Papers - KAMIOKA Miho
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農業・農村の維持・発展における食育・食農教育の役割と可能性 Invited
上岡美保
季刊 栄養教諭 ( 78 ) 14 - 21 2025.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal) Publisher:ジャパンプリント株式会社
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これからの地域創生の要は農業イノベーション(基調論文) Invited
上岡美保
地域づくり 2 - 5 2024.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (other academic) Publisher:一般財団法人 地域活性化センター
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学校給食における地域産・県産の原料調達の現状と課題ー沖縄県学校栄養士を対象とした調査を事例にー Reviewed
上岡美保・田中裕人
農村生活研究 67 ( 1 ) 1 - 10 2023.11
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
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外食産業における地産地消の推進要因の解明 -静岡県「ふじのくに食の都づくり仕事人」を対象として- Reviewed
田中裕人・原 一沙・上岡美保
食農と環境 ( 26 ) 77 - 82 2020.11
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
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これからの日本の食と食料・農業・農村基本計画 Invited
上岡美保
協同組合研究誌「季刊 にじ」 ( 673 ) 24 - 33 2020.09
Language:Japanese Publishing type:Research paper (other academic)
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深化する食農教育活動 Invited
上岡美保
農業と経済 86 ( 7 ) 53 - 62 2020.06
Language:Japanese Publishing type:Research paper (other academic) Publisher:昭和堂
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いま待ったなしに食育と食農教育 Invited
上岡美保
AFC Forum(日本政策金融公庫) 2020 ( 1 ) 11 - 14 2020.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (other academic)
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Clarifying the Structure of Problems in Globally Important Agricultural Heritage System: Focus on the Aso Area in Kumamoto Prefecture. Reviewed
Journal of Rural Community Studies 126 45 - 57 2018.03
Authorship:Lead author Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
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小中学生における食生活及び生活と朝食欠食の関連-新潟県佐渡市を事例として- Reviewed
上岡美保,田中裕人,倉田佑斗
食農と環境 20 59 - 71 2017.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
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飲食店による地産地消の活動意義に関する研究-沖縄県「おきなわ食材の店」の取り組みを事例に- Reviewed
上岡美保,田中裕人,望月洋孝
農村生活研究 59 ( 1 ) 2016.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿は、沖縄県が実施する「おきなわ食材の店」である地産地消取り組みについて、これに参加する飲食店の店主の登録以前の意識と、登録後の意識変化等について明らかにするとともに、AHP分析を適用して、地産地消を実施する上での重要度について解析した。その結果、「おきなわ食材の店」への登録が店主の意識をさらに向上させること、登録後も地産地消の割合を増加させる方向にあること、地産地消を高めるには、量や価格の整備よりも地場産農産物の品質向上が求められている点等が明らかになった。
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地産地消における観光客の意識と課題に関する研究-新潟県佐渡市の観光客を対象に- Reviewed
上岡美保,田中裕人,倉田佑斗
フードシステム研究 22 ( 3 ) 2015.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
離島の地域活性化を促進する中で、「外貨の獲得」の役割を担う観光客及び訪問者の地産地消に対するニーズの分析が欠かせない。本稿では、佐渡市の訪問者を対象として、アンケート調査を実施し、地産地消に対する訪問者のニーズを多変量解析を適用して分析した。
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フェリー利用客における弁当のニーズに関する研究-佐渡産食材の利用を想定した弁当を対象として- Reviewed
間々田理彦・高野麻美・田中裕人・上岡美保
食農と環境 ( 16 ) 127 - 133 2015.10
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿では、新潟港-佐渡両津港間を運航する佐渡汽船乗り場において、乗船客(佐渡市の訪問者)に対し、佐渡市の地場産物を使用した弁当のニーズについて調査を実施し、今後の地産地消型食品開発の方向性について明らかにした。
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都市部における学童期児童の食生活と家庭でのコミュニケーションに関する考察-東京都世田谷区の学童期児童を事例に- Reviewed
上岡美保,伊藤 希
農村研究 ( 121 ) 13 - 27 2015.09
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
東京都都市部の学童期児童を対象に食生活及び生活に関するアンケート調査を実施した。学年が上がるにつれて食生活や生活に消極的になっている状況や毎日が充実している児童は、食生活も充実しているとともに、家庭でのコミュニケーションがしっかりととれており、日常のストレスも少ない傾向にあった。
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The Study of consciousness of organic agricultural farmer for management and fufure policy Reviewed
№14 47 - 58 2014.09
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
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農家レストラン経営者の情報発信における意識に関する研究 Reviewed
古谷未来,田中裕人,上岡美保
農村研究 ( 119 ) 34 - 44 2014.09
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿は、関東地域の農家レストランの店主を対象とししたアンケート調査を実施した。農家レストランに関する実態を明らかにすると共に、農家レストラン経営者が農家レストランを通じて発信できる情報に関する意識を明らかにすることを目的とした。具体的には、因子分析を適用して、農家レストラン経営者の潜在的意識を解明した。古谷未来・田中裕人・上岡美保。共同研究につき担当分抽出不可能。pp.34-44.
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佐渡市における観光資源に対する訪問者の評価 Reviewed
田中裕人,上岡美保
食農と環境 10 174 - 180 2012.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿は、新潟県佐渡市の訪問者を対象として、佐渡市の観光資源について、訪問前の期待と訪問後の評価を行い、両者を比較した。また、体験したことがある体験メニューと今後体験したいメニューも比較を行った。田中裕人・上岡美保。共同研究につき担当分抽出不可能。pp.174-180.
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CVMを適用した入島税に関する経済評価-新潟県佐渡市を対象として- Reviewed
田中裕人,間々田理彦,上岡美保
食農と環境 10 168 - 173 2012.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿は、CVMを適用して、新潟県佐渡市において入島税を仮想的に導入した場合の支払意志額の計測を行った。その結果、入島税に関する支払意志額の平均値は644円と推定された。田中裕人・間々田理彦・上岡美保。共同研究につき担当分抽出不可能。pp.168-173.
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佐渡市における地域活性化策に関する住民の評価 Reviewed
望月洋孝,田中裕人,上岡美保
農村研究 ( 115 ) 82 - 98 2012.09
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿は、佐渡市を対象とした地域活性化策に関する住民評価を行った者である。本研究は2段階の調査を実施した。第1段階では自由回答形式により、地域活性化のアイディアを出して頂いた。第2段階では、出されたアイディアに対して、「効果の大きさ」「実行のしやすさ」「住民参加の可能性」について、5段階評価を行った。望月洋孝・田中裕人・上岡美保。共同研究につき担当分抽出不可能。pp.82-98.
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教育者の視点からみた食育推進の効果と期待に関する研究 Reviewed
上岡美保,吉田昂平
日本食育学会誌 6 ( 3 ) 273 - 283 2012.07
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究では、東京都内の保育士・小・中・高等学校の教員等を対象として、食育推進に期待する事、食育推進に必要な事項等について、アンケート調査を実施した。調査結果のデータを、多変量解析を用いて分析し、各教育ステージにおいて重要な食育推進について明らかにした。
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佐渡市における観光産業活性化に関する訪問者の意識調査 Reviewed
望月洋孝, 田中裕人, 上岡美保, 間々田理彦
農村研究 ( 114 ) 35 - 45 2012.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿は、佐渡市における観光産業を対象として、活性化のために必要な取組を明らかにすることを目的とした。そこで、佐渡市の訪問者に対して、観光の活性化に対する複数の項目について5段階評価を行った。その結果を基にして因子分析を行い、佐渡市の観光活性化に関する潜在的特徴を明らかにした。望月洋孝・田中裕人・上岡美保・間々田理彦。共同研究につき担当分抽出不可能。pp.35-45.
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バイオエタノール原料イネ生産の継続要因に関する研究-新潟県JAえちご上越を事例として- Reviewed
田中裕人,間々田理彦,田島祥美,上岡美保
農村研究 ( 112 ) 1 - 11 2011.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿の目的は、バイオエタノール原料イネの生産に関する継続の要因を分析することである。原料イネの生産に関する問題点としては、原料イネの価格が安い、補助金が少ないという回答が多かった。田中裕人・間々田理彦・田島祥美・上岡美保。共同研究につき担当分抽出不可能。pp.1-11.
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わが国の食料自給率向上とその効果について考える(総説) Invited
上岡美保
日本食生活学会誌 21 ( 3 ) 173 - 178 2010.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
わが国の食料自給率向上の可能性について、消費者の視点から食料消費構造の変化を地域性に着目して主成分分析し、食料消費構造の地域性が失われつつある点を明らかにするとともに、食料自給率を向上するための方策を検討し、食料自給率が向上した場合の効果についても言及した。
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The Nutritional Knowledge,Food Habits, and Attitudes toward Health in University Students Reviewed
4 ( 4 ) 213 - 221 2010.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
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An Analysis of the Information Disseminated by the Restaurants Registered with the Green Lnterns Reviewed
( 111 ) 13 - 21 2010.09
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
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ビオトープ作り体験ツアーに関する支払意志額の推定-新潟県佐渡市の訪問者を対象として- Reviewed
田中裕人・間々田理彦・望月洋孝・野口敬夫・上岡美保
東京農業大学農業経済学会『農村研究』第110号 2010.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究は、佐渡市の観光客を対象として、CVMを適用し、ビオトープ作り体験ツアーの実施に関する支払意志額の推定を行ったものである。その結果、一人一回あたりの参加費は、平均値WTPが3,152円、中央値WTPは1,872円となった。
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沖縄の食生活変化と長寿についての意識に関する分析-那覇市第一牧志公設市場でのアンケート調査を中心に- Reviewed
上岡美保・田中裕人・望月洋孝・間々田理彦・野口敬夫・岩本博幸
『農村研究』第110号,東京農業大学農業経済学会 2010.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究は、沖縄の食生活と長寿に焦点を当て、その変化と沖縄県人の食に対する意識について分析したものである。まず、沖縄を含む全国10地域の「家計調査」の食料消費支出額データを用いて、日本における沖縄の食料消費の位置づけを明確にした。また、那覇市第一牧志公設市場の店主を対象としたアンケートを実施し、沖縄の食生活の変遷と長寿等についてその結果をまとめた。
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新聞記事件数からみた食育関連情報と食育活動の推移 Reviewed
上岡美保・田中裕人
『日本食育学会誌』第3巻4号,日本食育学会 3 ( 4 ) 325 - 334 2009.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究は、新聞記事検索を利用して、食育及びそれに関連するキーワードを検索し、食育関連の記事件数の推移を時系列で把握するとともに、テキストマイニングの手法を用い、それら食育関連記事の内容の変化について分析した。
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「食生活指針」からみた食生活の特徴に関する分析-静岡県富士宮市を事例に- Reviewed
上岡美保,越 あゆみ
『食農と環境』実践総合農学会 ( 6 ) 99 - 108 2009.06
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
静岡県富士宮市の市民を対象に、バイオマスや食生活に関するアンケート調査を実施した。食生活に関する項目では、「食生活指針」の詳細項目について、自信の食生活を5段階で診断してもらう質問を行った。そのデータを用いて、食育を積極的に推進している富士宮市民の食生活の特徴を明らかにした。
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「冬期湛水水田の実施要因に関する分析-宮城県蕪栗沼・周辺水田を対象として-」 Reviewed
田中裕人・熱海幾哉・上岡美保
『農村研究』東京農業大学農業経済学会,第108号 ( 108 ) 22 - 29 2009.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究では、ラムサール条約湿地に登録されている宮城県蕪栗沼・周辺水田を対象として、冬期湛水水田の実施要因について分析を行った。冬期湛水水田を実施している目的は、営農面だけではなく、生物多様性の保全にも寄与するからである。分析手法としては、ロジットモデルを適用した。
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食育推進における地域の課題とその効果に関する研究 Reviewed
上岡美保,田中裕人
『農村生活研究』日本農村生活学会 52 ( 1 ) 2 - 11 2008.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
福島県会津坂下町でのアンケート調査結果を用いて、食育に関わる地域の各主体がそれぞれ実践すべきことは何かを明らかにするとともに、共分散構造分析の一つであるMIMICモデルを用いて、住民が食育に期待する効果と各主体での実践項目がどのように関わるかについて分析した。
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トキの野生復帰に向けた環境保全型農業の活動団体の取り組みと課題 -新潟県佐渡市のトキの田んぼを守る会を対象として- Reviewed
田中裕人・上岡美保・岩本博幸
『農村研究』 ( 106 ) 57 - 67 2008.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
佐渡市では、2008年にトキの野生復帰を目的として試験放鳥が行われる予定になっている。本研究は、新潟県佐渡市の環境保全型農業を実践している生産者団体を対象に、聞き取り調査を行い、そのデータをもとにAHP分析を用い、生産者の意識と取り組みの課題について考察した。
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石垣市轟川流域の赤土等流出防止対策に関する住民の評価 Reviewed
田中裕人,上岡美保
『農村研究』 ( 105 ) 15 - 24 2007.09
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究は、石垣市の赤土等の流出を防止する対策について、CVMを適用して経済評価を行ったものである。赤土等の流出を防止する対策は、営農対策と土木対策がある。CVMでは、これらの対策により、赤土等の流出を1年間に1ヘクタールあたり5トンに削減することを想定した。計測の結果、石垣市の総支払意志額は約3億円になることを明らかにした。
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わが国の食生活の現状と食育の意義に関する研究 -福島県河沼郡会津坂下町を事例として- Invited Reviewed
上岡 美保
『農林業問題研究』 ( 164 ) 263 - 273 2006.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
福島県会津坂下町で実施した「食育に関するアンケート調査」結果を用いて、現在の農村地域における食生活の現状と問題点、そして食育の意義について多変量解析等を用いて明らかにしている。
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日本の食生活を構造的に分析する Invited
上岡美保
農業と経済 71 ( 12 ) 5 - 15 2005.10
Publishing type:Research paper (other academic) Publisher:昭和堂
2005年6月に「食育基本法」が施行されたことの意義をわが国の食生活の構造的変化の視点から述べる。
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消費者の米選択行動における感覚的属性に関する分析 Reviewed
上岡 美保
『農村研究』 ( 100 ) 105 - 114 2005.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究では、これまで研究対象とされなかった米の食味・食感といった感覚的属性をも踏まえた消費者の米選択行動を定量的方法により明らかにすることを目的としている。コンジョイント分析を用いて分析した結果、消費者の感覚的属性が米購入に大きく影響していること、また、食味を判断する要因についてカテゴリカル回帰を行った結果、「香り」の要素が大きく影響していることが明らかとなった。
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NPO法人による緑化ボランティア養成研修の参加の要因に関する分析 Reviewed
田中裕人,大久保研治,上岡美保
『農村生活研究』日本農村生活学会 48 ( 2 ) 6 - 16 2004.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本稿の目的は、NPO緑のまちづくり交流協会が実施する緑化ボランティアの参加動機について、テキストマイニングを適用して分析することである。テキストマイニングとは、膨大なテキストデータを利用して、データの傾向を把握する方法である。本稿で明らかになったことは以下の通りである。第一に、「自然」が最も重要なキーワードであった。第二に、女性は社会貢献を行いたいという傾向が現れた。第三に、40歳未満は世界規模の環境問題に関心があり、60歳以上は自分の周囲の環境に関心があることが明らかになった。
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若年齢消費者の食品安全性に対する意識と食品の品質表示に対する購買行動に関する分析 -大学生を対象としたアンケート調査を中心に- Reviewed
上岡 美保
『農村研究』第95号,東京農業大学農業経済学会 2002.09
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
今日のわが国の食生活においては、中食や外食が重要な地位を占めるようになった。それに伴い食品製造業あるいは食品加工業に対する安全性や品質表示への消費者の要求も益々高まっている。このような状況下で本稿では、特に若年齢階層消費者の中でも生活形態が特殊な大学生に焦点を当て、食品の品質表示に対する購買行動について分析した。その結果、食品選択の要因については、個々の生活状況あるいは性別で明確に違いがみられた。また、学生という特殊な生活形態においては、価格の安さが重視されるという結果が得られたが、学生の中でも環境や食に対して関心の強い者の方では、産地表示や栽培方法といった表示を重視する傾向があった。
pp.14-25 -
農家世帯における年齢階層別米消費量に関する分析 Reviewed
上岡 美保
『農村生活研究』 46 ( 3 ) 7 - 15 2002.06
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
全国7地域の農家世帯(1,137世帯)を対象に行った米消費に関するアンケート調査の結果から得られた、世帯当たり米消費量と世帯構成員のデータから、重回帰分析を利用して、農家世帯の年齢階層別米消費量の推計を行った。農家世帯の年齢階層別米消費量は、20歳代でやや落ち込み、40歳代~60歳代で高くなり、70最以上で再び落ち込むという点では、非農家世帯のそれと同様な傾向である。また、農家世帯では、男女とも40歳~60歳代までの年齢階層で他の年齢階層よりも消費量が高くなる。また、40歳以上の年齢階層で、男女とも農外就業者よりも非農外就業者の方が米消費量が多くなっており、農業労働の如何が影響していることが指摘できる。
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農家世帯における米消費の実態と意識に関する研究 Reviewed
上岡美保,井上洋一
『農村研究』 ( 94 ) 83 - 94 2002.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
全国7地域の農家世帯(1,137世帯)を対象に行った米消費に関するアンケート調査の結果から、農家世帯の米消費の実態を把握するとともに、米消費に対する農家世帯の意識について検討した。その結果、農家の米消費量は、非農家のそれの約2倍の米を消費していること、兼業が進化するほど米消費量が少なくなる傾向があること、年齢的な特徴として、高年齢階層世帯になるほど、米消費量が多いことが特徴である。また、米消費に関する意識については、農家世帯は有名産地よりも地元産へのこだわりが強いこと、米取得方法として、自給以外に「親戚・知人・友人」等の縁故米が重要な地位にあること等がわかった。
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「戦後日本における食料需要の構造変化に関する計量経済学的研究(博士論文)」
上岡 美保
東京農業大学 2001.03
Language:Japanese Publishing type:Thesis (other)
本研究は、戦後日本における食料需要の構造変化について計量経済学的手法を用いて分析したものである。近年では、食料需要の変化要因としての経済的要因の重要性が弱まっているとされる中で、特に年齢やコーホートといったデモグラフィック要因に着目して分析した。
従来の需要関数にデモグラフィック要因を説明変数に加えて分析を行った結果、決定係数の改善と、その係数の大きさから世帯主年齢が食料消費に及ぼす効果が、所得や価格よりも高いことが明らかとなった。また、1980年代以降の食料消費構造について、デモグラフィック要因に着目した主成分分析を行った結果、時系列的には全ての年齢階層で、食生活は「伝統的」なものから「洋風的」なものへと変化し、かつ消費形態は「内食型」から「中・外食型」へと変化していた。ただし、古いコーホートほど、加齢に伴っても過去に経験した「伝統的」食生活がその後の食生活にも強く残存していることが明らかであり、特に戦前生まれと戦後生まれのコーホート間では、明らかに食料消費変化に大きな差異が確認された。 -
世帯主年齢階層からみた食料需要構造分析 Reviewed
上岡 美保
『2000年度日本農業経済学会論文集』日本農業経済学会 151 - 153 2000.01
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
食料需要構造の変化を世帯主年齢やコーホートの視点からみる目的で、世帯主年齢階層別時系列の品目別食料消費支出データに主成分分析を適用した。分析結果から、全年齢階層及び全コーホートで「食生活」は日本型から洋風型へと変化し、「食料消費形態」は内食中心から中・外食中心へと変化していた。しかしその根底においても、1940年代生まれのコーホートを境にそれより古いコーホートでは、加齢に伴っても過去に経験した日本型の食生活習慣を根強く残している傾向がみられた。
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デモグラフィック要因からみた家計食料需要分析 Reviewed
上岡 美保
『1999年度日本農業経済学会論文集』日本農業経済学会 272 - 277 1999.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
近年、食料消費の変化要因としての所得は成熟段階にあるといわれている。本研究は所得・価格に嗜好要因の代用指標として、世帯規模・世帯主年齢・コーホートを説明変数に加えた需要関数モデルを設定した。計測結果から、デモグラフィック要因が食料消費に与える影響は①家族周期に伴う各世帯の構成員の変化によって食料消費が決定される。②同じ時代環境下で同様な経験をしたことが各コーホートの食料消費にも反映している。③若年齢・新しいコーホートでは家庭内で調理を必要とする食材的品目の消費から乖離している傾向にある。高年齢・古いコーホートほど伝統的食品の消費が多いことが明らかとなった。
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わが国の食生活変化と食料の安定確保 Reviewed
清水昂一,上岡美保
『農村研究』 ( 88 ) 81 - 93 1999.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
わが国の豊かな食生活の背景は食料供給の多くを海外輸入に依存し、輸出競争力に乏しいわが国農業の衰退を促進している。その結果、食料自給率の低迷が問題とされている。本研究はわが国食料自給のあり方を、食生活変化とともに低下した食料自給という実態面と、食料の安全保障としての食料自給という今後の方向性の2点に着目し考察した。
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家計における食料消費構造の変化に関する分析 Reviewed
上岡 美保
『1998年度日本農業経済学会論文集』日本農業経済学会 85 - 90 1998.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
高度経済成長以降今日までの家計における食料消費の長期変化について、従来から指摘されてきた「洋風化」「多様化」「成熟化」「外部化」といった特徴が現在も継続しているか否か、またそれ以外の特徴があるかを多変量分析によって計量的に明確化することを目的に分析を行った。主成分分析及びクラスター分析を用いた結果、家計の食料消費は「洋風型食料品目」と「伝統型食料品目」が消費される中で「多様化指向」「加工品指向」「基本的指向」「健康的指向」の4方向を有し、特に前2者の指向が時間の経過と共に強まっていることが明らかとなった。
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世帯主年齢階層別食料消費構造の変化 Reviewed
上岡 美保
『農村研究』 ( 87 ) 82 - 92 1998.09
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究は、わが国の食料消費構造の変化を世帯主の年齢に着目して分析した。明らかとなった点は次のとおりである。まず、家庭内食料消費の動向は、時系列的には全ての年齢階層で主食費の減少と外食費の増加がみられる。特に、若い年齢階層では内食から中食・外食へシフトしている。また、主成分分析法を適用した結果、わが国の食料消費構造変化の規定要因として従来から指摘されているような「量」と「質」の変化が全ての年齢階層で確認された。「質」の変化から、わが国の食料消費構造は、30~64歳の壮年層によって規定されること、またそれ以外の29歳以下の階層及び65歳以上の階層は、それぞれの年齢階層特有の構造を持つことが確認された。
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「日本における食料需要及び家庭内食料消費の構造変化に関する計量経済学的分析(修士論文)」
上岡 美保
東京農業大学 1998.03
Language:Japanese Publishing type:Thesis (other)
わが国における食料需要と家庭内での食料消費の構造変化について計量経済学的手法を用いて分析を試みた。
まず、需要関数分析及び主成分分析の結果から、わが国の高度経済成長以降の食生活は、1970年代を境に食料消費の構造変化が存在したことが認められた。また主成分分析の結果、わが国の食料需要及び食料消費の構造は、「量的変化」と「質的変化」の2要因で規定されるという結果が得られた。加えて、クラスター分析を試みたところ、1960年代以降のわが国の食料消費の特徴は、「洋風型食品」と「伝統型食品」という消費の中でも、さらには「多様化指向」「加工食品指向」「基本的指向」「健康的指向」という潜在的特徴が存在することが明らかとなった。 -
わが国食料需要の時系列的推移と構造変化 Reviewed
上岡 美保
『1997年度 農業経済学会論文集』日本農業経済学会 273 - 278 1997.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
昭和30年から平成6年までの40年間の食料需要構造の 変化を時系列的に明らかにするために統計的手法を用い て分析した結果、食料需要の質的変化について3つの期 間に区分することができた。そのそれぞれを特徴づける ことによって、わが国の食生活が「洋風化」と表される ような一つの流れの中で「伝統的食品選好型」の食料需 要形態から「嗜好品選好型」そして「畜産物選好型」のそれへと変化してきたことが把握された。
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栄養成分量視点からみた食料需要分析 Reviewed
上岡 美保
『農経研究報告』 ( 28 ) 72 - 85 1997.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
わが国の食生活が特に変化したとされる、高度経済成 長以降の食料需要構造の変化を栄養成分量(供給量べー ス)に注目し、時系列分析を行うと同時に日本型食生活 が今後どう変化するかについても検討した。その結果、 総供給熱量と所得の関係からオイルショックを境にその 需要形態に構造変化が存在し、それが脂質供給熱量と炭 水化物供給熱量の構造変化によってもたらされたことが 明らかとなった。
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日本における食料消費構造の変化に関する分析 Reviewed
上岡 美保
『農村生活研究』日本農村生活学会 40 ( 3 ) 13 - 19 1996.01
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
昭和40年から平成4年までの28年間における食料需要 構造の変化を明らかにする目的から、主要な食料品目に 主成分分析法を適用し、時間の経過とともに食料需要に どのような特徴があるかを考察した。その結果、オイル ショックを境にその前後で食の「洋風化」や「多様化」 に違いがあることが明確化された。同時に同期間を所 得水準によって期間区分し所得水準に対応した食料需要 構造の変化についても考察を加えた。