Presentations -
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北海道近海・サハリンにおける貝類相研究の現状 International conference
山崎友資・園田武・千葉晋・野別貴博・五嶋聖治
日本貝類学会H22年度大会(名古屋大学) 2010.04
Event date: 2010.04
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
北海道及びその近海の貝類相の全貌をまとめた研究がないため、地域貝類相保全のためにも情報を集約して再検討する必要がある。本研究はサハリン南部を含む北海道近海の貝類相とその特徴について考察した。
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珪藻遺骸を用いた北海道オホーツク海沿岸海跡湖の生態系変動と人間活動の関係解明 International conference
香月興太・瀬戸浩二・園田 武・野村律夫
微古生物学研究発表会(2010 島根大学) 2010.03
Event date: 2010.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
サロマ湖、能取湖から採集したコアサンプル中の珪藻遺骸について微化石分析を行い、数百年スケールの近過去の生態系変動について検討した。
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北海道東部能取湖における近年の環境変化 International conference
齋藤誠・瀬戸浩二・高田裕行・香月興太・園田武・高橋梢・石川哲郎・川尻敏文・渡部貴聴
微古生物学研究発表会(2010 島根大学) 2010.03
Event date: 2010.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
2008年に能取湖で採集したコアサンプルについて、有孔虫化石とCNS分析を行い、湖口開削前後の環境変化について検討した。
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北海道東部能取湖における湖口開削後のマクロベントス群集構造の変遷過程 International conference
園田武・時枝悟志・瀬戸浩二・倉田健悟・高田裕行・山口啓子・香月興太・川尻敏文
汽水域研究会2010年大会(島根県松江市) 2010.01
Event date: 2010.01
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
能取湖は1974年に湖口を人工的に開削して護岸化した。開削前からその後能取湖の湖底環境がどうなってきたのかをマクロベントス特に多毛類群集の構造特性と生態から分析した。
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中海本庄水域における底生生物調査について(予報) International conference
倉田健悟・山口啓子・瀬戸浩二・園田武
汽水域研究会2010年大会(島根県松江市) 2010.01
Event date: 2010.01
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
干拓が中止された中海の本庄水域は干拓堤防を開削して環境復元を図ろうとしている。それら人為的環境改変の効果をマクロベントス群集の調査結果から分析した。
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北海道東部藻琴湖の現世環境と畜産系富栄養化の記録 International conference
瀬戸浩二・高田裕行・園田武・香月興太
汽水域研究会2010年大会(島根県・松江市) 2010.01
Event date: 2010.01
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
網走4湖沼の1つ、藻琴湖において採取したコア堆積物を分析し、藻琴湖と藻琴川流域生態系の環境変遷プロセスを検討した。堆積物表層下100cmで変化があり、特にリン濃度に大きな変化が認められた。
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北海道東部における富栄養化した藻琴湖の現生堆積環境と近年の環境変遷. International conference
瀬戸浩二・高田裕行・香月興太・園田武
日本地質学会2009大会 岡山理科大学 2009.09
Event date: 2009.09
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
北海道オホーツク沿岸には数多くの海跡湖があり、その多くは流域の末端に位置している。したがって海跡湖の湖底堆積物を分析すると過去から現在までの地域生態系の変遷過程を理解し、将来的な環境変化に対する予測や診断に応用できる。本研究では藻琴湖を対象とした調査を行い長さ約2mのコアサンプルを採取した結果を報告した。
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「森・里・海のつながり~網走川水系とオホーツク海」
園田 武
網走西ロータリークラブ第1731回例会講演 2009.03
Event date: 2009.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
網走川水系流域生態系の現状を説明した上で、オホーツク海の豊かさを考えた。アムール川はオホーツク海の豊かさを支える上で非常に重要な役割を果たしているが、流域が抱える問題の本質は網走川でも共通している。したがって、網走川水系流域が抱える問題の解決はオホーツク海全体の環境保全にも価値があると論じた。
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第19回 網走市水産科学センターゼミナール発表 「濁りと沿岸河口域生態系 ~研究の現状について~」網走市水産科学センター 2008.8.6 International conference
園田 武
網走市水産科学センター 2008.08
Event date: 2008.08
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
流域から発生する濁水は沿岸河口域生態系を劣化させ、水生生物斃死確率を高める世界的なリスクの一つである。濁水が水生生物へ及ぼす影響については多くの研究結果があり、それらをまとめたレビューもいくつかある。そこで、それらのレビューをまとめて濁水が水生生物と沿岸河口域生態系へ及ぼす影響について概括した。
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Coastal lagoons, Brackish Waters in Okhotsk region. International conference
園田 武
In: Joint Symposium of the 4th PICES Workshop on the Okhotsk Sea and Adjacent Waters & Okhotsk Practical Learning Open Seminar, "How can we develop resilience of ecosystem and fishery of Okhotsk Sea against global warming. 2008.08
Event date: 2008.08
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
The Sea of Okhotsk is one of lagoon rich region in the world. There are many type, area, depth, and salinity variation in Okhotsk lagoon. There are major 6 lagoons around Abashiri city, and they are very important local fisheries basement. So,it is urgent that to study about the effect of global warming to local lagoon ecosystem. There are 2 important view to study: (1) comparison between south and north lagoon ecosystem. (2)
comparison betwenn past and present condition of lagoon. Collaborative studies of the Okhotsk lagoons are needed. -
知床沿岸における潮間帯の無脊椎動物相及びその季節変化 International conference
千葉晋・園田武・五嶋聖治・野別貴博
平成19年度 知床世界自然遺産生態系調査報告会(環境省・札幌) 2008.03
Event date: 2008.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
オホーツク海の南端に位置する知床半島は、2005年7月に世界自然遺産に登録されたが、その沿岸浅海域の動植物相はまったくあきらかにされてこなかった。そこで、潮間帯の無脊椎動物相を解明するための調査を継続的に実施した結果、これまでに85種の生息を確認した。このうち端脚類の2種は日本初記載であり、また新種の可能性のある個体も示唆された。今後も調査を継続し、オホーツク海の生物相解明、生物モニタリングへと発展させていきたい。
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室内飼育実験による硫化水素・無酸素環境下におけるヤマトシジミの殻体への記録 International conference
野原佳織・山口啓子・瀬戸浩二・田村亮一・園田武・川尻敏文・園田武
第15回汽水域研究発表会・中海水産振興シンポジウム 2008(島根大学汽水域研究センター主催・松江市) 2008.01
Event date: 2008.01
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
ヤマトシジミは嫌気代謝を行うことにより、汽水域に起こる高い硫化水素濃度や無酸素水塊に対して耐性を持つことが知られている。本研究では嫌気的環境条件がシジミの殻にどのように記録されるかを実験的に検証し、強い環境ストレスに対応して特異的な成長停止線が形成されることをあきらかにした。
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室内飼育実験による硫化水素・無酸素環境下におけるヤマトシジミの殻体への記録 International conference
野原佳織・山口啓子・瀬戸浩二・田村亮一・園田武・川尻敏文
汽水域研究発表会(島根大学・松江) 2008.01
Event date: 2008.01
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
ヤマトシジミは嫌気代謝を行うことにより、汽水域に起こりうる高い硫化水素濃度や無酸素水塊に対して耐性を持ち、環境変動とストレスへ生理的に適応している。
この様な環境変動や強いストレスが、ヤマトシジミの殻にどのように残っているかを解読できれば、シジミの殻からシジミが生きてきた環境の変化の履歴を推定できる。本研究では室内実験でこのことを検証したところ、硫化水素や無酸素条件下のときにできる成長停止線を判別できる可能性が得られた。 -
生物モニタリングから見た沿岸海跡湖の環境 International conference
園田 武
第5回汽水域水環境研究会(主催・北見工業大学土木工学科)研究発表 2007.12
Event date: 2007.12
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
日本には数多くの沿岸海跡湖が分布しているが、そこにどのような生物が生息し、どのように生きているのかという最も基本的な分類学、生態学、進化生物学的視点からの研究は非常に遅れている。本発表では沿岸海跡湖の生物の特徴と、30年以上に及ぶサロマ湖や能取湖での生物モニタリングの結果から現在の湖沼環境について何が考えられるかを紹介した。
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硫化水素・無酸素環境下におけるヤマトシジミの耐性実験と殻体構造への記録 International conference
野原佳織・瀬戸浩二・田村亮一・園田武・川尻敏文・高田裕行・山口啓子
日本古生物学会2007年年会 大坂市立大学 2007.07
Event date: 2007.07
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
二枚貝の貝殻には、その個体が生息していた環境の様々な条件が反映されることが予想される。仮に特定の水環境条件の指標となるような記録が殻体で確認できれば、貝殻だけの分析から様々な時空間スケールにおける環境の変化状態をも予測可能になる。そこで、汽水域という独特な水環境に生息するヤマトシジミを用いて、室内および野外実験を行い、貝殻の環境指標性を検討した。その結果、塩分や溶存酸素など重要な水質ファクターの変化を読み取ることができる可能性があきらかとなった。
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「オホーツクの暮らしと伝統食品 第3回・第5回講義 シジミと日本人」
園田 武
東京農大オープンキャンパス2007 東京農大カレッジ講座 2007.06
Event date: 2007.06
Language:Japanese
農大カレッジ講座担当分として、一般市民向けにシジミの生物学、漁業、人間との関わりの歴史などについて解説した。「しじみで海をはかる」など価値がないように例えられることもあるが、汽水域生態系において非常に重要な役割を果たしていることを紹介した。
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「能取湖湖口における潮位差海水交換とプランクトン群集変動」
香月興太・瀬戸浩二・園田 武・川尻敏文
東京農業大学現代GPフォーラム・オホーツク地域のアクティビティと実学教育の可能性 2007.02
Event date: 2007.02
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
能取湖は北北東に位置する1つの湖口を通してオホーツク海と連結している。外海水と湖内水は潮の干満により出入りしている。その湖口において水質測定と植物プランクトンの調査を行った。その結果、単位水塊中の珪藻類は水塊交換に1時間遅れて増減を繰り返しており、流速の強弱には関わらず湖水の排出時のあとには際立って増加する傾向があきらかとなった。
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「網走湖におけるシジミの硫化水素・無酸素環境耐性実験 -生残率と殻への記録-」
野原佳織・瀬戸浩二・田村亮一・園田 武・川尻敏文・山口啓子・高田裕行
東京農業大学現代GPフォーラム・オホーツク地域のアクティビティと実学教育の可能性 2007.02
Event date: 2007.02
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
網走湖は底層が無酸素・高塩分、表層が有酸素・低塩分の水塊の二層構造が特徴である。重要な水産資源であるヤマトシジミは常に底層の無酸素水の影響を受ける可能性があり、網走湖底層水に対するシジミの具体的な反応、体各部(殻、軟体部など)への記録の有無などを具体的に調べることは非常に有意義でである。そこで、本研究では野外実験を行ってあきらかにすることを目的としている。
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「網走周辺5湖における水質と底質の特徴―2005年一斉調査の予報」
瀬戸浩二・山口啓子・倉田健悟・高田裕行・園田 武・川尻敏文・前川公彦
東京農業大学現代GPフォーラム・オホーツク地域のアクティビティと実学教育の可能性 2007.02
Event date: 2007.02
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
網走周辺には我が国を代表する沿岸海跡湖が数多く分布している。本調査ではそれらのうちサロマ湖、能取湖、網走湖、藻琴湖、濤沸湖の5湖沼において2005年9・10月に水質、底質、底生動物に関する大規模一斉調査を実施し、10年前、もしくはそれ以前の調査結果と比較検討して、最近の環境変化や現状についてあきらかにすることを目的としている。
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「北海道網走湖に記録された過去100年間の環境変化」
瀬戸浩二・高田裕行・香月興太・園田 武・佐藤高晴・坂井三郎・川尻敏文
東京農業大学現代GPフォーラム・オホーツク地域のアクティビティと実学教育の可能性 2007.02
Event date: 2007.02
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
網走湖の湖底堆積物は環境変化を記録したレコーダーである。このレコードを高い精度で解読できれば、網走湖・網走川水系、流域の環境の歴史的変化過程を知ることができる。本共同研究は複数の湖底堆積物のコアサンプリングとその解析を行うことを試みている。