顧問
役割:助言・指導
2024年05月 - 現在
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神奈川県公園等審査会委員
役割:助言・指導
2024年04月 - 現在
対象: 行政機関
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国有財産関東地方審議会委員
役割:助言・指導
2023年09月 - 現在
対象: 行政機関
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藤沢市都市景観審議会会長
役割:助言・指導
2023年07月 - 現在
対象: 行政機関
メディア報道 【 表示 / 非表示 】
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ジャパンタイムズ How a scientific approach to urban greening could cool Japan's concrete jungles. 新聞・雑誌
ジャパンタイムズ ジャパンタイムズ ジャパンタイムズ 2023年04月
執筆者:本人以外
夏の夜、明治神宮と代々木公園は東京都市部よりそれぞれ2℃と1℃低いことを明らかにし、ヒートアイランドを緩和するグリーンインフラ計画を進めるには、緑化が気温低下にどれほど寄与するのかを見える化し市民と認識を共有することが重要であるとコメントしています。
研究の魅力 【 表示 / 非表示 】
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自然と共に生きることを志す“環境共生”の研究思考は、その地域にちょうどいい、ぴったりの美しい風景を創造し、地域に活力をもたらす。このコンセプトに共感する学生を求めます。