講演・口頭発表等 - 岩槻 健
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オルガノイド培養法を用いた内胚葉由来センサー細胞の研究 招待あり
岩槻 健
第14回 岐阜薬科大学機能性健康食品研究講演会 2023年12月
開催年月日: 2023年12月
記述言語:日本語
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味を感じる味細胞:そのルーツと驚くべき機能 招待あり
岩槻 健
日本官能評価学会2023年大会 2023年11月 日本官能評価学会
開催年月日: 2023年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(基調)
開催地:東京
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Studies of endoderm-derived chemosensory cells using organoid culture system 招待あり 国際会議
岩槻健
第20回国際シンポジウム「味覚嗅覚の分子神経機構」 2023年11月
開催年月日: 2023年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岡山
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Generation and characterization of non-human primate tuft cells using pancreatic duct organoid culture system 招待あり 国際会議
The 19th International Symposium on Molecular and Neural mechanisms of Taste and Olfactory Perception 2023年03月
開催年月日: 2023年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Okayama
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味覚受容による生体応答〜オルガノイドを用いた評価 招待あり
岩槻 健
第18回日本食品免疫学会学術大会(JAFI 2022) 2022年11月 日本食品免疫学会
開催年月日: 2022年11月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:東京
近年、消化管上皮には口腔内の味細胞と性質が似た“味細胞様細胞”が2種類存在し、それぞれが化学センサーとして機能していることが明らかとなっている。味細胞様細胞の一方は、甘味受容体を発現しグルコースなどに応答しホルモンを分泌する内分泌細胞であり、もう一方は、異物を認識し排除する機能を有するtuft細胞であることが知られている。
Tuft細胞は小腸、胃、大腸などの消化管以外にも、消化管の付属器官である膵臓や胆嚢、そして呼吸器にも存在することが分かっている。興味深いことに、tuft細胞は味覚受容に必要な甘味・うま味受容体や苦味受容体、そして受容体以下のシグナル伝達分子であるGNAT3やTRPM5などを発現している。しかしながら、各組織における特異的リガンドや、組織特異的な機能については分かっていないことが多い。そこで、消化管やその付属器官からオルガノイドを作製し、tuft細胞の組織特異的な生体防御機能について調べることを目的とした。
味細胞や味細胞様細胞を研究する上で留意するべき点は、動物種によって味覚受容体の種類や特異性が異なることである。ヒトとげっ歯類では苦味受容体の数が大きく異なることや、アミノ酸に対する受容体の特異性が異なることが報告されている。このことから、我々はヒトとより近い味覚受容システムを有するサルをモデル動物として研究を進めたいと考え、ニホンザルから各種オルガノイドを作製し解析している。
本講演では、消化管および膵管オルガノイドを用いたtuft細胞の化学受容研究が、霊長類の生体防御研究にどのように結びつくかを、これまでの研究を紐解きながら解説した。 -
消化器オルガノイドを用いた科学感覚研究 招待あり
岩槻 健
第6回感覚フロンティア研究シンポジウム 2022年10月 感覚フロンティア研究会
開催年月日: 2022年10月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:大阪大学
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オルガノイド培養による味細胞様細胞の研究 招待あり
岩槻 健
日本栄養・食糧学会 北海道支部シンポジウム 2022年10月 日本栄養・食糧学会 北海道支部
開催年月日: 2022年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
開催地:札幌
我々は、消化管およびその付属器に、味覚受容体や味覚受容関連分子を発現する味細胞様細胞が存在することを着目し、進化の過程で消化管に存在していた栄養素や危険物質に対するセンサー細胞が各臓器に配置されたと仮説を立て研究している。これまでに、内胚葉由来組織には2種類の味細胞様細胞が存在することが知られている。1つは消化管や膵臓に存在する内分泌細胞で、甘味受容体やグルコーストランスポーターを発現し、甘味物質に応答する。もう一方はTuft細胞と呼ばれ、消化管や気管において寄生虫や異物の侵入を察知してそれらの除去に働くことが知られている。いずれの味細胞様細胞も存在比率が低く、センサー細胞としての機能解析は始まったばかりである。我々は、霊長類であるサルから消化管および膵管オルガノイドを作製し、Tuft細胞への分化誘導系を構築し、細胞分化の際にどのような変化が起こるかを免疫組織化学染色およびトランスクリプトーム解析により調べている。これまで、小腸においてTuft細胞がアセチルコリン合成酵素(CHAT)を発現し、アセチルコリンを分泌することで抗菌ペプチドが分泌される可能性を示唆してきた。また、サル膵臓オルガノイドをTuft細胞へ分化誘導した後、どのような化学物質に反応するのか探索中である。今回の講演では、これら我々の取り組みと研究の展望を紹介した。
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Generation and characterization of endoderm-derived chemosensory cells from non-human primates 招待あり 国際会議
岩槻 健
International Symposium on Affective Science and Engineering 2022 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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霊長類消化管オルガノイド単層培養系の構築とヒト菌体成分に対する応答の解析
有永 理峰, 稲葉 明彦, 田中 啓介, 今井 啓雄, 山根 拓実, 大石 祐一, 岩槻 健
日本農芸化学会2022年度大会 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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霊長類膵管オルガノイドを用いたtuft細胞の新たな生体防御機構の解明 国際会議
坂口 恒介、稲葉 明彦、山根 拓実、大石 祐一、今井 啓雄、岩槻 健
日本農芸化学会2022年度大会 2022年03月
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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消化器における栄養素と危険物のセンサー 招待あり 国際会議
岩槻 健
第107回 日本栄養・食糧学会関東支部シンポジウム 2021年10月
開催年月日: 2021年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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オルガノイド培養用法を用いた消化器味センサー細胞の機能解析 招待あり 国際会議
岩槻 健
第30回日本バイオイメージング学会学術集会 公開講座 味と匂いのバイオイメージング 2021年09月
開催年月日: 2021年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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サル小腸オルガノイドを用いた内分泌細胞誘導系の確立 国際会議
有永理峰、稲葉明彦、今井啓雄、佐藤幸治、山根拓実、大石祐一、岩槻健
第75回日本栄養・食糧学会大会 2021年07月
開催年月日: 2021年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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アルミニウム含有食品添加物で誘導されるアレルギーと腸管上皮細胞死の解析 国際会議
若林あや子、大脇敦子、岩槻健、田中啓介、長田康考、西山康裕、松根彰志、森田林平
第75回日本栄養・食糧学会大会 2021年07月
開催年月日: 2021年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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霊長類膵管オルガノイドを用いたtuft細胞分化誘導系の開発 国際会議
坂口恒介、中嶋ちえみ、稲葉明彦、今井啓雄、山根拓実、大石祐一、岩槻健
第75回日本栄養・食糧学会大会 2021年07月
開催年月日: 2021年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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霊長類味センサー細胞の培養とその利用 招待あり 国際会議
岩槻健
感覚研究コンソーシアム 2021年05月
開催年月日: 2021年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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サル膵管オルガノイド作製とTuft細胞への分化誘導系の確立 国際会議
坂口恒介,中嶋ちえみ,稲葉明彦,石井栞,熊谷孝太郎,佐藤晃司,今井啓雄,山根拓実,大石祐一,岩槻健
日本農芸化学会大会 2021年03月
開催年月日: 2021年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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Afamin-Wnt3a CMは霊長類消化管オルガノイドの細胞分化をサポートする
有永理峰,岡村真子,山本咲也香,トゥープティアンラットナパッーソン,稲葉明彦,今井啓雄,山根拓実,大石祐一,岩槻健
2021年03月 日本農芸化学会大会
開催年月日: 2021年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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オルガノイド培養法を用いた 消化管センサー細胞の機能解析 招待あり 国際会議
岩槻健
麻布大学ー東京農業大学共同プロジェクト 2020年12月
開催年月日: 2020年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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オルガノイド培養法を用いた 内胚葉由来臓器の機能解析 国際会議
岩槻健
創薬科学セミナー 2020年11月
開催年月日: 2020年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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ヒトとネズミの間には -ネズミはチーズが本当に好きか?- 招待あり
岩槻健
日本味と匂学会大会 2020年10月 日本味と匂学会
開催年月日: 2020年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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オルガノイド培養法を用いた おいしさの研究 -おいしさセンサー構築へのチャレンジ- 招待あり 国際会議
岩槻健
おいしさ研究部会 2019年11月
開催年月日: 2019年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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オルガノイド培養法を用いた 消化管、味蕾、膵臓研究 招待あり 国際会議
岩槻健
金沢医大セミナー 2019年10月
開催年月日: 2019年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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Generation of endocrine cells using organoid culture system 招待あり 国際会議
岩槻健
第18回国際シンポジウム「味覚嗅覚の分子神経機構」 2019年10月
開催年月日: 2019年10月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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オルガノイド培養系を用いた 内胚葉由来組織の研究 -消化管、味蕾、膵臓- 招待あり 国際会議
岩槻健
新しいゲノム編集技術によるヒト疾患モデルマウスの効率的作製 2019年07月
開催年月日: 2019年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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味や危険物を検知する細胞 -消化管上皮細胞と味蕾細胞- 招待あり 国際会議
岩槻健
NITE共催シンポジウム 2019年07月
開催年月日: 2019年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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味蕾オルガノイド-おいしさのセンサー細胞- 招待あり
岩槻健
Ifia/HFE2019 2019年05月 Ifia/HFE
開催年月日: 2019年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
開催地:ビックサイト
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Generation of a taste organoid from non-human primate 国際会議
Ken Iwatsuki1, Hiroo Imai2, Yuzo Ninomiya3, 4, Peihua Jiang4, Koji Sato5, Takumi Yamane1, Yuichi Oishi1
ECRO meeting 2018年09月
開催年月日: 2018年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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オルガノイド培養系を用いた味蕾及び消化管の機能解析 招待あり 国際会議
岩槻健
実験病理組織技術研究会 2017年06月
開催年月日: 2017年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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末梢から脳を育てる:うま味感受性細胞作出の試み 国際会議
岩槻健
うま味研究会公開シンポジウム 2017年06月
開催年月日: 2017年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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味幹細胞培養系の確立 招待あり 国際会議
Ken Iwatsuki
第94回日本生理学会大会 2017年03月
開催年月日: 2017年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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霊長類味蕾オルガノイド培養系の確立 国際会議
岩槻健、難波みつき、熊木竣佑、大木淳子、今井啓雄、山根拓実、大石祐一
日本農芸化学会2017年度大会 2017年03月
開催年月日: 2017年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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消化管および味蕾三次元培養システムの構築と機能解析 招待あり 国際会議
岩槻健
食香粧研究会シンポジウム 2016年12月
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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Opening the door to a new era of taste research 招待あり 国際会議
Ken Iwatsuki, Peihua Jiang
The 15th International Symposium on Molecular and Neural Mechanisms of Taste and Olfactory Perception 2016年12月
開催年月日: 2016年12月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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Introducing 3D culture system in taste and GI research 招待あり 国際会議
Ken Iwatsuki
Seoul Taste Meeting 2016 2016年11月
開催年月日: 2016年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
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味細胞研究のパラダイムシフト〜味蕾幹細胞の同定と味覚研究への応用〜
岩槻 健
第58回歯科基礎医学会学術大会 2016年08月
開催年月日: 2016年08月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:札幌
高齢化社会を迎える今,美味しく食べて健康を保つ事は誰もが願う事である.美味しさは五感により感知されるが,中でも味細胞が中心的な役割を担っている.味細胞は,消化管の上皮細胞と同様に再生を繰り返す細胞であり,その個体の生涯を通じて味細胞を再生し続ける味蕾幹細胞が存在する事は分かっていた.近年,消化管幹細胞の研究とともに飛躍的に進んだ味蕾幹細胞研究について紹介した。
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消化管オルガノイドを用いた新たな消化管栄養素受容細胞の解析
岩槻 健
第70回日本栄養・食糧学会大会 2016年05月 第70回日本栄養・食糧学会大会
開催年月日: 2016年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:神戸
これまでに、味細胞と発生上の共通点が多い内分泌細胞について詳細に調べられ、内分泌細胞には甘味受容体とインクレチンが発現する事が明らかになっている。しかしながら、苦味受容体をはじめとする他の味覚受容体がどの細胞に発現しているかは明らかになっていない。本研究では、新たな消化管幹細胞培養系であるオルガノイド培養を用いて、内分泌細胞以外にも栄養センサー細胞が存在するかを調べたので報告した。
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シンポジウム:消化管研究の最前線”三次元培養法を用いた消化管の機能解析”オルガノイド培養系を用いた味蕾および消化管の機能解析
岩槻 健
2016年度日本農芸化学会大会 2016年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2016年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌
味細胞の幹細胞はこれまで同定されていなかったため、環境要因として何が幹細胞に必要なのか分からなかった。我々は、味幹細胞の推定領域にWnt関連分子の多くが発現している事を見出した。そこで、オルガノイド培養法を用いて味蕾幹細胞の培養を試み、消化管オルガノイドとの形態学的違いや、抗体の染色性の違いなどについて論じた。
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消化管上皮幹細胞および味蕾幹細胞の三次元培養
岩槻 健
Hindgut Club Japan 2015 2015年12月 Hindgut Club Japan
開催年月日: 2015年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
本発表では、新しく開発された消化管の三次元培養(オルガノイド培養)法について解説し、同培養方法を使った消化管機能解析について最近のデータを紹介した。また、その応用として新たな味幹細胞培養系にも触れ、実際に全ての系列の味細胞に分化する培養系ができた事を紹介した。
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「オルガノイド培養系を用いた消化管生体モデルの導入」
岩槻 健
日本味と匂学会 第49回大会 2015年09月 日本味と匂学会
開催年月日: 2015年09月 - 2016年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜
消化管は様々な機能を有しているが、適当なin vitroモデルが少ないため、これまで消化管機能の研究はがん細胞由来の細胞を用いる事が多い。しかし、生体内と必ずしも同様の結果が得られていない。最近になり、三次元培養系(オルガノイド培養系)が開発され、生体に近い状態で消化管細胞が得られるようになった。我々は、先行研究を参考に腸管オルガノイド、そして消化管の派生物である味細胞のオルガノイドを作製したので紹介した。
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霊長類T1R1およびT1R2抗体の作製 国際会議
小松さゆり,中安亜希,大島永心,新藤壮剛,今井啓雄,伯川美穂,杉山宗太郎,綾部時芳,中村公則,山根拓実,大石祐一,岩槻健
日本農芸化学会大会 2012年03月
開催年月日: 2012年03月 - 2021年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)