Misc - KOJI Asakuma
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「衛星画像を用いた広域的エアロゾル光学特性の導出」
朝隈 康司
千葉大学環境リモートセンシング研究センター年報第12号,pp.47 - 50 ( 12 ) 47 - 50 2007.09
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other) Publisher:千葉大学
これまでに我々は衛星画像を用いて広域なエアロゾルの光学特性を導出するアルゴリズムを検討してきた。昨年度までは、晴天でエアロゾルの光学的厚さ(AOT)の小さい日のLandsat/TM画像を大陸型エアロゾルモデルで大気補正した画像を参照アルベド画像(ρref-map)として、近接した大気の混濁した別の日のTMで観測された大気上端のアルベド(ρTOA)を放射伝達コード6Sにより大気補正し、参照アルベドと一致するエアロゾルの光学的厚さ(AOT)を求めることにより、千葉地域のAOTの水平空間分布図(AOT-map)を作成した。また、放射伝達計算の際、エアロゾルの粒径を変化させることによりエアロゾルの波長依存性(モデル)を変化させて、最頻粒径空間分布図(RM-map)を作成するアルゴリズムを開発した。上記アルゴリズムは、大気が清浄な画像と混濁した画像双方が必要であり、かつ、天候の変化による植生等の変化を避けるため隣接した日時の画像である必要性から、画像の取得が難しいという問題があった。本年度は、上記アルゴリズムを改良し、衛星から得られるアルベド値とASTER Spectral Library の反射率をパターンマッチングして得られた分類結果を目標物のρref-mapとすることにより、1枚の衛星画像からAOT-mapおよびRM-mapを作成するアルゴリズムを開発した。また、利用衛星画像はTMより空間分解能は低いが波長分解能が高く、時間分解能も高いTERRA/MODIS画像を用いた。対象地域は、東京農業大学生物産業学部の設置されている北海道網走周辺の衛星画像を用いた。
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「衛星画像を用いた千葉周辺における広域的エアロゾル光学特性の導出」
朝隈 康司
千葉大学環境リモートセンシング研究センター年報第11号, pp.43 - 46 2006.08
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
可視・近赤外における
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「衛星観測におけるエアロゾル光学的厚さの不均一性に関する影響評価」
朝隈 康司
千葉大学環境リモートセンシング研究センター年報第10号,pp.25 - 28 2005.04
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
これまでに広範囲衛星画像におけるエアロゾル光学特性の不均一性の影響を評価する方法として、1つの画像中でエアロゾルモデル1つに仮定しその光学的厚さで議論をおこなってきた。しかしながら、エアロゾルの光学特性は時間・空間的に変化が大きく、衛星中の1画像中における各画素単位でその光学的特性が異なる場合がある。このため本研究では、エアロゾル光学的性質の解明を目的に、衛星画像からの光学特性導出方法を検討した。はじめに、比較的大気が薄い日(1999年1月14日)のTM画像を選んで6Sコードを用いて大気補正し、この清浄大気画像中の地表面反射率を参照アルベドとした。つぎに、参照画像に近隣の日で大気の濃い日(1998年12月13日)のTM画像を選びこれをテスト画像とし、大気パラメータを様々に変化させるシミュレーションをおこない、テスト画像の大気補正後のアルベドと参照画像のアルベドが一致した時点のパラメータを取り出した。この時用いたパラメータは、コンチネンタルエアロゾルモデルの構成成分である水溶性粒子(WMO-WCP112)の粒径とした。この結果、1998年12月13日のエアロゾル粒子半径は4.0×10^-3μmであり、代表的な水溶性粒子のもつ半径(5.0×10^-3μm)より小さいことがわかった。
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「高品質・増収を目的とした秋撒きコムギの出穂期窒素追肥栽培技術の確立」
宮本邦昭, 曽根利明, 伊藤博武, 朝隈康司, 小松輝行
東京農業大学生物産業学部寒冷地農場年報「トウフツ」第6号, pp.52 - 58 2004.03
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
網走市において栽培されている秋撒きコムギ「ホクレン」の子実タンパク質含有量は、圃場間格差が大きくその改善策が望まれている。昨年度の結果では、止葉期から出穂期の上位第2葉の葉緑素値と子実タンパク含有率の間には有意な相関関係が認められなかった。そこで本年度は、葉緑素測定時期を各圃場の止葉期と葉緑素値が安定すると思われる穂揃期に設定し、土壌タイプごとに葉緑素値と子実タンパク含有率の関係について検討した。また、穂揃期の葉緑素値から低タンパクと予測された圃場においては、窒素追肥試験を行い追肥の有効性についても検討した。
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「寒冷地農業におけるリモートセンシングの必要性と今後の展望」
朝隈 康司, 伊藤 博武
東京農業大学生物産業学部寒冷地農場年報「トウフツ」第5号, pp.10 - 14 2003.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
小麦葉の分光反射率をField SPEC分光放射計で測定し、その結果から小麦の生育状況を観測する光学測定器を開発した。
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「AVHRR データを用いたエアロゾル光学的厚さの導出 - その1 海上エアロゾルへの適用とその検証」
大堤 新吾, 朝隈 康司, 美濃村 満生, 久世 宏明, 竹内延夫
千葉大学環境リモートセンシング研究センター共同利用研究会報告集 第6号, pp. 56 - 60 2000.03
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
海上をダークターゲットとみなすことにより、地上観測を伴わない衛星画像のみからのエアロゾル光学的厚さの導出方法を提案した。
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「AVHRR データを用いたエアロゾル光学的厚さの導出 - その2:陸域への適用の検討」
朝隈 康司, 大堤 新吾, 美濃村 満生, 久世 宏明, 竹内延夫
千葉大学環境リモートセンシング研究センター共同利用研究会報告集 第6号, pp. 61 - 64 2000.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
航空写真から得られた千葉大学周辺の反射率を用いたエアロゾル光学的厚さの導出方法を提案した。
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「千葉大学環境リモートセンシング研究センター センサ/大気放射部門 研究報告集第4号 - 衛星データにおける大気補正と大気観測」
朝隈康司, 美濃村満生, 汝飛剣, 大堤新吾
千葉大学環境リモートセンシング研究センター 2000.01
Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
本報告書の趣旨は、大気補正の手法について述べるとともに、その基礎となる大気の光学的性質について明らかにしようとするものである。地表面観測を目的とする衛星データに対しての大気補正では、大気の影響をノイズとして取り扱い、これを取り除くことに主眼が置かれているが、リモートセンシングの目的は地表面の観測のみに限られるものではない。大気補正のプロセスを通じ、衛星データから広域的な大気についての情報を抽出する手法について研究することにも意義がある。
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「MODTRAN,6Sを用いた大気補正における相違点の検討」
朝隈 康司, 美濃村 満生, 久世 宏明, 竹内 延夫
千葉大学環境リモートセンシング研究センター共同利用研究会報告集 第4号, pp. 159 - 166 1999.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
千葉上空の大気補正を目的に、放射伝達コードMODTRANと6Sの相違点を比較検討した
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「プラント施工支援ソフト」
四方信夫, 樋口重雄, 朝隈康司
日立プラント技報 Vol. 16, pp. 19 - 24 1997.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Article, review, commentary, editorial, etc. (other)
プラント施工合理化のため、遺伝的アルゴリズムを用いた自動設計方法を提案した。