論文 - 藤澤 弘幸
-
Morphological differences in vegetative and fruit characters among eight pepino (Solanum muricatum Ait.) cultivars in Japan 査読あり
Ken Takahata, Hiroki Mizumura, Hirosuke Shinohara, Ok-Kyung Kim, Tadashi Ishikawa, Katsumasa Niwa, Hiroyuki Fujisawa, Kotaro Tada, Tomohiro Irisawa, Yuki Mitsui, Youichi Kawaguchi, Yoshinori Kiriu, Saori Kawabata, Tadashi Baba
Acta Horticulturae 1299 2020年12月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ハイブッシュブルーベリー‘Spartan’にジベレリン(GA)およびホルクロルフェニュロン(CPPU)をそれぞれ単独であるいは両者を混用して処理し,果実のサイズと収量への影響を検討した.無処理と比べ果実サイズはGA単独では20~16%,CPPU単独では12~23%,両者の混用では38~49%大きくなり,1株当たり収量は0.3~1.4kg増加することを示した.さらに,GA処理とCPPU処理を組み合わせて実施すると果実サイズ,収量ともにさらに大きくなることを明らかにした.
-
Application of gibberellic acid and CPPU increases berry size and yield of highbush blueberry (Vaccinium corymbosum) ‘Spartan’ 査読あり
H. Fujisawa, Y. Kawai, and K. Ishikawa
Acta Horticulturae 1265 2019年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ハイブッシュブルーベリー‘Spartan’にジベレリン(GA)およびホルクロルフェニュロン(CPPU)をそれぞれ単独であるいは両者を混用して処理し,果実のサイズと収量への影響を検討した.無処理と比べ果実サイズはGA単独では20~16%,CPPU単独では12~23%,両者の混用では38~49%大きくなり,1株当たり収量は0.3~1.4kg増加することを示した.さらに,GA処理とCPPU処理を組み合わせて実施すると果実サイズ,収量ともにさらに大きくなることを明らかにした.
-
Response of highbush blueberry (Vaccinium corymbosum) ‘Spartan’ to gibberellic acid and CPPU applied at various rates and timings
H. Fujisawa, Y. Kawai, and K. Ishikawa
Acta Horticulturae 1206 183 - 188 2018年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ハイブッシュブルーベリー‘Spartan’を対象として,果実肥大促進に効果的なジベレリン(GA)およびホルクロルフェニュロン(CPPU)の処理時期および濃度を検討した.その結果,GAは満開5日後に100mg/lの濃度での処理が最適であり,CPPUは満開10日後に10~20mg/lでの処理が最適であると結論した.また,GAとCPPU の両方を処理するとさらに効果が高いことを示した.
-
Physiological characterization of leaf and internode after bud break in Japanese indigenous Koshu grape by comparative RNA sequencing analysis
Shinichi Enoki, Yu Hamaguchi, Shunji Suzuki, Hiroyuki Fujisawa, Tomoki Hattori, Kayo Arita, Chiho Yamaguchi, Masachika Mikami, Shu Nagasaka, Keisuke Tanaka
PLOS ONE 13 ( 3 ) 2018年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
醸造用ブドウの唯一の日本固有品種である‘甲州’ブドウ (Vitis vinifera ‘Koshu’) の特性解明を目的とし,‘ピノ・ノワール’ (V. vinifera ‘Pinot Nior’) を比較対象としてのRNAシーケンス解析を行い,各代謝経路における発現変動遺伝子 の網羅的解析を行った. ‘甲州’の葉ではフラボノイド生合成経路およびグルタチオン代謝経路が有意に濃縮されていることが明らかになった .さらに,フラボノイド生合成経路における遺伝子の発現量をqRT-PCRにより品種間で比較したところ, ‘ピノ・ノワール’ に比べ ‘甲州’ ではleucoanthocyanidin reductase 1, flavonol synthaseのようないくつかの遺伝子の発現量が高かった.これらの代謝経路の遺伝子が‘甲州’の特性を決定付ける一因であることが示唆された.
-
花穂整形方法を異にするブドウ‘藤稔’の摘心と環状剥皮が果粒肥大,品質に及ぼす影響 査読あり
石川 一憲, 馬場 正, 藤澤 弘幸, 篠原 卓, 関 達哉, 山口 正己
農作業研究 51 101 - 107 2016年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
花穂の整形位置を異にするブドウ‘藤稔’を用い,新梢の早期摘心および亜主枝基部への環状剥皮が果粒肥大や果実品質に及ぼす影響を検討した.環状剥皮は花穂の整形位置を異にするいずれの果房でも果粒肥大を高めたが,新梢摘心は効果が認められなかった.これらから,満開約2週間後の環状剥皮処理は大粒果作出の安定した生産技術になることが示唆された.
-
土壌乾燥処理および光反射シートの敷設がカシス(Ribes nigrum L.)の果実品質,ビタミンC含量および抗酸化能に及ぼす影響
藤澤弘幸・馬場正・齊藤亨介・河合義隆・山口正己・庄司俊彦
東京農大農学集報 60 138 - 143 2015年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
かん水量を制限するとカシス‘ラジアント’のビタミンC含量が増加すること,また,光反射シートを敷設するとカシス‘ネービス’のビタミンC含量が増加し抗酸化能が上昇することを明らかにした.これらのことから,土壌乾燥処理や光反射シートの利用によってカシス果実の栄養および機能性を向上させ得ることを示した。
-
Effects of soil application of the naturally occurring form of abscisic acid (S-ABA) on development and quality of satsuma mandarin fruit
Yoshitaka Kawai, Mai Okamoto, Ryo Shiraishi and Hiroyuki Fujisawa
東京農大農学集報 59 114 - 120 2014年09月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
天然型アブシジン酸(S-ABA)をウンシュウミカンに土壌処理し,果実肥大と品質に及ぼす影響を調べた.その結果,根へのS-ABA処理は果実肥大を促進し,着色を抑制することが示された.
-
Influence of Rootstock and Soil Moisture on Leaf Photosynthesis of Apple Trees on JM1, JM7, JM8, and M.9 Rootstocks 査読あり
Hiroyuki Fujisawa and Yuki Moriya
Acta Horticulturae 932 441 - 446 2012年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
透湿性マルチにより土壌水分を制限してJM1,JM7,JM8およびM.9を台木としたリンゴ‘ニュージョナゴールド’樹を栽培し,光合成速度,蒸散速度,気孔コンダクタンスおよび樹体生育を比較した.これにより,JM7,JM8およびM.9台木樹は土壌水分が多い場合には光合成速度等が比較的高いが,JM1台木樹は土壌水分によらず光合成速度等が他よりも低く,樹体生育も劣っていることを明らかにした.
-
北部ハイブッシュブルーベリーの着果および果実特性に及ぼすGAおよびCPPU処理の影響 査読あり
藤澤弘幸・河合義隆・石川一憲
東京農大農学集報 56 118 - 124 2011年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
北部ハイブッシュブルーベリー‘Spartan’,‘Darrow’,‘Lateblue’,‘Collins’および‘Bluejay’を対象に,自然受粉可能な野外でジベレリン(GA)およびホルクロルフェニュロン(CPPU)を散布処理し,着果および果実特性に及ぼす影響を検討した.その結果,GA処理およびCPPU処理は,いずれもの品種でも着果率向上の効果があること,また,概して果実肥大を促進する効果があるが品種よってはGA処理により果実が小型化する場合があることなどを明らかにした.
-
ポリエチレン不織布によるマルチがわい化栽培リンゴの生育および果実品質に及ぼす影響
藤澤弘幸・守谷友紀
農作業研究 45 213 - 218 2010年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
リンゴ‘ニュージョナゴールド’を対象に,透湿性を有する白色ポリエチレン不織布を用いてマルチ栽培を行い,土壌水分,樹体生育および果実品質への影響を調べた.マルチ栽培では無処理区に比べて土壌水分が減少し,新梢伸長および果実重は低下した.マルチ栽培により,果汁の屈折計示度および酸含量は影響を受けなかったが,果実の着色程度はJM7およびM.9vf台木樹では向上し,JM1台木樹では低下した.
-
JM1,JM7,JM8およびM.9台木がリンゴ葉の光合成速度に及ぼす影響
藤澤弘幸・工藤和典・増田哲男・別所英男・猪俣雄司
園芸学研究 9 171 - 176 2010年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
JM1,JM7,JM8およびM.9を台木としたリンゴ‘ニュージョナゴールド’樹の光合成速度,蒸散速度,気孔コンダクタンスおよび樹体生育を比較し,乾燥ストレスの生じやすい圃場条件下において葉の光合成速度に対する台木の影響が顕在化することを示した.また,JM1台木樹においては光合成の日中低下が生じやすいことが樹がよりわい化する原因の一つであると推察した.
-
カキ‘富有’と‘次郎’の果実品質に及ぼす環状剥皮,結縛およびCPPU処理の影響
河合義隆・石川一憲・藤澤弘幸
農作業研究 44 145 - 151 2009年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
カキ‘富有’と‘次郎’において,環状剥皮と結縛処理およびこれらとCPPUの果実塗布処理を組み合わせ,果実品質への影響を調査した.‘富有’は環状剥皮とCPPUの組み合わせ処理により果実肥大が促進されるが‘次郎’はCPPU処理を併用した場合には肥大が抑制されること,両品種ともCPPU処理により果実の糖度が低下し着色が抑制されることなどを明らかにした.
-
ストレプトマイシンの濃度と処理時期の違いがブドウ‘藤稔’の果房特性に及ぼす影響
石川一憲・馬場正・藤澤弘幸・関達哉
農作業研究 44 35 - 40 2009年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ブドウ‘藤稔’においてストレプトマイシン処理の濃度と時期が無核粒率や果房特性に及ぼす影響を検討し,慣行の200ppmよりも低濃度の100ppmでもほぼ完全に無核化できること,ストレプトマイシンとGAを混合して満開3日前に処理すると果色や果汁の糖度および酸度が高まることを示した.
-
リンゴ‘ふじ’の摘花に及ぼすギ酸カルシウムの影響
増田哲男・工藤和典・別所英男・猪俣雄司・和田雅人・中元陽一・藤澤弘幸
園芸学研究 5 283 - 288 2006年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
‘ふじ’に対する摘花剤としてのギ酸カルシウムの効果を検証した.人工受粉の前後から受粉後24時間以内に,1%程度の濃度で,開花した花の雌ずいに直接被曝させることによって,実用的な結実抑制効果が得られることを示した.
-
ウンシュウミカンの発芽・開花における感温特性の実験による評価
緒方達志,高原利雄,村松昇,藤澤弘幸
果樹研究所研究報告 5 71 - 78 2006年04月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
温度変換日数法によるかんきつ類の開花日予測の精度向上を図るために,開花に至るまでの感温特性を,統計的方法ではなく温度処理による実験的方法によって明らかにした.新梢の正常な発育には最高気温15℃以上が必要であり,10-25℃の範囲で温度が高くなるほど開花が早いことを示した.
-
中晩生カンキツ‘清見’,‘不知火’,‘はるみ’,‘はれやか’,‘せとか’の内部品質と外観に及ぼす貯蔵の影響
藤澤弘幸,東中真一,高原利雄,緒方達志
園芸学研究 3 215 - 219 2004年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
比較的新しい中晩生カンキツ数品種について,貯蔵中の糖度,酸度の変化や果皮障害の発生動態を明らかにした.また,出庫時に結露を取り除くことにより「清見」の果皮障害が軽減されることを明らかにした.
-
Isolation and analysis of mRNAs relating to citrus rind injury under various storage conditions.
Hiroyuki Fujisawa, Motoyasu Minami, Tatsushi Ogata and Toshio Takahara
J. Japan. Soc. Hort. Sci. 72 7 - 12 2003年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
貯蔵中のカンキツ果皮において障害や貯蔵環境に応じて発現する遺伝子を見つけ出し,「清見」の果皮における発現を解析した.また,それらの遺伝子発現は長期貯蔵に適する貯蔵環境を検討するための指標として利用できる可能性があると考察した.
-
Influence of prestorage conditioning treatment and optimal temperature and humidity for prolonged storage of ‘Kiyomi’ tangor 査読あり
Hiroyuki Fujisawa, Toshio Takahara and Tatsushi Ogata
J. Japan. Soc. Hort. Sci. 70 719 - 721 2001年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
カンキツ「清見」を長期貯蔵するために,貯蔵前の乾燥処理と貯蔵中の温・湿度条件を検討した.貯蔵前の乾燥処理を施さず,温度6℃,相対湿度98%の条件で貯蔵することにより5か月以上の長期間,品質保持が可能であると結論した.
-
Effects of carbon dioxide enrichment on tree vigor of citrus cv. Shiranuhi under greenhouse culture 査読あり
Hiroyuki Fujisawa, Sukeyuki Ono, Toshio Takahara and Tatsushi Ogata
J. Japan. Soc. Hort. Sci. 70 593 - 595 2001年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
生産者が実践している「不知火」の施設栽培において,炭酸ガス施用による樹勢強化と品質向上の効果を検証した.また,厳密に環境制御した実験を行い,特に春季の処理が新生器官の生長を促進することを明らかにした.
-
エチクロゼート・パクロブトラゾール等植物生長調節剤がカンキツの着花促進に及ぼす影響
高原利雄,緒方達志,児下佳子,藤澤弘幸
果樹試験場報告 35 89 - 97 2001年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エチクロゼートとジベレリン生合成阻害剤の重複散布により,カンキツの花芽形成が促進され着花数が増加することを明らかにした.